98 / 157
97話 紅の女
しおりを挟む
ラナたちを鋭く睨みながら、いつでも撃てる状態になった赤い拳銃を構えるリンディア。
その全身からは、ただならぬ殺気が漂っている。
対する二人はというと。
ラナは刃が波打った剣と巨大化した手を、ミストはクナイとステッキを、それぞれ構えている。
「アンタら……二人まとめて地獄に落としてあげるわよー」
リンディアは低い声を発し、直後、拳銃の引き金を引いた。
光が飛ぶ。
宙に華麗な線を描く。
「ミストは下がり! うちがやる!」
「はい」
ラナがミストの前に出る。そして、巨大化した右手を前に出す。その大きな手のひらで、リンディアの拳銃から放たれた光の弾丸を、すべて防いだ。
しかし、防御によって生まれた隙を突いて、リンディアはラナへ接近していた。
拳銃で攻撃することが狙いではなかったようだ。
「ふっ!」
ラナに急接近したリンディアは、その足を振り上げる。
「くっ」
蹴りは何とか防いだラナ。
しかし、短い声を漏らしている。
「まだまだいーくわよー」
リンディアは再び蹴りを繰り出す。
ラナは、リンディアの蹴りを防ぐことで精一杯だ。今のリンディアは、運動神経が良いラナですら反撃できないほどに、隙のない動きをしている。
接近戦を繰り広げる二人の後ろにいるミストは、クナイとステッキを構えたまま、様子を窺っている。恐らく、リンディアに隙が生まれるのを待っているのだろう。
だがリンディアに隙はない。
それに、彼女の瞳は、ぶつかり合うラナだけではなく、ミストのことも見ている。
「リンディア凄い……! ねぇ、ベルンハルト」
「そうか?」
「だって、二対一でも負けそうにないのよ。凄いことじゃないかしら」
私は純粋に感動しているのだが、ベルンハルトは真顔のまま。
「凄く……ない?」
彼があまりに真顔のままだから、少し不安になってしまって、私は弱めに問う。自分の考えに、自信がなくなってきたのである。
暫し沈黙。
その後、彼は述べる。
「……そうだな。確かに凄い」
静かな声だった。
「そうだった。今のうちに、アスターの状態を確認しよう」
「そ、そうね! そうだわ!」
おっと、アスターのことを失念していた。
そうだ。今は彼の容態を確認することが大切なのだ。もうしばらくこのまま放置しておいて大丈夫なのか、確認してみなくては。
「けど、私は知識がないわ。ベルンハルト、一人で確認できる?」
「当然だ」
「私は何をしたらいい?」
「何もしなくていい。ただ、狙われないよう僕の近くにいろ」
やはり私は役に立てない。
そんな思いが、胸を痛くする。
「……役立たずはもう嫌なの。私にできることを言って」
「ない」
「どうして!」
「怪我人に触れるのは、貴女の役目ではない」
ベルンハルトは、ポケットから透明の手袋を取り出し、手に装着する。そして、アスターに触れていた。
「……アスターさんは私の従者よ。何もしてあげられないなんて……」
「貴女は、自分の身を護っていればそれでいい」
「そんな……!」
「余計なことをするな。下手に動いて敵に襲われては面倒だ」
ベルンハルトの声は静かなものだった。とても静かな調子で、しかも、非常に落ち着いている。
落ち着いている彼が傍にいてくれるおかげで、私は狼狽えずに済んでいる——そういう意味では、彼はありがたい存在だ。
ただ、少し冷たくも見えるけれど。
「……そうね。その通りだわ」
彼は冷たくも見える。
しかし、言っていることは事実だ。
力のない者がやみくもに動いたところで、被害が拡大するだけ。それならば、動かない方が良い。不必要に動かなければ、取り敢えず、今より悪い状況に陥ってしまうことは避けられるから。
私とベルンハルトがそんな風に話している間も、リンディアとラナらの戦闘は続いていた。
「邪魔よー」
しばらく空いてそちらを見た時、ちょうど、リンディアの蹴りがラナに突き刺さる瞬間だった。
リンディアの蹴りは威力があるようで、ラナの体が後方へ大きく飛ぶ。
「隙あり、です」
蹴りを放った後、リンディアの動きが少し止まった瞬間に、ミストはクナイを投げる。リンディアは、それを、射撃によって落とした。
「そーんなおっそい攻撃で、ちょーしに乗ってんじゃないわよー」
なぜそんな芸当ができるのか、不思議で仕方ない。
ただ一つ確かに分かることは、リンディアの腕が確かだということ。
彼女は自信家で、自分の強さに誇りを持っている。そして、時折ではあるが、それを自慢してくる。
能力のない者ほど小さなことをいちいち自慢すると言うが、彼女の場合はそうではない。
自慢はするが、伴った能力をちゃんと持っている。
それがリンディアだ。
「次はアンタよー」
先ほどの蹴りでラナの動きが少し止まった。そのため、リンディアは意識をミストへと移す。
「……わたしですか」
「大人しくやられてちょーだい」
ミストの顔つきが固くなる。
それとは対照的に、リンディアの口元には笑みが浮かんでいた。
「そうですね」
ひとまとめにした赤い髪をなびかせながら、ミストへ接近するリンディア。
対するミストは、リンディアの拳銃を持っている手にステッキの先を向ける。
「そんな夢があれば良いですね」
刹那、リンディアが持っていた拳銃が吹っ飛んだ。
手を離れた拳銃は、宙を舞い、床へ落下する。
一体何が起きたというのか。私はその現象がちっとも理解できなかった。今この胸は、何がどうなってこうなったのか、という疑問に埋め尽くされている。
「な——」
リンディアの口元から笑みが消えた。
「では、さようなら」
ミストの瞳は冷たい光を帯びている。
数秒後、ミストはクナイを振る。
後退してかわす時間はないと判断したのか、リンディアは腕で防御。
「——っ!」
「非効率的な人ですね」
クナイはリンディアの腕を傷つけた。
「終わっていただきます」
リンディアへステッキを向けるミスト。
その双眸には、真剣な色が滲んでいる。
「ちょーしに乗るんじゃないわよー」
「もちろん、気は抜きません」
向けられたステッキの先を、リンディアは回し蹴る。ミストはステッキを落としはしなかったが、ほんの少しバランスを崩す。
そんなこんなで、リンディアとミストの戦いはまだ続くのだった——。
その全身からは、ただならぬ殺気が漂っている。
対する二人はというと。
ラナは刃が波打った剣と巨大化した手を、ミストはクナイとステッキを、それぞれ構えている。
「アンタら……二人まとめて地獄に落としてあげるわよー」
リンディアは低い声を発し、直後、拳銃の引き金を引いた。
光が飛ぶ。
宙に華麗な線を描く。
「ミストは下がり! うちがやる!」
「はい」
ラナがミストの前に出る。そして、巨大化した右手を前に出す。その大きな手のひらで、リンディアの拳銃から放たれた光の弾丸を、すべて防いだ。
しかし、防御によって生まれた隙を突いて、リンディアはラナへ接近していた。
拳銃で攻撃することが狙いではなかったようだ。
「ふっ!」
ラナに急接近したリンディアは、その足を振り上げる。
「くっ」
蹴りは何とか防いだラナ。
しかし、短い声を漏らしている。
「まだまだいーくわよー」
リンディアは再び蹴りを繰り出す。
ラナは、リンディアの蹴りを防ぐことで精一杯だ。今のリンディアは、運動神経が良いラナですら反撃できないほどに、隙のない動きをしている。
接近戦を繰り広げる二人の後ろにいるミストは、クナイとステッキを構えたまま、様子を窺っている。恐らく、リンディアに隙が生まれるのを待っているのだろう。
だがリンディアに隙はない。
それに、彼女の瞳は、ぶつかり合うラナだけではなく、ミストのことも見ている。
「リンディア凄い……! ねぇ、ベルンハルト」
「そうか?」
「だって、二対一でも負けそうにないのよ。凄いことじゃないかしら」
私は純粋に感動しているのだが、ベルンハルトは真顔のまま。
「凄く……ない?」
彼があまりに真顔のままだから、少し不安になってしまって、私は弱めに問う。自分の考えに、自信がなくなってきたのである。
暫し沈黙。
その後、彼は述べる。
「……そうだな。確かに凄い」
静かな声だった。
「そうだった。今のうちに、アスターの状態を確認しよう」
「そ、そうね! そうだわ!」
おっと、アスターのことを失念していた。
そうだ。今は彼の容態を確認することが大切なのだ。もうしばらくこのまま放置しておいて大丈夫なのか、確認してみなくては。
「けど、私は知識がないわ。ベルンハルト、一人で確認できる?」
「当然だ」
「私は何をしたらいい?」
「何もしなくていい。ただ、狙われないよう僕の近くにいろ」
やはり私は役に立てない。
そんな思いが、胸を痛くする。
「……役立たずはもう嫌なの。私にできることを言って」
「ない」
「どうして!」
「怪我人に触れるのは、貴女の役目ではない」
ベルンハルトは、ポケットから透明の手袋を取り出し、手に装着する。そして、アスターに触れていた。
「……アスターさんは私の従者よ。何もしてあげられないなんて……」
「貴女は、自分の身を護っていればそれでいい」
「そんな……!」
「余計なことをするな。下手に動いて敵に襲われては面倒だ」
ベルンハルトの声は静かなものだった。とても静かな調子で、しかも、非常に落ち着いている。
落ち着いている彼が傍にいてくれるおかげで、私は狼狽えずに済んでいる——そういう意味では、彼はありがたい存在だ。
ただ、少し冷たくも見えるけれど。
「……そうね。その通りだわ」
彼は冷たくも見える。
しかし、言っていることは事実だ。
力のない者がやみくもに動いたところで、被害が拡大するだけ。それならば、動かない方が良い。不必要に動かなければ、取り敢えず、今より悪い状況に陥ってしまうことは避けられるから。
私とベルンハルトがそんな風に話している間も、リンディアとラナらの戦闘は続いていた。
「邪魔よー」
しばらく空いてそちらを見た時、ちょうど、リンディアの蹴りがラナに突き刺さる瞬間だった。
リンディアの蹴りは威力があるようで、ラナの体が後方へ大きく飛ぶ。
「隙あり、です」
蹴りを放った後、リンディアの動きが少し止まった瞬間に、ミストはクナイを投げる。リンディアは、それを、射撃によって落とした。
「そーんなおっそい攻撃で、ちょーしに乗ってんじゃないわよー」
なぜそんな芸当ができるのか、不思議で仕方ない。
ただ一つ確かに分かることは、リンディアの腕が確かだということ。
彼女は自信家で、自分の強さに誇りを持っている。そして、時折ではあるが、それを自慢してくる。
能力のない者ほど小さなことをいちいち自慢すると言うが、彼女の場合はそうではない。
自慢はするが、伴った能力をちゃんと持っている。
それがリンディアだ。
「次はアンタよー」
先ほどの蹴りでラナの動きが少し止まった。そのため、リンディアは意識をミストへと移す。
「……わたしですか」
「大人しくやられてちょーだい」
ミストの顔つきが固くなる。
それとは対照的に、リンディアの口元には笑みが浮かんでいた。
「そうですね」
ひとまとめにした赤い髪をなびかせながら、ミストへ接近するリンディア。
対するミストは、リンディアの拳銃を持っている手にステッキの先を向ける。
「そんな夢があれば良いですね」
刹那、リンディアが持っていた拳銃が吹っ飛んだ。
手を離れた拳銃は、宙を舞い、床へ落下する。
一体何が起きたというのか。私はその現象がちっとも理解できなかった。今この胸は、何がどうなってこうなったのか、という疑問に埋め尽くされている。
「な——」
リンディアの口元から笑みが消えた。
「では、さようなら」
ミストの瞳は冷たい光を帯びている。
数秒後、ミストはクナイを振る。
後退してかわす時間はないと判断したのか、リンディアは腕で防御。
「——っ!」
「非効率的な人ですね」
クナイはリンディアの腕を傷つけた。
「終わっていただきます」
リンディアへステッキを向けるミスト。
その双眸には、真剣な色が滲んでいる。
「ちょーしに乗るんじゃないわよー」
「もちろん、気は抜きません」
向けられたステッキの先を、リンディアは回し蹴る。ミストはステッキを落としはしなかったが、ほんの少しバランスを崩す。
そんなこんなで、リンディアとミストの戦いはまだ続くのだった——。
0
あなたにおすすめの小説
「地味ブス」と捨てられた私、文化祭の大型スクリーンで王子様の裏の顔を全校生に配信します
スカッと文庫
恋愛
「お前みたいな地味女、引き立て役にもならないんだよ」
眼鏡にボサボサ頭の特待生・澪(みお)は、全校生徒が見守る中、恋人だった学園の王子・ハルトから冷酷に捨てられた。
隣には、可憐な微笑みを浮かべる転校生・エマ。
エマの自作自演により「いじめの犯人」という濡れ衣まで着せられ、学園中から蔑まれる澪。
しかし、彼女を嘲笑う者たちはまだ知らない。
彼女が眼鏡の奥に、誰もが平伏す「真実の美貌」と、学園さえも支配できる「最強の背景」を隠していることを――。
「……ねぇ、文化祭、最高のステージにしてあげる」
裏切りへのカウントダウンが今、始まる。
スクリーンの裏側を暴き、傲慢な王子と偽りのヒロインを奈落へ突き落とす、痛快・学園下剋上ファンタジー!
遺産は一円も渡さない 〜強欲な夫と義実家に捨てられた私、真の相続人と手を組み全てを奪い返す~ (全10話)
スカッと文庫
恋愛
「お前の価値なんて、その遺産くらいしかないんだよ」
唯一の肉親だった祖父を亡くした夜、夫の健一と義母から放たれたのは、あまりにも無慈悲な言葉だった。
四十九日も待たず、祖父が遺した1億2000万円の遺産をアテに贅沢三昧を目論む夫。だが、彼には隠し通している「裏切り」があった――。
絶望の淵に立たされた由美の前に現れたのは、亡き祖父が差し向けた若き凄腕弁護士・蓮。
「おじい様は、すべてお見通しでしたよ」
明かされる衝撃の遺言内容。そして、強欲な夫たちを地獄へ叩き落とすための「相続条件」とは?
虐げられてきた妻による、一発逆転の遺産争奪&復讐劇がいま幕を開ける!
皆様ありがとう!今日で王妃、やめます!〜十三歳で王妃に、十八歳でこのたび離縁いたしました〜
百門一新
恋愛
セレスティーヌは、たった十三歳という年齢でアルフレッド・デュガウスと結婚し、国王と王妃になった。彼が王になる多には必要な結婚だった――それから五年、ようやく吉報がきた。
「君には苦労をかけた。王妃にする相手が決まった」
ということは……もうつらい仕事はしなくていいのねっ? 夫婦だと偽装する日々からも解放されるのね!?
ありがとうアルフレッド様! さすが私のことよく分かってるわ! セレスティーヌは離縁を大喜びで受け入れてバカンスに出かけたのだが、夫、いや元夫の様子が少しおかしいようで……?
サクッと読める読み切りの短編となっていります!お楽しみいただけましたら嬉しく思います!
※他サイト様にも掲載
【完結】傷物令嬢は近衛騎士団長に同情されて……溺愛されすぎです。
朝日みらい
恋愛
王太子殿下との婚約から洩れてしまった伯爵令嬢のセーリーヌ。
宮廷の大広間で突然現れた賊に襲われた彼女は、殿下をかばって大けがを負ってしまう。
彼女に同情した近衛騎士団長のアドニス侯爵は熱心にお見舞いをしてくれるのだが、その熱意がセーリーヌの折れそうな心まで癒していく。
加えて、セーリーヌを振ったはずの王太子殿下が、親密な二人に絡んできて、ややこしい展開になり……。
果たして、セーリーヌとアドニス侯爵の関係はどうなるのでしょう?
セレナの居場所 ~下賜された側妃~
緑谷めい
恋愛
後宮が廃され、国王エドガルドの側妃だったセレナは、ルーベン・アルファーロ侯爵に下賜された。自らの新たな居場所を作ろうと努力するセレナだったが、夫ルーベンの幼馴染だという伯爵家令嬢クラーラが頻繁に屋敷を訪れることに違和感を覚える。
見た目は子供、頭脳は大人。 公爵令嬢セリカ
しおしお
恋愛
四歳で婚約破棄された“天才幼女”――
今や、彼女を妻にしたいと王子が三人。
そして隣国の国王まで参戦!?
史上最大の婿取り争奪戦が始まる。
リュミエール王国の公爵令嬢セリカ・ディオールは、幼い頃に王家から婚約破棄された。
理由はただひとつ。
> 「幼すぎて才能がない」
――だが、それは歴史に残る大失策となる。
成長したセリカは、領地を空前の繁栄へ導いた“天才”として王国中から称賛される存在に。
灌漑改革、交易路の再建、魔物被害の根絶……
彼女の功績は、王族すら遠く及ばないほど。
その名声を聞きつけ、王家はざわついた。
「セリカに婿を取らせる」
父であるディオール公爵がそう発表した瞬間――
なんと、三人の王子が同時に立候補。
・冷静沈着な第一王子アコード
・誠実温和な第二王子セドリック
・策略家で負けず嫌いの第三王子シビック
王宮は“セリカ争奪戦”の様相を呈し、
王子たちは互いの足を引っ張り合う始末。
しかし、混乱は国内だけでは終わらなかった。
セリカの名声は国境を越え、
ついには隣国の――
国王まで本人と結婚したいと求婚してくる。
「天才で可愛くて領地ごと嫁げる?
そんな逸材、逃す手はない!」
国家の威信を賭けた婿争奪戦は、ついに“国VS国”の大騒動へ。
当の本人であるセリカはというと――
「わたし、お嫁に行くより……お昼寝のほうが好きなんですの」
王家が焦り、隣国がざわめき、世界が動く。
しかしセリカだけはマイペースにスイーツを作り、お昼寝し、領地を救い続ける。
これは――
婚約破棄された天才令嬢が、
王国どころか国家間の争奪戦を巻き起こしながら
自由奔放に世界を変えてしまう物語。
過労薬師です。冷酷無慈悲と噂の騎士様に心配されるようになりました。
黒猫とと
恋愛
王都西区で薬師として働くソフィアは毎日大忙し。かかりつけ薬師として常備薬の準備や急患の対応をたった1人でこなしている。
明るく振舞っているが、完全なるブラック企業と化している。
そんな過労薬師の元には冷徹無慈悲と噂の騎士様が差し入れを持って訪ねてくる。
………何でこんな事になったっけ?
婚約破棄すると言われたので、これ幸いとダッシュで逃げました。殿下、すみませんが追いかけてこないでください。
桜乃
恋愛
ハイネシック王国王太子、セルビオ・エドイン・ハイネシックが舞踏会で高らかに言い放つ。
「ミュリア・メリッジ、お前とは婚約を破棄する!」
「はい、喜んで!」
……えっ? 喜んじゃうの?
※約8000文字程度の短編です。6/17に完結いたします。
※1ページの文字数は少な目です。
☆番外編「出会って10秒でひっぱたかれた王太子のお話」
セルビオとミュリアの出会いの物語。
※10/1から連載し、10/7に完結します。
※1日おきの更新です。
※1ページの文字数は少な目です。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年12月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、番外編を追加投稿する際に、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる