1 / 1
離婚しよう、と言われてしまいました……。
しおりを挟む
「悪いがもう離婚しよう」
そう告げられたのは、夫婦となってから一年も経たないある晴れた日のことだった。
結婚する前、彼は、私にいつも寄り添ってくれていた。よく温かい言葉をかけてくれたし、いつも見守ってくれていた。けれども彼は変わってしまって。いつの間にか彼は私を好きでなくなってしまったみたいだ。
「なぜ?」
「もっと好きな人ができたんだ。それだけのことだよ」
薄々気づいていた。
最近やたらと外出が多かったから。
「分かりました。ではそうしましょう」
「物分かりが良くて助かるよ」
その後私たちは離婚することとなった。
私はできれば別れたくなかった。今も彼への想いが残っているから。けれども、もはや彼の心を取り戻すことはできないと、それも分かっている。彼はもう他の女性に惚れ込んでしまったのだ、私が何をしてもきっと無駄だろう。
離婚後、彼は好きな人と結ばれたそうだ。
子どももすぐにできたという。
ただ、幸福な時間が永遠であったかというとそうではなく、二人目の子が生まれた直後悲劇が起こったそうだ。
長男と彼が近所の広場へ遊びに行っている時、自宅に不審者が侵入。それを目撃した女性は通報を試みるのだが、それによって焦った不審者によって彼女は殺されてしまったそうだ。所持していた刃物でひと突き、落命してしまったとのことだ。また、その場に居合わせた次男も、不審者に殺められてしまったそうである。
もっとも、私にはもう関係のないことなのだけれど。
◆終わり◆
そう告げられたのは、夫婦となってから一年も経たないある晴れた日のことだった。
結婚する前、彼は、私にいつも寄り添ってくれていた。よく温かい言葉をかけてくれたし、いつも見守ってくれていた。けれども彼は変わってしまって。いつの間にか彼は私を好きでなくなってしまったみたいだ。
「なぜ?」
「もっと好きな人ができたんだ。それだけのことだよ」
薄々気づいていた。
最近やたらと外出が多かったから。
「分かりました。ではそうしましょう」
「物分かりが良くて助かるよ」
その後私たちは離婚することとなった。
私はできれば別れたくなかった。今も彼への想いが残っているから。けれども、もはや彼の心を取り戻すことはできないと、それも分かっている。彼はもう他の女性に惚れ込んでしまったのだ、私が何をしてもきっと無駄だろう。
離婚後、彼は好きな人と結ばれたそうだ。
子どももすぐにできたという。
ただ、幸福な時間が永遠であったかというとそうではなく、二人目の子が生まれた直後悲劇が起こったそうだ。
長男と彼が近所の広場へ遊びに行っている時、自宅に不審者が侵入。それを目撃した女性は通報を試みるのだが、それによって焦った不審者によって彼女は殺されてしまったそうだ。所持していた刃物でひと突き、落命してしまったとのことだ。また、その場に居合わせた次男も、不審者に殺められてしまったそうである。
もっとも、私にはもう関係のないことなのだけれど。
◆終わり◆
0
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします
二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位!
※この物語はフィクションです
流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。
当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。
結婚から数ヶ月が経った頃、夫が裏でこそこそ女性と会っていることを知りました。その話はどうやら事実のようなので、離婚します。
四季
恋愛
結婚から数ヶ月が経った頃、夫が裏でこそこそ女性と会っていることを知りました。その話はどうやら事実のようなので、離婚します。
本を返すため婚約者の部屋へ向かったところ、女性を連れ込んでよく分からないことをしているところを目撃してしまいました。
四季
恋愛
本を返すため婚約者の部屋へ向かったところ、女性を連れ込んでよく分からないことをしているところを目撃してしまいました。
番が1人なんて…誰が決めたの?
月樹《つき》
恋愛
私達、鳥族では大抵一夫一妻で生涯を通して同じ伴侶と協力し、子育てをしてその生涯を終える。
雌はより優秀な遺伝子を持つ雄を伴侶とし、優秀な子を育てる。社交的で美しい夫と、家庭的で慎ましい妻。
夫はその美しい羽を見せびらかし、うっとりするような美声で社交界を飛び回る。
夫は『心配しないで…僕達は唯一無二の番だよ?』と言うけれど…
このお話は小説家になろう様でも掲載しております。
地獄の業火に焚べるのは……
緑谷めい
恋愛
伯爵家令嬢アネットは、17歳の時に2つ年上のボルテール侯爵家の長男ジェルマンに嫁いだ。親の決めた政略結婚ではあったが、小さい頃から婚約者だった二人は仲の良い幼馴染だった。表面上は何の問題もなく穏やかな結婚生活が始まる――けれど、ジェルマンには秘密の愛人がいた。学生時代からの平民の恋人サラとの関係が続いていたのである。
やがてアネットは男女の双子を出産した。「ディオン」と名付けられた男児はジェルマンそっくりで、「マドレーヌ」と名付けられた女児はアネットによく似ていた。
※ 全5話完結予定
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる