75 / 209
74話「ウタの小さな過ち」
しおりを挟む
帰りの自動運転車の中、私はウィクトルと隣り合って座り、何とも言えない気分でいた。
シャルティエラは私に対しては敵意を抱いていないようだったけれど、最後の発言だけは不気味さ満点で。語彙力不足で上手く言い表せないが、いまだにおかしな気分のままだ。
「力に屈し従属の道を選んだ男……」
車窓から街並みをぼんやり眺めつつ、意味もなく呟く。
その時、ウィクトルが視線をこちらへ向けた。
琥珀色の爬虫類を思わせる双眸が、私をじっと見つめている。
「何を言っている? ウタくん」
「あ……ご、ごめんなさい。独り言なんて……」
「いや、それはいい。ただ、少し様子がおかしい気がしてな。茶会で何かあったのか?」
う……バレてる……。
明らかになったら困る事柄を抱えているわけではない。しかし、こうもぴったりなことを言われていると、心を読まれているみたいな気分になってドキリとせずにはいられなかった。
「その……」
「何か言いたいことが?」
「シャルティエラさんたち、やっぱり、少しおかしいと思うの」
いきなりこんなことを言うのもどうかと思いはした。だが、彼が言うよう促してくれたから、取り敢えず考えを告げてみることにした。
「成婚パレード、私とウィクトルが呼ばれているのは、やっぱり変よ。お茶している時のシャルティエラさんの話から考えても……不自然だわ」
赤青黄三色の信号機なるものに阻まれ、車は一時停車。
「やはり、何かあったのか」
ウィクトルは私の話を聞く気でいてくれている様子。だから私は、シャルティエラがしていた話の内容を明かした。話すのは正直あまり気が進まなかったけれど。
「彼女がそのようなことを? ……では、やはり、ウタくんは参加しない方向で考えた方が良いかもしれないな」
そんなことを述べつつ、ウィクトルは考え込むかのように握った拳を口もとへ添える。
「ウィクトルも……参加は見送った方がいいんじゃない?」
「私が?」
「脅すつもりではないけれど、ウィクトルが何かに巻き込まれる可能性だってあるわ。彼女はフリントを憎んでいるみたいだったから」
車はまだ止まっている。こんな時に限って、道路が混雑しているみたいだ。急ぎの移動の最中ではないから、まだ良かったけれど。
「だからね、ウィクトルも——」
「いや。私は出る」
私が最後まで言うより早く、彼は断言した。
「今さら『止めたい』などと言うわけにはいかない。君は違うが、私のような身分の者からすれば、一度頷いておきながら変更するなどあり得ないことだ」
いつもは冷淡に見えても心優しい彼だが、今は少し違っていた。
今、彼の口から出る言葉には、優しさなんてものは欠片もない。それどころか、柔らかさすら感じられない。銀の刃を突き付けるような調子。
「案ずるな、ウタくんのことはどうにかする。私だけなら、何かあってもどうにでもなる」
「……ウィクトル、どうして」
「リスクがあるからと逃げれば、その時点で敗者となるだろう。そんなことはできない」
車内の空気が恐ろしいほど冷たくなる。リベルテでもいてくれれば緩和されたのかもしれないが、二人きりの今、この冷ややかな空気をどうにかしてくれる者は存在しない。
「ねぇウィクトル、あのね、そんなに思い詰めること……」
「勝者の下で勝ち続けることでしか生きられない。虚しいものだな、人間は」
どうしてそんなことを言うの?
そう問いたかったけれど、質問する勇気は私にはなかった。
ただ、しばらく傍にいたからこそ、分かることはある。それは、今のウィクトルが明らかにおかしいということ。今の彼は、いつもの彼とは違う。
「ウィクトル……」
「ある意味では、君もそうだろう。理解できないことはないはずだ。君は私の下で生き延びることを選んだ。自由を捨ててでも、生きることを選択したのだろう」
「待って! それは違うわ」
私は思わず叫んだ。
「誤解よ。私は生きるためにウィクトルに従う道を選んだわけじゃないわ」
もし、私を地球から連れ出したのが、ウィクトルでなかったとしたら。それでも私は、その者の傍で大人しく生きてゆくことを選択しただろうか。
否、そんなわけがない。
ウィクトルだったから、私はここまでついてきた。惹かれるところがあったからこそ、彼の近くにいることを選び、今に至っているのだ。
「これだけは言えるわ。ウィクトルだったから、私はこの道を選んだの。それは絶対」
「後からなら何とでも言える」
「そんなことないわ! 私、そんなくだらない嘘はつかないもの!」
喧嘩なんてしたくない。そう思っているのに、つい調子を強めてしまう。それは多分、誤解されたくないと思うから。無駄な争いを起こさないためにも、本当は引くべきだったのだろう。けれど、ここで引いたら永遠に誤解されたままになりそうな気がして。
「……だからウィクトルも、無理に従うことなんてないのよ」
「逆らうのは無理だ」
「望んで忠実であることを選ぶのなら分かるわ。でも……」
「もう止めてくれ!」
ウィクトルは突然鋭く叫んだ。
執拗に言い過ぎたか、と、若干後悔する。でも、もう遅い。
一度砕け散ったカップが元の姿に戻ることはないように、一度冷えきった空気は元には戻らない。叫びを最後に彼は黙り、私も言葉を失って。今ここにあるのは、肌を刺すような静寂のみ。
「……ごめん、なさい。執拗に言い過ぎたわね……」
気まずい空気に耐えきれず、謝っておく。
しかし、車内に音が戻ってくることは、もうなかった。
結局、私たちは気まずい空気のまま宿舎へ戻ることになってしまった。
私が悪かったのだろう。私が、他人のことにまで首を突っ込むような真似をしたから、彼を不快にしてしまった。そして、まともに目を合わせることしかできない、こんな結果になってしまったのだ。
そっとしておくべきだった。
気づいたことは告げるにしても、彼に参加を取り止めるようになんて言うべきではなかった。
私は私の人生を、彼は彼の人生を、近くにいても別々に歩いてゆく。傍にいるような気になっても、それはあくまで物理的な距離。心の距離は分からないものだ。だからこそ、干渉すべきではなかったのだと、今は分かる。
でも、今さら気づいても、もう遅い。
こじれた後の気づきなど、何の意味もないのだから。
共に行けると信じていた。でも、それは間違いだった。生まれも育ちも違う私たちに、隣を歩く運命なんて存在しなかったのだ。手を取り合ってゆけるのだと信じていたけれど、それは、ただ私がそう信じたかっただけのこと。それ以上でもそれ以下でもない。
何とか関係を修復したいと思うが、どうすれば良いのか分からず、私はただ途方にくれるだけ。
シャルティエラは私に対しては敵意を抱いていないようだったけれど、最後の発言だけは不気味さ満点で。語彙力不足で上手く言い表せないが、いまだにおかしな気分のままだ。
「力に屈し従属の道を選んだ男……」
車窓から街並みをぼんやり眺めつつ、意味もなく呟く。
その時、ウィクトルが視線をこちらへ向けた。
琥珀色の爬虫類を思わせる双眸が、私をじっと見つめている。
「何を言っている? ウタくん」
「あ……ご、ごめんなさい。独り言なんて……」
「いや、それはいい。ただ、少し様子がおかしい気がしてな。茶会で何かあったのか?」
う……バレてる……。
明らかになったら困る事柄を抱えているわけではない。しかし、こうもぴったりなことを言われていると、心を読まれているみたいな気分になってドキリとせずにはいられなかった。
「その……」
「何か言いたいことが?」
「シャルティエラさんたち、やっぱり、少しおかしいと思うの」
いきなりこんなことを言うのもどうかと思いはした。だが、彼が言うよう促してくれたから、取り敢えず考えを告げてみることにした。
「成婚パレード、私とウィクトルが呼ばれているのは、やっぱり変よ。お茶している時のシャルティエラさんの話から考えても……不自然だわ」
赤青黄三色の信号機なるものに阻まれ、車は一時停車。
「やはり、何かあったのか」
ウィクトルは私の話を聞く気でいてくれている様子。だから私は、シャルティエラがしていた話の内容を明かした。話すのは正直あまり気が進まなかったけれど。
「彼女がそのようなことを? ……では、やはり、ウタくんは参加しない方向で考えた方が良いかもしれないな」
そんなことを述べつつ、ウィクトルは考え込むかのように握った拳を口もとへ添える。
「ウィクトルも……参加は見送った方がいいんじゃない?」
「私が?」
「脅すつもりではないけれど、ウィクトルが何かに巻き込まれる可能性だってあるわ。彼女はフリントを憎んでいるみたいだったから」
車はまだ止まっている。こんな時に限って、道路が混雑しているみたいだ。急ぎの移動の最中ではないから、まだ良かったけれど。
「だからね、ウィクトルも——」
「いや。私は出る」
私が最後まで言うより早く、彼は断言した。
「今さら『止めたい』などと言うわけにはいかない。君は違うが、私のような身分の者からすれば、一度頷いておきながら変更するなどあり得ないことだ」
いつもは冷淡に見えても心優しい彼だが、今は少し違っていた。
今、彼の口から出る言葉には、優しさなんてものは欠片もない。それどころか、柔らかさすら感じられない。銀の刃を突き付けるような調子。
「案ずるな、ウタくんのことはどうにかする。私だけなら、何かあってもどうにでもなる」
「……ウィクトル、どうして」
「リスクがあるからと逃げれば、その時点で敗者となるだろう。そんなことはできない」
車内の空気が恐ろしいほど冷たくなる。リベルテでもいてくれれば緩和されたのかもしれないが、二人きりの今、この冷ややかな空気をどうにかしてくれる者は存在しない。
「ねぇウィクトル、あのね、そんなに思い詰めること……」
「勝者の下で勝ち続けることでしか生きられない。虚しいものだな、人間は」
どうしてそんなことを言うの?
そう問いたかったけれど、質問する勇気は私にはなかった。
ただ、しばらく傍にいたからこそ、分かることはある。それは、今のウィクトルが明らかにおかしいということ。今の彼は、いつもの彼とは違う。
「ウィクトル……」
「ある意味では、君もそうだろう。理解できないことはないはずだ。君は私の下で生き延びることを選んだ。自由を捨ててでも、生きることを選択したのだろう」
「待って! それは違うわ」
私は思わず叫んだ。
「誤解よ。私は生きるためにウィクトルに従う道を選んだわけじゃないわ」
もし、私を地球から連れ出したのが、ウィクトルでなかったとしたら。それでも私は、その者の傍で大人しく生きてゆくことを選択しただろうか。
否、そんなわけがない。
ウィクトルだったから、私はここまでついてきた。惹かれるところがあったからこそ、彼の近くにいることを選び、今に至っているのだ。
「これだけは言えるわ。ウィクトルだったから、私はこの道を選んだの。それは絶対」
「後からなら何とでも言える」
「そんなことないわ! 私、そんなくだらない嘘はつかないもの!」
喧嘩なんてしたくない。そう思っているのに、つい調子を強めてしまう。それは多分、誤解されたくないと思うから。無駄な争いを起こさないためにも、本当は引くべきだったのだろう。けれど、ここで引いたら永遠に誤解されたままになりそうな気がして。
「……だからウィクトルも、無理に従うことなんてないのよ」
「逆らうのは無理だ」
「望んで忠実であることを選ぶのなら分かるわ。でも……」
「もう止めてくれ!」
ウィクトルは突然鋭く叫んだ。
執拗に言い過ぎたか、と、若干後悔する。でも、もう遅い。
一度砕け散ったカップが元の姿に戻ることはないように、一度冷えきった空気は元には戻らない。叫びを最後に彼は黙り、私も言葉を失って。今ここにあるのは、肌を刺すような静寂のみ。
「……ごめん、なさい。執拗に言い過ぎたわね……」
気まずい空気に耐えきれず、謝っておく。
しかし、車内に音が戻ってくることは、もうなかった。
結局、私たちは気まずい空気のまま宿舎へ戻ることになってしまった。
私が悪かったのだろう。私が、他人のことにまで首を突っ込むような真似をしたから、彼を不快にしてしまった。そして、まともに目を合わせることしかできない、こんな結果になってしまったのだ。
そっとしておくべきだった。
気づいたことは告げるにしても、彼に参加を取り止めるようになんて言うべきではなかった。
私は私の人生を、彼は彼の人生を、近くにいても別々に歩いてゆく。傍にいるような気になっても、それはあくまで物理的な距離。心の距離は分からないものだ。だからこそ、干渉すべきではなかったのだと、今は分かる。
でも、今さら気づいても、もう遅い。
こじれた後の気づきなど、何の意味もないのだから。
共に行けると信じていた。でも、それは間違いだった。生まれも育ちも違う私たちに、隣を歩く運命なんて存在しなかったのだ。手を取り合ってゆけるのだと信じていたけれど、それは、ただ私がそう信じたかっただけのこと。それ以上でもそれ以下でもない。
何とか関係を修復したいと思うが、どうすれば良いのか分からず、私はただ途方にくれるだけ。
0
あなたにおすすめの小説
ギルド回収人は勇者をも背負う ~ボロ雑巾のようになった冒険者をおんぶしたら惚れられた~
水無月礼人
恋愛
私は冒険者ギルド職員ロックウィーナ。25歳の女で担当は回収役。冒険者の落し物、遺品、時には冒険者自体をも背負います!
素敵な恋愛に憧れているのに培われるのは筋肉だけ。
しかし無駄に顔が良い先輩と出動した先で、行き倒れた美形剣士を背負ってから私の人生は一変。初のモテ期が到来です!!
……とか思ってウハウハしていたら何やら不穏な空気。ええ!?
私の選択次第で世界がループして崩壊の危機!? そんな結末は認めない!!!!
※【エブリスタ】でも公開しています。
【エブリスタ小説大賞2023 講談社 女性コミック9誌合同マンガ原作賞】で優秀作品に選ばれました。
異世界の花嫁?お断りします。
momo6
恋愛
三十路を過ぎたOL 椿(つばき)は帰宅後、地震に見舞われる。気付いたら異世界にいた。
そこで出逢った王子に求婚を申し込まれましたけど、
知らない人と結婚なんてお断りです。
貞操の危機を感じ、逃げ出した先に居たのは妖精王ですって?
甘ったるい愛を囁いてもダメです。
異世界に来たなら、この世界を楽しむのが先です!!
恋愛よりも衣食住。これが大事です!
お金が無くては生活出来ません!働いて稼いで、美味しい物を食べるんです(๑>◡<๑)
・・・えっ?全部ある?
働かなくてもいい?
ーーー惑わされません!甘い誘惑には罠が付き物です!
*****
目に止めていただき、ありがとうございます(〃ω〃)
未熟な所もありますが 楽しんで頂けたから幸いです。
サトシ先生は美しき十代の乙女に手を出さない
白神ブナ
恋愛
高校一年一学期から三年三学期まで続く長編です。気になるサブタイトルを見つけて途中からでもお楽しみいただけます。
女子校あるあると、先生あるある、受験あるあるを描く学園恋愛ドラマ。
佐藤サトシは30歳の独身高校教師。
一度は公立高校の教師だったが心が折れて転職し、私立白金女子学園にやって来た。
一年A組の受け持つことになったサトシ先生。
その中の一人、桜井美柑はガチでサトシ先生に恋してしまった。
サトシ先生は、桜井美柑という生徒の存在を意識してしまいつつ、あくまで職務に忠実であろうと必死に適度な距離を保とうとするが……
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
エリート警察官の溺愛は甘く切ない
日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。
両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉
貴方だけが私に優しくしてくれた
バンブー竹田
恋愛
人質として隣国の皇帝に嫁がされた王女フィリアは宮殿の端っこの部屋をあてがわれ、お飾りの側妃として空虚な日々をやり過ごすことになった。
そんなフィリアを気遣い、優しくしてくれたのは年下の少年騎士アベルだけだった。
いつの間にかアベルに想いを寄せるようになっていくフィリア。
しかし、ある時、皇帝とアベルの会話を漏れ聞いたフィリアはアベルの優しさの裏の真実を知ってしまってーーー
宿敵の家の当主を妻に貰いました~妻は可憐で儚くて優しくて賢くて可愛くて最高です~
紗沙
恋愛
剣の名家にして、国の南側を支配する大貴族フォルス家。
そこの三男として生まれたノヴァは一族のみが扱える秘技が全く使えない、出来損ないというレッテルを貼られ、辛い子供時代を過ごした。
大人になったノヴァは小さな領地を与えられるものの、仕事も家族からの期待も、周りからの期待も0に等しい。
しかし、そんなノヴァに舞い込んだ一件の縁談話。相手は国の北側を支配する大貴族。
フォルス家とは長年の確執があり、今は栄華を極めているアークゲート家だった。
しかも縁談の相手は、まさかのアークゲート家当主・シアで・・・。
「あのときからずっと……お慕いしています」
かくして、何も持たないフォルス家の三男坊は性格良し、容姿良し、というか全てが良しの妻を迎え入れることになる。
ノヴァの運命を変える、全てを与えてこようとする妻を。
「人はアークゲート家の当主を恐ろしいとか、血も涙もないとか、冷酷とか散々に言うけど、
シアは可愛いし、優しいし、賢いし、完璧だよ」
あまり深く考えないノヴァと、彼にしか自分の素を見せないシア、二人の結婚生活が始まる。
猫になった悪女 ~元夫が溺愛してくるなんて想定外~
黒猫子猫
恋愛
ディアナは欲深く、夫にも結婚を強いた悪女として知られた女王だ。当然のように人々から嫌われ、夫婦仲は悪く、病に倒れた時も誰も哀しまなかった。ディアナは、それで良かった。余命宣告を受け、自分の幸せを追い求める事などとうに止めた。祖国のためにできる事は全てやった。思うままに生きたから、人生をやり直せると言われても、人間などまっぴらごめんだ。
そして、《猫》になった。日向でのんびりと寝ている姿が羨ましかったからだ。いざ、自堕落な生活をしようと思ったら、元夫に拾われてしまった。しかも、自分が死んで、解放されたはずの彼の様子が妙だ。
あなた、隙あらば撫でようとするの、止めてくれる? 私達は白い結婚だったでしょう。
あなた、再婚する気がないの? 「お前を愛したりしない」って嬉しい事を言ってくれたのは誰よ!
猫になった孤高の女王×妻を失って初めて色々気づいてしまった王配の恋のお話。
※全30話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる