焦って逆ギレしても逆効果ですよ。

四季

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後編

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「何だよその目! 馬鹿にしてんのか! あぁいいよ、ならもう婚約破棄してやる!」
「……原因は貴方の不貞になりますけど」
「何を言いたい?」
「慰謝料の支払いが求められますよ」
「くっ……」

 金髪女性はまだ彼に腕を絡めている。
 私が去ればすぐにでも濃密な関わりを再開しそうだ。

「それでも良いなら私は構いません」
「ふ……ふん! 好きにしろ!」
「そうですか、分かりました。それでは」

 その後婚約破棄が決まった。

 証拠写真もあったため、比較的スムーズに進んだ。

 婚約破棄から数年。
 私はこの国で初となるカメラ屋の女性店主となった。

 毎日はとても忙しい。やることか山積みだ。でも、好きなことに関することだから、充実していると感じている。苦がないわけではないけれど、それでも、この店を開くことができたことを嬉しく思う。

 先日聞いた噂によると。

 かつて婚約者だった彼は、不貞行為で評判を地に落とすことなったそうだ。被害を受けたわけではない者たちからしても印象は悪くなって。皆に信用してもらえなくなったそうだ。

 また、職場の人たちに、毎日ひそひそ話しをされるようになって。
 心を病み退職したそうだ。

 現在は、一年中実家の自室にこもり、何をするでもなくひっそりと暮らしているそうだ。


◆終わり◆
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