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後編
しおりを挟むそれから、まずは、女性が処刑されることとなった。
王女の婚約者をたぶらかした――その罪は小さな罪ではない。この国の未来に関わることだから。この国の大切な部分を壊そうとしたも同然――そんな罪な命はこの国に存在させておくわけにはいかないのだ。
女性は「私の中にはエルブリーズの子がいるのよ!」と主張し、子が腹にいるということを利用して生き延びようとしたが、主張によって対応が変わることはなく、そのまま処刑された。
それを見たエルブリーズは何度も吐いていた。
それから、エルブリーズは、国王からの説教を百時間にわたって受けることとなる。
彼は虚ろな目をしていて。
話なんてとてもまともには聞けないような精神状態であった。
その説教が終わると、彼もまた、処刑された。
ただし、二人の骨は同じ場所へは置かず。
エルブリーズのものは国内のまともな墓地へ入れられたが、女性のものは王都から遠く離れた十年ほど前までごみ置き場だった場所に埋められた。
ちなみに私はというと。
エルブリーズと結ばれるのは無理になったので、親が認めた人の中から数名と会ってみて、結婚する相手を決めた。
おっとりした餅のような彼とはとても気が合って。
今も毎日穏やかに楽しく過ごせている。
◆終わり◆
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