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前編
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私は神の力の一部を分け与えられた女。
見た目はただの人間でしかない。
けれどもこの身には特殊な力が宿っている。
それは、私を傷つける者をこれでもかというくらい痛い目に遭わせるという、まるで悪魔の化身であるかのような力だ。
けれどこの力は絶対的なもので。
これまで私を傷つけた者は皆例外なくこの力の餌食となった。
五歳の頃私を虐めていた近所の同年代の女の子たちはある日を境に次々と命を落としていったし、十代中盤に私の悪口を言い広めた女の子は怪しいおじさんに連れ去られ数年監禁された後に従わなかったからというだけの理由で理不尽に殺害された。
もちろんこれだけじゃない。
それ以外にも似たような事例はいくつもあった。
けれど、私のこの力に気づく者はおらず。
それゆえ被害者も絶えることがない。
◆
「俺、お前との婚約は破棄することにしたから。妹さんに乗り換えるわ」
「ごめんなさいねっお姉様! 私のほうが気に入られちゃったみたい! 申し訳ないけれど、これからは私が彼の妻として生きていくのよ!」
二十歳になった春、婚約者ルトベスと私の妹が二人で私のところへやって来た。
で、そんなことを言ってきた。
見た目はただの人間でしかない。
けれどもこの身には特殊な力が宿っている。
それは、私を傷つける者をこれでもかというくらい痛い目に遭わせるという、まるで悪魔の化身であるかのような力だ。
けれどこの力は絶対的なもので。
これまで私を傷つけた者は皆例外なくこの力の餌食となった。
五歳の頃私を虐めていた近所の同年代の女の子たちはある日を境に次々と命を落としていったし、十代中盤に私の悪口を言い広めた女の子は怪しいおじさんに連れ去られ数年監禁された後に従わなかったからというだけの理由で理不尽に殺害された。
もちろんこれだけじゃない。
それ以外にも似たような事例はいくつもあった。
けれど、私のこの力に気づく者はおらず。
それゆえ被害者も絶えることがない。
◆
「俺、お前との婚約は破棄することにしたから。妹さんに乗り換えるわ」
「ごめんなさいねっお姉様! 私のほうが気に入られちゃったみたい! 申し訳ないけれど、これからは私が彼の妻として生きていくのよ!」
二十歳になった春、婚約者ルトベスと私の妹が二人で私のところへやって来た。
で、そんなことを言ってきた。
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