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本好きを理由に婚約破棄されてしまいました。
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私、アウエイオは、本屋の娘で大の本好き。
小さい頃から親しんでいたということもあって、周りの女性たちが恋やら何やらに必死になってからも、私だけは本を読むことに夢中だった。現実にはないことも本の世界でなら感じ楽しめる。そんな世界が私は大好きなのだ。
そんな私も年頃になり、親が決めた人と婚約。
しかし、本好きを受け入れてもらえなかった。
「本好きの女なんて可愛げがない。婚約は破棄させてもらう」
婚約者はそう言って、私に別れを告げた。
その後、私は実家に帰り、本屋の手伝いをするようになる。最初はお客さんから尋ねられたりすることが少し苦痛でもあったが、段々慣れて、次第に積極的に関わっていけるようになった。そうすると評価も上がって。本好きの仲間も自然に増えていった。
そして、父親の引退を機に、店を継いだ。
一方元婚約者はというと、あの後、彼に惚れた女性と結婚したらしい。だが、女性が彼に惚れたふりをしているのは演技で、実はただの資産狙いだったそうだ。騙された彼は資産をほとんどを奪われることとなったそうだ。また、彼は、騙されたことに怒った親から勘当を言い渡されたらしい。
◆終わり◆
小さい頃から親しんでいたということもあって、周りの女性たちが恋やら何やらに必死になってからも、私だけは本を読むことに夢中だった。現実にはないことも本の世界でなら感じ楽しめる。そんな世界が私は大好きなのだ。
そんな私も年頃になり、親が決めた人と婚約。
しかし、本好きを受け入れてもらえなかった。
「本好きの女なんて可愛げがない。婚約は破棄させてもらう」
婚約者はそう言って、私に別れを告げた。
その後、私は実家に帰り、本屋の手伝いをするようになる。最初はお客さんから尋ねられたりすることが少し苦痛でもあったが、段々慣れて、次第に積極的に関わっていけるようになった。そうすると評価も上がって。本好きの仲間も自然に増えていった。
そして、父親の引退を機に、店を継いだ。
一方元婚約者はというと、あの後、彼に惚れた女性と結婚したらしい。だが、女性が彼に惚れたふりをしているのは演技で、実はただの資産狙いだったそうだ。騙された彼は資産をほとんどを奪われることとなったそうだ。また、彼は、騙されたことに怒った親から勘当を言い渡されたらしい。
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