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理不尽に婚約破棄されましたので、実家へ帰って仲良く暮らします。
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「君よりずっと魅力的な女性を見つけたので、君との婚約は破棄させてもらう。悪いな」
私は婚約者アンダンソンから一方的に婚約破棄された。
「あの、いきなり過ぎて意味が分からないのですが……」
「うるさいなぁ! さっさとどこか行けよ!」
「……はい、分かりました。もう二度と現れません」
その後私は実家へ帰った。
ちなみに、家には両親と独身の姉が暮らしている。
事情を説明すると、三人全員が理解を示してくれた。
「変な男だな。そんなやつのことはもう無視しろ。家にいればいい」
「そうよ。お母さんが面倒みてあげるわ」
「可愛い妹だもの! 一緒にいてくれるならそれが一番よ!」
私はこうして家族四人で幸せに暮らした。
ちなみに、アンダンソンはというと、私との婚約を破棄してから愛する女性にプロポーズしたらしい。しかし女性はアンダンソンのことを本当に愛していたわけではなかったようで、拒否されてしまったそうだ。愛し合っていると思っているのはアンダンソンだけだったのだ。
その事実に耐えられなくなったアンダンソンは、ある日の夕暮れ時、散歩に出掛けると言って出ていったきり戻らなくて。数日後近くの山で亡骸になって発見されたそうだ。
◆終わり◆
私は婚約者アンダンソンから一方的に婚約破棄された。
「あの、いきなり過ぎて意味が分からないのですが……」
「うるさいなぁ! さっさとどこか行けよ!」
「……はい、分かりました。もう二度と現れません」
その後私は実家へ帰った。
ちなみに、家には両親と独身の姉が暮らしている。
事情を説明すると、三人全員が理解を示してくれた。
「変な男だな。そんなやつのことはもう無視しろ。家にいればいい」
「そうよ。お母さんが面倒みてあげるわ」
「可愛い妹だもの! 一緒にいてくれるならそれが一番よ!」
私はこうして家族四人で幸せに暮らした。
ちなみに、アンダンソンはというと、私との婚約を破棄してから愛する女性にプロポーズしたらしい。しかし女性はアンダンソンのことを本当に愛していたわけではなかったようで、拒否されてしまったそうだ。愛し合っていると思っているのはアンダンソンだけだったのだ。
その事実に耐えられなくなったアンダンソンは、ある日の夕暮れ時、散歩に出掛けると言って出ていったきり戻らなくて。数日後近くの山で亡骸になって発見されたそうだ。
◆終わり◆
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