王女と婚約したからと城内で威張り散らすようになった彼、迷惑だし不愉快なので城から追放します。

四季

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後編

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 私はモルテを追放した。

 彼が城を出ていく日。
 侍女らは去り行く彼をくすくす笑いながら見ていた。
 皆すっきりしたような顔をしていた。


 ◆


 その後私は親が紹介してくれた別の男性と結婚。
 控えめな彼とは気が合った。
 彼は城内でも誠実で威張り散らすようなことはしないのでありがたかった。

 今は彼と夫婦になり、穏やかに暮らすことができている。

 そしてこれはとある情報筋から聞いた話なのだが――モルテは城を出た晩に過去に暴言を吐いた侍女の夫である男性に襲われて殴られ、全治一年とされる傷を負ったそうだ。

 また、城での己の行いを皆に知られたことで、実家の近所の人たちにも冷めた目で見られるようになってしまったらしい。


◆終わり◆
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