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婚約破棄されたことですし、寝ます。

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「あんたとはもう付き合えねぇーってことっすわ。婚約は破棄、伝えたんで。じゃ! さよーっならーっす!」

 突如そんなことを言われたので、私はそれをさくっと受け入れ、実家に帰ることに決めた。

「そうですか、ではさようなら」
「ばいばいーっす! ばいんばいんっばいばいぃーっんっ!」

 さらば、婚約者。


 ◆


 あれから数年、私は実家でのんびり寝ながら暮らしている。

 ゆっくり過ごせる時間は何より尊い。
 愛おしくて愛おしくて。

 ちなみに婚約者の彼はというと……、あの後色々やらかしてしまって社会的地位を完全に喪失してしまったそうだ。

 さて、私はまた寝るとしよう。


◆終わり◆
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