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前編
しおりを挟む「悪いが、君との婚約は破棄させてもらうよ」
告げられた言葉。
婚約者ブルテルネストが突如発した言葉。
それは、終わりを告げる言葉だった――。
「ごめんなさいねぇお姉様! あたし、すぐ惚れられちゃうたちでぇ~、だからブルテルネスト様にも気に入られちゃったのぉ~」
「あ、一つだけ礼を言っておくよ。こんなに可愛い妹さんに出会わせてくれてありがとうございます。君のおかげで、運命の相手に出会うことができたよ」
しかも、婚約者を奪ったのは、私の実の妹だ。
「ブルテルネスト様ぁ、早速婚約してくださるぅ?」
「ああもちろん、もちろんだ。すぐに手続きを始めようよ」
二人は私の目の前であっても躊躇なくいちゃつく。
今まさに捨てられたところの私への配慮なんて一切ない。
彼らの瞳にはもう私なんて映っていないのだ。
「いやぁ~んうれすぅ~い~」
「結婚式も今から楽しみだね。美しい女性と結婚できるなんて思っていなかった、だからこそ、今とても嬉しく思っているんだ」
「それってぇ、あたしが美しい女性ってことぉ? いやぁ~ん嬉し~」
「はは、可愛いな」
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