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婚約破棄? しかも隣に女を置いて。 ~魔女の力、見せてあげるわ~
しおりを挟む「お前との婚約は破棄する!」
……はぁぁあああ?
今、何だって?
婚約破棄? しかも隣に女を置いて。唇をあひるみたいにした女をつれて、勝ち誇ったような顔で婚約破棄宣言とは……大丈夫か? 色々。
「俺は彼女だけを愛している、だからもうお前は要らない」
呆れてしまいますなぁ。
勝手に浮気して乗り換えとか。
「お前の存在が俺たち二人の純愛を阻むのだ。それゆえ、お前は消えてもらわなくてはならない。だが殺すというのは忍びないので、こう伝えることにした」
仕方がないので、魔女の力をここで見せて差し上げようか。
「ポルストカフスルルレーヌポカス!」
すると。
婚約破棄を告げてきていた彼はねずみになり、その隣のあざとさまる出し女は一個の毛玉となった。
「ちゅっちゅっちゅっ」
彼はもうそれしか発することができない。
◆終わり◆
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