婚約破棄なんて望んでいなかった、のに……。

四季

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婚約破棄なんて望んでいなかった、のに……。

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 貴方と出会えて幸せだった。
 貴方と婚約できたことが誇りだった。

 だから貴方に相応しい女になろうと努力してきた。

 貴方の隣にいて、貴方と共に笑い、一緒に生きてゆく。

 それが何よりもの望みだった……。

 なのに。

「ごめん、君とは生きていけない」

 貴方は。

「婚約は破棄させてもらうよ。……君は君で生きて幸せになって」

 貴方は、そう言った。

 婚約破棄なんて望んでいなかった、のに……。

 どうして?
 こんなことになってしまったの?

 歯を食い縛って堪えようとするけれど、涙は自然と溢れてしまう。

 貴方と生きていきたかったのに……。


◆終わり◆
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