上 下
1 / 1

私は婚約破棄されても気にせず生きていきます。

しおりを挟む
「君みたいな女とはやっていけない。よって、婚約は破棄とさせてもらう」

 婚約者フェブルイーネンスに呼び出されたと思ったら、そんなことを告げられた。

 私はいきなり過ぎることに抗議しようとしたのだが……何を言っても無駄なようだった。
 彼は私の言葉を聞こうとは考えていないようだった。

 だから私は諦めた。

 説得するのは無駄だ、と判断したのである。


 ◆


 あれから数年が経過した。
 私は村の知り合いの青年と結婚し、今は二人で穏やかに暮らせている。

 そういえば、これは最近聞いたことなのだが。

 フェブルイーネンスはあの後女性関係でやらかしてしまったそうで、社会的な地位を失ってしまったそうだ。


◆終わり◆
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する


処理中です...