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returning to レト大陸
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ブレイズから船に乗り、僕らはレト大陸の玄関口、フェイトフル・リアルムへと戻ってきました。
前回、訪れた時よりもこの港町は何やら、慌ただしく感じられました。
「お待ちしておりましたぞ、レディースアンドジェントルメン。」
この方は前回、お世話になったテトラ船長です。
今回は馬車の運転手を努めてくれるのでしょうか。
「しかし大変なことになりましたね。」
「まあ、これは宿命なのですよ、ボーイ。いつかは、こうなることを誰もが予測していたのですよ、マンフル。」
相変わらず、よく解らない人ですが、きっと現状を嘆いておられるのでしょう。
「ねえねえ、それで真実っていったい何の事なの?」
「真実?それは私には解りかねます、マドモアゼール。」
あのブレイズのカモミール姫でさえ知らされなかった真実を、この船長ごときが知るはずありませんよ、サーシャ様。
「私はただ皆様をパーク様の元へと案内する役目を担っておるのです。」
「ということは、またあのザラスとの国境の砦へ行くのですか?」
戦争直前に国境へ行くのは、戦いの前線に行くようなものです。
僕は、聞くのを躊躇いながら訊ねました。
「いいえ。パーク様は現在、王都サイモンに居られます。」
とりあえずは、安心しました。
サイモンならザラス兵もすぐには、やって来ないでしょう。
僕たちが到着すると、待ちわびていた様子の兵士がパークさんの元へと、急ぎ案内しました。
ある部屋に通され中に入ると、そこには落ち着かない様子のパークさんが立っていました。
「おお!来たか。待っていたぞ。」
ここでも、お茶を飲む時間さえ与えられずに、パークさんは神妙な面持ちで話し始めました。
「まず皆に知ってもらいたい真実がある。」
そこからパークさんが話した真実というものは、驚愕に値するものでした。
それが本当ならば、キリエス――いえ、レト大陸全土の在り方が全て狂ってしまう程の衝撃的なものでした。
その内容は、次の通りです。
まず、キリエス国の現国王ドレイク三世ことハレス・ドレイクは既にこの世にいないということ。
では、誰が玉座に座っているのか?
パークさんいわく、現在の国王はドレイク三世の偽者であり、その偽者の正体は魔物であるということでした。
しかし、それはちょっと余りにも、ぶっ飛んだ話しです。
そんな事があり得るでしょうか。
さすがの僕も半信半疑にならざるを得ませんでした。
「信じられない話しだろう。確かに、偽者の国王が魔物である、というのに確証があるわけではない。だが、近年のキリエスと魔物との繋りは、決して噂レベルではない。これは確かな情報を元に分析した、極めて真実性が高い話しのだ。」
まあ国王が魔物という話しは置いておいても、この話しに関しては信憑性はありますね。
今やレト大陸の住民たちの間では、キリエスと魔物の関係性を疑う者は、いないと言っても過言ではありません。
キリエスが起こしてきた数々の事件には必ずといっていいほど魔物が関与していますからね。
「キリエスと魔物の関係は納得するけど、ドレイク三世が死んでいるというのは、信じられないわ。」
パークさんを疑う訳ではありませんが、サーシャ様ですら僕と同じ意見のようです。
「それについては間違いない。何故なら我々はドレイク三世の遺体を保管しているからだ。」
なんと!?
まさか、殺ったのはフェイトフル・リアルムですか!?
それだったらキリエスが進軍してくる大義名分が成り立ってしまいますよ。
「勘違いはしないでくれ。ドレイク三世を暗殺し、遺体を埋めたのは現ザラス国の王となった、アイスという男だ。」
これも、また衝撃的です。
以前に出会った、ザラスの総統アイスです。ということは国王は身内に殺されてしまったという訳ですか。
元々、ザラスというのはキリエスにおける裏の実行部隊の機関の一つに過ぎませんでした。
そんな一機関の総統が、あっという間に一国一城の主という出世を果たしたのですから、真実味はあるのかもしれません。
「我が国には魔法研究機関DNAというものがある。そこで調べれば遺体が何者なのかを知ることができる。その結果、ドレイク三世の遺体は正真正銘、本人であるという結果が出た。」
もしもパークさんが言った、偽者の国王の正体が魔物であるならば、アイスは魔物の手先になったと推測できます。
もしくは、アイス本人も魔物に操られているか、はたまたアイス自体が――。
――その時でした!
僕たちのいる部屋に感じたこともないような、禍禍しいオーラが充満していくのを皆が感じとりました。
「こ、これは!?」
それは部屋の中心でした。
何か黒い影のようなものがモヤモヤと蠢いています。
そして、それは人の形を型どり始めました。
「やあ皆さん、お集まりですね。何か悪企みの相談ですか。」
その重苦しい空気とは対照的に呑気な口調で、それは喋りました。
そして、ようやく完全に姿を現した男は――アイスでした。
「お前は、アイス!」
「やあ、サーシャ……魔界のプリンセスよ。久しぶりだね。今日はお迎えに上がりました。」
サーシャ様を迎えに?
プリンセス?
いったい何を言っているのか、誰もが混乱状態に陥りました。
「パーク様!大丈夫ですか!」
その異様なオーラを察知して、部屋の外で待機していたフェイトフル・リアルムの兵士が部屋へと飛び込んできました。
「侵入者だ、討ち取れ!」
パークさんの命令で、兵たちは剣を抜きアイスへと斬りかかりました。
「邪魔をするな。」
アイスは剣を手にしようともせず、手を横に一振りしました。
すると兵たちは、衝撃波を喰らったように吹き飛びました。
「貴様!」
すぐさま、ローラスが魔法剣を発動させて、臨戦態勢にはいりました。
シエルさんも、すぐに後方支援の準備を整えます。
もちろん僕もサーシャ様も剣を抜き、アイスに襲いかかろうと態勢を整えました。
「アブソルート・スペース!」
アイスは何か得体の知れない、魔法の類いを使いました。
「あ、あれ?」
すると、ローラスの魔法剣が突如、解除されたではありませんか。
「なんじゃこりゃあ!」
シエルさんも、どうやら魔法が発動できない様子です。
「悪いな。この空間では魔法は無効だ。まあ、この部屋程度の大きさしか効かないがね。」
そんな反則的な魔法があるのですね。
この位の空間でも魔法効果を抑えられたら、魔法使いや魔法剣士は、ひとたまりもありせんよ。
ですが――。
「超音速スーパーソニック」
剣士の僕には関係ありません。
一瞬の静寂を逃しませんよ。
アイスを捉えた僕の一撃は完全に彼の身体に届いた……と思われましたが、残念ながら外れです。
ギリギリの所でアイスは、僕の太刀筋を見切ったように体を逸らし巧く避けた。
「あぶないあぶない。この状況では、お前が一番危険人物だからな、ブラックエッジよ。」
アイスは遂に剣を抜き、一振り空を斬りました。
「ぐっ!これは――。」
まるで空気が震動しているように、ビリビリとした衝撃が僕の体に伝わりました。
そして次の瞬間、僕は後ろに大きく吹き飛んでしまいました。
「さて、お遊びはここまでだ。一緒に来てもらうぞ、サーシャよ。」
アイスの魔の手がサーシャ様を掴もうとした、正にその時でした。
眩いばかりの光体が窓がら飛び込んできました。
それは、剣の形をしているようでした。
そして、そのままの勢いでアイス目掛けて飛んでいきます。
しかし、アイスは冷静にその剣を払いました。
「チッ――邪魔が入った。今日のところは大人しく帰ることにしよう。また、すぐに顔を合わせることになる。楽しみにしているぞ、サーシャ。」
アイスは、何かを察した様に跡形もなく消え去りました。
その所業は、もはや人ならざる者です。
彼は魔物なのでしょうか?
もし、そうであるならパークさんが言っていた通り、キリエスの国王ドレイク三世も、また魔物という路線が正しく思えてきます。
それに、先程の光りの剣はいったい?
何もかもが謎に包まれていて、先が見えない闇に飲み込まれそうでした。
前回、訪れた時よりもこの港町は何やら、慌ただしく感じられました。
「お待ちしておりましたぞ、レディースアンドジェントルメン。」
この方は前回、お世話になったテトラ船長です。
今回は馬車の運転手を努めてくれるのでしょうか。
「しかし大変なことになりましたね。」
「まあ、これは宿命なのですよ、ボーイ。いつかは、こうなることを誰もが予測していたのですよ、マンフル。」
相変わらず、よく解らない人ですが、きっと現状を嘆いておられるのでしょう。
「ねえねえ、それで真実っていったい何の事なの?」
「真実?それは私には解りかねます、マドモアゼール。」
あのブレイズのカモミール姫でさえ知らされなかった真実を、この船長ごときが知るはずありませんよ、サーシャ様。
「私はただ皆様をパーク様の元へと案内する役目を担っておるのです。」
「ということは、またあのザラスとの国境の砦へ行くのですか?」
戦争直前に国境へ行くのは、戦いの前線に行くようなものです。
僕は、聞くのを躊躇いながら訊ねました。
「いいえ。パーク様は現在、王都サイモンに居られます。」
とりあえずは、安心しました。
サイモンならザラス兵もすぐには、やって来ないでしょう。
僕たちが到着すると、待ちわびていた様子の兵士がパークさんの元へと、急ぎ案内しました。
ある部屋に通され中に入ると、そこには落ち着かない様子のパークさんが立っていました。
「おお!来たか。待っていたぞ。」
ここでも、お茶を飲む時間さえ与えられずに、パークさんは神妙な面持ちで話し始めました。
「まず皆に知ってもらいたい真実がある。」
そこからパークさんが話した真実というものは、驚愕に値するものでした。
それが本当ならば、キリエス――いえ、レト大陸全土の在り方が全て狂ってしまう程の衝撃的なものでした。
その内容は、次の通りです。
まず、キリエス国の現国王ドレイク三世ことハレス・ドレイクは既にこの世にいないということ。
では、誰が玉座に座っているのか?
パークさんいわく、現在の国王はドレイク三世の偽者であり、その偽者の正体は魔物であるということでした。
しかし、それはちょっと余りにも、ぶっ飛んだ話しです。
そんな事があり得るでしょうか。
さすがの僕も半信半疑にならざるを得ませんでした。
「信じられない話しだろう。確かに、偽者の国王が魔物である、というのに確証があるわけではない。だが、近年のキリエスと魔物との繋りは、決して噂レベルではない。これは確かな情報を元に分析した、極めて真実性が高い話しのだ。」
まあ国王が魔物という話しは置いておいても、この話しに関しては信憑性はありますね。
今やレト大陸の住民たちの間では、キリエスと魔物の関係性を疑う者は、いないと言っても過言ではありません。
キリエスが起こしてきた数々の事件には必ずといっていいほど魔物が関与していますからね。
「キリエスと魔物の関係は納得するけど、ドレイク三世が死んでいるというのは、信じられないわ。」
パークさんを疑う訳ではありませんが、サーシャ様ですら僕と同じ意見のようです。
「それについては間違いない。何故なら我々はドレイク三世の遺体を保管しているからだ。」
なんと!?
まさか、殺ったのはフェイトフル・リアルムですか!?
それだったらキリエスが進軍してくる大義名分が成り立ってしまいますよ。
「勘違いはしないでくれ。ドレイク三世を暗殺し、遺体を埋めたのは現ザラス国の王となった、アイスという男だ。」
これも、また衝撃的です。
以前に出会った、ザラスの総統アイスです。ということは国王は身内に殺されてしまったという訳ですか。
元々、ザラスというのはキリエスにおける裏の実行部隊の機関の一つに過ぎませんでした。
そんな一機関の総統が、あっという間に一国一城の主という出世を果たしたのですから、真実味はあるのかもしれません。
「我が国には魔法研究機関DNAというものがある。そこで調べれば遺体が何者なのかを知ることができる。その結果、ドレイク三世の遺体は正真正銘、本人であるという結果が出た。」
もしもパークさんが言った、偽者の国王の正体が魔物であるならば、アイスは魔物の手先になったと推測できます。
もしくは、アイス本人も魔物に操られているか、はたまたアイス自体が――。
――その時でした!
僕たちのいる部屋に感じたこともないような、禍禍しいオーラが充満していくのを皆が感じとりました。
「こ、これは!?」
それは部屋の中心でした。
何か黒い影のようなものがモヤモヤと蠢いています。
そして、それは人の形を型どり始めました。
「やあ皆さん、お集まりですね。何か悪企みの相談ですか。」
その重苦しい空気とは対照的に呑気な口調で、それは喋りました。
そして、ようやく完全に姿を現した男は――アイスでした。
「お前は、アイス!」
「やあ、サーシャ……魔界のプリンセスよ。久しぶりだね。今日はお迎えに上がりました。」
サーシャ様を迎えに?
プリンセス?
いったい何を言っているのか、誰もが混乱状態に陥りました。
「パーク様!大丈夫ですか!」
その異様なオーラを察知して、部屋の外で待機していたフェイトフル・リアルムの兵士が部屋へと飛び込んできました。
「侵入者だ、討ち取れ!」
パークさんの命令で、兵たちは剣を抜きアイスへと斬りかかりました。
「邪魔をするな。」
アイスは剣を手にしようともせず、手を横に一振りしました。
すると兵たちは、衝撃波を喰らったように吹き飛びました。
「貴様!」
すぐさま、ローラスが魔法剣を発動させて、臨戦態勢にはいりました。
シエルさんも、すぐに後方支援の準備を整えます。
もちろん僕もサーシャ様も剣を抜き、アイスに襲いかかろうと態勢を整えました。
「アブソルート・スペース!」
アイスは何か得体の知れない、魔法の類いを使いました。
「あ、あれ?」
すると、ローラスの魔法剣が突如、解除されたではありませんか。
「なんじゃこりゃあ!」
シエルさんも、どうやら魔法が発動できない様子です。
「悪いな。この空間では魔法は無効だ。まあ、この部屋程度の大きさしか効かないがね。」
そんな反則的な魔法があるのですね。
この位の空間でも魔法効果を抑えられたら、魔法使いや魔法剣士は、ひとたまりもありせんよ。
ですが――。
「超音速スーパーソニック」
剣士の僕には関係ありません。
一瞬の静寂を逃しませんよ。
アイスを捉えた僕の一撃は完全に彼の身体に届いた……と思われましたが、残念ながら外れです。
ギリギリの所でアイスは、僕の太刀筋を見切ったように体を逸らし巧く避けた。
「あぶないあぶない。この状況では、お前が一番危険人物だからな、ブラックエッジよ。」
アイスは遂に剣を抜き、一振り空を斬りました。
「ぐっ!これは――。」
まるで空気が震動しているように、ビリビリとした衝撃が僕の体に伝わりました。
そして次の瞬間、僕は後ろに大きく吹き飛んでしまいました。
「さて、お遊びはここまでだ。一緒に来てもらうぞ、サーシャよ。」
アイスの魔の手がサーシャ様を掴もうとした、正にその時でした。
眩いばかりの光体が窓がら飛び込んできました。
それは、剣の形をしているようでした。
そして、そのままの勢いでアイス目掛けて飛んでいきます。
しかし、アイスは冷静にその剣を払いました。
「チッ――邪魔が入った。今日のところは大人しく帰ることにしよう。また、すぐに顔を合わせることになる。楽しみにしているぞ、サーシャ。」
アイスは、何かを察した様に跡形もなく消え去りました。
その所業は、もはや人ならざる者です。
彼は魔物なのでしょうか?
もし、そうであるならパークさんが言っていた通り、キリエスの国王ドレイク三世も、また魔物という路線が正しく思えてきます。
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