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レジェスVSモルドス~第三章~
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追い詰められたモルドスに突如として現れたのはフルガイアの民の能力でした。
しかもそれはディミトリさんやサーシャ様と同じように瞳に変化をもたらしました。
その能力の内容は不明ですが、もしもパープルアイズと同等の力が有るとすれば、これはとんでもない事態です。
「み、見える。これが世界か――美しい。」
モルドスは生まれつき目が見えなかったということでしたので、これが初めて見る世界でのはずです。
というより視覚が戻っているということに驚きしかありません。
だが、きっと今ならまだ目が見えるということに違和感を感じているはず。
やるなら今ですよ、レジェス。
「これは非常にまずいかもしれん。」
ディミトリさんの言葉に皆が即座に反応を示しました。
「どういうことよ、お父さん。」
「モルドスは生まれついての盲目だと言っていたが、それはもしかして、あの目の為のものだったのではないだろうか、ということだ。つまり盲目も含めてモルドスの能力なのではないだろうか。」
僕にはディミトリさんが何を言いたいのか分かりませんでした。
しかしサーシャ様はなにかピン!とくるものがあったようです。
「普段は力を抑えられていたということね。それだけ、あのゴールドアイズがやばいものってことよね。」
サーシャ様の考えでようやく僕にも少し分かったような気がしました。
つまりモルドスの本当の力の封印が解けた、ということでしょう。
それってかなりやばいのではないでしょうか。
「もはや我は無敵だ。最強の戦士よどこからでもかかって来い。」
「準備は整ったようだな。では遠慮なく。」
レジェスはこれまでと同様に凄まじい攻撃を時折フェイントを交えながら猛攻をしかけていきました。
モルドスはそれを何とか避けているように見えました。
ところが、よくよく観察してみると、どうもモルドスの動きがさっきとは明らかに違うことに気づきました。
先ほどまでは一杯一杯で防いでいましたが、今は違います。
どこか余裕があり優雅にレジェスの攻撃を避けているようにさ見えます。
「なるほど。段違いに私の攻撃をかわしている。ならば――!」
レジェスは攻撃の速度を上げ、残像を残す程のスピードでモルドスを攻め立てていきます。
その攻撃はもはや人ならざる者の動き。
「ここで、ウォーターボア!」
レジェスは不意を突く魔法攻撃に切り替えました。
巨大な水の猪がモルドスへと突進していきます。
「ふん!」
しかしそれをモルドスはパンチ一発で吹き飛ばします。
水滴がまるで雨の様に降り注ぎ綺麗な虹が架かりました。
「かかったな。」
レジェスはニヤリと笑みを浮かべ、「レインボーニードル!」と魔法を唱えました。
するとその虹は七色の針へと姿を変えモルドスを襲いました。
まさかあの虹までもが攻撃魔法だとは気づきませんでした。
「そう来ることは分かっておった!」
その時、モルドスは既にもう一発パンチを放ち終えた後でした。
そのためレジェスの魔法はモルドスに届くより早く消滅していました。
「今のを読めるとは、やるではないか。」
これにはさすがのレジェスも認めざるを得ないようです。
「だが次は少し難しいぞ。」
なんだかレジェスは楽しそうにしています。
本当に戦うことが好きなのですね。
僕には全く理解できませんがね。
「ホーリー・ウイング・ソード!」
レジェスは自身の剣からそっと手を離しました。
すると剣の束の部分から両脇に美しい白い翼が生えてきました。
翼は宙に留まったまま停止しています。
しかし次の瞬間、翼はゆっくりと翼を広げました。
そして僕が瞬きをする一瞬の間にその場から消えてしまいました。
剣の行方を追おうと辺りを見回してみます。
すると翼はまるでワープしたかのようにモルドスの元へ。
なんという速度でしょうか。
あれはレジェスの魔法剣と見て間違いないでしょう。
あんなものを避けることなど不可能です――普通に考えれば。
ですが……モルドスはそれすらも凌駕していました。
一度失くした左腕の手中にはレジェスの剣ががっちりと握られているではありませんか。
「これをも止めてしまうとは。これは困った。」
レジェスにとってもこれは誤算だったのかもしれません。
「全然、困った顔には見えぬがな。」
モルドスは掴んだレジェスの剣に力を込めて粉々に砕いてしまいました。
レジェスには魔法剣を発動するための媒体が無くなってしまいました。
何でもいいので何とか剣を渡さなければ――。
そう考えていた時でした。
「イリュージョンソード!」
レジェスの手にいつの間にか新たな剣がありました。
あれは魔法剣です。
何の媒体もなく魔法剣を使えてしまうなんて、もはや僕の想像を遥かに越えた魔法剣士ではないですか。
「タイプチェンジ――。」
レジェスはその剣を天に向けました。
「雷よ――。」
レジェスは何かの魔法を唱えた模様です。
すると空から青光と共に稲妻がレジェスの剣へと降り注いだではありませんか。
そして、その稲妻は完全にレジェスの剣へと収まりました。
するとレジェスの剣の形状に変化ありです。
まるでそのまま稲妻を型どったような刃へと変貌を遂げています。
「――ダブル。」
更にその剣がまるで分身でもしたように、またしても二本に増えました。
さすがにもう僕も何が起きても驚きませんよ。
レジェスの底は計り知れません。
「さあ、続けよう。」
しかもそれはディミトリさんやサーシャ様と同じように瞳に変化をもたらしました。
その能力の内容は不明ですが、もしもパープルアイズと同等の力が有るとすれば、これはとんでもない事態です。
「み、見える。これが世界か――美しい。」
モルドスは生まれつき目が見えなかったということでしたので、これが初めて見る世界でのはずです。
というより視覚が戻っているということに驚きしかありません。
だが、きっと今ならまだ目が見えるということに違和感を感じているはず。
やるなら今ですよ、レジェス。
「これは非常にまずいかもしれん。」
ディミトリさんの言葉に皆が即座に反応を示しました。
「どういうことよ、お父さん。」
「モルドスは生まれついての盲目だと言っていたが、それはもしかして、あの目の為のものだったのではないだろうか、ということだ。つまり盲目も含めてモルドスの能力なのではないだろうか。」
僕にはディミトリさんが何を言いたいのか分かりませんでした。
しかしサーシャ様はなにかピン!とくるものがあったようです。
「普段は力を抑えられていたということね。それだけ、あのゴールドアイズがやばいものってことよね。」
サーシャ様の考えでようやく僕にも少し分かったような気がしました。
つまりモルドスの本当の力の封印が解けた、ということでしょう。
それってかなりやばいのではないでしょうか。
「もはや我は無敵だ。最強の戦士よどこからでもかかって来い。」
「準備は整ったようだな。では遠慮なく。」
レジェスはこれまでと同様に凄まじい攻撃を時折フェイントを交えながら猛攻をしかけていきました。
モルドスはそれを何とか避けているように見えました。
ところが、よくよく観察してみると、どうもモルドスの動きがさっきとは明らかに違うことに気づきました。
先ほどまでは一杯一杯で防いでいましたが、今は違います。
どこか余裕があり優雅にレジェスの攻撃を避けているようにさ見えます。
「なるほど。段違いに私の攻撃をかわしている。ならば――!」
レジェスは攻撃の速度を上げ、残像を残す程のスピードでモルドスを攻め立てていきます。
その攻撃はもはや人ならざる者の動き。
「ここで、ウォーターボア!」
レジェスは不意を突く魔法攻撃に切り替えました。
巨大な水の猪がモルドスへと突進していきます。
「ふん!」
しかしそれをモルドスはパンチ一発で吹き飛ばします。
水滴がまるで雨の様に降り注ぎ綺麗な虹が架かりました。
「かかったな。」
レジェスはニヤリと笑みを浮かべ、「レインボーニードル!」と魔法を唱えました。
するとその虹は七色の針へと姿を変えモルドスを襲いました。
まさかあの虹までもが攻撃魔法だとは気づきませんでした。
「そう来ることは分かっておった!」
その時、モルドスは既にもう一発パンチを放ち終えた後でした。
そのためレジェスの魔法はモルドスに届くより早く消滅していました。
「今のを読めるとは、やるではないか。」
これにはさすがのレジェスも認めざるを得ないようです。
「だが次は少し難しいぞ。」
なんだかレジェスは楽しそうにしています。
本当に戦うことが好きなのですね。
僕には全く理解できませんがね。
「ホーリー・ウイング・ソード!」
レジェスは自身の剣からそっと手を離しました。
すると剣の束の部分から両脇に美しい白い翼が生えてきました。
翼は宙に留まったまま停止しています。
しかし次の瞬間、翼はゆっくりと翼を広げました。
そして僕が瞬きをする一瞬の間にその場から消えてしまいました。
剣の行方を追おうと辺りを見回してみます。
すると翼はまるでワープしたかのようにモルドスの元へ。
なんという速度でしょうか。
あれはレジェスの魔法剣と見て間違いないでしょう。
あんなものを避けることなど不可能です――普通に考えれば。
ですが……モルドスはそれすらも凌駕していました。
一度失くした左腕の手中にはレジェスの剣ががっちりと握られているではありませんか。
「これをも止めてしまうとは。これは困った。」
レジェスにとってもこれは誤算だったのかもしれません。
「全然、困った顔には見えぬがな。」
モルドスは掴んだレジェスの剣に力を込めて粉々に砕いてしまいました。
レジェスには魔法剣を発動するための媒体が無くなってしまいました。
何でもいいので何とか剣を渡さなければ――。
そう考えていた時でした。
「イリュージョンソード!」
レジェスの手にいつの間にか新たな剣がありました。
あれは魔法剣です。
何の媒体もなく魔法剣を使えてしまうなんて、もはや僕の想像を遥かに越えた魔法剣士ではないですか。
「タイプチェンジ――。」
レジェスはその剣を天に向けました。
「雷よ――。」
レジェスは何かの魔法を唱えた模様です。
すると空から青光と共に稲妻がレジェスの剣へと降り注いだではありませんか。
そして、その稲妻は完全にレジェスの剣へと収まりました。
するとレジェスの剣の形状に変化ありです。
まるでそのまま稲妻を型どったような刃へと変貌を遂げています。
「――ダブル。」
更にその剣がまるで分身でもしたように、またしても二本に増えました。
さすがにもう僕も何が起きても驚きませんよ。
レジェスの底は計り知れません。
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