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笑顔の仮面
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このシスイ王子が浮かべる笑顔は胡散臭い。この微笑みを浮かべる人物は要注意。
「セシリア。」
「はい。」
母親の声を聞き視線を向けると、2人の男女がいた。
赤い髪にイエローダイヤの瞳をした美形の男性だ。その隣には、ミントグリーンの髪にルビーの瞳をした美女だ。
この2人はもう一つの大公家だ。男性がエバン・バスクードと女性がビアンカ・バスクード。
「お初にお目にかかります。セシリア・メルファーナと申します。」
「あらあらご丁寧にありがとう。本当に可愛いわ!」
「そうだな。賢いし、俺達の事はパパとママと呼んでくれ。」
「早いですわよ!こう言うのは慎重にいかないと!」
「そんな事させないわ。私達の可愛い娘は渡しませんよ。」
仲がよろしい事で何よりです。そう思っていると男の子が前に出てきました。
燃える様に紅い髪に、リビアングラスの瞳をした美少年がいた。
「父上と母上。落ち着いて下さい。」
この男の子は攻略対象者の一人。名をレオン・バスクード今年で5歳。
つまり私と同い年にあたる。そして父親のエバンさんが騎士団長なので次期騎士団長となる人物。
言い忘れていたが、エジスは次期魔術師団長となる人物なのだ。
「僕の名は、レオン・バスクードと言います。」
「私の名は、セシリア・メルファーナと申します。」
「セシリア。ご挨拶を。」
父親に呼ばれ、向かったのはグランテスカご夫妻。
水色の髪にホワイトアゲートの瞳をした美形の男性。名をグレイ・グランテスカ様。
クリーム色の髪に黄緑の瞳をした可愛らしい美女。名をマリア・グランテスカ様。
「セシリア嬢。本当にすまなかった。」
「貴女を傷つけて、ごめんなさいね。」
「お気になさらないでください。」
2人が謝る事じゃない。謝るのはエジスである。
挨拶を終えると、ビアンカ様が提案してきました。
「皆でお庭を見てきたらどうかしら!」
皆も賛同してしまい、シスイ殿下とレオンとエジスの4人でお庭を見に行く事に・・・。
私をエスコートしたのは、シスイ殿下でした。その後ろにレオンとエジスが付いてきます。
皆から見えなくなった時、私は瞬時に手を解く。
「素敵な庭ですね。セシリア嬢。」
「本当ですね。」
私達が通っている庭は花が多く咲き、派手すぎない落ち着きを感じる庭だ。
私も素敵な庭だと感じる。見ている人物達が違えば。
3人は幼馴染で、シスイ殿下とレオンは親友同士だった筈だ。
「セシリア嬢は、美しい髪をしているね。」
そう輝く微笑みを浮かべるシスイ殿下は私の髪をすい口づけをした。
ここで頬を染めるのが普通だろうが、私は染まらないぞ。
未来にどん底へ、落とされるかもしれない人物の行動は恐怖でしかない。
「殿下。あまり淑女の髪を触れるものでは、ありませんわ。」
「セシリア嬢。僕は真実を述べだだけですよ。」
「褒めて頂いた事は嬉しく思います。しかし淑女に簡単に触れてしまえば、勘違いをなさる方もいます。」
「そうか。なら、気をつけましょう。」
「そろそろ戻りましょうか。」
「いえ、まだお話をしましょう。僕はこの時間を楽しく思いますし。」
そうは思えない。だって笑顔が胡散臭いから。
「思っていない事を仰らなくても結構ですよ。」
私の言葉に反応するシスイ殿下。いつの間にかレオンとエジスの姿が見えない。
「・・・甘い言葉を囁けば、女は皆面白い程頬を染めたり、おかしい反応をするのに。」
「殿下。女性をからかって遊ぶなど、悪い趣味をなさいますね。」
「ほっといてくれる。」
拗ねた様にむくれる顔をそらすシスイ殿下。
「宜しいのですか?笑顔の仮面も口調も同じく、崩れていますが。」
「最初から気付いていたのですか?」
「ええ、胡散臭い微笑みでしたもの。」
年相応の姿に笑みを零すと、シスイ殿下は顔を真っ赤にした。
少しからかい過ぎたかな。これで敵認定されたらたまったもんじゃない。
「殿下。そろそろ戻りましょう。」
「シスイだ・・・」
「何か?」
声が小さく、聞こえなかったのでもう一度問う。
「セシリアには、シスイと呼ばれたい。」
頬を赤く染めながら告げる。その姿を私以外の女性が見たら真っ赤になるだろうな。
「承知しました。シスイ殿下。」
「呼び捨てがいい。敬語も不要だ。僕はセシリアと親しくなりたい。」
「結構です。親しくなるには、時間が必要ですもの」
酷いって?ここで親しくなって、破滅に引きずり込まれるのは嫌だ。
「なら、仲良くなろう。」
シスイ殿下と沢山のお話をしながら、皆のいる場所へ戻った。
私と父親と母親で家に帰り、疲れが溜まっていた私はすぐに眠りへついた。
《シスイ視点》
僕はシスイ・アルファード。この国の第1王子だ。
今日はグランテスカ大公家でパーティーが開かれる。
なんでもセシリア嬢の謝罪とお爺様達のもてなしらしい。
エジスの行動も分からなくない。正直言ってセシリア嬢は太かった。
それに我儘ときたら、堪忍袋の尾が切れたのだろう。あれからも、変わってはいないだろう。
そう思っていたが、セシリア嬢は変わっていた。
ホワイトゴールドの髪に、金色にもエメラルドにも見える瞳をした可愛らしい美少女。
ドレス姿は花の妖精の様に感じる。一瞬見惚れたぐらいだ。
僕は小さい頃から、微笑みを浮かべれば令嬢や女性はすぐに落ちる。
だから、セシリア嬢も落ちるとそう思っていた。免疫のない者なら特にだ。
しかし結果はどうだろう。簡単にかわされ、僕の笑顔の仮面を見破った。
その時に見せた微笑みは、とても美しく顔が熱くなるのが分かる。
絶対にセシリアを振り向かせて見せる。そう心に誓った。
現在婚約者はいない。両親は恋愛結婚をさせたいらしいから。
最初は誰だっていいと感じたが、今はセシリアを振り向かせて婚約者にして見せる。
「セシリア。」
「はい。」
母親の声を聞き視線を向けると、2人の男女がいた。
赤い髪にイエローダイヤの瞳をした美形の男性だ。その隣には、ミントグリーンの髪にルビーの瞳をした美女だ。
この2人はもう一つの大公家だ。男性がエバン・バスクードと女性がビアンカ・バスクード。
「お初にお目にかかります。セシリア・メルファーナと申します。」
「あらあらご丁寧にありがとう。本当に可愛いわ!」
「そうだな。賢いし、俺達の事はパパとママと呼んでくれ。」
「早いですわよ!こう言うのは慎重にいかないと!」
「そんな事させないわ。私達の可愛い娘は渡しませんよ。」
仲がよろしい事で何よりです。そう思っていると男の子が前に出てきました。
燃える様に紅い髪に、リビアングラスの瞳をした美少年がいた。
「父上と母上。落ち着いて下さい。」
この男の子は攻略対象者の一人。名をレオン・バスクード今年で5歳。
つまり私と同い年にあたる。そして父親のエバンさんが騎士団長なので次期騎士団長となる人物。
言い忘れていたが、エジスは次期魔術師団長となる人物なのだ。
「僕の名は、レオン・バスクードと言います。」
「私の名は、セシリア・メルファーナと申します。」
「セシリア。ご挨拶を。」
父親に呼ばれ、向かったのはグランテスカご夫妻。
水色の髪にホワイトアゲートの瞳をした美形の男性。名をグレイ・グランテスカ様。
クリーム色の髪に黄緑の瞳をした可愛らしい美女。名をマリア・グランテスカ様。
「セシリア嬢。本当にすまなかった。」
「貴女を傷つけて、ごめんなさいね。」
「お気になさらないでください。」
2人が謝る事じゃない。謝るのはエジスである。
挨拶を終えると、ビアンカ様が提案してきました。
「皆でお庭を見てきたらどうかしら!」
皆も賛同してしまい、シスイ殿下とレオンとエジスの4人でお庭を見に行く事に・・・。
私をエスコートしたのは、シスイ殿下でした。その後ろにレオンとエジスが付いてきます。
皆から見えなくなった時、私は瞬時に手を解く。
「素敵な庭ですね。セシリア嬢。」
「本当ですね。」
私達が通っている庭は花が多く咲き、派手すぎない落ち着きを感じる庭だ。
私も素敵な庭だと感じる。見ている人物達が違えば。
3人は幼馴染で、シスイ殿下とレオンは親友同士だった筈だ。
「セシリア嬢は、美しい髪をしているね。」
そう輝く微笑みを浮かべるシスイ殿下は私の髪をすい口づけをした。
ここで頬を染めるのが普通だろうが、私は染まらないぞ。
未来にどん底へ、落とされるかもしれない人物の行動は恐怖でしかない。
「殿下。あまり淑女の髪を触れるものでは、ありませんわ。」
「セシリア嬢。僕は真実を述べだだけですよ。」
「褒めて頂いた事は嬉しく思います。しかし淑女に簡単に触れてしまえば、勘違いをなさる方もいます。」
「そうか。なら、気をつけましょう。」
「そろそろ戻りましょうか。」
「いえ、まだお話をしましょう。僕はこの時間を楽しく思いますし。」
そうは思えない。だって笑顔が胡散臭いから。
「思っていない事を仰らなくても結構ですよ。」
私の言葉に反応するシスイ殿下。いつの間にかレオンとエジスの姿が見えない。
「・・・甘い言葉を囁けば、女は皆面白い程頬を染めたり、おかしい反応をするのに。」
「殿下。女性をからかって遊ぶなど、悪い趣味をなさいますね。」
「ほっといてくれる。」
拗ねた様にむくれる顔をそらすシスイ殿下。
「宜しいのですか?笑顔の仮面も口調も同じく、崩れていますが。」
「最初から気付いていたのですか?」
「ええ、胡散臭い微笑みでしたもの。」
年相応の姿に笑みを零すと、シスイ殿下は顔を真っ赤にした。
少しからかい過ぎたかな。これで敵認定されたらたまったもんじゃない。
「殿下。そろそろ戻りましょう。」
「シスイだ・・・」
「何か?」
声が小さく、聞こえなかったのでもう一度問う。
「セシリアには、シスイと呼ばれたい。」
頬を赤く染めながら告げる。その姿を私以外の女性が見たら真っ赤になるだろうな。
「承知しました。シスイ殿下。」
「呼び捨てがいい。敬語も不要だ。僕はセシリアと親しくなりたい。」
「結構です。親しくなるには、時間が必要ですもの」
酷いって?ここで親しくなって、破滅に引きずり込まれるのは嫌だ。
「なら、仲良くなろう。」
シスイ殿下と沢山のお話をしながら、皆のいる場所へ戻った。
私と父親と母親で家に帰り、疲れが溜まっていた私はすぐに眠りへついた。
《シスイ視点》
僕はシスイ・アルファード。この国の第1王子だ。
今日はグランテスカ大公家でパーティーが開かれる。
なんでもセシリア嬢の謝罪とお爺様達のもてなしらしい。
エジスの行動も分からなくない。正直言ってセシリア嬢は太かった。
それに我儘ときたら、堪忍袋の尾が切れたのだろう。あれからも、変わってはいないだろう。
そう思っていたが、セシリア嬢は変わっていた。
ホワイトゴールドの髪に、金色にもエメラルドにも見える瞳をした可愛らしい美少女。
ドレス姿は花の妖精の様に感じる。一瞬見惚れたぐらいだ。
僕は小さい頃から、微笑みを浮かべれば令嬢や女性はすぐに落ちる。
だから、セシリア嬢も落ちるとそう思っていた。免疫のない者なら特にだ。
しかし結果はどうだろう。簡単にかわされ、僕の笑顔の仮面を見破った。
その時に見せた微笑みは、とても美しく顔が熱くなるのが分かる。
絶対にセシリアを振り向かせて見せる。そう心に誓った。
現在婚約者はいない。両親は恋愛結婚をさせたいらしいから。
最初は誰だっていいと感じたが、今はセシリアを振り向かせて婚約者にして見せる。
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