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学園編(初等部)
学園祭の会議
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あのゴーレムの試合から1年と数ヶ月が経過し、私は初等部の3年生となった。
アシン達先輩は中等部となり頑張っている。それとガーディアンの人員が変わった。
ガーディアンズ
【キング】 セシリア・メルファーナ
【クイーン】 イトナ・ドライスト
【ジョーカー】 ハイネ・アルファード
【ジャック】 レオン・バスクード
【エース】 ランス・メルファーナ
ソルシード
【スペード】 シオン・ディナシス風紀委員
【ダイヤ】 ソフィア・アルファード図書委員
【ハート】 カイン・バルファトラ飼育委員
【クローバー】 ティアラ・ディナシス植物委員
となっている。イトナ・ドライストは不思議な雰囲気をした美少年だ。
右側の長い前髪に左は耳にかけた紺色の髪に、銀の瞳をしている。
縁のないメガネをかけている。今回は会議なので、皆が集まっている。
私の背後にはアイラがいる。アイラは何故かいつも私の側にいるのだ。
ガーディアンズの仕事の補佐もしてくれている。皆が席に着き、イトナが進行する。
「今日の議題は学園長のお願いです。」
イトナが説明をした。
簡単にまとめれば、武術大会の日に観客席の見学者を盛り上げてほしいと言うものだった。
武術大会だけではつまらないと・・・。イトナの説明が終わると皆が悩み出した。
「何か提案がある者はいますか?」
静まり返る。
まあ、学園祭の様なものにすればいいのだ。
「私から一つ。」
私の言葉に皆が視線を向けて来る。ある者は期待の目を、ある者は尊敬の眼差し。
「部活動の者達に、出し物や出店をして貰います。」
「成る程、部活動の成果もお披露目出来ますね。」
ソフィア様の言葉に皆が賛同する。
「皆、異論はありませんね。」
イトナの言葉に皆の反論はない。
「では、この議題は決定します。これより、課せられた議題の内容の会議を行います。」
「武術大会の警備の体制を見直す必要があるよ。」
「そうですね。」
「出店や出し物には、トラブルが付き物ですからね。」
シオンの言葉に皆が同意する。確かに、面倒くさい事になるのは承知の事実。
それをどう対策するかが重要だ。今までの武術大会の警備内容を見た。
トラブルは多く、風紀委員が迅速に行動しづらいらしい。人が多いものね。
それに追加された出店に出し物。トラブルが更に増える事間違いなしね。
「警戒を巡回させるだけでは駄目だろう。トラブルが起きた祭、迅速に報告出来る機関を作るべきだ。」
ハイネ様の言う事はごもっともである。
「なら、各所を作りますか?」
「成る程、そうする事で報告する時間の短縮が可能ですね。」
皆優秀で何より。しかし、私は前世の記憶がある以上したい事があった。
そう。警察の様な監視体制である。つまり、監視カメラを配備するのだ。
「しかし、それだけではトラブルの軽減は難しいですわ。」
「ならば、監視体制を提案します。」
「監視体制?」
「ええ、あらゆる箇所に出来事を記録出来る魔道具を配置します。」
「それで監視を・・・」
「しかし、そんな便利な魔道具は・・」
「ありますよ。図書室の本を記録する魔道具に少し改良を加えるのです。」
この学園の図書室には、盗難防止と遅い返却の対策の為作られた記録魔道具。
イトナが言った通り、長時間記録可能な代物ではないが、改良すればいい。
その事を説明すると、皆が納得した顔だ。
「ですが、数が限られます。」
「そうだな。便利な魔道具が出来ても在庫が無ければ意味がない。」
「それは、トラブルが増加する場所に設置します。後の区域は巡回で態様です。」
「いい案だと思うよ。巡回の幅も狭くなるから、その分警備の警戒も向上可能だしね。」
シオンの言葉から、その案が締結された。
「なら、巡回の班だな。」
「それは、私が決めて構いませんか?」
「理由を聞いても?セシリア様。」
「今回は、風紀委員と植物委員の合同で行って欲しいのです。」
「風紀委員は騎士科の者が行っている。植物委員は魔法科だ。相性が悪い。」
「ハイネ様の意見はごもっともです。しかし、考えはあります。」
騎士科と魔法科にそれぞれの役目をまっとうして欲しいからだ。
風紀委員はトラブルの取り押さえと、迅速な避難の指示を最優先に。
植物委員には適切な判断と報告を。魔法を使う事で報告は少し離れても可能なのだ。
「しかし、念話の魔法は高度です。現在はある程度一方的な報告しか出来ません。」
ティアラの言葉は的確だ。本格的な報告交換は、中等部で行われる事。
「それなら、対策出来ます。魔道具で色の判断をして頂きます。」
「色の判断、ですか?」
「はい。」
昔の人々は、色で敵兵が攻めてきたか。撤退の指示を出したりもしていた。
その方法を要いた作戦である。魔道具で本部に赤・黄・青の三原色から迅速な対処が行われる。
青は班だけで対処可能な用件(一応報告である)。赤は班だけでは対処不可能な援護要請の場合。
その時は、一方的な念話報告を。黄は本部の判断が必要な場合。
「本部の判断を伝える手段はどうするんだ?」
「そこは飼育委員にお願いします。」
飼育委員のカインは首を傾げる。飼育委員には鳩や梟がいるのだ。
それも報告を届ける訓練を受けている子達である。その子達で本部の指示は飛ばせる。
「図書委員には、本部の情報処理を任せます。」
図書委員には、連絡が入った時の対処と迷子や呼び出しの放送を担当してもらいたい。
いつも、本の整理や記録の見直しをしているのだ。きっと迅速に行動してくれるだろう。
一通りの説明を終えると、皆は開いた口が塞がらない状態であった。
「・・・皆さん。どうしました?」
数秒で現実へ戻って来た彼等は、絶賛してくれた。
「では、この方針で行動です。」
皆が移動する中、私は仕事をするべく残る。
「セシリア様、帰らないのですか?貴女の仕事は完了してましたが。」
「何を言ってるんですか?今のを分かりやすく論文に書くに決まっているでしょう。」
「学園長の報告なら私の役目ですよ。」
イトナは言うが、私は首を横に振る。
「違います。各委員会の方々への説明です。」
「そうでしたか。身体にお気をつけて。」
「ええ、ありがとうございます。」
イトナが退出し、1人となった。
『セシー、会議終わった?』
「ええ、でもまだ仕事があるから」
『分かった。待ってるね!』
コハクは遊びに外へ出た。
私は黙々と作業を終わらすのであった。
アシン達先輩は中等部となり頑張っている。それとガーディアンの人員が変わった。
ガーディアンズ
【キング】 セシリア・メルファーナ
【クイーン】 イトナ・ドライスト
【ジョーカー】 ハイネ・アルファード
【ジャック】 レオン・バスクード
【エース】 ランス・メルファーナ
ソルシード
【スペード】 シオン・ディナシス風紀委員
【ダイヤ】 ソフィア・アルファード図書委員
【ハート】 カイン・バルファトラ飼育委員
【クローバー】 ティアラ・ディナシス植物委員
となっている。イトナ・ドライストは不思議な雰囲気をした美少年だ。
右側の長い前髪に左は耳にかけた紺色の髪に、銀の瞳をしている。
縁のないメガネをかけている。今回は会議なので、皆が集まっている。
私の背後にはアイラがいる。アイラは何故かいつも私の側にいるのだ。
ガーディアンズの仕事の補佐もしてくれている。皆が席に着き、イトナが進行する。
「今日の議題は学園長のお願いです。」
イトナが説明をした。
簡単にまとめれば、武術大会の日に観客席の見学者を盛り上げてほしいと言うものだった。
武術大会だけではつまらないと・・・。イトナの説明が終わると皆が悩み出した。
「何か提案がある者はいますか?」
静まり返る。
まあ、学園祭の様なものにすればいいのだ。
「私から一つ。」
私の言葉に皆が視線を向けて来る。ある者は期待の目を、ある者は尊敬の眼差し。
「部活動の者達に、出し物や出店をして貰います。」
「成る程、部活動の成果もお披露目出来ますね。」
ソフィア様の言葉に皆が賛同する。
「皆、異論はありませんね。」
イトナの言葉に皆の反論はない。
「では、この議題は決定します。これより、課せられた議題の内容の会議を行います。」
「武術大会の警備の体制を見直す必要があるよ。」
「そうですね。」
「出店や出し物には、トラブルが付き物ですからね。」
シオンの言葉に皆が同意する。確かに、面倒くさい事になるのは承知の事実。
それをどう対策するかが重要だ。今までの武術大会の警備内容を見た。
トラブルは多く、風紀委員が迅速に行動しづらいらしい。人が多いものね。
それに追加された出店に出し物。トラブルが更に増える事間違いなしね。
「警戒を巡回させるだけでは駄目だろう。トラブルが起きた祭、迅速に報告出来る機関を作るべきだ。」
ハイネ様の言う事はごもっともである。
「なら、各所を作りますか?」
「成る程、そうする事で報告する時間の短縮が可能ですね。」
皆優秀で何より。しかし、私は前世の記憶がある以上したい事があった。
そう。警察の様な監視体制である。つまり、監視カメラを配備するのだ。
「しかし、それだけではトラブルの軽減は難しいですわ。」
「ならば、監視体制を提案します。」
「監視体制?」
「ええ、あらゆる箇所に出来事を記録出来る魔道具を配置します。」
「それで監視を・・・」
「しかし、そんな便利な魔道具は・・」
「ありますよ。図書室の本を記録する魔道具に少し改良を加えるのです。」
この学園の図書室には、盗難防止と遅い返却の対策の為作られた記録魔道具。
イトナが言った通り、長時間記録可能な代物ではないが、改良すればいい。
その事を説明すると、皆が納得した顔だ。
「ですが、数が限られます。」
「そうだな。便利な魔道具が出来ても在庫が無ければ意味がない。」
「それは、トラブルが増加する場所に設置します。後の区域は巡回で態様です。」
「いい案だと思うよ。巡回の幅も狭くなるから、その分警備の警戒も向上可能だしね。」
シオンの言葉から、その案が締結された。
「なら、巡回の班だな。」
「それは、私が決めて構いませんか?」
「理由を聞いても?セシリア様。」
「今回は、風紀委員と植物委員の合同で行って欲しいのです。」
「風紀委員は騎士科の者が行っている。植物委員は魔法科だ。相性が悪い。」
「ハイネ様の意見はごもっともです。しかし、考えはあります。」
騎士科と魔法科にそれぞれの役目をまっとうして欲しいからだ。
風紀委員はトラブルの取り押さえと、迅速な避難の指示を最優先に。
植物委員には適切な判断と報告を。魔法を使う事で報告は少し離れても可能なのだ。
「しかし、念話の魔法は高度です。現在はある程度一方的な報告しか出来ません。」
ティアラの言葉は的確だ。本格的な報告交換は、中等部で行われる事。
「それなら、対策出来ます。魔道具で色の判断をして頂きます。」
「色の判断、ですか?」
「はい。」
昔の人々は、色で敵兵が攻めてきたか。撤退の指示を出したりもしていた。
その方法を要いた作戦である。魔道具で本部に赤・黄・青の三原色から迅速な対処が行われる。
青は班だけで対処可能な用件(一応報告である)。赤は班だけでは対処不可能な援護要請の場合。
その時は、一方的な念話報告を。黄は本部の判断が必要な場合。
「本部の判断を伝える手段はどうするんだ?」
「そこは飼育委員にお願いします。」
飼育委員のカインは首を傾げる。飼育委員には鳩や梟がいるのだ。
それも報告を届ける訓練を受けている子達である。その子達で本部の指示は飛ばせる。
「図書委員には、本部の情報処理を任せます。」
図書委員には、連絡が入った時の対処と迷子や呼び出しの放送を担当してもらいたい。
いつも、本の整理や記録の見直しをしているのだ。きっと迅速に行動してくれるだろう。
一通りの説明を終えると、皆は開いた口が塞がらない状態であった。
「・・・皆さん。どうしました?」
数秒で現実へ戻って来た彼等は、絶賛してくれた。
「では、この方針で行動です。」
皆が移動する中、私は仕事をするべく残る。
「セシリア様、帰らないのですか?貴女の仕事は完了してましたが。」
「何を言ってるんですか?今のを分かりやすく論文に書くに決まっているでしょう。」
「学園長の報告なら私の役目ですよ。」
イトナは言うが、私は首を横に振る。
「違います。各委員会の方々への説明です。」
「そうでしたか。身体にお気をつけて。」
「ええ、ありがとうございます。」
イトナが退出し、1人となった。
『セシー、会議終わった?』
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