伯爵は令嬢とおかしな話をしたいそうです。-もっふもふ!!!ー

影狼

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音の正体。―リハラート。-

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『ある一室にて、魔術の授業を受けている伯爵令息がため息をついて一言。』

『この魔術は困難だ、しかし』

『伯爵令息が行使しようとするのは、いかなる魔術だというのか』

『集中している、その仕草をやめろ』

『あしらわれているのは空中で浮遊しているモノだろう、魔術師は怯えている。』

『ひぃぃぃっ…噂は本当だったんだわ…!』

『噂に踊らされているとは、魔術師は夢にも思わなかった。』

『伯爵のご子息が呪われているという噂を、それは些末なことだがその顔もそそる』

『これこそ、汎百の木偶の坊を屠り去ったその名を──あるいは────やめておこう。視線が痛い』

『……魔術令嬢の影響とやらがすさまじく、簡単に手を下さなかったんだが。そこにお前が降り立った』

『人よ、何を望み欲す?』

『そして呪われたというわけだ、ほかでもないお前に』

『ふふ、何という幸運か!』

『皮肉だな、因縁というのは』

『それが面白いんじゃないか、いつでも』

『微笑みながら語るこれは、魔術令嬢はたまた魔女令嬢とも浅からぬ因縁がありお互いがライバルでそこに部外者が割り込んできたために。』

『お前にとって最高の贈り物になる、楽しめよ』

『そういいながら魔術ごと壊してのけたこれは、ある人物を最初に呪った。』

『今回の魔術は困難だ、気紛れに弄られてしまう』

『そんなに熱い視線を向けないでくれ、いとおしくなる』

『さらりと視線を遮りつつ、接近を許されずとも顎をほんの少し上げるような仕草で微笑みを崩さないこれと魔女令嬢の願いを受け取った伯爵令息。』

『俺は、魔女の願いを』

『いとおしいからこそ』

『悲願、それは嘲笑す』

『令嬢は陽だまりの中にいた、だというのに突然冷たい氷のお城に閉じ込められたような心地になったかもしれない。』

『こんなところにいたんだな、探したぞ。─令嬢』

『…何故、こんなところに?薬を?それとも水の秘術を?』

『騒がしいのでこちらへ推参した、そう怖がるな』

『あら、お優しいのね。そんな魔術師さんへ朗報よ』

『胡乱げに、ドレスの裾をはためかせながら口を開く令嬢。』

『疫病神がそちらにお遊びにいらっしゃって、なんでもツケてあげたからだそうよ?』

『ツケ、遠回しな賞賛』

『それはうれしくはない、お断りしても?』

『ああら、いいけれどそれはお遊びの回数が増えてしまうわ。聞こえてらっしゃるわよね?』

『是、万理のヴィラスヒリテー』

『いつ見ても彼方の魔法は素敵、『蒼炎の彼方』。彼方がよかったらこちちへ来て下さらないかしらね』

『ふむ、万障の徒花と冷床のネストロンド』

『あら、いつの間にか閉じ込められてしまったわ。まるであの時のように冷たい氷のお城へ押し込められた私たちのようよ』

『あの時のように、それがどの時を指しているのか私には判別がつかないけれど。さぞや刺激的な日々を過ごしたのだろうね』

『疫病神、いつかのヒエロストリー』

『ええ、分かってるわ。金色のプチテーシュ』

『少年の声は淡々としており、感情の起伏が少ないが山伏というわけではない。とどのつまりお三方に接触したことのある関係者である可能性が高まってきた』

『それは君もじゃないかい?そうだよね、レナート。ヴィンレナート』

『月命、出番の逆転や火神の計らい』

『矛盾する、別名ではない』

『魔術について説明しちゃうね、きみにも関連することだからさ』

『皮、表のケストレル』

『この子が使っているのは鳴、無声詠唱だね。それとあの豹はまだ利用価値があるからちょうどいいと思うよ?』

『あの魔法は白夜、これに相当する魔法だ。而してそれでも彼等の出す黒い黒い二尾には勝てまい』

『巫女たちが僕らに貸してくれたんだもの、あ!あれは暁宵級の魔法じゃない?』

『摂政、ニンフの悪戯?』

ギ、ギギ…。

それは、ある人物にかけられた呪いがむしばんでいる証座である。

これがかけた呪いは今なお、彼等にしか聞こえない音に届かずに。

彼等は現在遠くでもただ舞台を眺め、すまし顔で。

『これは、世界から赦されずにいる』

さて、どのような状況で動くというのか。

『そっくりそのまま返してやる、ナレーター共』

『至らず、狂(笑)せし義憤』
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