この世の意味とは…

出会い

私の足は、走り続ける。
「どうして･･･なんで僕を置いて行ったの･･。」少女がそう言う。その時知らない人の声がした。
「お前誰？」青年が首を傾げている。
「えっ･･･僕？僕は翼」少女はは答える。
「俺は朔だ。よろしくな」微笑みながら言う。
青年は少し不思議な気配がした。
「あの人に似てる。」小声で言う。
「なんか言ったか？」僕をみつめて聞いてきた。
「な･･･なんでもない」顔を背ける。
「そうか」微笑んでそう言う。
「朔さんは、生きるってどう思う。」僕は聞いてしまった。
「生きるか････。生きたいって望んでるからな」不思議に言う。
「生きたいって僕達には叶うことじゃない。生きると死ぬは反対では無い、死ぬは生きるに組み込まれた機能にすぎないから･･･。」冷たく言った。
「そうだな。でも生きててもいいんだ。」笑いながら言う。
「なら、僕に生きる意味を与えてほしい。」眼の光は無い。
「いいぞ、お前に生きる意味を与えてやる！お前が生きれるようにな」笑いながら言う。
  
僕の人生はそこから変わった。