10 / 111
1章
すぐる編1-10 学園祭
しおりを挟む
翌日、エルニスとキャンベルが一足先にジャスパー学園へと向かい、昼前にすぐるたちも向かいます。
ジャスパー学園は、赤い屋根の白い壁の城のような建物で、カラフルな旗などで飾られている校舎の周りを赤いブレザーと黒いズボンやスカートの制服を着た学生や、スピネルの国民たちが行きかっていました。
「わぁ、大盛況だね」
「おれたちが通っていた高校の学園祭もこんな感じだったな」
「それでお姉さま、キャンベルさんがお店を出すと聞いていたのですが、どこでしょう?」
「うむ、校舎の一階にある中等部の教室じゃ」リリスがパンフレットを見ながら言うと、すぐるたちは中等部の教室へと向かいます。
白い壁にツヤツヤの木製フローリング床の廊下を、多くの客たちの間をぬうように進んでいくと、中等部の教室に着きました。そこでは机を合わせてテーブルクロスをかけた即席のテーブル席に、多くの学生やスピネルの人々が腰かけて、具沢山の野菜スープや、香ばしい焼きおにぎりなどの料理を堪能していたのです。テーブルの間を、お盆を抱えたエルニスが料理を運んでいます。すぐるたちは並んでいるお客の器に野菜スープをついでいるキャンベルの元にやってきました。
「あら皆さん、来てくれたんですね。わたしの料理はどれも10Gです。列の後ろに並んでくださいね」すぐるたちはスープや焼きおにぎり、ソイミートハンバーグなどの料理を受け取り、一つ空いているテーブル席に座っていただくことにしました。
「わぁ!キャンベルちゃんの料理、どれもおいしいや!」
「焼きおにぎりの味付けに焼き具合、どれもいいぜ!」
「スープもなかなかイケますわ!」
「ハンバーグも本当の肉みたいじゃ!これならレストランも開店できるのではないかの?」
食事を終えると、初等部のボーリングなどのゲームコーナーや、高等部のお化け屋敷、生徒の作品が展示されている美術室などを見て回っていると、こんな話を聞きました。
「ねぇ、『パラグリラサーカス』って知っている?近々、この辺に来るってウワサよ」
「ああ、空飛ぶテントを使って世界中をまわっては、人々を魅了して去っていくあの?本当か?」
「ええ、ところで話が変わるけど、理事長の息子アスモのⅤIPルームのウワサ、聞いたことない?」
「ああ、聞いたことあるぞ・・・!またアスモのやつ、懲りずに学費の免除や大学のコネなどをエサに気に入った女の子をそのⅤIPルームに連れ込んで遊び放題だってな!」
午後4時ごろ、学園祭も終わりの時間が来ました。
「楽しかったね」
「そうだね」
「料理が全部売れましたよ」
「いい学園祭だったな」ここでリリスが言いました。
「ぬ?シェリーはどこに行ったのじゃ!?」
「・・・あれ?そういえばいないね・・・?」みんなが辺りを見回すと、キャンベルが言いました
「・・・嫌な予感がします。探しましょう!」すぐるたちは、学園内を手分けして探しますが、見つかりません。すぐるはハッとして、生徒たちにアスモのⅤIPルームについて聞いてみました。
「アスモのⅤIPルーム?さぁ、わからないわよ!そういえば、アスモのやつ、この学園の図書室にある絵をいじっていたわね」
すぐるは生徒にお礼を言って図書室に行ってみると、そこの壁には理事長の肖像画があり、裏を見て見ると怪しいスイッチがあり、押してみると、近くにある本棚が横に動いて、下へ降りる階段が現れたのです。ハッとしたすぐるは、皆を呼び集めて、下の階へと降りていきました。
ジャスパー学園は、赤い屋根の白い壁の城のような建物で、カラフルな旗などで飾られている校舎の周りを赤いブレザーと黒いズボンやスカートの制服を着た学生や、スピネルの国民たちが行きかっていました。
「わぁ、大盛況だね」
「おれたちが通っていた高校の学園祭もこんな感じだったな」
「それでお姉さま、キャンベルさんがお店を出すと聞いていたのですが、どこでしょう?」
「うむ、校舎の一階にある中等部の教室じゃ」リリスがパンフレットを見ながら言うと、すぐるたちは中等部の教室へと向かいます。
白い壁にツヤツヤの木製フローリング床の廊下を、多くの客たちの間をぬうように進んでいくと、中等部の教室に着きました。そこでは机を合わせてテーブルクロスをかけた即席のテーブル席に、多くの学生やスピネルの人々が腰かけて、具沢山の野菜スープや、香ばしい焼きおにぎりなどの料理を堪能していたのです。テーブルの間を、お盆を抱えたエルニスが料理を運んでいます。すぐるたちは並んでいるお客の器に野菜スープをついでいるキャンベルの元にやってきました。
「あら皆さん、来てくれたんですね。わたしの料理はどれも10Gです。列の後ろに並んでくださいね」すぐるたちはスープや焼きおにぎり、ソイミートハンバーグなどの料理を受け取り、一つ空いているテーブル席に座っていただくことにしました。
「わぁ!キャンベルちゃんの料理、どれもおいしいや!」
「焼きおにぎりの味付けに焼き具合、どれもいいぜ!」
「スープもなかなかイケますわ!」
「ハンバーグも本当の肉みたいじゃ!これならレストランも開店できるのではないかの?」
食事を終えると、初等部のボーリングなどのゲームコーナーや、高等部のお化け屋敷、生徒の作品が展示されている美術室などを見て回っていると、こんな話を聞きました。
「ねぇ、『パラグリラサーカス』って知っている?近々、この辺に来るってウワサよ」
「ああ、空飛ぶテントを使って世界中をまわっては、人々を魅了して去っていくあの?本当か?」
「ええ、ところで話が変わるけど、理事長の息子アスモのⅤIPルームのウワサ、聞いたことない?」
「ああ、聞いたことあるぞ・・・!またアスモのやつ、懲りずに学費の免除や大学のコネなどをエサに気に入った女の子をそのⅤIPルームに連れ込んで遊び放題だってな!」
午後4時ごろ、学園祭も終わりの時間が来ました。
「楽しかったね」
「そうだね」
「料理が全部売れましたよ」
「いい学園祭だったな」ここでリリスが言いました。
「ぬ?シェリーはどこに行ったのじゃ!?」
「・・・あれ?そういえばいないね・・・?」みんなが辺りを見回すと、キャンベルが言いました
「・・・嫌な予感がします。探しましょう!」すぐるたちは、学園内を手分けして探しますが、見つかりません。すぐるはハッとして、生徒たちにアスモのⅤIPルームについて聞いてみました。
「アスモのⅤIPルーム?さぁ、わからないわよ!そういえば、アスモのやつ、この学園の図書室にある絵をいじっていたわね」
すぐるは生徒にお礼を言って図書室に行ってみると、そこの壁には理事長の肖像画があり、裏を見て見ると怪しいスイッチがあり、押してみると、近くにある本棚が横に動いて、下へ降りる階段が現れたのです。ハッとしたすぐるは、皆を呼び集めて、下の階へと降りていきました。
0
あなたにおすすめの小説
四尾がつむぐえにし、そこかしこ
月芝
児童書・童話
その日、小学校に激震が走った。
憧れのキラキラ王子さまが転校する。
女子たちの嘆きはひとしお。
彼に淡い想いを抱いていたユイもまた動揺を隠せない。
だからとてどうこうする勇気もない。
うつむき複雑な気持ちを抱えたままの帰り道。
家の近所に見覚えのない小路を見つけたユイは、少し寄り道してみることにする。
まさかそんな小さな冒険が、あんなに大ごとになるなんて……。
ひょんなことから石の祠に祀られた三尾の稲荷にコンコン見込まれて、
三つのお仕事を手伝うことになったユイ。
達成すれば、なんと一つだけ何でも願い事を叶えてくれるという。
もしかしたら、もしかしちゃうかも?
そこかしこにて泡沫のごとくあらわれては消えてゆく、えにしたち。
結んで、切って、ほどいて、繋いで、笑って、泣いて。
いろんな不思議を知り、数多のえにしを目にし、触れた先にて、
はたしてユイは何を求め願うのか。
少女のちょっと不思議な冒険譚。
ここに開幕。
【もふもふ手芸部】あみぐるみ作ってみる、だけのはずが勇者ってなんなの!?
釈 余白(しやく)
児童書・童話
網浜ナオは勉強もスポーツも中の下で無難にこなす平凡な少年だ。今年はいよいよ最高学年になったのだが過去5年間で100点を取ったことも運動会で1等を取ったこともない。もちろん習字や美術で賞をもらったこともなかった。
しかしそんなナオでも一つだけ特技を持っていた。それは編み物、それもあみぐるみを作らせたらおそらく学校で一番、もちろん家庭科の先生よりもうまく作れることだった。友達がいないわけではないが、人に合わせるのが苦手なナオにとっては一人でできる趣味としてもいい気晴らしになっていた。
そんなナオがあみぐるみのメイキング動画を動画サイトへ投稿したり動画配信を始めたりしているうちに奇妙な場所へ迷い込んだ夢を見る。それは現実とは思えないが夢と言うには不思議な感覚で、沢山のぬいぐるみが暮らす『もふもふの国』という場所だった。
そのもふもふの国で、元同級生の丸川亜矢と出会いもふもふの国が滅亡の危機にあると聞かされる。実はその国の王女だと言う亜美の願いにより、もふもふの国を救うべく、ナオは立ち上がった。
おっとりドンの童歌
花田 一劫
児童書・童話
いつもおっとりしているドン(道明寺僚) が、通学途中で暴走車に引かれてしまった。
意識を失い気が付くと、この世では見たことのない奇妙な部屋の中。
「どこ。どこ。ここはどこ?」と自問していたら、こっちに雀が近づいて来た。
なんと、その雀は歌をうたい狂ったように踊って(跳ねて)いた。
「チュン。チュン。はあ~。らっせーら。らっせいら。らせらせ、らせーら。」と。
その雀が言うことには、ドンが死んだことを(津軽弁や古いギャグを交えて)伝えに来た者だという。
道明寺が下の世界を覗くと、テレビのドラマで観た昔話の風景のようだった。
その中には、自分と瓜二つのドン助や同級生の瓜二つのハナちゃん、ヤーミ、イート、ヨウカイ、カトッぺがいた。
みんながいる村では、ヌエという妖怪がいた。
ヌエとは、顔は鬼、身体は熊、虎の手や足をもち、何とシッポの先に大蛇の頭がついてあり、人を食べる恐ろしい妖怪のことだった。
ある時、ハナちゃんがヌエに攫われて、ドン助とヤーミがヌエを退治に行くことになるが、天界からドラマを観るように楽しんで鑑賞していた道明寺だったが、道明寺の体は消え、意識はドン助の体と同化していった。
ドン助とヤーミは、ハナちゃんを救出できたのか?恐ろしいヌエは退治できたのか?
9日間
柏木みのり
児童書・童話
サマーキャンプから友達の健太と一緒に隣の世界に迷い込んだ竜(リョウ)は文武両道の11歳。魔法との出会い。人々との出会い。初めて経験する様々な気持ち。そして究極の選択——夢か友情か。
(also @ なろう)
こちら第二編集部!
月芝
児童書・童話
かつては全国でも有数の生徒数を誇ったマンモス小学校も、
いまや少子化の波に押されて、かつての勢いはない。
生徒数も全盛期の三分の一にまで減ってしまった。
そんな小学校には、ふたつの校内新聞がある。
第一編集部が発行している「パンダ通信」
第二編集部が発行している「エリマキトカゲ通信」
片やカジュアルでおしゃれで今時のトレンドにも敏感にて、
主に女生徒たちから絶大な支持をえている。
片や手堅い紙面造りが仇となり、保護者らと一部のマニアには
熱烈に支持されているものの、もはや風前の灯……。
編集部の規模、人員、発行部数も人気も雲泥の差にて、このままでは廃刊もありうる。
この危機的状況を打破すべく、第二編集部は起死回生の企画を立ち上げた。
それは――
廃刊の危機を回避すべく、立ち上がった弱小第二編集部の面々。
これは企画を押しつけ……げふんげふん、もといまかされた女子部員たちが、
取材絡みでちょっと不思議なことを体験する物語である。
「いっすん坊」てなんなんだ
こいちろう
児童書・童話
ヨシキは中学一年生。毎年お盆は瀬戸内海の小さな島に帰省する。去年は帰れなかったから二年ぶりだ。石段を上った崖の上にお寺があって、書院の裏は狭い瀬戸を見下ろす絶壁だ。その崖にあった小さなセミ穴にいとこのユキちゃんと一緒に吸い込まれた。長い長い穴の底。そこにいたのがいっすん坊だ。ずっとこの島の歴史と、生きてきた全ての人の過去を記録しているという。ユキちゃんは神様だと信じているが、どうもうさんくさいやつだ。するといっすん坊が、「それなら、おまえの振り返りたい過去を三つだけ、再現してみせてやろう」という。
自分の過去の振り返りから、両親への愛を再認識するヨシキ・・・
14歳で定年ってマジ!? 世界を変えた少年漫画家、再起のノート
谷川 雅
児童書・童話
この世界、子どもがエリート。
“スーパーチャイルド制度”によって、能力のピークは12歳。
そして14歳で、まさかの《定年》。
6歳の星野幸弘は、将来の夢「世界を笑顔にする漫画家」を目指して全力疾走する。
だけど、定年まで残された時間はわずか8年……!
――そして14歳。夢は叶わぬまま、制度に押し流されるように“退場”を迎える。
だが、そんな幸弘の前に現れたのは、
「まちがえた人間」のノートが集まる、不思議な図書室だった。
これは、間違えたままじゃ終われなかった少年たちの“再スタート”の物語。
描けなかった物語の“つづき”は、きっと君の手の中にある。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる