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第23話 愛情
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規格外の戦いに誰も付いていけない。
それほどシャルロットと、
剣聖セシルの戦いは激化していた。
そして誰もがルミナス最強の剣聖に、
王女が倒れる様を想像してしまう。
だが、その瞬間を打ち消す者が現れた。
「何者だ……貴様!」
「クリス・レガード……
今日ここで剣聖を倒す者だ!」
場内は一瞬静まり返る……
シャルロットへのとどめの一撃を防いだという、
事実を受け止められないでいるのだ。
「ク、クリス……」
マリアは、この場所に何故クリスがいるのか戸惑いを隠せない。
「お、おい、お前、あのクリスなのか」
獣王剣で姿を変えているクリスを、
マリアとキャロル以外は知らない。
カートは驚き問いかける。
「ふふ、そのクリスだよ……
そしてレガードの名において、
剣聖の証でもある剣を返してもらう」
剣聖の儀を受けなければ扱うのを許されない。
小さい頃から夢見た剣を見間違えるはずがなかった。
「ふふふ、何かと思えばレガードの者ね……
でも、おかしいわね。
あの家の子はもっと小さかったはず」
「………私のようにね」
突如乱入したアリスの剣がセシルを襲う。
死角から放たれた斬撃をセシルが受け止めた瞬間、アリスはニヤリと笑みを浮かべた。
「雷神剣」
剣から流れる雷魔法をセシルに流し込む。
アリスは間違いなく天才だ。
剣術だけでなく雷魔法を巧みに使い、
我流で魔法剣を生み出してしまった。
「なんだ……と」
セシルは一瞬油断した。
相手はシャルロットよりも遥かに格下で、
一瞬で倒せる雑魚と括ってしまった。
その驕りがアリスの一撃を喰らった原因となる。
「天才剣士アリスちゃんの一撃が入ったもんね」
「アリス、お前は本当に天才だよ」
「へへへ」
セシルは予想外の奇襲を受けて顔を歪める。
更に何かがおかしいと気付いたのか、
アリスの魔法剣について考え始めた。
そして、その疑問にクリスが答える。
「そう、麻痺だよ……
アリスの雷魔法は相手を麻痺させる。
そして受けた者の速度を下げる」
「だが、それで何になる。
この程度で勝ったと思うなよ!」
麻痺により動きを制限されているが、
それでもセシルは高速剣を繰り出した。
クリスにその刃を届かせようとした瞬間……
「来い、ベル!」
今かと機会を狙っていたベルが乱入した。
クリスと共に姿を変えたベルは、
その身体能力を強化している。
セシルの高速剣を受け止めて弾き返す。
そしてその機会を狙っていたとばかりに、
クリスが一撃を与えた。
「喰らえ!」
確実に一発入った。
今日、意外にも会心の一撃を入れたのは、
クリスが初めてだったのだ。
そして、その瞬間を見逃さないように、
アリスが雷魔法を唱える。
「ライトニング!」
雷魔法Lv.2の稲妻がセシルに当たり、
麻痺を上書きした。
兄妹の抜群の連携が活きている。
これは嘘なのではないかと誰もが驚愕する。
シャルロットが無理しても勝てなかった相手に善戦どころか押しているのだ。
このままいけば勝てる。
そう思ってしまうほどだった……
そしてその頃、キャロルが目を覚ます。
「マリア様……
早く……シャルロット殿下の元へ……」
キャロルは周りを見渡して、今すぐにシャルロットを助けに行くべきだと主張した。
「でも、キャロル!」
「もう、私は大丈夫……
早く行ってください……後悔する前に」
マリアは無言で頷きシャルロットの元へ走る。
カートもマリアを守るために傍に付いた。
「お姉ちゃん……」
倒れたシャルロットへ駆け寄り、
手を握り回復魔法をかけ始める。
「マ、マリア……
私は死んでないのね……
どう……して……」
「クリスが……クリスが助けてくれたの」
「ク……リス……あの時の、
ふふ、まさか……あいつがね」
シャルロットは胸を刺されて喋れる状況ではない。
更に傷の影響で吐血してしまう。
「お姉ちゃん!」
しかし、残酷な瞬間が訪れてしまう。
マリアの魔力が枯渇を迎えようとしていた。
「なんで……
どうして……今なの!」
「どうしてよ!!!」
マリアは動揺する。
ついに魔力が枯渇してしまったのだ。
会場にマリアの悲鳴が響いてしまう。
剣で刺された穴は、まだ塞がっていない。
回復魔法で何とか命を繋いでいたのだ。
治療が停止したため、
シャルロットは意識を失ってしまう。
もうすぐ倒せると俺は確信していた。
あれから更に一撃、二撃とセシルにダメージを与えていたからだ。
しかし、俺はこんな時に、
マリアの悲鳴を聞いてしまった。
俺はどうしても見捨てられない。
大切な人の悲しむ顔を見たくない。
「カートさん、頼む!
5分だけ俺と交代してくれ!
俺がシャルロット殿下を救う」
「………
早く、殿下の元に行け!」
ずっとカートは不甲斐なさを感じて、
戦いを見ているしかなかった。
何もできずに王女を殺されてしまうのは、
避けなければならない。
そして今行かなければ男ではない。
「アリス、ベル!
5分持ち堪えろ!」
そう言い残し俺は全速力でマリア様の元へ向かった。
マリアは目の前の姉を助けられずに途方に暮れる。
冷たくなる体温、脈拍も弱くなっていた。
このままだと確実に死に至る。
その辛すぎる現実に涙が止まらない。
「おねえちゃん……い……やだ……
いや……だよ」
「マリア様」
俺は震えるマリア様を後ろから抱きしめて、
そして力強く語りかける。
「大丈夫だ……今ならまだ間に合う!」
「クリス……」
そして俺はマリア様の手を握りしめ、
めいっぱいの魔力を送った。
「俺はマリアが好きだ!
絶対に悲しませたりはしない……
必ずシャルロット殿下も救ってみせる!」
「クリス……」
「さあ……マリア……
勇気をだして!
絶対に、絶対に救うんだ!」
マリアは目から溢れていた涙を拭う。
そして枯渇していた魔力が全回復した。
小さい頃からいつも守るように歩いてた。
いつもお姉ちゃんは強くて優しくて、
私は大好きだった……
お姉ちゃんは、絶対に死なせない……
マリアはずっと回復魔法を唱えている。
隣で俺も魔力を送り続けた。
しかし俺も徐々に元の姿に戻ってしまう。
「ク、クリス……」
「大丈夫だ!
続けるんだ……」
魔力が枯渇しても……
生命力を燃やしても、
必ず救ってみせる。
魔力は限りなく底をつきかけていた……
生命力を燃やして魔力をマリアへ送る。
そして……
シャルロットが息を吹き返す。
「お姉ちゃん!」
「……マリア」
「お姉ちゃん……だいすきだよ」
「ふふふ……ばかね……
そんな事、分かってるわよ……」
その言葉がマリアを輝かしいほどの笑顔にさせる。
そして、シャルロットの胸の傷が塞がると共に、
温かな愛情で溢れていくのであった。
それほどシャルロットと、
剣聖セシルの戦いは激化していた。
そして誰もがルミナス最強の剣聖に、
王女が倒れる様を想像してしまう。
だが、その瞬間を打ち消す者が現れた。
「何者だ……貴様!」
「クリス・レガード……
今日ここで剣聖を倒す者だ!」
場内は一瞬静まり返る……
シャルロットへのとどめの一撃を防いだという、
事実を受け止められないでいるのだ。
「ク、クリス……」
マリアは、この場所に何故クリスがいるのか戸惑いを隠せない。
「お、おい、お前、あのクリスなのか」
獣王剣で姿を変えているクリスを、
マリアとキャロル以外は知らない。
カートは驚き問いかける。
「ふふ、そのクリスだよ……
そしてレガードの名において、
剣聖の証でもある剣を返してもらう」
剣聖の儀を受けなければ扱うのを許されない。
小さい頃から夢見た剣を見間違えるはずがなかった。
「ふふふ、何かと思えばレガードの者ね……
でも、おかしいわね。
あの家の子はもっと小さかったはず」
「………私のようにね」
突如乱入したアリスの剣がセシルを襲う。
死角から放たれた斬撃をセシルが受け止めた瞬間、アリスはニヤリと笑みを浮かべた。
「雷神剣」
剣から流れる雷魔法をセシルに流し込む。
アリスは間違いなく天才だ。
剣術だけでなく雷魔法を巧みに使い、
我流で魔法剣を生み出してしまった。
「なんだ……と」
セシルは一瞬油断した。
相手はシャルロットよりも遥かに格下で、
一瞬で倒せる雑魚と括ってしまった。
その驕りがアリスの一撃を喰らった原因となる。
「天才剣士アリスちゃんの一撃が入ったもんね」
「アリス、お前は本当に天才だよ」
「へへへ」
セシルは予想外の奇襲を受けて顔を歪める。
更に何かがおかしいと気付いたのか、
アリスの魔法剣について考え始めた。
そして、その疑問にクリスが答える。
「そう、麻痺だよ……
アリスの雷魔法は相手を麻痺させる。
そして受けた者の速度を下げる」
「だが、それで何になる。
この程度で勝ったと思うなよ!」
麻痺により動きを制限されているが、
それでもセシルは高速剣を繰り出した。
クリスにその刃を届かせようとした瞬間……
「来い、ベル!」
今かと機会を狙っていたベルが乱入した。
クリスと共に姿を変えたベルは、
その身体能力を強化している。
セシルの高速剣を受け止めて弾き返す。
そしてその機会を狙っていたとばかりに、
クリスが一撃を与えた。
「喰らえ!」
確実に一発入った。
今日、意外にも会心の一撃を入れたのは、
クリスが初めてだったのだ。
そして、その瞬間を見逃さないように、
アリスが雷魔法を唱える。
「ライトニング!」
雷魔法Lv.2の稲妻がセシルに当たり、
麻痺を上書きした。
兄妹の抜群の連携が活きている。
これは嘘なのではないかと誰もが驚愕する。
シャルロットが無理しても勝てなかった相手に善戦どころか押しているのだ。
このままいけば勝てる。
そう思ってしまうほどだった……
そしてその頃、キャロルが目を覚ます。
「マリア様……
早く……シャルロット殿下の元へ……」
キャロルは周りを見渡して、今すぐにシャルロットを助けに行くべきだと主張した。
「でも、キャロル!」
「もう、私は大丈夫……
早く行ってください……後悔する前に」
マリアは無言で頷きシャルロットの元へ走る。
カートもマリアを守るために傍に付いた。
「お姉ちゃん……」
倒れたシャルロットへ駆け寄り、
手を握り回復魔法をかけ始める。
「マ、マリア……
私は死んでないのね……
どう……して……」
「クリスが……クリスが助けてくれたの」
「ク……リス……あの時の、
ふふ、まさか……あいつがね」
シャルロットは胸を刺されて喋れる状況ではない。
更に傷の影響で吐血してしまう。
「お姉ちゃん!」
しかし、残酷な瞬間が訪れてしまう。
マリアの魔力が枯渇を迎えようとしていた。
「なんで……
どうして……今なの!」
「どうしてよ!!!」
マリアは動揺する。
ついに魔力が枯渇してしまったのだ。
会場にマリアの悲鳴が響いてしまう。
剣で刺された穴は、まだ塞がっていない。
回復魔法で何とか命を繋いでいたのだ。
治療が停止したため、
シャルロットは意識を失ってしまう。
もうすぐ倒せると俺は確信していた。
あれから更に一撃、二撃とセシルにダメージを与えていたからだ。
しかし、俺はこんな時に、
マリアの悲鳴を聞いてしまった。
俺はどうしても見捨てられない。
大切な人の悲しむ顔を見たくない。
「カートさん、頼む!
5分だけ俺と交代してくれ!
俺がシャルロット殿下を救う」
「………
早く、殿下の元に行け!」
ずっとカートは不甲斐なさを感じて、
戦いを見ているしかなかった。
何もできずに王女を殺されてしまうのは、
避けなければならない。
そして今行かなければ男ではない。
「アリス、ベル!
5分持ち堪えろ!」
そう言い残し俺は全速力でマリア様の元へ向かった。
マリアは目の前の姉を助けられずに途方に暮れる。
冷たくなる体温、脈拍も弱くなっていた。
このままだと確実に死に至る。
その辛すぎる現実に涙が止まらない。
「おねえちゃん……い……やだ……
いや……だよ」
「マリア様」
俺は震えるマリア様を後ろから抱きしめて、
そして力強く語りかける。
「大丈夫だ……今ならまだ間に合う!」
「クリス……」
そして俺はマリア様の手を握りしめ、
めいっぱいの魔力を送った。
「俺はマリアが好きだ!
絶対に悲しませたりはしない……
必ずシャルロット殿下も救ってみせる!」
「クリス……」
「さあ……マリア……
勇気をだして!
絶対に、絶対に救うんだ!」
マリアは目から溢れていた涙を拭う。
そして枯渇していた魔力が全回復した。
小さい頃からいつも守るように歩いてた。
いつもお姉ちゃんは強くて優しくて、
私は大好きだった……
お姉ちゃんは、絶対に死なせない……
マリアはずっと回復魔法を唱えている。
隣で俺も魔力を送り続けた。
しかし俺も徐々に元の姿に戻ってしまう。
「ク、クリス……」
「大丈夫だ!
続けるんだ……」
魔力が枯渇しても……
生命力を燃やしても、
必ず救ってみせる。
魔力は限りなく底をつきかけていた……
生命力を燃やして魔力をマリアへ送る。
そして……
シャルロットが息を吹き返す。
「お姉ちゃん!」
「……マリア」
「お姉ちゃん……だいすきだよ」
「ふふふ……ばかね……
そんな事、分かってるわよ……」
その言葉がマリアを輝かしいほどの笑顔にさせる。
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