51 / 125
第51話 危機
しおりを挟む
カートとユーリは長老の家に入った。
クレアはその様子を遠くの物陰から見ている。
そして隣にいる賢者に話しかけた。
「部屋の中に入った時が、
最も危険と仰ってましたよね?」
魔女が既にユーリに接触しているかもしれない。
そう思うとクレアは、不安で堪らなかった。
「今は信じるしかないな……
ユーリ達が出てきてから、
何かあれば直ぐに助けに入る」
そして先程と違いドアが急に開く。
カートが勢いよく開けたのだ。
ユーリの手を無理に引っ張っている。
誰の目から見ても強引に出たのが分かった。
「お、おい!
何かあったのか!」
クレアは異変に動揺するが、
賢者は冷静に分析していた。
「クレア、まだ動くなよ」
賢者の言葉は、クレアに届いていない。
ユーリに何かがあったらと思うと、
胸が張り裂けそうで、それどころではないのだ。
そして、カートとユーリの前に、
エルフの剣士達が現れる。
明らかにユーリを捕らえるために立ち回っていた。
「おい、あれは何だ!」
まさかエルフが実力行使に出るとは思わない。
賢者は、エレノアの指示を考えている。
それによっては今突撃するのは危険だと考えた。
「クレア、まだ我慢しろ!
誘き出すための罠かもしれない」
「ダメだ!
このままではユーリが捕らえられる!」
そしてクレアは賢者の指示を無視して、
突撃してしまう。
上空に光の剣を一時的に呼び出し、
それを足場に空を駆け抜けた。
「あんなこともできるのか……」
クリスはクレアの万能な魔法に呆れたが、
賢者は、先行したクレアに頭を悩ませていた。
エレノアの性格を知る賢者は、
この後に何かが起きると確信している。
「クリス、もし万が一の時は、
お前だけが頼りだ……」
その作戦に俺は無言で頷く。
そして、エルフ達との戦闘が開始した。
しかしこの瞬間、長老の家の前に霧が広がる。
その霧は瞬く間に広がり何も見えなくなってしまった。
「エレノアが動いた!」
賢者は即座に事態を把握して、
クリスに指示を出す。
「クリス、ユーリの魔力を探知するよ」
賢者との訓練で得たスキルの一つ、
探知を使い指定した魔力を探す。
霧の中で神経を研ぎ澄ませて、
二人はユーリの元へ走り始めた……
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
上空から突如としてクレアが現れた。
目の前に立ち塞がる者が誰であっても、
ユーリのために、クレアは一切容赦しない。
「エルフの騎士達……
ユーリに危害を加えるなら……」
全方位に合計40本の光の剣を呼び出す。
エルフの頭上に配置して、
いつでも串刺しに出来る状況だ。
「これは素晴らしい!
さすがルミナスの宮廷魔術師」
エルフの剣士の一人が口にする。
恐怖心は全く無い様子だ。
「いきなり攻撃すれば、
エルフとルミナスの戦争に発展するぞ」
もう一人のエルフが、
嫌らしい笑みを浮かべて話す。
「何を言う、お前らこそ、
私の家族を攫おうとしているじゃないか」
クレアは光の剣を後方の者達の足へ飛ばす。
足を刺されたエルフ達は、これで自由に動けない。
「貴様、タダでは済まさんぞ!」
正面こエルフ達が苛ついている。
クレアは更に20本の光の剣を呼び出し、
後方のエルフへ再度剣を向ける。
「二度と立ち上がれないようにも出来るぞ。
それが嫌なら手を引け」
クレアは本気だ。
ユーリに危害をなす者には容赦しない。
しかし、事態は一瞬の出来事だった。
気付けばユーリとの距離が離れている。
その瞬間を狙われたのだ。
突然、霧を生み出す魔法が発動して、
瞬く間に霧が、長老の家の周りを包み込む。
クレア達は、周りを一切認識することが出来なくなってしまった。
「ユーリ、こっちだ!」
クレアは急いでユーリの手を引いて逃げ出す。
「あ、あねご……」
すぐにクレアと合流出来て、
ユーリも心から安心していた。
その手を握りしめて霧の晴れている場所へ向かう。
「ここまで逃げれば安心だろう」
「あねご、ありがとう……」
そしてクレアはユーリに向き直す。
その笑顔はいつものクレアに見えるが、
ユーリは何か違和感を感じていた。
それは里に入った時にも感じた違和感だ。
「あ、あねご……
私たちって何のために来たんだっけ?」
「何を言い出すんだ、ユーリ!
そんな事、皆んなの幸せの為じゃないか」
その瞬間にユーリは悟った。
目の前にいるのは、クレアではない。
クレアの皮を被ったエレノアだと……
そしてユーリの身体から魔力が溢れる。
魔女との遭遇で手を抜いたら、
すぐに支配されてしまう為、
初手から全力を出すと考えていた。
氷魔法レベル4、コキュートス
修行の成果で他にも魔法を覚えたが、
詠唱速度に一番自信がある。
「な、なにをするんだ……
ユーリ!」
「あねご……
いや、貴方はエレノアでしょ!」
ユーリの手から放たれた氷の魔法は、
氷柱となり相手に向かう。
「酷いよ、ユーリ……
お前と私は、友達じゃないか!」
ユーリは許せなかった。
クレアの名前を語るだけならまだしも、
絶対に言わないようなセリフを吐き、
クレアを愚弄したのを許せなかったのだ。
珍しくもユーリは怒りに震えて、
コキュートスを連続で放つ。
しかしその時、
エレノアの周りに魔力が溢れ出した。
「使い魔召喚」
冥界の悪魔、アークデーモンを召喚した。
デーモンは暗黒魔法を放ち、
ユーリの氷魔法と衝突し消滅した。
「それにしても、
よく気づいたわね」
エレノアは、嫌らしい笑みを浮かべながら、
デーモンに指示を出しユーリに向かわせる。
「コキュートス!」
魔力を込めた氷柱を放つ。
その強力な氷の魔法にデーモンは立ち止まる。
「素晴らしいわ……
その力、絶対に手に入れたくなった!」
エレノアは再度身体に魔力を集めて魔法を放つ。
「使い魔、召喚」
暗黒の渦から使い魔が現れる。
クリスタルのような形をした生命体だ。
「エレメンタルクリスタルよ!
氷属性になりなさい」
エレノアが言葉を発すると同時に、
クリスタルの色が白色に変化した。
続けてユーリはエレノアに向けて、
コキュートスを連発する。
しかし、全ての氷魔法はユーリの命令を無視して、
クリスタルに引き寄せられてしまう。
そして全ての魔法は吸収されてしまった。
「ふふふふ、過去の偉大な魔法使い達も
これに沈んだのよね」
ユーリは唇を噛み締める。
死に物狂いで訓練した氷魔法が、
あっさりと攻略されてしまった。
相性の悪い使い魔により攻撃の手がない。
「さあ、デーモン。
あの子を捕らえなさい」
ユーリの元にデーモンが迫る。
その姿を目前にした時、ユーリの目に涙が溢れる。
「あねご、クリス……
ごめんなさい……」
エレノアに捕らえられると、
即座に使い魔にされてしまう。
ユーリの元にデーモンが接近する。
そして、ユーリに危機が迫る中、
今もクリスは霧の中を全速力で駆け抜けていた……
クレアはその様子を遠くの物陰から見ている。
そして隣にいる賢者に話しかけた。
「部屋の中に入った時が、
最も危険と仰ってましたよね?」
魔女が既にユーリに接触しているかもしれない。
そう思うとクレアは、不安で堪らなかった。
「今は信じるしかないな……
ユーリ達が出てきてから、
何かあれば直ぐに助けに入る」
そして先程と違いドアが急に開く。
カートが勢いよく開けたのだ。
ユーリの手を無理に引っ張っている。
誰の目から見ても強引に出たのが分かった。
「お、おい!
何かあったのか!」
クレアは異変に動揺するが、
賢者は冷静に分析していた。
「クレア、まだ動くなよ」
賢者の言葉は、クレアに届いていない。
ユーリに何かがあったらと思うと、
胸が張り裂けそうで、それどころではないのだ。
そして、カートとユーリの前に、
エルフの剣士達が現れる。
明らかにユーリを捕らえるために立ち回っていた。
「おい、あれは何だ!」
まさかエルフが実力行使に出るとは思わない。
賢者は、エレノアの指示を考えている。
それによっては今突撃するのは危険だと考えた。
「クレア、まだ我慢しろ!
誘き出すための罠かもしれない」
「ダメだ!
このままではユーリが捕らえられる!」
そしてクレアは賢者の指示を無視して、
突撃してしまう。
上空に光の剣を一時的に呼び出し、
それを足場に空を駆け抜けた。
「あんなこともできるのか……」
クリスはクレアの万能な魔法に呆れたが、
賢者は、先行したクレアに頭を悩ませていた。
エレノアの性格を知る賢者は、
この後に何かが起きると確信している。
「クリス、もし万が一の時は、
お前だけが頼りだ……」
その作戦に俺は無言で頷く。
そして、エルフ達との戦闘が開始した。
しかしこの瞬間、長老の家の前に霧が広がる。
その霧は瞬く間に広がり何も見えなくなってしまった。
「エレノアが動いた!」
賢者は即座に事態を把握して、
クリスに指示を出す。
「クリス、ユーリの魔力を探知するよ」
賢者との訓練で得たスキルの一つ、
探知を使い指定した魔力を探す。
霧の中で神経を研ぎ澄ませて、
二人はユーリの元へ走り始めた……
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
上空から突如としてクレアが現れた。
目の前に立ち塞がる者が誰であっても、
ユーリのために、クレアは一切容赦しない。
「エルフの騎士達……
ユーリに危害を加えるなら……」
全方位に合計40本の光の剣を呼び出す。
エルフの頭上に配置して、
いつでも串刺しに出来る状況だ。
「これは素晴らしい!
さすがルミナスの宮廷魔術師」
エルフの剣士の一人が口にする。
恐怖心は全く無い様子だ。
「いきなり攻撃すれば、
エルフとルミナスの戦争に発展するぞ」
もう一人のエルフが、
嫌らしい笑みを浮かべて話す。
「何を言う、お前らこそ、
私の家族を攫おうとしているじゃないか」
クレアは光の剣を後方の者達の足へ飛ばす。
足を刺されたエルフ達は、これで自由に動けない。
「貴様、タダでは済まさんぞ!」
正面こエルフ達が苛ついている。
クレアは更に20本の光の剣を呼び出し、
後方のエルフへ再度剣を向ける。
「二度と立ち上がれないようにも出来るぞ。
それが嫌なら手を引け」
クレアは本気だ。
ユーリに危害をなす者には容赦しない。
しかし、事態は一瞬の出来事だった。
気付けばユーリとの距離が離れている。
その瞬間を狙われたのだ。
突然、霧を生み出す魔法が発動して、
瞬く間に霧が、長老の家の周りを包み込む。
クレア達は、周りを一切認識することが出来なくなってしまった。
「ユーリ、こっちだ!」
クレアは急いでユーリの手を引いて逃げ出す。
「あ、あねご……」
すぐにクレアと合流出来て、
ユーリも心から安心していた。
その手を握りしめて霧の晴れている場所へ向かう。
「ここまで逃げれば安心だろう」
「あねご、ありがとう……」
そしてクレアはユーリに向き直す。
その笑顔はいつものクレアに見えるが、
ユーリは何か違和感を感じていた。
それは里に入った時にも感じた違和感だ。
「あ、あねご……
私たちって何のために来たんだっけ?」
「何を言い出すんだ、ユーリ!
そんな事、皆んなの幸せの為じゃないか」
その瞬間にユーリは悟った。
目の前にいるのは、クレアではない。
クレアの皮を被ったエレノアだと……
そしてユーリの身体から魔力が溢れる。
魔女との遭遇で手を抜いたら、
すぐに支配されてしまう為、
初手から全力を出すと考えていた。
氷魔法レベル4、コキュートス
修行の成果で他にも魔法を覚えたが、
詠唱速度に一番自信がある。
「な、なにをするんだ……
ユーリ!」
「あねご……
いや、貴方はエレノアでしょ!」
ユーリの手から放たれた氷の魔法は、
氷柱となり相手に向かう。
「酷いよ、ユーリ……
お前と私は、友達じゃないか!」
ユーリは許せなかった。
クレアの名前を語るだけならまだしも、
絶対に言わないようなセリフを吐き、
クレアを愚弄したのを許せなかったのだ。
珍しくもユーリは怒りに震えて、
コキュートスを連続で放つ。
しかしその時、
エレノアの周りに魔力が溢れ出した。
「使い魔召喚」
冥界の悪魔、アークデーモンを召喚した。
デーモンは暗黒魔法を放ち、
ユーリの氷魔法と衝突し消滅した。
「それにしても、
よく気づいたわね」
エレノアは、嫌らしい笑みを浮かべながら、
デーモンに指示を出しユーリに向かわせる。
「コキュートス!」
魔力を込めた氷柱を放つ。
その強力な氷の魔法にデーモンは立ち止まる。
「素晴らしいわ……
その力、絶対に手に入れたくなった!」
エレノアは再度身体に魔力を集めて魔法を放つ。
「使い魔、召喚」
暗黒の渦から使い魔が現れる。
クリスタルのような形をした生命体だ。
「エレメンタルクリスタルよ!
氷属性になりなさい」
エレノアが言葉を発すると同時に、
クリスタルの色が白色に変化した。
続けてユーリはエレノアに向けて、
コキュートスを連発する。
しかし、全ての氷魔法はユーリの命令を無視して、
クリスタルに引き寄せられてしまう。
そして全ての魔法は吸収されてしまった。
「ふふふふ、過去の偉大な魔法使い達も
これに沈んだのよね」
ユーリは唇を噛み締める。
死に物狂いで訓練した氷魔法が、
あっさりと攻略されてしまった。
相性の悪い使い魔により攻撃の手がない。
「さあ、デーモン。
あの子を捕らえなさい」
ユーリの元にデーモンが迫る。
その姿を目前にした時、ユーリの目に涙が溢れる。
「あねご、クリス……
ごめんなさい……」
エレノアに捕らえられると、
即座に使い魔にされてしまう。
ユーリの元にデーモンが接近する。
そして、ユーリに危機が迫る中、
今もクリスは霧の中を全速力で駆け抜けていた……
2
あなたにおすすめの小説
元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
元勇者パーティーで雑用係をしていたが、追放されてしまった。
しかし彼は本当は最強でしかも、真の実力を隠していた!
今は辺境の小さな村でひっそりと暮らしている。
そうしていると……?
※第3回HJ小説大賞一次通過作品です!
42歳メジャーリーガー、異世界に転生。チートは無いけど、魔法と元日本最高級の豪速球で無双したいと思います。
町島航太
ファンタジー
かつて日本最強投手と持て囃され、MLBでも大活躍した佐久間隼人。
しかし、老化による衰えと3度の靭帯損傷により、引退を余儀なくされてしまう。
失意の中、歩いていると球団の熱狂的ファンからポストシーズンに行けなかった理由と決めつけられ、刺し殺されてしまう。
だが、目を再び開くと、魔法が存在する世界『異世界』に転生していた。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。
【完結】487222760年間女神様に仕えてきた俺は、そろそろ普通の異世界転生をしてもいいと思う
こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
異世界転生の女神様に四億年近くも仕えてきた、名も無きオリ主。
億千の異世界転生を繰り返してきた彼は、女神様に"休暇"と称して『普通の異世界転生がしたい』とお願いする。
彼の願いを聞き入れた女神様は、彼を無難な異世界へと送り出す。
四億年の経験知識と共に異世界へ降り立ったオリ主――『アヤト』は、自由気ままな転生者生活を満喫しようとするのだが、そんなぶっ壊れチートを持ったなろう系オリ主が平穏無事な"普通の異世界転生"など出来るはずもなく……?
道行く美少女ヒロイン達をスパルタ特訓で徹底的に鍛え上げ、邪魔する奴はただのパンチで滅殺抹殺一撃必殺、それも全ては"普通の異世界転生"をするために!
気が付けばヒロインが増え、気が付けば厄介事に巻き込まれる、テメーの頭はハッピーセットな、なろう系最強チーレム無双オリ主の明日はどっちだ!?
※小説家になろう、エブリスタ、ノベルアップ+にも掲載しております。
【改訂版】槍使いのドラゴンテイマー ~邪竜をテイムしたのでついでに魔王も倒しておこうと思う~
こげ丸
ファンタジー
『偶然テイムしたドラゴンは神をも凌駕する邪竜だった』
公開サイト累計1000万pv突破の人気作が改訂版として全編リニューアル!
書籍化作業なみにすべての文章を見直したうえで大幅加筆。
旧版をお読み頂いた方もぜひ改訂版をお楽しみください!
===あらすじ===
異世界にて前世の記憶を取り戻した主人公は、今まで誰も手にしたことのない【ギフト:竜を従えし者】を授かった。
しかしドラゴンをテイムし従えるのは簡単ではなく、たゆまぬ鍛錬を続けていたにもかかわらず、その命を失いかける。
だが……九死に一生を得たそのすぐあと、偶然が重なり、念願のドラゴンテイマーに!
神をも凌駕する力を持つ最強で最凶のドラゴンに、
双子の猫耳獣人や常識を知らないハイエルフの美幼女。
トラブルメーカーの美少女受付嬢までもが加わって、主人公の波乱万丈の物語が始まる!
※以前公開していた旧版とは一部設定や物語の展開などが異なっておりますので改訂版の続きは更新をお待ち下さい
※改訂版の公開方法、ファンタジーカップのエントリーについては運営様に確認し、問題ないであろう方法で公開しております
※小説家になろう様とカクヨム様でも公開しております
異世界で美少女『攻略』スキルでハーレム目指します。嫁のために命懸けてたらいつの間にか最強に!?雷撃魔法と聖剣で俺TUEEEもできて最高です。
真心糸
ファンタジー
☆カクヨムにて、200万PV、ブクマ6500達成!☆
【あらすじ】
どこにでもいるサラリーマンの主人公は、突如光り出した自宅のPCから異世界に転生することになる。
神様は言った。
「あなたはこれから別の世界に転生します。キャラクター設定を行ってください」
現世になんの未練もない主人公は、その状況をすんなり受け入れ、神様らしき人物の指示に従うことにした。
神様曰く、好きな外見を設定して、有効なポイントの範囲内でチートスキルを授けてくれるとのことだ。
それはいい。じゃあ、理想のイケメンになって、美少女ハーレムが作れるようなスキルを取得しよう。
あと、できれば俺TUEEEもしたいなぁ。
そう考えた主人公は、欲望のままにキャラ設定を行った。
そして彼は、剣と魔法がある異世界に「ライ・ミカヅチ」として転生することになる。
ライが取得したチートスキルのうち、最も興味深いのは『攻略』というスキルだ。
この攻略スキルは、好みの美少女を全世界から検索できるのはもちろんのこと、その子の好感度が上がるようなイベントを予見してアドバイスまでしてくれるという優れモノらしい。
さっそく攻略スキルを使ってみると、前世では見たことないような美少女に出会うことができ、このタイミングでこんなセリフを囁くと好感度が上がるよ、なんてアドバイスまでしてくれた。
そして、その通りに行動すると、めちゃくちゃモテたのだ。
チートスキルの効果を実感したライは、冒険者となって俺TUEEEを楽しみながら、理想のハーレムを作ることを人生の目標に決める。
しかし、出会う美少女たちは皆、なにかしらの逆境に苦しんでいて、ライはそんな彼女たちに全力で救いの手を差し伸べる。
もちろん、攻略スキルを使って。
もちろん、救ったあとはハーレムに入ってもらう。
下心全開なのに、正義感があって、熱い心を持つ男ライ・ミカヅチ。
これは、そんな主人公が、異世界を全力で生き抜き、たくさんの美少女を助ける物語。
【他サイトでの掲載状況】
本作は、カクヨム様、小説家になろう様でも掲載しています。
異世界翻訳者の想定外な日々 ~静かに読書生活を送る筈が何故か家がハーレム化し金持ちになったあげく黒覆面の最強怪傑となってしまった~
於田縫紀
ファンタジー
図書館の奥である本に出合った時、俺は思い出す。『そうだ、俺はかつて日本人だった』と。
その本をつい翻訳してしまった事がきっかけで俺の人生設計は狂い始める。気がつけば美少女3人に囲まれつつ仕事に追われる毎日。そして時々俺は悩む。本当に俺はこんな暮らしをしてていいのだろうかと。ハーレム状態なのだろうか。単に便利に使われているだけなのだろうかと。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる