休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。

ゆう

文字の大きさ
92 / 182

第92話 愛の誓い

しおりを挟む
賢者から誓いの言葉と儀式の内容を聞いて、
クリスは驚愕していた。
そして通信機器の言葉が聞こえないマリアはクリスの様子を見て首を傾げている。


「ま、マリア…」


クリスはいざ目の前にいるマリアを見ると、儀式を意識してしまい恥ずかしくなってきた。


「どうしたの?
 クリス?」


「あの、ひとまず…
 賢者から事情を聞いて欲しいんだ」


正確に伝えなければと思い、
賢者から事情を伝えてもらう事にした。
するとみるみるうちにマリアの顔は赤くなっていく。
気付けばトマトのように赤くなっていたのだ。


「あ、あ、あのクリス…
 ちょっと心の準備をさせて」


「わ、分かった」


通信機器を返してもらい賢者が一言告げる。
それは契約の儀式の手順についてだ。


「愛の言葉と儀式を行ったら、
 クリスの右手とマリアの左手で
 聖剣を掴むんだ…」


そこで儀式は完了すると賢者は言ったのだ。
そして改めて二人は向かい合う。




その時、俺は死にかけた時を思い出していた。
愛する人に自分の言葉を伝えられない、
触れることすらできない、
そんな事は絶対に嫌だと改めて感じた。



そして聖剣の儀式ではあるが、
マリアに本当の気持ちを伝えたい。





「マリア…」





するとマリアは俺の目をじっと見つめる。
俺の言葉を待っているのが分かる。





「俺はマリアが好きだ」




マリアの目を見て真っ直ぐに伝える。
でも、これだけで済ませるつもりはない…




何故なら、もっと気持ちを伝えたい。
そう、俺は心に決めている。





そして気づけば俺達は、
自然と抱きしめ合っていた。





「ずっと君に触れたかった…」




「クリス…」




マリアの潤んだ瞳が綺麗で、
愛しさが込み上げてくる。





「もっと君の声が聞きたいんだ…」




これからも君の声を聞けるのが嬉しくて、
気づけば俺も涙が溢れてしまう。




「もう、これ以上離れたくないんだ…」




そして気持ちが伝わっているのか、
マリアの頬を涙が落ちていく。





「ずっと傍にいて欲しいんだ…」




伝えられなくて…




後悔なんて絶対にしたくない…





君に伝えたい…






「俺は…」






「マリアを愛しているんだ…」





そして気持ちを伝えたいのは、
マリアも同じだった。





「私も…」




目を輝かせながらマリアは口を開く。
そしてその笑顔は今までで一番綺麗な顔をしている。





「クリスを愛しています…」





その瞬間に、二人の気持ちが通じ合った。
そしてお互いの唇は重なり合い求め合う。
二人にとって大切な時間であり、
お互いにゆっくりと愛を確かめ合った。




「クリス…」



マリアは輝かしい笑顔を向けている。
そして少しずつ表情が変わる。




「クリス…
 もう絶対に離してあげないからね」




まさか小悪魔なマリアが出てきて、
俺の心を奪ってしまうなんて思いもしない…


こんなにも幸せで胸が一杯になるとは思わなかった。
相手の事しか何も考えられなくなるなんて。





「マリア…」




「何?」




もう一つ、
ずっと言おうと思っていたことがある。








「絶対にマリアを幸せにします」







クリスは心からマリアに愛を誓った。
そしてマリアはその言葉にお返しをするように口付けをしていく。
すると二人の誓いを祝福するかのように、
聖剣の輝きが二人を包み込む。
そしてその輝きと共に教会の鐘が鳴り響いていく。




「クリス…
 今もう私は、幸せで一杯だよ」



「もっとだよ…
 今よりも、もっと幸せにするよ」



そして二人は聖剣を握り、二人の誓いを示すかのように手の甲に刻印である紋章が刻まれる。
それは二人の誓いを聖剣が認めた瞬間だった。




これで俺達の物語は終わりではない。
きっとここから始まるのだろう。
今も隣にいる愛する人と幸せになるために。
しおりを挟む
感想 13

あなたにおすすめの小説

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~

宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。 転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。 良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。 例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。 けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。 同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。 彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!? ※小説家になろう様にも掲載しています。

【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。

ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。 剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。 しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。 休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう… そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。 ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。 その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。 それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく…… ※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。 ホットランキング最高位2位でした。 カクヨムにも別シナリオで掲載。

【完結】487222760年間女神様に仕えてきた俺は、そろそろ普通の異世界転生をしてもいいと思う

こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
 異世界転生の女神様に四億年近くも仕えてきた、名も無きオリ主。  億千の異世界転生を繰り返してきた彼は、女神様に"休暇"と称して『普通の異世界転生がしたい』とお願いする。  彼の願いを聞き入れた女神様は、彼を無難な異世界へと送り出す。  四億年の経験知識と共に異世界へ降り立ったオリ主――『アヤト』は、自由気ままな転生者生活を満喫しようとするのだが、そんなぶっ壊れチートを持ったなろう系オリ主が平穏無事な"普通の異世界転生"など出来るはずもなく……?  道行く美少女ヒロイン達をスパルタ特訓で徹底的に鍛え上げ、邪魔する奴はただのパンチで滅殺抹殺一撃必殺、それも全ては"普通の異世界転生"をするために!  気が付けばヒロインが増え、気が付けば厄介事に巻き込まれる、テメーの頭はハッピーセットな、なろう系最強チーレム無双オリ主の明日はどっちだ!?    ※小説家になろう、エブリスタ、ノベルアップ+にも掲載しております。

八百万の神から祝福をもらいました!この力で異世界を生きていきます!

トリガー
ファンタジー
神様のミスで死んでしまったリオ。 女神から代償に八百万の神の祝福をもらった。 転生した異世界で無双する。

捨てられた前世【大賢者】の少年、魔物を食べて世界最強に、そして日本へ

月城 友麻
ファンタジー
辺境伯の三男坊として転生した大賢者は、無能を装ったがために暗黒の森へと捨てられてしまう。次々と魔物に襲われる大賢者だったが、魔物を食べて生き残る。 こうして大賢者は魔物の力を次々と獲得しながら強くなり、最後には暗黒の森の王者、暗黒龍に挑み、手下に従えることに成功した。しかし、この暗黒龍、人化すると人懐っこい銀髪の少女になる。そして、ポーチから出したのはなんとiPhone。明かされる世界の真実に大賢者もビックリ。 そして、ある日、生まれ故郷がスタンピードに襲われる。大賢者は自分を捨てた父に引導を渡し、街の英雄として凱旋を果たすが、それは物語の始まりに過ぎなかった。 太陽系最果ての地で壮絶な戦闘を超え、愛する人を救うために目指したのはなんと日本。 テンプレを超えた壮大なファンタジーが今、始まる。

異世界に転生したら?(改)

まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。 そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。 物語はまさに、その時に起きる! 横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。 そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。 ◇ 5年前の作品の改稿板になります。 少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。 生暖かい目で見て下されば幸いです。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~

北条氏成
ファンタジー
宮本 英二(みやもと えいじ)高校生3年生。 実家は江戸時代から続く剣道の道場をしている。そこの次男に生まれ、優秀な兄に道場の跡取りを任せて英二は剣術、槍術、柔道、空手など様々な武道をやってきた。 そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。 グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・ しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。 これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。

処理中です...