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第94話 女神教
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クリスとマリアの聖剣技によって魔王軍を退けることに成功した。
クリスは最も評価されているがアリスも今回の働きを評価された。
そして二人とも褒美も兼ねて陛下から城へ呼ばれている。
「楽にして良いぞ…」
初めてルミナス国王を前にしてアリスは小動物のように震えている。
「お前たち、良くやったな…
魔王軍の撃退、見事だ」
そして賢者、マリア、シャルロットだけでなく、何故かクレアとユーリまで集まっている。
賢者は全員を集めた理由について話し出した。
「お前たちを呼んだのは、
聖剣の契約者についてだ」
賢者は過去を懐かしむような表情をしながら、口を開いていく。
「契約者になるとその魂は浄化される、
一つの効力を発揮するのさ」
その後、賢者の発する言葉に、
城にいる全員が驚愕する。
「もうマリアの心臓は、
魔族が食ったら有害になる」
「それはつまり、
もうマリアは狙われないと?」
賢者は無言で頷いた。
その事実に全員が驚愕して目を見開く。
当事者であった姉妹は手を取り合い喜びあっている。
「だがな、一つ問題があってな…
聖剣の契約者は出向かなければならない、
契約者が出現したら必ずだ…例外はない」
「ど、どこですか?」
賢者は若干その言葉を口にするのが嫌な様子だが、
仕方なくその場所を話していく。
「女神教の総本山だよ」
クリスにとって聞き覚えのある名前だった。
女神教は王都の中でも活動しているがその活動内容は知られていない。
「水の都テティスに出向いて、
契約の儀を受ける」
「なんか怪しそうなんですけど、
大丈夫なのでしょうか?」
クリスは前世の知識を持っているが、
日本での生活知識が主である。
宗教に疎い生活をしてきたがために、
女神教という名前の組織に胡散臭さを感じてしまい信用できないでいた。
「主にスキルの儀式をする組織なんだが、
確かにその実態は不明な部分が多いな」
クリスはふと疑問を口にする。
一瞬女神教のことに気を取られたが大事な問題だった。
「あの、教会に出向くとは一体誰が?」
「何言ってるのさ、
お前とマリアだよ」
クリスはマリアと共に旅に出るという急展開に驚愕している。
そして更に王が口を開く。
「そこでだが、
お前とユーリの婚約を正式に認める」
「はい?」
クリスは何故いきなり自分とユーリの婚約の話に繋がるのか全く理解できないでいた…
放心していると国王が捕捉してきた。
「ははは、まあ話を聞け
実はな魔女狩りという組織はな、
女神教の中に潜む過激派なのだよ」
俺は衝撃を隠しきれない。
過去の世界でユーリを苦しめていた魔女狩り。
奴らが女神教の内部に潜んでいる。
「そのためお前たちの旅には、
ユーリは同行できない。
長期間で会えなくなるかもしれない…
だが我もそこまで鬼ではない…」
クリスはユーリを見る。
少し複雑そうな顔をしており、
その表情から不安を感じ取れた。
「元々覇王には一夫多妻と思ったが、
当人の意思なく決めては怒られると
思っていたからな」
国王はマリアをふと見るが、本人は首を傾げている。
そして国王は更に口を開いた。
「お前たち二人は同じ夫を持つのだ
まあ仲良くしなさい…
私もお前達を応援しようじゃないか」
優しくマリアとユーリを見つめる瞳に、
二人とも少し感極まっている。
ユーリの家族はクリス達しかいない。
父親のような振る舞いに心が揺らいだのかもしれない。
「旅と言っても新婚旅行じゃないぞ
お前たち二人の旅じゃないからな」
ハッハッハと久しぶりの国王の笑い声が響いていく。
そして賢者が同行者について説明する。
「シャルロットとアリス、
お前たちも同行してもらう」
「ええ!」
シャルロットは話を聞いていなかったようで当の本人が一番驚いている様子だ。
アリスは恐らく最初から開いた口が塞がっていないだろう。
「シャルロットは契約の腕輪に代わる
魔道具の捜索だ。
アリスは才能の開花のための修行だよ」
賢者が説明したのは最もな理由だった。
国宝と扱われていた契約の腕輪をセシルに盗まれてしまった。
シャルロットの戦力は大幅に低下しているのだ。
そしてアリスはバルガスとの戦いで驚異的な才能を見せた。
「お前達は国にとって、
重要な戦力になるだろう…
この旅で力をつけて帰って来なさい」
クリスは第一王女も旅に送り出すとは思いもしない。
しかし【国王はマリアを溺愛していて甘い】という以前聞いた言葉を思い出していた。
その言葉通りマリアが心配なだけかもしれないと、クリスは思い始めていた。
「まあ、祭りもあるしな。
一ヶ月後に旅立ってもらう予定だ…
今はこの時間を大切に過ごしなさい」
そして国王からのユーリとの婚約、
女神教への儀式と同行者の話が終わった。
クリス達は急な展開に頭が追いつかない。
しかしそれだけに聖剣の契約者は世界でも重要な役割を占めている。
そして水の都テティスで待ち受ける陰謀にクリスたちは巻き込まれていく。
クリスは最も評価されているがアリスも今回の働きを評価された。
そして二人とも褒美も兼ねて陛下から城へ呼ばれている。
「楽にして良いぞ…」
初めてルミナス国王を前にしてアリスは小動物のように震えている。
「お前たち、良くやったな…
魔王軍の撃退、見事だ」
そして賢者、マリア、シャルロットだけでなく、何故かクレアとユーリまで集まっている。
賢者は全員を集めた理由について話し出した。
「お前たちを呼んだのは、
聖剣の契約者についてだ」
賢者は過去を懐かしむような表情をしながら、口を開いていく。
「契約者になるとその魂は浄化される、
一つの効力を発揮するのさ」
その後、賢者の発する言葉に、
城にいる全員が驚愕する。
「もうマリアの心臓は、
魔族が食ったら有害になる」
「それはつまり、
もうマリアは狙われないと?」
賢者は無言で頷いた。
その事実に全員が驚愕して目を見開く。
当事者であった姉妹は手を取り合い喜びあっている。
「だがな、一つ問題があってな…
聖剣の契約者は出向かなければならない、
契約者が出現したら必ずだ…例外はない」
「ど、どこですか?」
賢者は若干その言葉を口にするのが嫌な様子だが、
仕方なくその場所を話していく。
「女神教の総本山だよ」
クリスにとって聞き覚えのある名前だった。
女神教は王都の中でも活動しているがその活動内容は知られていない。
「水の都テティスに出向いて、
契約の儀を受ける」
「なんか怪しそうなんですけど、
大丈夫なのでしょうか?」
クリスは前世の知識を持っているが、
日本での生活知識が主である。
宗教に疎い生活をしてきたがために、
女神教という名前の組織に胡散臭さを感じてしまい信用できないでいた。
「主にスキルの儀式をする組織なんだが、
確かにその実態は不明な部分が多いな」
クリスはふと疑問を口にする。
一瞬女神教のことに気を取られたが大事な問題だった。
「あの、教会に出向くとは一体誰が?」
「何言ってるのさ、
お前とマリアだよ」
クリスはマリアと共に旅に出るという急展開に驚愕している。
そして更に王が口を開く。
「そこでだが、
お前とユーリの婚約を正式に認める」
「はい?」
クリスは何故いきなり自分とユーリの婚約の話に繋がるのか全く理解できないでいた…
放心していると国王が捕捉してきた。
「ははは、まあ話を聞け
実はな魔女狩りという組織はな、
女神教の中に潜む過激派なのだよ」
俺は衝撃を隠しきれない。
過去の世界でユーリを苦しめていた魔女狩り。
奴らが女神教の内部に潜んでいる。
「そのためお前たちの旅には、
ユーリは同行できない。
長期間で会えなくなるかもしれない…
だが我もそこまで鬼ではない…」
クリスはユーリを見る。
少し複雑そうな顔をしており、
その表情から不安を感じ取れた。
「元々覇王には一夫多妻と思ったが、
当人の意思なく決めては怒られると
思っていたからな」
国王はマリアをふと見るが、本人は首を傾げている。
そして国王は更に口を開いた。
「お前たち二人は同じ夫を持つのだ
まあ仲良くしなさい…
私もお前達を応援しようじゃないか」
優しくマリアとユーリを見つめる瞳に、
二人とも少し感極まっている。
ユーリの家族はクリス達しかいない。
父親のような振る舞いに心が揺らいだのかもしれない。
「旅と言っても新婚旅行じゃないぞ
お前たち二人の旅じゃないからな」
ハッハッハと久しぶりの国王の笑い声が響いていく。
そして賢者が同行者について説明する。
「シャルロットとアリス、
お前たちも同行してもらう」
「ええ!」
シャルロットは話を聞いていなかったようで当の本人が一番驚いている様子だ。
アリスは恐らく最初から開いた口が塞がっていないだろう。
「シャルロットは契約の腕輪に代わる
魔道具の捜索だ。
アリスは才能の開花のための修行だよ」
賢者が説明したのは最もな理由だった。
国宝と扱われていた契約の腕輪をセシルに盗まれてしまった。
シャルロットの戦力は大幅に低下しているのだ。
そしてアリスはバルガスとの戦いで驚異的な才能を見せた。
「お前達は国にとって、
重要な戦力になるだろう…
この旅で力をつけて帰って来なさい」
クリスは第一王女も旅に送り出すとは思いもしない。
しかし【国王はマリアを溺愛していて甘い】という以前聞いた言葉を思い出していた。
その言葉通りマリアが心配なだけかもしれないと、クリスは思い始めていた。
「まあ、祭りもあるしな。
一ヶ月後に旅立ってもらう予定だ…
今はこの時間を大切に過ごしなさい」
そして国王からのユーリとの婚約、
女神教への儀式と同行者の話が終わった。
クリス達は急な展開に頭が追いつかない。
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