休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。

ゆう

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第136話 高鳴り

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陛下との謁見も無事に終わり、俺達はレガードの屋敷に到着すると、まだかと待ち焦がれた母上が門の前で俺達の帰りを待っている。


「母上、只今戻りました!」


「あぁ、待ちくたびれたぞ!」


陛下に会うので心配してくれていたようだ。
ベルに聞いた話だと何度も窓の外を見たり、
庭に移動して落ち着かなかったらしい。


そして俺達は客間へ連れて行かれ、
俺とマリア、ユーリ、母上の4人で着席した。


「それでどうだった?」


「流石、賢者様でした!
 女神の力で遺跡探しもするそうです」


女神に協力してもらい、これから聖剣探索、遺跡調査をする事を母上に伝えた。
更に俺が調査隊の隊長に就任した事を伝えると手を上げて喜んでいる。


「凄いじゃないか!
 お前はまだ土地を持たない名誉貴族だ!
 それでそんな大役に……」


瞳をうるうるしながら話す母上を見て、
やはり血の繋がった母親だと安心した。
ついさっきまでマリア、ユーリと仲が良すぎて嫉妬していたのだ。


「それで俺がミストに行く人材を決めるそうです」


母上に相談しながら人事を考えていると、
先日、サリーの同行希望もあったため、
レガード家の殆ど全員がミストに行くことになる。


「残りはカート家族だけだと思うが、
 他に誰かいるのか?」


「あの、フィリアさんはどうでしょう?」


俺がその名前を出した途端に、両サイドにいる奥様達がビクんと反応した。
別に浮気するわけじゃなくて明確な理由があるのだが……


「最近までミストに派遣されて事情に詳しいので」


本人は行きたがらないかもしれないが、
俺たちにとって情報は命であるため、
一緒に来てもらうことにした。


「明日に私が関係各所に知らせてきてやろう
 息子の初めての隊長任務だからな」


母上は俺達のために張り切っている。
こんな時は甘えてしまったほうが良いのだ。


「そうしたら、いつ出発する?
 賢者の話だと一刻も争うのだろう?」


「急で申し訳ないですが、早めに出発したいです」


女神に力を借りて魔列車を強化した場合、
ミストまでの日数が半分以下に短縮されるのが分かった。
恐ろしい速度に唖然とするが、早く到着する必要もあるため明後日には出発すると決める。


「じゃあ、旅立つまでゆっくり過ごそう」


そして俺達の初めての会議が終わり、
それぞれの部屋に戻っていく。 
今後のことは列車内で賢者も交えて話し合うことになる。


そして、私室でゆっくりしていると、
風呂が沸いたと使用人から知らされた。
とりあえず服を脱ぎ浴室に入っていく。


「それにしても、色々あったけど、
 やっとゆっくり出来る……」


しかし、ある意味でゆっくり出来ない事態が起こる。
髪を洗おうと瞳を閉じると、浴室に誰かが入る音が聞こえたのだ。


「クリス!」


その瞬間、心臓が飛び跳ねた。
何と浴室にマリアとユーリが入ってきたのだ。


「まだ、こっち見ないで!
 恥ずかしいから……」


「ふ、二人ともどうしたの?」


俺は急に積極的になった二人の行動に動揺してしまい、
頭が冷静に働かない。


「お義母様がもっと距離を近付けるには、
 一緒にお風呂に入るのが良いって」


「はい?」


まさか一緒に入るよう勧めたのが母上だとは思いもしない。
正直嬉しくて仕方ないけど、心臓が止まるかと思ったよ。


「あねごが背中を流してやれって!
 まずは私から洗ってあげるね!」


ユーリが手ぬぐいを使って背中を洗い始めた。
痛くならないようにゆっくりと動く仕草に優しさを感じている。


「ユーリばっかりズルい!」


次は交代してマリアの番になった。
出会った時からすると将来婚約して、まさか王女に背中を洗ってもらうなんて夢にも思わないだろう。


「クリスの肌、本当綺麗だね……
 最初は女の子かと思ったけど」


そういえばそんな事もあった。
確か勘違いされてマリアは自分の世界に旅立っていたな。


「私もクリスに会えて助けてもらって、
 人生が変わったよ」


ユーリとも魔女絡みの問題を一緒に乗り越えてきた。
まさかこんなに綺麗に成長して俺の奥さんになるなんて……


「あ、あの前は洗わなくて良いからね!
 流石に恥ずかしすぎるから!」


「え~!次は私の番なのに!」


ユーリがガッカリとしているが、
流石に恥ずかしさで死んでしまう。


「今度は俺が二人の背中を流すよ!」


ここから先は秘密だけど、婚約者二人と仲良く幸せな時間を過ごせました。
恥ずかしそうにするマリアとユーリが、
愛おしすぎて胸の高鳴りが収まらない。
何だか母上の作戦通りな気がして悔しいけど、
幸せな時間を過ごせたし母上に感謝している。
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