すずしろの浅漬け

あらあらまあまあ、交通事故の目撃者になりました

３時過ぎ、近所のスーパーに行こうと思い自転車で出かけました。
大通りを超えて、ふと見るとタクシーが正面から走ってきて、、、
と思ったら、赤いセダンがスーッとその前に飛び出し、ガッシャン!

非日常を見ると、人間って思考停止するんですね。

えーっとぉ

兎に角、タクシーの運転席の方に回り込んだら、ドアが開いてて男性が倒れていました。
反対側に居て目撃した女性がスマホ持っていたので聞いたら、今、救急車呼んでいるところだというので、取り敢えず私は倒れている男性の意識確認。

「膝痛めたみたいです、元々腰悪くて、椎間板ヘルニアなもんでね。」

意識ありありです。良かった。

赤い車の運転手の女性が
「お怪我は?」
と声をかけると、むくっと頭だけ上げて、
「あんた一時停止って知ってる?こっちが優先!俺ね、個人でやってるから働けなくなると補償高いよ!200万はいくからね。」

お元気です。
わざわざ車の鍵抜いてから、降りて倒れ込むほどかなあとは思いましたが、本人ではないですし、勝手な判断はできません。

消防署は近いんですが、救急車が中々来ません。
「警察に連絡した?」
近くにいた方に聞かれたので、交通事故だと言って救急車呼ぶと、警察には自動的に連絡行くから、大丈夫と答えました。
これ知らない方多いんですよね。
私も20年ほど前に、自転車の中学生とバイクの大学生の接触事故で、救急車呼んだ時に初めて知りました。

あの時は、自転車が完全にひしゃげるほどの事故でした。
幸い大きな外傷はどちらにもなかったものの、ショックで泣きじゃくる女の子抱きしめて、救急車呼び、更に私の携帯から親に連絡させたんでしたね。
ちょうど高校受験が終わって、志望校に合格したと言っていました。
「おめでとう、よかったねえ!」
「くすんくすん、ありがとうございます。」
「○○高校か、あそこ制服可愛いんだよね。」
「そうなんです、ずっと憧れてて。。」
気をそらすには話題をプラス方向にもっていくのが一番です。
すずしろさんの営業トーク大炸裂でした。
なんてやってたら、救急車に続いて、自転車でお巡りさん来るんだもん、びっくりです。




さてさて、タクシーとセダンのお話に戻ります。
後続で入ってきた車に事情説明してバックして迂回を薦めたりしていたら突然、年配の女性に抱き着かれました。

「貴女!大丈夫? 跳ねられたの?怪我は?」
私が仕事で伺っている先の奥様でした。
音がしたので出てきたら、私が現場にいたので巻き込まれたのかと思ったそうです。
心配してくださったんですね、ありがたい事です。

赤い車の女性は、この辺りの方ではなく、家に高齢のお母様と共に帰宅する途中で、知らない道で停止線を見逃したそうです。

うん、誰がどう見ても、彼女が悪いです。

でもね、震えてるんですよ。
「大丈夫よ、怖かったね。」
そう言って背中撫でて落ち着かせました。
ようやくやってきた救急車と警察。

一応目撃者ですから、お巡りさんから連絡先を聞かれましたが、単純な物損事故として片が付く様で、そのまま私は買い物に行きました。


それから数日後、今度は家のすぐそばの十字路でタクシーと軽自動車の接触事故の現場に行き当たりました。

んー、タクシーの若い運転手さん、何でわざわざ道路に出て転がっているんでしょう？？？
凹んでいるのは助手席側です。
数日前の個人タクシーの運転手さんと重なります。

タクシードライバーのマニュアルにあるんでしょうか?

やってきたお巡りさんはこともなげに言いました。
「はい、運転手さんこっち来て。動けるよね。」

・・・・、素人は敢えて口に出さない事にしましたが、きっとあるんでしょうね、事故った時のマニュアルが^^;