憧れのゲーム世界へ

胸脇苦満

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マイスネルの後ろ姿を見送るとパトラがレインを見上げて口を開く。

「良かったんですか?」
「へ?」

一体何を言われているのかわからないレインはナターシャに目を向ける。

「『ミヤビ洋服店』の刻印入り反物は紹介状というのはわかっていますか?」
「えぇ今朝そう聞きました。」
「今朝!…はぁ、まぁレイン様ですものね。その紹介状となる反物を渡すためにも店の信頼が必要なんです。店に信頼してもらわなければ刻印の入った反物を購入することはできず紹介することができないのです。あの反物はお金では買えない価値があるんですよ。それもこの国の大公であるパトラ様のお父上でさえも買えないほどの代物なんです。」
「え!まじで?」
「えぇ本当です。レイン様、周りをご覧ください。ここにいる招待客の皆様がレイン様に注目していますよ?」

たかが紹介状だろうと楽観視してたがそんな大層なものだとは知らなかったレインはどうしようか焦り始める。
まさかそんなに注目を受ける代物だとは思わなかったのだ。大公でも用意できない贈呈品とか何してんだよとミヤビに問い詰めたい気分のレイン。
日本人生産職プレイヤーの手作り根性というか趣味というかその徹底ぶりの恐ろしさを知ったレインである。

「もしかしなくてもやらかした?」
「はい。大公様よりも価値のあるものを用意したのですから。」
「ニアは嬉しいですよ!あそこのお洋服って生地もデザインも素敵なんですもの!お爺様に買ってもらえるようになったと思うと幸せです!!」
「レレレレインさんやっぱり私。」

上機嫌で喜ぶパチニアをよそに顔を真っ青にさせるレインとプルシアーナがそこにはいた。さすがに大勢の前で服を脱ぎ出そうとはしなかったがレインの服を掴んで震えるプルシアーナ。ロアナもそんな二人を見て不安げにレインの服を掴む。
ため息を吐くナターシャがパトラに目配せをするとレイン御一行を別室へと連れていく。



別室に連れられてようやく事の重大さに気づいたレインだが時すでに遅し!呆然としながらも自分がしでかしたことを思い返す。
ゲーム時代にプレイヤーが調子に乗って国の重要人物すら購入できないようにしていた反物を領主にプレゼントした。
言葉にすればこうだ。それは自分の意思ではなくフェリタニカが良かれと思ってしたことであり自分の意思はなく、もっといえばそんな紹介もままならない高級店にしたのもミヤビだ。

(あれ?俺全然悪くなくね?どっちかというと日本人プレイヤーのこだわりのせい??)

よく考えると日本人プレイヤーの無駄なこだわりのせいである。海外勢はそこまでのこだわりをするものはごくごく一部の親日オタクのみで普通は儲け重視だ。
庶民派の店を開く者もいれば高級志向に老舗の一見さんお断りと様々なコンセプトを楽しんでいたことが原因。とはいえゲームなのだからそれが間違いとは言い切れずむしろそれが正しい遊び方だとレインは考えている。ただ、それがいざ現実となってしまってはお偉いさんからするとレインのプレゼントは異様なものに映っただけだ。

「今更返せともいえないしまぁいっか。」

めんどくさくなったレインは考えることをやめてご飯を食べることにした。
ふとプルシアーナの顔を見るとまだ青ざめているようだがロアナはパトラと一緒にご飯を食べ始めている。

(子供っていいよなぁ)

良くも悪くも子供であるロアナは細かい上下関係などわかっていない。それでもパトラやこの城の中にいる人が身分が上というのはわかっているので自分なりに注意してるようだが同年代の子供同士でいるときはかなり楽しそうに遊んでいる。
今もご飯を美味しそうに食べて感想を言い合っているところだ。
それより問題なのはプルシアーナだ。相当参ってるようでかなり顔色が悪くオドオドしてご飯を食べていない。
ナターシャが食べるように進めるがブツブツと何かつぶやき続けている。

「プルシアーナ?ご飯食べないの?」
「レレレインさん。私、服」
「気にしなくていいよ。俺がしたいようにしてるんだ。着て欲しいから買ったんだし嫌だったら無理に着る必要はないけどね。今はドレスコードもあるからちょっと我慢してね。」
「いい嫌じゃないですよ!!こんなに綺麗な服私なんかが着ていいのかと……ごにょごにょ……」

プルシアーナの青ざめていた顔がうっすら赤く染まる。

「ご飯食べよっか」
「…はい」

やっとご飯に手をつけるプルシアーナを微笑ましげに眺めつつレインもご飯を食べる。
立食形式の昼食をこっちに持って来たので肉料理が多いようだ。
ローストビーフにスペアリブ、なんかのステーキと肉だらけ。
味は濃い味付けでまぁまぁだった。肉の脂っぽさをワインや果物で作ったソースでごまかしてるようにしか思えない。

「あれ?なんか忘れてるような」
「どうかなさったので?」
「なんか忘れてるんだよ。」
「エルルを作ってくださることですか?」
「え?あぁそうか、それもあったっけ?でもそれ以外にも…」

確かにエルルの話を忘れていたレインだがそれ以外にも忘れていることがあるような気がする。
忘れるぐらいだからどうでもいいことなのだろうと思いご飯を美味しそうに食べるプルシアーナを眺めながらパトラ達の話をぼんやりと聞きながら考える。

「ロアナは『月下風雲』に泊まってるんですわよね?」
「うん!お風呂綺麗だったよ!それに夜ご飯も美味しかったんだよ!すき焼きってのがね甘辛くって美味しかってね!」
「羨ましいですの。ニアはまだ泊まったことないんですの。」
「あら?そういえばその指輪とネックレス綺麗ですわね。」
「えへっ。お兄ちゃんがね今日のためにおしゃれしないといけないからって」
「それも『ミヤビ洋服店』ですか?」

パトラがロアナのアクセサリーに目をつけると嬉しそうに自慢時始めるロアナ。

「お兄ちゃんがね!」

(ん?アクセサリー?あ!ネックレス!!)
「そうだ!思い出した思い出した。パトラとナターシャにネックレス作ってもらったんだよ。」

やっとパトラとナターシャ用に作ったネックレスのことを思い出す。
小さな魔石が宝石のように輝くネックレスの入ってケースを取り出すと無造作に机に置く。
どちらも同じものであるために片方だけ開けてみせる。

「これフェリが作ったんだけど、護身用の結界魔道具になってるから使ってよ。」
「「「え!?」」」
「ん?あぁそっか。ニアちゃん用のがないな。」
「いえそういうわけで「だったら私のを!」」
「ん?プルシアーナのは、いや、そうだなプルシアーナのネックレスを上げてプルシアーナは別のを渡そうか。」
「聞いてください!」
「へ?」

マイペースなレインに怒声にも似た大きな声でナターシャが叫ぶ。

「ごほん!レイン様?」
「ひゃい!」

満面の笑みでレインの名前を呼ぶナターシャとビビりあがって声が震えるレイン。
一体何をしでかしたのかよくわかっていないが先ほどの反物と同様何かやらかしたことは理解する。

「どうしたんです?声が震えてますがやましいことでもあるんですか?」
「え?やましいことはああありありませんですはい。」
「本当に?」
「はい…た、ぶん…」
「そうですね。冒険者の失踪者というのはさぞかし抜けてらっしゃるんでしょうね。いくつか報告書を読んだことはありますがどれもこれも嘘だと疑ってしまうような内容が書かれていましたが…レイン様を見るとあれは事実であったのだと納得できますね。」
「へ?」
「はぁ…自覚が足りない。まぁいいです。この国で良かったですね。今の時代魔道具がどれだけ高級なものか知っていただきましょうか。」
「ん?そういえばフェリが言ってたな『世界融合』以来魔道具が壊れてしまったからどの国も今ある分でやりくりしてるって」
「それは!いえ、そうですね。あそこなら…それにもう5年にもなりますから知ってるものも多いでしょう。確かに今残されている魔道具でやりくりしているのが現状です。だからこそ魔道具は迂闊に出すべきではないのです。」
「そっか。でも作れないの?」
「作れるものもありますが職人自体が少ないので間に合わないのです。」
「あ~確かに依頼が多いとかなんとか言ってたな。」
「『ミヤビ洋服店』にも月に数点魔道具を納めてもらっていますからね。そのせいもあって紹介状をもらえないとの噂ですが。」

ナターシャの説明でなんとなくではあるが魔道具を迂闊に使うのが拙いことはわかったレインだがどの程度がダメなのかが全くわからない。

「どの程度の魔道具が出回ってるのかわかる?」
「魔石の使わない魔道具は一般にも流通してますが魔力の扱いに慣れないものはうまく使えません。魔封石を使用したものはある程度流通してますが、魔石消費の魔道具は少ないですね。刻印魔石の魔道具はほとんど出回っていませんわね。酷い国では刻印魔石を使ったものを没収しているところもあるんですから注意してくださいね!」
「そんなに職人不足なの?」
「そうです失踪した職人が多いですから。」

ナターシャの説明に絶句するレイン。まさかそこまでとは思っていなかった。
刻印魔石はNPCでもごくごく一部のものしかできていないのは知っていたが魔石消費タイプの魔道具なら作れるはずだ。にもかかわらず今一般にそんなに出回っていないとなると職人不足にもほどがある。そこで一つの可能性に思い当たる。

「戦争?」
「そうです。戦争時に多くの職人が狙われました。それは魔道具を作る職人だけでなく薬師、鍛治師もです。今は魔道具どころかそう言った方面でもかなり後退していますので注意してくださいね?」
「あ…そっか効率的に戦力を削ぐにはそうだよな……」

戦争のルールも特になくなってひどかったであろうことが分かる内容である。

「このエルトゥールル公国は周囲の森のおかげで戦争にほとんど巻き込まれることがなかったので大陸ではレイメルト聖王国の次に進んだ技術があるんですよ。まぁ逆にいえばあの森の道を開拓するのに一年以上費やしたんですけどね。私もよく知らないのですがそのせいで国境線が少しヴァルガードに侵されていたと聞いています。」
「え?この国ってそんなに農業も畜産もしてないですよね?一年も交易ができないようならかなり危険では?」
「そうですね。それも森の実りと動物、森にあった村々、当時この国にあった食べ物でなんとか食べ物が育つまでもたせたんですよ。この国は戦争被害が少なかったので無事な魔道具が多くそれもあって助かったということですね。」
「それで米ですか。」
「はい。冒険者の方々が作っていた水田があったのでアトーリア周辺の気候が米を作るのに良かったのです。他は芋をはじめとした根菜を栽培して今では自国内で賄えるほどですよ。流通に頼っていた貿易国でしたが、もうそれだけではありません。とはいえ金属類やモンスターの素材が足りないのですけどね。」
「へ~そうなんだ。昔は他国から食料を輸入しないと生活できないと思ってたけどねぇ。5年も経てばこうも変わるんだなぁ。あれ?じゃあ軍事力もかなりのもんだよね?」

タン!

「レイン様!!エルトゥールルは武力に頼った政治はしていません!お父様はそういったことは一切しませんわ!!」

レインの一言に憤慨したパトラが机を叩きつける。

「え、あ、ごめん。」

思わず謝るが静寂がその場を支配する。
急に怒りを表したパトラに皆呆然としているのだ。

パトラ自身も急に怒りがこみ上げ怒ったことに驚いているが自分が怒った理由はわかっている。一年ほど前に外交交渉に来ていた遠方の国から来た使節団が裏で「魔道兵器を大量生産しおって」「野蛮な!」「死の商人風情が!」と陰で罵っていたのを聞いたことがあるからだ。魔道兵器は刻印魔石を使っている武具の別称で他の魔道具とは一線を画す性能を誇っている。
エルトゥールルが国内の刻印魔石を作れる職人を使って数多くの魔道具を生産させていることに対し罵倒しているわけだが、現在の職人では小さな無属性魔石に簡単な刻印それも安定した効果を出せるのは結界・治療用魔道具でしか成功していないものばかり。今急ピッチで生産しているのは辺境の村や町を防衛するための緊急措置に過ぎない。当時国内で凶悪なモンスターは頻繁に襲って来ていなかったがそれでも実力のある冒険者がいないので小さな村や町では弱いモンスターに襲われただけでもひとたまりもない。定期的に国の兵を巡回させているもののそれではいつ大きな被害にあってもおかしくない状態だ。国の延命措置としても意味合いが強かった。小さな結界用魔道具であろうと数が集まれば防壁として機能させることができるために大量発注しているのだが、それを兵器生産だと思い込んでいるものは多い。
この時の使節団もそう思い込んでいたためにこのような発言をしていたのだがパトラは陰口に食ってかかった。
「お父様は兵器なんか作ってない!民のために結界用魔道具を作っているの!王族の結界用魔道具もほとんど村や町に回しているんだから!」
その発言自体は国の内情を暴露する褒められた行為ではなかったがパトラは軍備強化で脅していると思われるのがとてつもなく腹が立ったのだ。
当然子供のいうことなど相手にされず、ましてや「子供を使って情報操作などヘドが出る」とさらに陰口を叩いてきたのだ。大半は交渉がうまくいかなかったことの腹いせだがそれでも以前ならこんなことはなかった。有能なものが失踪や戦争で失ってしまったために焦っている遠方の国には直接戦争には関わらず他国と比べて被害のすくなかったエルトゥールルに対する批判が燻りこういったことが起こったのだ。それでもマナーの悪い短絡的思考のものが多い気がするが国内の問題を抱えている状態では有能なものを外に送るのをためらう国があっても仕方ない。
パトラはレインがそういう連中とは違うことも悪い意味で発言したことでもないのはわかっているがついついカッときて自身の感情を抑えることができなかった。
冷え冷えとした空気でどうしていいのかわからず皆視線を合わせないよう俯く。

カチャン

個室の扉が開き1人の侍女が顔を出す。

「何か大きな音が聞こえたのですがご無事ですか!」

ダン!

パトラが座っていた椅子がこけると勢いよくその扉から飛び出していく。

「パトラお嬢様!」

扉を開けた侍女が飛び出したパトラを追いかける。
未だ整理のつかない現状に皆視線は扉に釘付けだ。ナターシャですら何もできずに途方に暮れているのだから皆どうしていいのかわかるはずもない。

「あ、パトラ様。」

ようやく口を開いたナターシャが一度追いかけようとして扉の前で振り返る。

「レイン様、プルシアーナ様、ロアナ様。主人が失礼をいたし申し訳ございません。後日こちらからご連絡させていただきますので本日のところは一度お引き取りいただきたく存じます。」
「えっと…わかりました。このネックレスは置いてくね。」
「ありがとうございます。」

そういうと扉を丁寧に開けて一礼してから退出する。
微妙な雰囲気になりながらもパチニアに一言謝罪してプルシアーナのつけているネックレスとその入れ物を机に置くとパチニアにエルルの元まで見送られる。

「本日は足を運んでいただき嬉しかったですの。パトラおねぇさまがどうしていきなりお怒りになったのかはわかりませんが悪い人ではありませんの。どうか嫌いにならないでください。」

深々とお辞儀をするパチニア。

「大丈夫だよ嫌いになんかならないから。どうせ俺が何か言っちゃいけないことを言ったんだよ。ごめんねって伝えてくれると嬉しいな。」
「はい。」
「じゃあね。」

レインは暗い顔のプルシアーナとロアナをエルルに乗せて城を後にする。
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