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第1章 幼児期編
第7話 学園長からの招待状
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~五ヶ月後~
どうも、ルークです。
今日は、僕の四歳(身体的には4歳×3=12歳)の誕生日です。
……もちろん、公爵家領地はどこもかしこもお祭り騒ぎ。
仕事を放棄するなよっ、と思うのだが法律には「領地で大規模な祝いの席を設ける際には労働の義務を一時解除する」的なことが記してあったので、国は認めているみたいだ。
まぁ、いろいろと楽しい誕生日会でした。
誕生日プレゼントでは、お父様から"聖魔剣"(聖なる魔剣)という矛盾しているような武器の素材となる"神龍の邪悪なる鱗"という、またしても訳のわからないものをプレゼントされた。
「お父様、神竜というのは何ですか?」と聞くと、
「龍族には何十種類という部類があって、しかも龍族の中で中位・下位とされる龍は竜族になる。
竜は、上位に昇るまで龍としての本来の力は発揮出来ないようになっていると言われている。
……ここまでは知っているよな?」と聞かれたから、本で読んだから知っていると答えると
「なら、あとは簡単だ。
龍族の中の最上位である龍……それが神龍だ。」とお父様は説明してくれた。
なるほど。
でも、やっぱり"神龍の邪悪なる鱗"はなぜ邪悪なる鱗なのかが分からない。
龍族というのは中位・下位である竜族に限り、野蛮で暴力的だが、上位である龍族は神聖にして知能が優れている優しい心の持ち主だと聞いている。
なのに、その象徴たる神龍が邪悪なる鱗をもっているのは、どう考えてもイマイチ推測が出来なかった。
いずれは、調査をすることにしよう…。
それと、お母様は『全系統王級魔術をするりと習得しようの本(全習得出来たのは過去に一人もいないけどね)』という変わった題名の超分厚い本をプレゼントしてくれた。
"神龍の邪悪なる鱗"は物魔攻撃力・物魔防御力がともに、半端なく強くなるというフリージア最上級の剣の素材だと言われているらしい。
なので、これは刀を創る時に使おうと思う。刀には使えるかどうか分からないが、まぁなんとかなるでしょ。
多分だけど、半端ない効果が付与される気がする…。
『全系統王級魔術をするりと習得しようの本(全習得出来たのは過去に一人もいないけどね)』という、ふざけた名前の本は、今まで通り最高の努力をして一年半程度で全習得しようと思う。
全系統王級魔術が習得出来れば、もう全系統帝級魔術の有無とパワーメーターの数値,それに加えて経験の差が、戦況を大きく変えることになると思われる。
つまり、これを全習得すれば、最強に大きく近づけるということだ。
「お父様,お母様、こんなに立派なお誕生日プレゼントをありがとうございます。
大切に、大事に使わせていただきます。」
そうお礼を言ってから、席を立ち去ろうとしたその時だった……。
どこからかフクロウみたいな生き物が飛んできて、僕の目の前に止まった。
そして、クチバシにくわえていた封筒と推測されるものを机の上に置いてから、フクロウもどきは、飛んで去って行った。
これは何だろうと思ったが、お父様は開けてみないと分からないという顔をしていたので、封筒を開けることにした。
開けてみると、中には手紙が入っていて内容は、こう書かれていた。
ーーーーーーーー
ルーク・グレイテスト様へ
この度は、誠に僭越ながら時間もありませんでしたもので、手紙という形でお伝えさせていただきます。
本題に入りますと、我がエンフェルリール王国立剣術魔術学園に是非とも御入学していただきたいのです。
わたくしたちは、誠意ある優秀な生徒を必要としています。
ルーク・グレイテスト様は、年齢がまだ十二歳に達しておりませんが、実力の前に年齢は不要。
特別選抜精鋭(通称:TSS)クラスに入ってくださるのであれば、年齢制限は考慮しないものといたします。
御回答は、来月の四月に入学式がございますので、一週間後の昼方に直接お伺いさせていただきます。
ルーク・グレイテスト様にとって、最も懸命な判断をわたくしたちは待っております。
エンフェルリール王国立剣術魔術学園
学園長 クルーシュ・フォン・エンフェルリールより
ーーーーーーーー
これを読み終えてから、お母様とお父様に話をすると、
「いいじゃない!素敵な提案ね。
ただ、あなたの身の安全が保証されるのなら……の話だけどね。」
「そうだな。あの学園は、入るときっと素晴らしいと思うぞ、ルーク。
………まぁ、父さんは魔術と座学系のテストが0点で入学試験に落ちかけたけどね。」
と、二人はそれぞれの意見を述べた。
(片方は、言った後変な空気になったが…)
う~ん…お母様とお父様の意見は参考にしつつ、自分でこの学園に入学してのメリット・デメリットをしっかりと考えなくちゃなー。
それから、学園長 "クルーシュ・フォン・エンフェルリール"という人物……明らかに、王宮で育った王子様だよな。
王子ともあろう方が、なぜ学園長をしているのかは本人に聞くよりも、お父様に聞いた方が良いだろうな。
王子様とは知り合いらしいし、話が長くなりそうだから明日辺りにでも聞くことにしようと思う。
もし、僕が剣術魔術学園に通ったらどんな生活を送っているのだろうと考えながら、僕は誕生日を終えた………。
どうも、ルークです。
今日は、僕の四歳(身体的には4歳×3=12歳)の誕生日です。
……もちろん、公爵家領地はどこもかしこもお祭り騒ぎ。
仕事を放棄するなよっ、と思うのだが法律には「領地で大規模な祝いの席を設ける際には労働の義務を一時解除する」的なことが記してあったので、国は認めているみたいだ。
まぁ、いろいろと楽しい誕生日会でした。
誕生日プレゼントでは、お父様から"聖魔剣"(聖なる魔剣)という矛盾しているような武器の素材となる"神龍の邪悪なる鱗"という、またしても訳のわからないものをプレゼントされた。
「お父様、神竜というのは何ですか?」と聞くと、
「龍族には何十種類という部類があって、しかも龍族の中で中位・下位とされる龍は竜族になる。
竜は、上位に昇るまで龍としての本来の力は発揮出来ないようになっていると言われている。
……ここまでは知っているよな?」と聞かれたから、本で読んだから知っていると答えると
「なら、あとは簡単だ。
龍族の中の最上位である龍……それが神龍だ。」とお父様は説明してくれた。
なるほど。
でも、やっぱり"神龍の邪悪なる鱗"はなぜ邪悪なる鱗なのかが分からない。
龍族というのは中位・下位である竜族に限り、野蛮で暴力的だが、上位である龍族は神聖にして知能が優れている優しい心の持ち主だと聞いている。
なのに、その象徴たる神龍が邪悪なる鱗をもっているのは、どう考えてもイマイチ推測が出来なかった。
いずれは、調査をすることにしよう…。
それと、お母様は『全系統王級魔術をするりと習得しようの本(全習得出来たのは過去に一人もいないけどね)』という変わった題名の超分厚い本をプレゼントしてくれた。
"神龍の邪悪なる鱗"は物魔攻撃力・物魔防御力がともに、半端なく強くなるというフリージア最上級の剣の素材だと言われているらしい。
なので、これは刀を創る時に使おうと思う。刀には使えるかどうか分からないが、まぁなんとかなるでしょ。
多分だけど、半端ない効果が付与される気がする…。
『全系統王級魔術をするりと習得しようの本(全習得出来たのは過去に一人もいないけどね)』という、ふざけた名前の本は、今まで通り最高の努力をして一年半程度で全習得しようと思う。
全系統王級魔術が習得出来れば、もう全系統帝級魔術の有無とパワーメーターの数値,それに加えて経験の差が、戦況を大きく変えることになると思われる。
つまり、これを全習得すれば、最強に大きく近づけるということだ。
「お父様,お母様、こんなに立派なお誕生日プレゼントをありがとうございます。
大切に、大事に使わせていただきます。」
そうお礼を言ってから、席を立ち去ろうとしたその時だった……。
どこからかフクロウみたいな生き物が飛んできて、僕の目の前に止まった。
そして、クチバシにくわえていた封筒と推測されるものを机の上に置いてから、フクロウもどきは、飛んで去って行った。
これは何だろうと思ったが、お父様は開けてみないと分からないという顔をしていたので、封筒を開けることにした。
開けてみると、中には手紙が入っていて内容は、こう書かれていた。
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ルーク・グレイテスト様へ
この度は、誠に僭越ながら時間もありませんでしたもので、手紙という形でお伝えさせていただきます。
本題に入りますと、我がエンフェルリール王国立剣術魔術学園に是非とも御入学していただきたいのです。
わたくしたちは、誠意ある優秀な生徒を必要としています。
ルーク・グレイテスト様は、年齢がまだ十二歳に達しておりませんが、実力の前に年齢は不要。
特別選抜精鋭(通称:TSS)クラスに入ってくださるのであれば、年齢制限は考慮しないものといたします。
御回答は、来月の四月に入学式がございますので、一週間後の昼方に直接お伺いさせていただきます。
ルーク・グレイテスト様にとって、最も懸命な判断をわたくしたちは待っております。
エンフェルリール王国立剣術魔術学園
学園長 クルーシュ・フォン・エンフェルリールより
ーーーーーーーー
これを読み終えてから、お母様とお父様に話をすると、
「いいじゃない!素敵な提案ね。
ただ、あなたの身の安全が保証されるのなら……の話だけどね。」
「そうだな。あの学園は、入るときっと素晴らしいと思うぞ、ルーク。
………まぁ、父さんは魔術と座学系のテストが0点で入学試験に落ちかけたけどね。」
と、二人はそれぞれの意見を述べた。
(片方は、言った後変な空気になったが…)
う~ん…お母様とお父様の意見は参考にしつつ、自分でこの学園に入学してのメリット・デメリットをしっかりと考えなくちゃなー。
それから、学園長 "クルーシュ・フォン・エンフェルリール"という人物……明らかに、王宮で育った王子様だよな。
王子ともあろう方が、なぜ学園長をしているのかは本人に聞くよりも、お父様に聞いた方が良いだろうな。
王子様とは知り合いらしいし、話が長くなりそうだから明日辺りにでも聞くことにしようと思う。
もし、僕が剣術魔術学園に通ったらどんな生活を送っているのだろうと考えながら、僕は誕生日を終えた………。
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