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第1部
♡15 実質初夜
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ギルは俺の体をベッドに優しく横たえた。媚薬の効果もキスの余韻も残った体が、冷たいシーツに触れて少し落ち着く。しかしそれはギルと目が合うまでの、ほんの短い間だけだった。
「本当は初夜まで我慢しようと思ってたけど……良いよね。今日が初夜ってことで」
ギルが言っている事がうまく理解できない。ただただ目の前の人が欲しくて、俺は手を伸ばした。
「ぎるぅ……はやく……」
「っ! レイ、」
ギルは苦しそうに呻くと、俺の両手をベッドに押さえつけて胸元に吸い付いた。
「あぁっ! あっ……んっ!」
ギルは舌で乳首を転がして弄びながら、時折甘噛みしたり吸い上げたりを繰り返す。その度に電流のような快感が流れ込んできて、俺はビクビクと腰を動かした。
「ふぁ……んっ……もっとぉ……!」
快楽に染まった頭ではもう何も考えられなくて、欲望のままに更なる愛撫を求める。ギルは俺の要望に応えるかのように、もう一方もぺろりと舐めた。
「あ、ん……きもちぃ……!」
ギルの頭を掻き抱いて、胸に押し付ける。ここがこんなに気持ち良いなんて知らなかった。媚薬のせいなのだろうか。しかし絶頂には足りない快感は、苦しくもあった。
触れられていない下がもどかしい。もじもじと太腿をすり合わせるが、うまく刺激出来なかった。
「レイ、かわいい……」
「んんっ!!」
乳首を噛まれてビクンと腰が跳ねあがった拍子に、俺の中心が何か弾力のあるものに触れた。
「ふぁ、あっ!」
瞬間、雷のような快感が全身を貫く。更なる快感を求めて、俺はへこへこ腰を動かし、夢中でそれに擦り付けた。
「こら。悪戯しちゃだめだよ」
ギルが胸から顔を離し、下に視線を送る。つられて見ると、ギルの熱が、ズボンの前を押し上げていた。
「おっ……きい……」
無意識のうちにそこへ向かって手を伸ばすと、ギルの手によって阻まれてしまった。
「だーめ。初めてなんだから、ちゃんと準備してから、ね?」
そう言うとギルは起き上がり、俺のベルトに手をかけた。カチャリという金属音がやけに大きく響く。
ズボンを脱がされて下着一枚になると、さすがに羞恥心が押し寄せて来た。
「やぁ……みないでぇ」
「かわいいレイ。良い子だから、俺に見せて」
ギルの手が伸びてきて、あやすような手つきで下着越しに触れた。先程の胸への愛撫だけで限界近くまで勃ち上がったそこは、布地に染みを作っていた。
「下着も脱がすね」
下着に手をかけ一気に引き下ろすとぷるんと中心が現れた。先走りで濡れそぼった淡い色のそれは外気に晒されたことで更に硬度を増した。
「や……はずかし……っ」
隠そうとする手をやんわりと退けられる。
「恥ずかしくなんか無いよ。すごく綺麗だし可愛い。それにほら、 こことかとっても美味しそうだ」
ギルは俺の中心を人差し指ですっとなぞると、そのまま口に含んだ。
「ひゃぅ!? ……っあ! きたな……んんっ!」
熱い口内で舌が激しく絡みつく。じゅぶじゅぶと卑猥な音を立てながら吸われて、腰が勝手に揺れてしまった。
「ぁっ……あああ……っ!!」
強い快感に耐えられず呆気なく達してしまう。ぴゅく、ぴゅくと何度か熱を吐き出しきると、ギルはようやく口を離してくれた。
絶頂の余韻でぼんやりとした視界でギルを捉える。ギルはうっそりと目を細めると、見せつけるように口を開いて真っ赤な舌の上に乗った白濁を手のひらに吐き出した。
「たくさん出たね。気持ち良かった?」
すごく、すっごく恥ずかしかったけど、気持ちよかったことには違いない。俺がこくりと小さく頷くと、ギルは嬉しそうな表情を浮かべて頭を優しく撫でてくれた。
「じゃあ次はこっち、触るね」
膝裏を持ち上げられると、俺のすべてが丸出しになってしまう。
ギルに見られているという事を意識した途端、ヒクッと後孔が収縮した。
「ああ、ここもとっても可愛いよ」
手に出した俺の熱を塗りつけるように、ギルの長い指先が後孔の縁に触れた。
「んっ……」
「大丈夫だよ、レイ。リラックスして」
反射的に力が入ってしまうのを感じたのか、唇が降ってくる。触れるだけのキスをして離れていくそれが名残惜しくて追いかけようとしたその時、ぬるりとしたものが侵入してきた。
「ひ、ぁ……」
唐突な異物感に、差し込まれた指をきゅうと締め付けてしまう。ギルは宥めるように何度も軽いキスを繰り返しながら、少しずつ奥へと進めていった。
体の内側を意志を持った物が蠢いている。その感覚は未知のものでひどく落ち着かなかった。
「指、全部入ったよ。どう? 痛くない? 気持ち良い?」
「……わかんな……へんなかんじする……」
「痛くないなら良かった。じゃあもう少し慣らそうか」
ギルはいったん指を抜き、とろりとした液体を纏わせてから再び差し入れた。ゆっくりと指を抜き差しするたび、くちくちと小さな水音が鳴る。違和感と共に下腹にじわじわと快感がたまっていくようで、俺は息を吐いてそれをやり過ごした。
長い時間をかけて解された後、2本目の指も挿入された。内壁を探るようにして動かされていた2本の指がある一点を掠めた時、今までとは比べものにならないほどの快感が駆け抜けた。
「ふぁ……あぁ!」
「ここかな? レイの良いところ」
ギルは悪戯っぽく笑うと、執拗にそこばかりを攻め始めた。
「やっ……らめぇ! そこばっかぁ……あぁっ!」
強すぎる快楽から逃れようと身を捩るが、腰を掴まれてしまい動くことが出来なかった。
いつの間にか指は3本に増え、バラバラと中を掻き回される。ばらけた指がしこりを挟み込むと、目の前がチカチカするような衝撃に襲われた。
「もうっ、イっ……!!!」
絶頂の直前、ずるりと指が引き抜かれた。
突然の喪失感にくたりと体を横たえながら、俺は呆然とギルを見上げた。
「ごめん、レイ。そろそろ挿れたい」
ギルはズボンの前を寛げると、既に限界まで張り詰めた自身を取り出した。太い血管の走るそれは凶悪なまでに大きく、力強く脈打っている。
ギルはそれを俺の後孔にあてがい、先端を擦り付けるようにしながら問いかけてきた。
「いい?」
余裕の無い顔でそんな風に聞かれたら、駄目なんて言えるはずがない。俺が小さく頷くと、ギルは安心したように微笑んだ。
「挿れるよ」
ずぷりと熱い塊が押し入ってくる。痛みは無いが圧迫感が強くて苦しかった。
「力抜いて。息、止まってるよ」
無意識のうちに呼吸を止めてしまっていたらしい。息を吐き出し切ってから意識して吸い込むと、ギルの匂いに頭がくらくらした。
大きく息を吸って、そして吐き出す。
それに合わせて少しずつギル自身が埋め込まれていった。
やがて全てを収めきると、ギルは俺に覆いかぶさり、抱きしめた。
「わかる? 今全部入ってるんだよ」
「……うん」
お腹の奥でどくんどくんと脈打つ存在を感じる。これがギルのものだと思うだけで愛しさで涙が出そうだった。
「すごい……ぎるで、いっぱい……」
薄い腹を撫でながら呟くと、ギルは困ったように笑った。
「あんまり可愛い事しないでくれる? 手加減できなくなる」
「てかげん、しないでいいよ……っ?!」
俺の言葉にギルの目の色が変わった。中で熱い楔がビクンと脈打つ。
「そんなに煽るなんて、悪い子にはお仕置きだよ。やめてって言われてもやめてあげないから」
「うっ、ぁ……!」
ギルはゆるゆると腰を動かし、抽送を開始した。
最初は馴染ませるように緩慢だった動きは次第に早く、激しくなっていく。ぎりぎりまで抜かれては最奥を穿たれて、頭の中に火花が散るようだった。
「あんっ、ゃあっ……! はげしっ……!」
パンパンと肌がぶつかり合う音が響く。
「レイ! レイ! ああ……好きだよ。愛してる」
「あぅ、ぎるぅ! おれもっ! おれも――」
ギルの言葉に答えようとした瞬間、手前のしこりをギルの熱がごりゅっと押し上げた。
「しゅ、きぃぃぃ~~~~~っっ!!」
俺はギルへの想いを叫びながら絶頂してしまった。
背中が弓なりにしなる。頭が真っ白になって、身体中の痙攣が止まらない。同時に後孔がきゅうきゅう締まって、ギルを搾り取るように収縮した。
「クッ、レイ……っ!」
ギルがぶるりと震えながら小さく呻く。少し遅れて、ドクドクと熱い飛沫が注がれたのが分かった。
「はぅ、んっ……ふ、ぅ」
絶頂の余韻が残ったまま、ぼーっとギルを見上げる。
熱い息を吐きながら顔を上気させているギルは、普段の涼やかな表情からは想像できない、壮絶な色気を放っていた。
「ぎる……かっこいい……」
「っ! レイ……」
まだ繋がったままだったそこが質量を増したのを感じる。
「あ……」
「ごめん、もう1回だけ……」
こんなにも、ギルが俺を求めているなんて。
歓喜に満たされて、俺はギルの頭を抱き寄せると唇を寄せた。
「もっと、して?」
チュッと音を立てて軽いキスをすると、ギルはぴたりと動きを止めた。じわじわと、顔の赤みが増していく。
「はぁ。レイってほんとに……」
ギルは小さい声で何か呟くと、俺の体を抱き起した。足を伸ばしたギルの上に座るような形になり、自重で更に深くまで飲み込んでしまう。さっきとは違う角度で当たっていて気持ち良い。思わず腰を動かすと、ギルが咎めるような声を上げた。
「もう、悪戯っ子さん。またお仕置きして欲しいの?」
「ふぁ、あぁっ」
ギルの両手が俺の腰を掴み、力強く引き寄せられる。強い刺激に、たまらずギルにしがみついた。
「レイ……」
「ぎる……」
名を呼びながら口づけを交わす。舌を絡め合い、唾液を交換する淫靡な水音をさせながら、俺たちはお互いを求め合った。
「っ、はぁ……レイ、好き、大好き。ずっと俺だけのものでいて」
「うん……おれ、ぎるのものになるぅ……」
いつの間にか再開した律動は激しさを増し、俺は再び高みへ押し上げられていく。
「ふぁ、あんっ……らめぇっ、イっちゃ……!」
「いいよ、一緒にイこう」
「あっ、あああっ……~~~っ!!!」
ラストスパートをかけるように激しく突き上げられて、俺はあっけなく達してしまった。
「くっ……!」
同時に、熱い奔流が再び体内に注ぎ込まれる。しびれるような余韻に浸りながら、俺の意識は白く染まっていった。
「本当は初夜まで我慢しようと思ってたけど……良いよね。今日が初夜ってことで」
ギルが言っている事がうまく理解できない。ただただ目の前の人が欲しくて、俺は手を伸ばした。
「ぎるぅ……はやく……」
「っ! レイ、」
ギルは苦しそうに呻くと、俺の両手をベッドに押さえつけて胸元に吸い付いた。
「あぁっ! あっ……んっ!」
ギルは舌で乳首を転がして弄びながら、時折甘噛みしたり吸い上げたりを繰り返す。その度に電流のような快感が流れ込んできて、俺はビクビクと腰を動かした。
「ふぁ……んっ……もっとぉ……!」
快楽に染まった頭ではもう何も考えられなくて、欲望のままに更なる愛撫を求める。ギルは俺の要望に応えるかのように、もう一方もぺろりと舐めた。
「あ、ん……きもちぃ……!」
ギルの頭を掻き抱いて、胸に押し付ける。ここがこんなに気持ち良いなんて知らなかった。媚薬のせいなのだろうか。しかし絶頂には足りない快感は、苦しくもあった。
触れられていない下がもどかしい。もじもじと太腿をすり合わせるが、うまく刺激出来なかった。
「レイ、かわいい……」
「んんっ!!」
乳首を噛まれてビクンと腰が跳ねあがった拍子に、俺の中心が何か弾力のあるものに触れた。
「ふぁ、あっ!」
瞬間、雷のような快感が全身を貫く。更なる快感を求めて、俺はへこへこ腰を動かし、夢中でそれに擦り付けた。
「こら。悪戯しちゃだめだよ」
ギルが胸から顔を離し、下に視線を送る。つられて見ると、ギルの熱が、ズボンの前を押し上げていた。
「おっ……きい……」
無意識のうちにそこへ向かって手を伸ばすと、ギルの手によって阻まれてしまった。
「だーめ。初めてなんだから、ちゃんと準備してから、ね?」
そう言うとギルは起き上がり、俺のベルトに手をかけた。カチャリという金属音がやけに大きく響く。
ズボンを脱がされて下着一枚になると、さすがに羞恥心が押し寄せて来た。
「やぁ……みないでぇ」
「かわいいレイ。良い子だから、俺に見せて」
ギルの手が伸びてきて、あやすような手つきで下着越しに触れた。先程の胸への愛撫だけで限界近くまで勃ち上がったそこは、布地に染みを作っていた。
「下着も脱がすね」
下着に手をかけ一気に引き下ろすとぷるんと中心が現れた。先走りで濡れそぼった淡い色のそれは外気に晒されたことで更に硬度を増した。
「や……はずかし……っ」
隠そうとする手をやんわりと退けられる。
「恥ずかしくなんか無いよ。すごく綺麗だし可愛い。それにほら、 こことかとっても美味しそうだ」
ギルは俺の中心を人差し指ですっとなぞると、そのまま口に含んだ。
「ひゃぅ!? ……っあ! きたな……んんっ!」
熱い口内で舌が激しく絡みつく。じゅぶじゅぶと卑猥な音を立てながら吸われて、腰が勝手に揺れてしまった。
「ぁっ……あああ……っ!!」
強い快感に耐えられず呆気なく達してしまう。ぴゅく、ぴゅくと何度か熱を吐き出しきると、ギルはようやく口を離してくれた。
絶頂の余韻でぼんやりとした視界でギルを捉える。ギルはうっそりと目を細めると、見せつけるように口を開いて真っ赤な舌の上に乗った白濁を手のひらに吐き出した。
「たくさん出たね。気持ち良かった?」
すごく、すっごく恥ずかしかったけど、気持ちよかったことには違いない。俺がこくりと小さく頷くと、ギルは嬉しそうな表情を浮かべて頭を優しく撫でてくれた。
「じゃあ次はこっち、触るね」
膝裏を持ち上げられると、俺のすべてが丸出しになってしまう。
ギルに見られているという事を意識した途端、ヒクッと後孔が収縮した。
「ああ、ここもとっても可愛いよ」
手に出した俺の熱を塗りつけるように、ギルの長い指先が後孔の縁に触れた。
「んっ……」
「大丈夫だよ、レイ。リラックスして」
反射的に力が入ってしまうのを感じたのか、唇が降ってくる。触れるだけのキスをして離れていくそれが名残惜しくて追いかけようとしたその時、ぬるりとしたものが侵入してきた。
「ひ、ぁ……」
唐突な異物感に、差し込まれた指をきゅうと締め付けてしまう。ギルは宥めるように何度も軽いキスを繰り返しながら、少しずつ奥へと進めていった。
体の内側を意志を持った物が蠢いている。その感覚は未知のものでひどく落ち着かなかった。
「指、全部入ったよ。どう? 痛くない? 気持ち良い?」
「……わかんな……へんなかんじする……」
「痛くないなら良かった。じゃあもう少し慣らそうか」
ギルはいったん指を抜き、とろりとした液体を纏わせてから再び差し入れた。ゆっくりと指を抜き差しするたび、くちくちと小さな水音が鳴る。違和感と共に下腹にじわじわと快感がたまっていくようで、俺は息を吐いてそれをやり過ごした。
長い時間をかけて解された後、2本目の指も挿入された。内壁を探るようにして動かされていた2本の指がある一点を掠めた時、今までとは比べものにならないほどの快感が駆け抜けた。
「ふぁ……あぁ!」
「ここかな? レイの良いところ」
ギルは悪戯っぽく笑うと、執拗にそこばかりを攻め始めた。
「やっ……らめぇ! そこばっかぁ……あぁっ!」
強すぎる快楽から逃れようと身を捩るが、腰を掴まれてしまい動くことが出来なかった。
いつの間にか指は3本に増え、バラバラと中を掻き回される。ばらけた指がしこりを挟み込むと、目の前がチカチカするような衝撃に襲われた。
「もうっ、イっ……!!!」
絶頂の直前、ずるりと指が引き抜かれた。
突然の喪失感にくたりと体を横たえながら、俺は呆然とギルを見上げた。
「ごめん、レイ。そろそろ挿れたい」
ギルはズボンの前を寛げると、既に限界まで張り詰めた自身を取り出した。太い血管の走るそれは凶悪なまでに大きく、力強く脈打っている。
ギルはそれを俺の後孔にあてがい、先端を擦り付けるようにしながら問いかけてきた。
「いい?」
余裕の無い顔でそんな風に聞かれたら、駄目なんて言えるはずがない。俺が小さく頷くと、ギルは安心したように微笑んだ。
「挿れるよ」
ずぷりと熱い塊が押し入ってくる。痛みは無いが圧迫感が強くて苦しかった。
「力抜いて。息、止まってるよ」
無意識のうちに呼吸を止めてしまっていたらしい。息を吐き出し切ってから意識して吸い込むと、ギルの匂いに頭がくらくらした。
大きく息を吸って、そして吐き出す。
それに合わせて少しずつギル自身が埋め込まれていった。
やがて全てを収めきると、ギルは俺に覆いかぶさり、抱きしめた。
「わかる? 今全部入ってるんだよ」
「……うん」
お腹の奥でどくんどくんと脈打つ存在を感じる。これがギルのものだと思うだけで愛しさで涙が出そうだった。
「すごい……ぎるで、いっぱい……」
薄い腹を撫でながら呟くと、ギルは困ったように笑った。
「あんまり可愛い事しないでくれる? 手加減できなくなる」
「てかげん、しないでいいよ……っ?!」
俺の言葉にギルの目の色が変わった。中で熱い楔がビクンと脈打つ。
「そんなに煽るなんて、悪い子にはお仕置きだよ。やめてって言われてもやめてあげないから」
「うっ、ぁ……!」
ギルはゆるゆると腰を動かし、抽送を開始した。
最初は馴染ませるように緩慢だった動きは次第に早く、激しくなっていく。ぎりぎりまで抜かれては最奥を穿たれて、頭の中に火花が散るようだった。
「あんっ、ゃあっ……! はげしっ……!」
パンパンと肌がぶつかり合う音が響く。
「レイ! レイ! ああ……好きだよ。愛してる」
「あぅ、ぎるぅ! おれもっ! おれも――」
ギルの言葉に答えようとした瞬間、手前のしこりをギルの熱がごりゅっと押し上げた。
「しゅ、きぃぃぃ~~~~~っっ!!」
俺はギルへの想いを叫びながら絶頂してしまった。
背中が弓なりにしなる。頭が真っ白になって、身体中の痙攣が止まらない。同時に後孔がきゅうきゅう締まって、ギルを搾り取るように収縮した。
「クッ、レイ……っ!」
ギルがぶるりと震えながら小さく呻く。少し遅れて、ドクドクと熱い飛沫が注がれたのが分かった。
「はぅ、んっ……ふ、ぅ」
絶頂の余韻が残ったまま、ぼーっとギルを見上げる。
熱い息を吐きながら顔を上気させているギルは、普段の涼やかな表情からは想像できない、壮絶な色気を放っていた。
「ぎる……かっこいい……」
「っ! レイ……」
まだ繋がったままだったそこが質量を増したのを感じる。
「あ……」
「ごめん、もう1回だけ……」
こんなにも、ギルが俺を求めているなんて。
歓喜に満たされて、俺はギルの頭を抱き寄せると唇を寄せた。
「もっと、して?」
チュッと音を立てて軽いキスをすると、ギルはぴたりと動きを止めた。じわじわと、顔の赤みが増していく。
「はぁ。レイってほんとに……」
ギルは小さい声で何か呟くと、俺の体を抱き起した。足を伸ばしたギルの上に座るような形になり、自重で更に深くまで飲み込んでしまう。さっきとは違う角度で当たっていて気持ち良い。思わず腰を動かすと、ギルが咎めるような声を上げた。
「もう、悪戯っ子さん。またお仕置きして欲しいの?」
「ふぁ、あぁっ」
ギルの両手が俺の腰を掴み、力強く引き寄せられる。強い刺激に、たまらずギルにしがみついた。
「レイ……」
「ぎる……」
名を呼びながら口づけを交わす。舌を絡め合い、唾液を交換する淫靡な水音をさせながら、俺たちはお互いを求め合った。
「っ、はぁ……レイ、好き、大好き。ずっと俺だけのものでいて」
「うん……おれ、ぎるのものになるぅ……」
いつの間にか再開した律動は激しさを増し、俺は再び高みへ押し上げられていく。
「ふぁ、あんっ……らめぇっ、イっちゃ……!」
「いいよ、一緒にイこう」
「あっ、あああっ……~~~っ!!!」
ラストスパートをかけるように激しく突き上げられて、俺はあっけなく達してしまった。
「くっ……!」
同時に、熱い奔流が再び体内に注ぎ込まれる。しびれるような余韻に浸りながら、俺の意識は白く染まっていった。
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