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111話 属性合わせるのは大事
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「さて、このダンジョンは属性決まってるから楽勝なのでバンバン行きましょう!
組み合わせは先程言った通り、俺は一人、タロとソーカ、レンとヴァリィで行きます。
ヴァリィのレベルから考えて、一階から宝箱全部取ってくぞー! 張り切って行くぞー!」
「「「おーー!」」」
ヴァリィのレベルも100を越えているため、MD内の一般宝箱からもそれなりの品が出るだろうということで、分散してマップ埋めをしていくことになった。
MD内と外では連絡は取れないが同一階層ならインカムやほぼタブレットなマッピングボードの情報を共有できる。これを利用して3組で効率よく探索をしていく。
今回のダンジョンの敵の属性は土。つまり弱点属性は火。
防御は土特化、攻撃を火特化にすればまず苦戦することはない。
スキルによって罠の察知、解除などは移動中に叩き込まれた一同。
今、超高速ダンジョン攻略が始まる。
属性がはっきり分かれているダンジョンは装備の選択で難易度が劇的に変化する。
いわゆる効率が良くて美味しいダンジョンっていうのは単属性のダンジョンだ。
もちろん一部宝箱率が高いところや、ボスラッシュと言われる一発当たるとでかいギャンブルダンジョンもある。
「こちらレン、下への階段発見です。どうしますか?」
「その場で待機でいいよーもうすぐ埋まるでしょ」
「はい、ここ行き止まりなんでこれでおしまいです。階段へ向かいます」
「了解です」
日本で言ったら動画配信しながらスカ○プで話しながらの攻略みたいなもんだ。
出てくる敵も完全に対策を組んでいるので攻撃は痛くないし、相手にはめっちゃダメージが通る。
「確かに弱点特化凄いですね師匠」
「そうなんだよね、ハマるとその差は歴然だからね」
「しかし、魔法が触れても何も変化しないのは気持ち悪いですね……」
さっきの戦闘で地面から発せられた岩の棘が腕をかすったのに傷一つ出来ていなかった。
「ほんとは回復してるんだけど、ダメージ負ってないからね。あと、魔法無視するのが癖づかないように気をつけてね、あれだったらちゃんと避けたほうがいいかも……」
「そうね~器用なこと出来ないからちゃんと避けとくわ~」
そんなこんなで、ガンガン攻略は進んでいく。
さすがにマップ埋めをしているから時間はかかるものの3手に分けているのは偉大で、1日目に18階層まで攻略した。
手に入るアイテムもユキムラの予想通り、ランクの高いものになっていて。
まだ鉱脈を見つけていない鉱石や魔石を見てユキムラはニヤニヤしていた。
「なんかこのダンジョン壁が石造りだけで面白みにかけますね……」
「下層に入るとあの石版みたいな壁になって少し綺麗になった気がする……自信はない」
「しかし、師匠。あの宝珠、凄いですね」
「ね、作りたいね。ああいうギミック使った隠し部屋とか……」
「いいっすねぇ……」
その二人を影から見ているヴァリィとソーカ。
「あの二人の会話がよくわからないわぁ……」
「私も時々ついていけないです……」
「……苦労するわねぇ、はぁ~~」
「えっ? なんですか? 何が苦労するんですか!?」
白狼隊はダンジョンの中とは思えないほのぼのした時間をすごしています。
翌朝もサンドイッチと野菜のスープを頂いて、軽く身体を解したらダンジョン攻略開始。
ユキムラ情報ではこのダンジョンも50階構成なので10日くらいで攻略予定を立てている。
予定通りにスムーズに3日間が終了33階層まで攻略していた。
10階ごとに手に入る宝の質が跳ね上がるので、ユキムラとレンは夜中まで車のラボで幸せ満面に素材を吟味していた。
ヴァリィも新しい素材からいろいろな刺激を受けて案をまとめていたり、武具を吟味しているソーカもにやーっと笑っていたりと、なんというか、そういう人種の集まりなんだなと改めて思い知らされる。
タロは相変わらず優雅に専用のベッドで丸くなって身体を休めている。
このまま順調にダンジョン攻略は進んでいく予定だった。
もちろんそんな予定通りに事が運ばないのがRPGというもの、異変は35階層で起きる。
「ユキムラちゃん、なんかここ敵多くない?」
「ユキムラさんこっちも異様に多いですね」
「あー、これ突発発生スタンピードしてるな。一回合流しよう。階段まで退避で」
通路に結界を利用しながら撤退戦をしながら最初の階段部屋まで退避する。
流石にみんな慣れたもので大きな手傷を追うこともなく合流場所に集合する。
「とめどなく敵が出てきてきりがなかったです……」
「たぶんどっかの部屋に複数の中ボスクラスの敵が出ちゃったんだね。
それでMOBポップが集中してるんだと思う」
ダンジョンでたまに起きる鬼湧きと言うやつで、中ボスクラスの敵の側にはモブが湧きやすい。
そのせいで複数の中ボスがたまたま近いところに発生してしまうとその周囲にモブがどんどんポップして、溢れ出すようにそこからダンジョン全体に敵が供給され続けてしまう。
経験値を稼ぐにはもってこいだが、数で力押しされるような微妙なダンジョンでそれが起きると大変に厄介になる。
ユキムラの説明を皆真剣に聞いている。
「まぁ、今回はレベルもこちらが上、装備で圧倒しているから一気に湧き部屋を潰しに行こう」
こうして久々に全員揃っての力押しの突撃を実行することになる。
組み合わせは先程言った通り、俺は一人、タロとソーカ、レンとヴァリィで行きます。
ヴァリィのレベルから考えて、一階から宝箱全部取ってくぞー! 張り切って行くぞー!」
「「「おーー!」」」
ヴァリィのレベルも100を越えているため、MD内の一般宝箱からもそれなりの品が出るだろうということで、分散してマップ埋めをしていくことになった。
MD内と外では連絡は取れないが同一階層ならインカムやほぼタブレットなマッピングボードの情報を共有できる。これを利用して3組で効率よく探索をしていく。
今回のダンジョンの敵の属性は土。つまり弱点属性は火。
防御は土特化、攻撃を火特化にすればまず苦戦することはない。
スキルによって罠の察知、解除などは移動中に叩き込まれた一同。
今、超高速ダンジョン攻略が始まる。
属性がはっきり分かれているダンジョンは装備の選択で難易度が劇的に変化する。
いわゆる効率が良くて美味しいダンジョンっていうのは単属性のダンジョンだ。
もちろん一部宝箱率が高いところや、ボスラッシュと言われる一発当たるとでかいギャンブルダンジョンもある。
「こちらレン、下への階段発見です。どうしますか?」
「その場で待機でいいよーもうすぐ埋まるでしょ」
「はい、ここ行き止まりなんでこれでおしまいです。階段へ向かいます」
「了解です」
日本で言ったら動画配信しながらスカ○プで話しながらの攻略みたいなもんだ。
出てくる敵も完全に対策を組んでいるので攻撃は痛くないし、相手にはめっちゃダメージが通る。
「確かに弱点特化凄いですね師匠」
「そうなんだよね、ハマるとその差は歴然だからね」
「しかし、魔法が触れても何も変化しないのは気持ち悪いですね……」
さっきの戦闘で地面から発せられた岩の棘が腕をかすったのに傷一つ出来ていなかった。
「ほんとは回復してるんだけど、ダメージ負ってないからね。あと、魔法無視するのが癖づかないように気をつけてね、あれだったらちゃんと避けたほうがいいかも……」
「そうね~器用なこと出来ないからちゃんと避けとくわ~」
そんなこんなで、ガンガン攻略は進んでいく。
さすがにマップ埋めをしているから時間はかかるものの3手に分けているのは偉大で、1日目に18階層まで攻略した。
手に入るアイテムもユキムラの予想通り、ランクの高いものになっていて。
まだ鉱脈を見つけていない鉱石や魔石を見てユキムラはニヤニヤしていた。
「なんかこのダンジョン壁が石造りだけで面白みにかけますね……」
「下層に入るとあの石版みたいな壁になって少し綺麗になった気がする……自信はない」
「しかし、師匠。あの宝珠、凄いですね」
「ね、作りたいね。ああいうギミック使った隠し部屋とか……」
「いいっすねぇ……」
その二人を影から見ているヴァリィとソーカ。
「あの二人の会話がよくわからないわぁ……」
「私も時々ついていけないです……」
「……苦労するわねぇ、はぁ~~」
「えっ? なんですか? 何が苦労するんですか!?」
白狼隊はダンジョンの中とは思えないほのぼのした時間をすごしています。
翌朝もサンドイッチと野菜のスープを頂いて、軽く身体を解したらダンジョン攻略開始。
ユキムラ情報ではこのダンジョンも50階構成なので10日くらいで攻略予定を立てている。
予定通りにスムーズに3日間が終了33階層まで攻略していた。
10階ごとに手に入る宝の質が跳ね上がるので、ユキムラとレンは夜中まで車のラボで幸せ満面に素材を吟味していた。
ヴァリィも新しい素材からいろいろな刺激を受けて案をまとめていたり、武具を吟味しているソーカもにやーっと笑っていたりと、なんというか、そういう人種の集まりなんだなと改めて思い知らされる。
タロは相変わらず優雅に専用のベッドで丸くなって身体を休めている。
このまま順調にダンジョン攻略は進んでいく予定だった。
もちろんそんな予定通りに事が運ばないのがRPGというもの、異変は35階層で起きる。
「ユキムラちゃん、なんかここ敵多くない?」
「ユキムラさんこっちも異様に多いですね」
「あー、これ突発発生スタンピードしてるな。一回合流しよう。階段まで退避で」
通路に結界を利用しながら撤退戦をしながら最初の階段部屋まで退避する。
流石にみんな慣れたもので大きな手傷を追うこともなく合流場所に集合する。
「とめどなく敵が出てきてきりがなかったです……」
「たぶんどっかの部屋に複数の中ボスクラスの敵が出ちゃったんだね。
それでMOBポップが集中してるんだと思う」
ダンジョンでたまに起きる鬼湧きと言うやつで、中ボスクラスの敵の側にはモブが湧きやすい。
そのせいで複数の中ボスがたまたま近いところに発生してしまうとその周囲にモブがどんどんポップして、溢れ出すようにそこからダンジョン全体に敵が供給され続けてしまう。
経験値を稼ぐにはもってこいだが、数で力押しされるような微妙なダンジョンでそれが起きると大変に厄介になる。
ユキムラの説明を皆真剣に聞いている。
「まぁ、今回はレベルもこちらが上、装備で圧倒しているから一気に湧き部屋を潰しに行こう」
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