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8.隔たる心
どうしてすぐに戻ってきたのですか?
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医務室を出たリリアンナは、駆け足でナディエルが寝起きしている部屋を訪ねた。
コンコンと控え目にノックすると、中から顔見知りの侍女が顔をのぞかせた。
「リリアンナお嬢様」
「ペトラ、急にごめんなさい。ナディの具合はどう?」
侍女たちは二人部屋で、ナディエルはペトラと同室なのだ。
「それが……」
部屋の扉を大きく押し開けてそっと横へ避けてくれたペトラに会釈して、リリアンナは初めて侍女部屋へ足を踏み入れた。
そこはリリアンナに宛がわれた部屋よりはかなり狭かったけれど、窓もあって、作り付けのベッドや机なども完備された清潔な空間だった。ウールウォード邸でリリアンナが押し込められていた物置部屋よりははるかに居心地の良い部屋のようでホッとする。
ナディエルは二段ベッドの下側を使っているようで、リリアンナの来訪にも気付かない様子で眠っていた。
「熱が高いんです。お医者様の話では精神的なものらしいんですけど……」
ナディエルの傍へ跪いたリリアンナに、ペトラが小声で話しかけてくる。
「お嬢様もナディと一緒に恐ろしい目に遭われたんですよね? 大丈夫でいらっしゃいますか?」
心配そうにペトラに見詰められたリリアンナは「私は大丈夫」と答えながら、ナディエルの手をそっと握った。
(ナディが元気になるまでは私が頑張らなくちゃ)
熱のためだろう。いつもより熱いナディエルの手に触れながら、リリアンナはそう思った。
そんなリリアンナに、「何かご用がございましたら私にお申し付けくださいね。ナディほどうまくやれる自信はないですけど、精一杯お手伝いさせていただきますので」とペトラが励ましてくれる。
「ありがとう」
そう答えながらも、ペトラにはペトラの仕事があることを知っているリリアンナは、心の中で気持ちだけもらっておこうと思った。
***
ペトラに礼を告げ、侍女部屋を後にしたリリアンナは、自室へと足を向けた。
部屋に入って割とすぐ。壁際に白木で作られた、質素ながらも可憐なドレッサーが置かれている。脚や縁には小さな花と蔦の彫刻が施され、まだ幼さを残した彼女の部屋にふさわしい素朴な愛らしさを添えていた。
その鏡台の上に、ナディエルがいつも気を配って整えてくれていた小瓶や櫛、色とりどりのリボンがきちんと並べられている。
その中に、淡い薔薇色のラベルが貼られた軟膏の瓶があった。リリアンナはそれを手に取ると、そっとふたを取る。途端、ふんわりとローズの香りが立ちのぼった。
(これが……私のために調合されたもの)
セイレンの言葉を思い返しながら、リリアンナは小瓶のふたを閉め直し、胸に抱き締めた。
ほんのわずかでも自分の荒れた手を労わることが、カイルの看病を続ける力につながる。
そう思い直すと、リリアンナは小瓶を手に、医務室へと取って返した。
息を切らして医務室へ入るなり、セイレンが驚いた顔をしてリリアンナを見つめる。
「リリアンナお嬢様。お部屋でお休みにはなられなかったのですか?」
それは暗に、〝どうしてすぐに戻ってきたのですか?〟という批難を含んでいると分かったリリアンナだったけれど、手の中の小瓶をギュッと握って「カイルが心配で眠るなんて無理です」と懸命に訴えた。
セイレンは小さく吐息を落とすと、暖炉の前に置かれていた椅子へと歩み寄った。
厚く布張りされた座面はふかふかしていて、腰を下ろせば身体をやわらかく受け止めてくれる。セイレンはもとより、薬師や看護助手たちも、疲れた時にはそこへ座って身体を休めている椅子だ。
それを両手で持ち上げ、カイルの寝台の傍らへと運んでくると、元々置かれていた座面の固い木製のスツールを静かに脇へ退けた。
「せめて、これにお掛け下さい。お嬢様のお身体が持ちません」
リリアンナは一瞬ためらったものの、医師の眼差しに押され、そっと椅子へ腰を下ろした。
思った以上にやわらかく沈む座り心地に、強張っていた背中と足が少しだけ楽になる。
リリアンナはセイレンを見上げて「有難うございます」と小さく礼を言うと、それでもすぐさま立ち上がってカイルの額へ載せられた布と、首横などに置かれた布袋へ手を触れる。
さっき取り換えたばかりだというのに、どちらももうカイルの熱で温んでいた。
リリアンナはセイレンが「お嬢様!」と止める声も聞こえないみたいに布袋を手に駆けて行ってしまう。恐らくは、中庭へ新たな雪を詰めに行ったのだろう。
椅子の上にポツンと取り残された小瓶を見て、セイレンが吐息を落とした。
「旦那様へ報告しておいた方が良さそうだな」
リリアンナはきっと、ランディリックにこそ止めてもらわねばならない。
ならば、少々気は引けるものの、彼に動いてもらうしかないだろう。
***
リリアンナは、カイルの首筋と脇下の氷嚢を取り換えると、額の上の布も雪入りの冷水で冷やし直してから、ギュッと絞って彼の額へ乗せ直す。
布を絞った時にピリリとした痛みが関節に走った。
リリアンナは自室から持ってきた軟膏を手の甲や指先に塗り込んでいく。塗っている最中からひりひりとした痛みがあって、見れば、あちこちがひび割れて血を滲ませていた。
雪を掻いた冷えや、水仕事のせいだけじゃない。
心配と緊張で休むことも忘れ、ずっと気を張り続けているせいで、身体の芯まで疲れ切っているのをリリアンナ自身も分かっていた。
きっと、高級な軟膏を塗っても、消耗を重ねた身体では効き目が薄いのだ。
(でも……私が頑張らなくちゃ)
頼りのナディエルも寝込んでしまっている。もちろん、医務室にはセイレンたちもいてくれるけれど、他にも患者が数名いる。カイル一人に掛かり切り……というわけにはいかないのだ。
カイルがこんな風になってしまったのはリリアンナを守ってくれたからに他ならない。リリアンナは、大切な恩人に少しでも報いたいのだ。
小さな拳をぎゅっと握り締めると、リリアンナは辛そうに眉間へ皺を寄せているカイルの顔をじっと見つめた。
コンコンと控え目にノックすると、中から顔見知りの侍女が顔をのぞかせた。
「リリアンナお嬢様」
「ペトラ、急にごめんなさい。ナディの具合はどう?」
侍女たちは二人部屋で、ナディエルはペトラと同室なのだ。
「それが……」
部屋の扉を大きく押し開けてそっと横へ避けてくれたペトラに会釈して、リリアンナは初めて侍女部屋へ足を踏み入れた。
そこはリリアンナに宛がわれた部屋よりはかなり狭かったけれど、窓もあって、作り付けのベッドや机なども完備された清潔な空間だった。ウールウォード邸でリリアンナが押し込められていた物置部屋よりははるかに居心地の良い部屋のようでホッとする。
ナディエルは二段ベッドの下側を使っているようで、リリアンナの来訪にも気付かない様子で眠っていた。
「熱が高いんです。お医者様の話では精神的なものらしいんですけど……」
ナディエルの傍へ跪いたリリアンナに、ペトラが小声で話しかけてくる。
「お嬢様もナディと一緒に恐ろしい目に遭われたんですよね? 大丈夫でいらっしゃいますか?」
心配そうにペトラに見詰められたリリアンナは「私は大丈夫」と答えながら、ナディエルの手をそっと握った。
(ナディが元気になるまでは私が頑張らなくちゃ)
熱のためだろう。いつもより熱いナディエルの手に触れながら、リリアンナはそう思った。
そんなリリアンナに、「何かご用がございましたら私にお申し付けくださいね。ナディほどうまくやれる自信はないですけど、精一杯お手伝いさせていただきますので」とペトラが励ましてくれる。
「ありがとう」
そう答えながらも、ペトラにはペトラの仕事があることを知っているリリアンナは、心の中で気持ちだけもらっておこうと思った。
***
ペトラに礼を告げ、侍女部屋を後にしたリリアンナは、自室へと足を向けた。
部屋に入って割とすぐ。壁際に白木で作られた、質素ながらも可憐なドレッサーが置かれている。脚や縁には小さな花と蔦の彫刻が施され、まだ幼さを残した彼女の部屋にふさわしい素朴な愛らしさを添えていた。
その鏡台の上に、ナディエルがいつも気を配って整えてくれていた小瓶や櫛、色とりどりのリボンがきちんと並べられている。
その中に、淡い薔薇色のラベルが貼られた軟膏の瓶があった。リリアンナはそれを手に取ると、そっとふたを取る。途端、ふんわりとローズの香りが立ちのぼった。
(これが……私のために調合されたもの)
セイレンの言葉を思い返しながら、リリアンナは小瓶のふたを閉め直し、胸に抱き締めた。
ほんのわずかでも自分の荒れた手を労わることが、カイルの看病を続ける力につながる。
そう思い直すと、リリアンナは小瓶を手に、医務室へと取って返した。
息を切らして医務室へ入るなり、セイレンが驚いた顔をしてリリアンナを見つめる。
「リリアンナお嬢様。お部屋でお休みにはなられなかったのですか?」
それは暗に、〝どうしてすぐに戻ってきたのですか?〟という批難を含んでいると分かったリリアンナだったけれど、手の中の小瓶をギュッと握って「カイルが心配で眠るなんて無理です」と懸命に訴えた。
セイレンは小さく吐息を落とすと、暖炉の前に置かれていた椅子へと歩み寄った。
厚く布張りされた座面はふかふかしていて、腰を下ろせば身体をやわらかく受け止めてくれる。セイレンはもとより、薬師や看護助手たちも、疲れた時にはそこへ座って身体を休めている椅子だ。
それを両手で持ち上げ、カイルの寝台の傍らへと運んでくると、元々置かれていた座面の固い木製のスツールを静かに脇へ退けた。
「せめて、これにお掛け下さい。お嬢様のお身体が持ちません」
リリアンナは一瞬ためらったものの、医師の眼差しに押され、そっと椅子へ腰を下ろした。
思った以上にやわらかく沈む座り心地に、強張っていた背中と足が少しだけ楽になる。
リリアンナはセイレンを見上げて「有難うございます」と小さく礼を言うと、それでもすぐさま立ち上がってカイルの額へ載せられた布と、首横などに置かれた布袋へ手を触れる。
さっき取り換えたばかりだというのに、どちらももうカイルの熱で温んでいた。
リリアンナはセイレンが「お嬢様!」と止める声も聞こえないみたいに布袋を手に駆けて行ってしまう。恐らくは、中庭へ新たな雪を詰めに行ったのだろう。
椅子の上にポツンと取り残された小瓶を見て、セイレンが吐息を落とした。
「旦那様へ報告しておいた方が良さそうだな」
リリアンナはきっと、ランディリックにこそ止めてもらわねばならない。
ならば、少々気は引けるものの、彼に動いてもらうしかないだろう。
***
リリアンナは、カイルの首筋と脇下の氷嚢を取り換えると、額の上の布も雪入りの冷水で冷やし直してから、ギュッと絞って彼の額へ乗せ直す。
布を絞った時にピリリとした痛みが関節に走った。
リリアンナは自室から持ってきた軟膏を手の甲や指先に塗り込んでいく。塗っている最中からひりひりとした痛みがあって、見れば、あちこちがひび割れて血を滲ませていた。
雪を掻いた冷えや、水仕事のせいだけじゃない。
心配と緊張で休むことも忘れ、ずっと気を張り続けているせいで、身体の芯まで疲れ切っているのをリリアンナ自身も分かっていた。
きっと、高級な軟膏を塗っても、消耗を重ねた身体では効き目が薄いのだ。
(でも……私が頑張らなくちゃ)
頼りのナディエルも寝込んでしまっている。もちろん、医務室にはセイレンたちもいてくれるけれど、他にも患者が数名いる。カイル一人に掛かり切り……というわけにはいかないのだ。
カイルがこんな風になってしまったのはリリアンナを守ってくれたからに他ならない。リリアンナは、大切な恩人に少しでも報いたいのだ。
小さな拳をぎゅっと握り締めると、リリアンナは辛そうに眉間へ皺を寄せているカイルの顔をじっと見つめた。
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