33 / 57
30.「家」を創設するなら
しおりを挟む
「ところで貴女はどちらの邑なのか?何故ケイと一緒にいるのかな?」
近隣の邑の状況を知った僕。
情報の整理がまだできていない。そんな状態でのライラさんの質問だった。
誰の事を聞いているのだろう。
ふと我に返る?ああ、そうか。エリナさんか。初対面か。
ちらりとエリナさんを見る。
彼女は灰色のコートで全身を隠しフードを目深に被っているんだ。口元にはマスクするように布で覆っている。
彼女の怪我の事を思えば顔や体は見せたくないだろう。これは仕方ない。
ライラさんやアイナさんと僕はずっと話をしていた。二人はエリナさんやソニヤさんの存在は知っていたけど放置していたフシがある。
話がひと段落してソニヤさんは紹介が終わったけどエリナさんは終わってなかったものな。
それにしても何故僕と一緒にいるかって聞くか?
あ、でも。僕とエリナさんの距離は近い。それである程度親しいと考えたのかも。
ライラさんとアイナさんを見る。
ライラさんはエリナさんを見つめて変事を待っている。
アイナさんは・・・なんで僕を見ているの?なんで責めるような目をしているのですか?
僕何かやってしまったかな?あ、目線があったら睨まれた。・・・なんか可愛らしい。アイナさんにもこんな表情あるんだ。へ~。
「私は・・・リナと申します。邑を追い出されました。ですが奴隷ではありません。理由は詮索しないで頂けますと助かります」
あ、しまった。僕が紹介しないといけなかった。そういえばエリナさん”リナ”と偽名を使っている。ソニヤさんにも”リナ”と言っていたな。
もしかしてエリナさんは有名人なのか?そう思うとエリナさんの受け答えも分かるような気がする。
「詮索するために話しかけたんだけど。貴女がケイに含む所があると私は困るんだよ。害意が無いという証明の為にも前に所属していた邑を教えて欲しいのだ。強引にフードを取っても良いのだよ」
エリナさんが身構えてしまう。咄嗟にだと思うけど僕の背後に回り体を寄せてくる。おう・・・柔らかいものが・・・。
「そうよ。ケイくん。随分親しそうじゃないの~。この人と会ってまだ数日なのに~。どういう事なのかな~?」
ア・・アイナさん。ち、近いです。何故?
「姉さん。話をずらさない。私はこの女性にに聞いてるの。ケイとの関係はその後でいいじゃないの」
「え~。とっても大事な事よ。ケイ君との関係で分かるかもしれないでしょ?」
「む・・。ケイ。お前が代わりに話してくれてもいいのだが。どうする?」
あ・・・。ライラさんが冷たい目をしている。
エリナさんを紹介していなかったのは悪かったけど。そんなに責めなくても。
エリナさんは生れを知られたくなさそうだ。ライラさん達から漏れると生家からまた襲われる危険性があるから良く分かる。存在を知られるわけにはいかないのは僕も強く同意する。
どう話せばいいのだろう。
正直に話せないけど。正直に話さないといけないか。
「この人は知られたくない事情があるのです。顔を隠しているのもその理由です。自分の存在を可能な限り秘匿したいのです。そこを汲んでください。お願いします」
「ソニヤ殿。貴女もこの女性を知らぬのか?」
「え、はい。わたしは昨日助けられました。わたしの事情を理解して頂くのに必死で。こちらのケイさんについても邑を追い出されたとしか聞いていないです」
「そうなのか。ケイ。お前はリナという女性をどこまで知っているのだ?騙されていないのだな?」
「どのような事情でここにいるかは知っています。僕を騙しているという事はあり得ないです。僕は彼女の力になりたいと思っています。お互いに信頼関係は成立していますよね?」
僕は背後のエリナさんに声を掛ける。エリナさんは僕の背中に抱きついているような感じだ。手が震えているのが伝わる。もしかして異能でライラさんやアイナさんを見たのかも。
「・・・はい。私達はお互い信頼を寄せています。現在の私は彼無しには生きていくのも覚束ないです。お互い正直に話をしています」
なんか誤解されそうな言い方をしている気もするけど。信頼関係がある事を伝えるしかない。
「多分なんですけどリナさんの過去を話したとしますね。そうなると何者なのかはいずれ分かると思います。それは彼女が望んでいないのです」
「ケイはリナ殿からは信頼をされているから知っている。私達は信頼されていないから話せない。だが、人となりは問題ないから一緒にいても問題無いと言いたいのか?」
「はい。僕はリナさんの安全を守りたいのです。それが第一優先です。そこに該当する話はできません」
「それは我々が信用できないと言っているのか?」
ライラさんが冷たい目をしてきた。
怖い。
舐めた事言ってんじゃないぞという所か。エリナさんのしがみつきが強くなってきた。きついけど・・・柔らかい。・・・イカン。
「違います。信用云々では無いです。彼女を知っている人は少ないほうが良いのです。何が切っ掛けで漏れるか分からないからです。悪意が無くても情報が漏れてしまう、もしくは悟られてしまうという事はあると思います」
「仮に今回の各邑で発生している良くない事象について有用な情報があったとしてもか?」
ライラさんの目は変わらない。怒りもにじんでいる気がする。
僕はエリナさんの震える手を握る。震えながらもエリナさんも握り返してくれた。
頑張りますね。
「・・・はい。僕は詳細な情報を知りません。ですが彼女の事情には何も関係はありません。そこは僕が保証できます」
「どこの邑にも所属しておらず且つ、”家”も無いお前が保証するのか?何を担保に私はその話を信じればいいのだ?」
・・・きた。
「邑も”家”もこれから作ります。きちんと生活できる基盤を築けたら創設します。これはあなた方から聞いたことですよ。二人だけでも”家”は創設できるし誰の認可も要らないと。正式では無いですけど僕はもう”家”を作っているつもりです」
ライラさんは怖い顔になった。”家”に拘るなら宣言してしまえばいい。”家”に形式は必要ないというのはライラさん達から聞いている。問題無しだ。
”家”があれば問題ないというなら宣言してしまえばいいんだ。
勿論、屁理屈を言っているのは僕自身理解している。
これで怒らせてしまっても殺されるわけでもない。絶縁されるかもしれないけどもとより追放されているんだ。強気でいく。でもアイナさんには謝らないと。
さて、ライラさんはどうする?怒りの表情のままだけど。・・・殺されるのかな?
「は~い。そこまで。ライラもこれ以上ケイ君やリナさんを虐めてはダメよ。ライラは他の”家”の当主に喧嘩を売っているのかしら?ケイ君はソリヤ家の人では無いのよ。あなた達が決定した事でしょ?」
「違・・・私が決定した訳じゃない。あれは・・・否。それは言い訳か。確かに他の”家”の当主を理由もなく咎めてはいけないか。ましてやリナ殿はケイの”家”の人だ。過度に詮索はできないか。分かった」
「はい、決まりね。リナさんの詮索はしない。ライラは勿論ソニヤさまも宜しいですね?」
「承知」「あ、ええ。承知しました」
おお~。なんとかなった。ホッとした。アイナさんのおかげです。感謝します。
エリナさんのしがみつきが少し緩くなった。手の震えもなくなっているな。でも絡めた手は放してくれない。一層強く握ってきている。
・・・・・。
「ね~。ケイくん?リナさんとはどういう関係なのかしら?そんなにぴったりくっついちゃって。わたしちょっと気になるんだけど~」
あ、そうですよね。僕もなんでエリナさんがこんなにくっつてくるのか分かってないんですよ。
ちょ、ちょっとエリナさん更に体ひっつけないで・・・・。
「えっと。それは・・・彼女の事情を話す事になるので・・・ちょっと」
「ふ~ん。そういう事に使うのね?へ~、わたしにも話してくれないの~。へ~」
うう・・・・。
なんでこうなってしまうんだ。僕なにか悪い事したのかな?なんでそんなに責められるの?
ライラさんは最早興味はなさそう。
ソニヤさんは視線を外しているフリしてチラチラこっちを見ている。・・・興味はあるけど無関心を装っているのか。
アイナさんは微笑んでいるけど目が怖いですよ。
「はは。時期がくればいずれ話せるかもしれません。い、今はちょっと。でもアイナさんがもしかして想像しているような事は無いと思いま・・・。痛っ」
エリナさん空いている手で僕の背中をつねらないで。話しているときにそれは厳しいです。そんなお気に召さない回答でした?
一方のアイナさんは変わらず疑いの目。ちょっと。アイナさん近いですって。
「ふ~ん。それにしては随分親しそうじゃない~?あの時に私に告白してくれたのは嘘だったの~?」
「へっ?痛っ」
アイナさん何言っているの?いくら僕が記憶喪失でもそんな告白なんて記憶無いですよ。
あ~痛い。痛い。エリナさん勘弁して。肉が千切れます。そんなにネジらないで。・・・もげる。
「三人で何の寸劇をやっているんだ。見て居られない。すまないが本来の目的の話を続けてもいいか?」
ライラさんが仲裁に入ってくれた。アイナさんは不満顔だけど。とりあえず安堵。
でもこの騒動はアイナさんが原因ですよ。知っていますか?
近隣の邑の状況を知った僕。
情報の整理がまだできていない。そんな状態でのライラさんの質問だった。
誰の事を聞いているのだろう。
ふと我に返る?ああ、そうか。エリナさんか。初対面か。
ちらりとエリナさんを見る。
彼女は灰色のコートで全身を隠しフードを目深に被っているんだ。口元にはマスクするように布で覆っている。
彼女の怪我の事を思えば顔や体は見せたくないだろう。これは仕方ない。
ライラさんやアイナさんと僕はずっと話をしていた。二人はエリナさんやソニヤさんの存在は知っていたけど放置していたフシがある。
話がひと段落してソニヤさんは紹介が終わったけどエリナさんは終わってなかったものな。
それにしても何故僕と一緒にいるかって聞くか?
あ、でも。僕とエリナさんの距離は近い。それである程度親しいと考えたのかも。
ライラさんとアイナさんを見る。
ライラさんはエリナさんを見つめて変事を待っている。
アイナさんは・・・なんで僕を見ているの?なんで責めるような目をしているのですか?
僕何かやってしまったかな?あ、目線があったら睨まれた。・・・なんか可愛らしい。アイナさんにもこんな表情あるんだ。へ~。
「私は・・・リナと申します。邑を追い出されました。ですが奴隷ではありません。理由は詮索しないで頂けますと助かります」
あ、しまった。僕が紹介しないといけなかった。そういえばエリナさん”リナ”と偽名を使っている。ソニヤさんにも”リナ”と言っていたな。
もしかしてエリナさんは有名人なのか?そう思うとエリナさんの受け答えも分かるような気がする。
「詮索するために話しかけたんだけど。貴女がケイに含む所があると私は困るんだよ。害意が無いという証明の為にも前に所属していた邑を教えて欲しいのだ。強引にフードを取っても良いのだよ」
エリナさんが身構えてしまう。咄嗟にだと思うけど僕の背後に回り体を寄せてくる。おう・・・柔らかいものが・・・。
「そうよ。ケイくん。随分親しそうじゃないの~。この人と会ってまだ数日なのに~。どういう事なのかな~?」
ア・・アイナさん。ち、近いです。何故?
「姉さん。話をずらさない。私はこの女性にに聞いてるの。ケイとの関係はその後でいいじゃないの」
「え~。とっても大事な事よ。ケイ君との関係で分かるかもしれないでしょ?」
「む・・。ケイ。お前が代わりに話してくれてもいいのだが。どうする?」
あ・・・。ライラさんが冷たい目をしている。
エリナさんを紹介していなかったのは悪かったけど。そんなに責めなくても。
エリナさんは生れを知られたくなさそうだ。ライラさん達から漏れると生家からまた襲われる危険性があるから良く分かる。存在を知られるわけにはいかないのは僕も強く同意する。
どう話せばいいのだろう。
正直に話せないけど。正直に話さないといけないか。
「この人は知られたくない事情があるのです。顔を隠しているのもその理由です。自分の存在を可能な限り秘匿したいのです。そこを汲んでください。お願いします」
「ソニヤ殿。貴女もこの女性を知らぬのか?」
「え、はい。わたしは昨日助けられました。わたしの事情を理解して頂くのに必死で。こちらのケイさんについても邑を追い出されたとしか聞いていないです」
「そうなのか。ケイ。お前はリナという女性をどこまで知っているのだ?騙されていないのだな?」
「どのような事情でここにいるかは知っています。僕を騙しているという事はあり得ないです。僕は彼女の力になりたいと思っています。お互いに信頼関係は成立していますよね?」
僕は背後のエリナさんに声を掛ける。エリナさんは僕の背中に抱きついているような感じだ。手が震えているのが伝わる。もしかして異能でライラさんやアイナさんを見たのかも。
「・・・はい。私達はお互い信頼を寄せています。現在の私は彼無しには生きていくのも覚束ないです。お互い正直に話をしています」
なんか誤解されそうな言い方をしている気もするけど。信頼関係がある事を伝えるしかない。
「多分なんですけどリナさんの過去を話したとしますね。そうなると何者なのかはいずれ分かると思います。それは彼女が望んでいないのです」
「ケイはリナ殿からは信頼をされているから知っている。私達は信頼されていないから話せない。だが、人となりは問題ないから一緒にいても問題無いと言いたいのか?」
「はい。僕はリナさんの安全を守りたいのです。それが第一優先です。そこに該当する話はできません」
「それは我々が信用できないと言っているのか?」
ライラさんが冷たい目をしてきた。
怖い。
舐めた事言ってんじゃないぞという所か。エリナさんのしがみつきが強くなってきた。きついけど・・・柔らかい。・・・イカン。
「違います。信用云々では無いです。彼女を知っている人は少ないほうが良いのです。何が切っ掛けで漏れるか分からないからです。悪意が無くても情報が漏れてしまう、もしくは悟られてしまうという事はあると思います」
「仮に今回の各邑で発生している良くない事象について有用な情報があったとしてもか?」
ライラさんの目は変わらない。怒りもにじんでいる気がする。
僕はエリナさんの震える手を握る。震えながらもエリナさんも握り返してくれた。
頑張りますね。
「・・・はい。僕は詳細な情報を知りません。ですが彼女の事情には何も関係はありません。そこは僕が保証できます」
「どこの邑にも所属しておらず且つ、”家”も無いお前が保証するのか?何を担保に私はその話を信じればいいのだ?」
・・・きた。
「邑も”家”もこれから作ります。きちんと生活できる基盤を築けたら創設します。これはあなた方から聞いたことですよ。二人だけでも”家”は創設できるし誰の認可も要らないと。正式では無いですけど僕はもう”家”を作っているつもりです」
ライラさんは怖い顔になった。”家”に拘るなら宣言してしまえばいい。”家”に形式は必要ないというのはライラさん達から聞いている。問題無しだ。
”家”があれば問題ないというなら宣言してしまえばいいんだ。
勿論、屁理屈を言っているのは僕自身理解している。
これで怒らせてしまっても殺されるわけでもない。絶縁されるかもしれないけどもとより追放されているんだ。強気でいく。でもアイナさんには謝らないと。
さて、ライラさんはどうする?怒りの表情のままだけど。・・・殺されるのかな?
「は~い。そこまで。ライラもこれ以上ケイ君やリナさんを虐めてはダメよ。ライラは他の”家”の当主に喧嘩を売っているのかしら?ケイ君はソリヤ家の人では無いのよ。あなた達が決定した事でしょ?」
「違・・・私が決定した訳じゃない。あれは・・・否。それは言い訳か。確かに他の”家”の当主を理由もなく咎めてはいけないか。ましてやリナ殿はケイの”家”の人だ。過度に詮索はできないか。分かった」
「はい、決まりね。リナさんの詮索はしない。ライラは勿論ソニヤさまも宜しいですね?」
「承知」「あ、ええ。承知しました」
おお~。なんとかなった。ホッとした。アイナさんのおかげです。感謝します。
エリナさんのしがみつきが少し緩くなった。手の震えもなくなっているな。でも絡めた手は放してくれない。一層強く握ってきている。
・・・・・。
「ね~。ケイくん?リナさんとはどういう関係なのかしら?そんなにぴったりくっついちゃって。わたしちょっと気になるんだけど~」
あ、そうですよね。僕もなんでエリナさんがこんなにくっつてくるのか分かってないんですよ。
ちょ、ちょっとエリナさん更に体ひっつけないで・・・・。
「えっと。それは・・・彼女の事情を話す事になるので・・・ちょっと」
「ふ~ん。そういう事に使うのね?へ~、わたしにも話してくれないの~。へ~」
うう・・・・。
なんでこうなってしまうんだ。僕なにか悪い事したのかな?なんでそんなに責められるの?
ライラさんは最早興味はなさそう。
ソニヤさんは視線を外しているフリしてチラチラこっちを見ている。・・・興味はあるけど無関心を装っているのか。
アイナさんは微笑んでいるけど目が怖いですよ。
「はは。時期がくればいずれ話せるかもしれません。い、今はちょっと。でもアイナさんがもしかして想像しているような事は無いと思いま・・・。痛っ」
エリナさん空いている手で僕の背中をつねらないで。話しているときにそれは厳しいです。そんなお気に召さない回答でした?
一方のアイナさんは変わらず疑いの目。ちょっと。アイナさん近いですって。
「ふ~ん。それにしては随分親しそうじゃない~?あの時に私に告白してくれたのは嘘だったの~?」
「へっ?痛っ」
アイナさん何言っているの?いくら僕が記憶喪失でもそんな告白なんて記憶無いですよ。
あ~痛い。痛い。エリナさん勘弁して。肉が千切れます。そんなにネジらないで。・・・もげる。
「三人で何の寸劇をやっているんだ。見て居られない。すまないが本来の目的の話を続けてもいいか?」
ライラさんが仲裁に入ってくれた。アイナさんは不満顔だけど。とりあえず安堵。
でもこの騒動はアイナさんが原因ですよ。知っていますか?
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
『召喚ニートの異世界草原記』
KAORUwithAI
ファンタジー
ゲーム三昧の毎日を送る元ニート、佐々木二郎。
ある夜、三度目のゲームオーバーで眠りに落ちた彼が目を覚ますと、そこは見たこともない広大な草原だった。
剣と魔法が当たり前に存在する世界。だが二郎には、そのどちらの才能もない。
――代わりに与えられていたのは、**「自分が見た・聞いた・触れたことのあるものなら“召喚”できる」**という不思議な能力だった。
面倒なことはしたくない、楽をして生きたい。
そんな彼が、偶然出会ったのは――痩せた辺境・アセトン村でひとり生きる少女、レン。
「逃げて!」と叫ぶ彼女を前に、逃げようとした二郎の足は動かなかった。
昔の記憶が疼く。いじめられていたあの日、助けを求める自分を誰も救ってくれなかったあの光景。
……だから、今度は俺が――。
現代の知恵と召喚の力を武器に、ただの元ニートが異世界を駆け抜ける。
少女との出会いが、二郎を“召喚者”へと変えていく。
引きこもりの俺が、異世界で誰かを救う物語が始まる。
※こんな物も召喚して欲しいなって
言うのがあればリクエストして下さい。
出せるか分かりませんがやってみます。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる