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近郊の森7
しおりを挟む結局ギルマスとエイミーは確信的な話は全くしていなかった。
二日酔いは大丈夫なのかとか、体力なさすぎじゃないかとか、くだらない話だった。
・・聞かなきゃよかった。
ここから逃げるのが先でしょうに。クレイグはこの近辺で私を引き渡す予定だったんだと思うのだ。
余裕かましている場合じゃない。
違うの?
だからツッコみます。
「ちょっと、何雑談しているの。クレイグは放置してもこの場所から逃げないと不味いでしょ?」
と、言ったら。何を言っているんだとばかりにギルマスが呆れているのだけど。
・・・なんで?
これまたいつの間にか隣にいたエイミーがトントンと肩を叩いてくる。
なんだよ。もー。
「クレイグはもうどうでもいいし。後の始末はギルマスにお任せ。アリナはここから立ち去りな。あたしも一緒にいったげるからさ。ギルマス、それでいいよね?」
「おう。まかせんしゃい」
ニカリとするギルマスを頼もしく感じたのは初めてじゃないだろうか?
もう少し自分の事を話してくれてもよかったのにね。酒好きの呑んだくれとしか思えなかったぞ。
それにしてもエイミー容赦ないな。氷より冷たい。
一応クレイグはあんたのパーティメンバーだったじゃないと、思ったけど。
ストロングウィルに参加している理由を知っている私には妥当な考えだと納得してしまう。
本音は半殺しにしておきたいんだろうな。多分ギルマスの顔を立てたんだろうね。
どっちにしてもクレイグは再起不能だ。冒険者仲間でもある私に危害を加えた時点でアウトなんだよね。
普通は資格停止、罰金、追放だったかな。クレイグを受け入れる冒険者ギルドは他の街にも無い。その他関係しているギルドも受け入れない事になるんだ。
クレイグ本人も知らぬはずがないだろうに。
あ、そっか。私の口を封じれば問題ないと思ったのかも。謎の失踪になればと。
・・・考え方がクズだな。
同情の余地は無いな。
それじゃギルマスに任せて、こっから立ち去ろう。
と、エイミーを促そうとした時に、ソレはやって来た。
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