異世界 誕生石物語

1章 ガーネット国編

休憩中その2

ーーー街道の近くの空き地ーーー

「それで、ガットと言ったか、なんで、こんな所に、居たんだ？」

「先程も言いましたが、近道を来たら、皆さんに会いました」

「そのおかげで、私達、全員が、助かったのですから、不幸中の幸いでしたね。貴方」

「そうだな、ガットには、街に着いたら、お礼をしなくてはな」

「その通りですわ。お父様」

「そんな、お気持ちだけで、十分ですよ」

「そういうわけには、いかない。私達家族の感謝を受けてもらうぞ」

「そこまで、言われるのなら、分かりました。皆様の感謝を受けとることにします」

「ありがとう。それで、マイケル、あとどのくらいで、街に着くんだ？」

「そうですね、本来なら、馬車で1日も掛からない場所なのですが、魔物達との戦闘で馬車が壊れてしまったので、徒歩になってしまうので、2~3日でしょうか？旦那様」

「う～ん、そうなのか、私はいいが、妻や娘が、徒歩で歩くのは、かなり厳しいのだが、なんとかならんか？マイケル」

「そうですね、奥様やお嬢様が、嫌でなければ、私達、護衛が、抱えて歩きますがどうですか？」

「そうだな、セーラ、セリーヌどうする？」

「私は、貴方にお願いしたいわ、ダメかしら？」

「愛しい妻のお前に言われたら、街まで、頑張ってみるか」

「嬉しいですわ。あ、な、た、♥️」

　ゼルは、妻である。セーラをお姫様抱っこで運び出した

「お父様とお母様が、ラブラブなので、ガット様、私のことは、お願い出来ますか？」

「私でよろしいのですか？お嬢様？」

「はい！それと、私のことは、セリーヌと呼び捨てで、呼んで下さい。敬語も敬称も不要です」

「分かった。セリーヌ。それじゃ、お姫様抱っこで運ぶぞ」

　セリーヌは、顔を赤くしながら、ガットに、返事をしていた。

「宜しくお願い致します。ガット様」

　マイケル達他の3人の男の護衛は、旦那様に対して、仲が良いな～と思いながら、見つめ、お嬢様とガットことを見つめながら、ガットのことを

「「「リア充なんか爆発しろ！」」」

　と思ったとか、思わなかったとか。

　マーズやミルの2人の女の護衛は、奥様やお嬢様ことを見つめ、

「「うらやましいな～、私のことも運んでくれないかな～」」

　と思ったとか、思わなかったとか。