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18 借金
しおりを挟む「エディトリス様!一体何をしたらこんな悪化するのですか!?あれほど、気を付けるよう申したのに。。。!!」
「すみません。。。」
現在、カイルさんに診てもらっている。
プラーンってなったときに、見せに行ったらとても怒られた。
「あのですね!もう一度申しますけど!ピノアの毒は、時間がたっても残っているのです。
今回みたいに力一杯使うと、弱体化してる筋肉が働かなくなり、脱力状態になるのです。
何をしたんですか?」
さすがに、侍女を叩いてしまった。とは言えない。
助けを求め、ドアの前で立っている侯爵様に目を向けるが、華麗にスルー。
同時に、自分で何とかしろ。と言っているように見える。
「えっと。。。あれですわ!庭掃除!いや、お手伝い??。。。。。武道?そう!武道の練習です!」
明らかに嘘をついているエディトリスに、カイルはため息をついた。
あえて、気づかないふりをして言った。
「はぁー。。。今度こそ、気を付けてくださいね!いいですね!!」
釘をさし、守るかどうか疑わしい目をする。
私はその威圧に弱々しい返事をした。
「わ、わかりました~。。」
「これで、私は失礼します。」
本当に守るのか不安になりながらもため息をつき部屋から出ていった。
そして、侯爵様と二人きりになり、沈黙の重たい空気が辺りを漂う。
何か喋ったほうがいいよね?
チラッと侯爵様を見るが、ブスッとしていたので、思わず顔を背けた。
何を喋ったらいいのか分からないまま、内心焦っていると、侯爵の口が開いた。
「また、借金が増えたな。」
「!??!」
「まさか、治療費はタダだと思ったのか?」
ニヤリと意地悪そうに笑うが、この前みたいな萌はなく、借金。という言葉が頭の中でエコーしていた。
「えっと。。。いくらですか?」
「そうだな。治療費と言っても飛び出したから、まけて600万ギースで許してやる」
「ろ、ろ、600万ギースぅぅぅ?!!」
600万ギースって、うちの生活費の半年分。。
これを払ったらフロントリア家は破綻。
商会は解散になる。
「そんな、お金無理です!!そんなことしたら、うちは破綻───」
「だろうな。」
「え?」
「この仕事をしたら、半分まけてやる。」
そう渡してきたのは綺麗な1つの封筒。
恐る恐る封筒を開けると、中にはハガキみたいなのが入っていた。
お茶会の招待状?
左下の主催者を見て、心臓が飛び跳ねる。
シェリー・ガラトリエ。
そう、金色の文字が刻まれていた。
なぜ、シェリー・ガラトリエが?!
「悪いが、これは国にも関わるかもしれん。そこに参加しろ。」
侯爵は、不安を表情に出さなかったが、これは国の為だと何度も自分に言い聞かせた。
しかし、内心は締め付けられるぐらい心が痛んだ。
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