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4.王子の葛藤
いつか俺たちは、神に許された形で身も心も結ばれることができると信じたい ※
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「あっ!……んっ……!!」
「随分、喘いでるじゃねえか。まだだ。もっと乱れろ!」
「やだ……ああん……!!」
「まだだ!まだ、いれない……っ!」
「んふっ……やあん……」
カシーが、ベッドで乱れている。
俺の手によって。
俺の体の下で。
俺はまだ、肉棒をカシーの中には入れない。
朝日が出る……伽を確実に終わらせないといけない直前の時間まで、カシーの体に快楽を与えるだけ。
ギリギリまで、伽の時間を終わらせはしない。
そうすることで、俺は悪夢を見る必要がなくなった。
立ち会いのメイド達が俺の行動によって明らかに戸惑い始めた。
……そう。
それが狙い。
「王子……あの……伽の時間をもう少し早めに終わらせることは……」
1人、そんな事を言ってきたメイドがいた。
俺は、無言で魔力を放出させるだけで応えたが、それ以来、そのメイドは俺に対して何も言わなくなった。
そして俺に聞かれたことは、素直に答えるようになった。
伽は、確実に成功させなければいけない。毎日。毎晩。
少しでも失敗する確率が高い行動をすることで、メイド達は動揺する。
その動揺から隙を作る。
俺は、常にその隙を準備する。
いざと言う時のために。
「やぁ……エディ様……あん……」
「ほら、これが欲しいんだろう!?」
「ああああああ!!!」
朝日が昇るギリギリのタイミングで、俺はようやく疲れ切ったカシーの体の中に入る。
すでにドロドロに溶けたカシーの体に入るのは、だいぶ楽になってきた。
「あっ……あん……!」
「ほら!足をもっと開け!!奥に……入らないといけないんだ……!」
「ああん……っ!!!」
俺は、激しくカシーを揺さぶる。
ガクガクと、カシーの体は痙攣する。
本当は、誰よりも優しくしてあげたいのに……。
(ごめん、カシー……)
心の中で謝りながら、俺は伽の最後の仕上げである射精のために、腰のスピードをあげる。
カシーは、俺の体に必死でしがみついてくれているのが、唯一の救い。
きっと、城中の人間は……俺のカシーへの気持ちを知っている。
知っていて、あえて皆が見ないふりをしている。
全ては、この国のためにという大義名分があるから。
そして、俺もカシーも、その為には必要不可欠な道具なのだ。
ならば、俺は……それを全て利用する。
……カシーは今、俺を嫌っているだろう。
本当は、あんな風に抱きたいわけじゃない。
もっと……俺の気持ちがちゃんと伝わるように、優しく、丁寧に抱きたいし、繋がりたい。
だけど、あいつがゲームと称して、何を仕掛けてくるか分からない以上……俺の今の気持ちすら、周りにはごまかし続けないといけない。
俺は、必ずゲームに勝つ。
勝たなくてはいけない。
そしたら……きっと俺たちは、いつか……神に許された形で身も心も結ばれることができると、信じたい。
「随分、喘いでるじゃねえか。まだだ。もっと乱れろ!」
「やだ……ああん……!!」
「まだだ!まだ、いれない……っ!」
「んふっ……やあん……」
カシーが、ベッドで乱れている。
俺の手によって。
俺の体の下で。
俺はまだ、肉棒をカシーの中には入れない。
朝日が出る……伽を確実に終わらせないといけない直前の時間まで、カシーの体に快楽を与えるだけ。
ギリギリまで、伽の時間を終わらせはしない。
そうすることで、俺は悪夢を見る必要がなくなった。
立ち会いのメイド達が俺の行動によって明らかに戸惑い始めた。
……そう。
それが狙い。
「王子……あの……伽の時間をもう少し早めに終わらせることは……」
1人、そんな事を言ってきたメイドがいた。
俺は、無言で魔力を放出させるだけで応えたが、それ以来、そのメイドは俺に対して何も言わなくなった。
そして俺に聞かれたことは、素直に答えるようになった。
伽は、確実に成功させなければいけない。毎日。毎晩。
少しでも失敗する確率が高い行動をすることで、メイド達は動揺する。
その動揺から隙を作る。
俺は、常にその隙を準備する。
いざと言う時のために。
「やぁ……エディ様……あん……」
「ほら、これが欲しいんだろう!?」
「ああああああ!!!」
朝日が昇るギリギリのタイミングで、俺はようやく疲れ切ったカシーの体の中に入る。
すでにドロドロに溶けたカシーの体に入るのは、だいぶ楽になってきた。
「あっ……あん……!」
「ほら!足をもっと開け!!奥に……入らないといけないんだ……!」
「ああん……っ!!!」
俺は、激しくカシーを揺さぶる。
ガクガクと、カシーの体は痙攣する。
本当は、誰よりも優しくしてあげたいのに……。
(ごめん、カシー……)
心の中で謝りながら、俺は伽の最後の仕上げである射精のために、腰のスピードをあげる。
カシーは、俺の体に必死でしがみついてくれているのが、唯一の救い。
きっと、城中の人間は……俺のカシーへの気持ちを知っている。
知っていて、あえて皆が見ないふりをしている。
全ては、この国のためにという大義名分があるから。
そして、俺もカシーも、その為には必要不可欠な道具なのだ。
ならば、俺は……それを全て利用する。
……カシーは今、俺を嫌っているだろう。
本当は、あんな風に抱きたいわけじゃない。
もっと……俺の気持ちがちゃんと伝わるように、優しく、丁寧に抱きたいし、繋がりたい。
だけど、あいつがゲームと称して、何を仕掛けてくるか分からない以上……俺の今の気持ちすら、周りにはごまかし続けないといけない。
俺は、必ずゲームに勝つ。
勝たなくてはいけない。
そしたら……きっと俺たちは、いつか……神に許された形で身も心も結ばれることができると、信じたい。
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