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8.神から与えられたのは、罰と……
私と、セックスしましょう
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エディ王子と私は、湖のすぐ横に広がってた、ふさふさの草地にどうにかたどり着くことができた。
エディ王子の魔のおかげで。
そしてエディ王子はというと、私……というよりこれもやはりお約束だが……カサブランカの体を、これでもかという程丁寧に下ろした。
おかげで傷1つつかないどころか、まるで羽毛布団の上に寝かせられたような感覚すらした。
(自分の前世の体で、そんなことしてくれる人はいないんだろうな……)
何故かそんな虚しさが、急にした。
そしてエディ王子はと言えば、横になった途端お腹を抱えて苦しそうにうめき声をあげている。
「ううっ……」
「大丈夫!?」
あまりにも額から汗が滴り落ちているので、恐る恐る触れてみると、やっぱり熱かった。
(これ、本気でまずいんじゃね……?)
急いで私は、自分の服の布を破り取り、布切れにしたものを湖の水で濡らした。
エディ王子の体温が少しでもこれで冷やせれば、と思ったものの焼石に水的な状況を、今エディ王子の体で実際に体験している状況だ。
どんなに冷やそうとしても、あっという間に布の方が熱を持ってしまう。
(どうする……?)
息がますます荒くなっていく。
エディ王子から聞こえてくる心臓の音も、どんどん激しくなっている。
(一体、彼にこの後何が起きてしまうのだろう)
自分は病気で死ぬ側だったから分からなかった。
私は、死にゆく人を見るという経験をしたことがない。
でも、この状況がそれに近しいことであることは、本能で分かった。
そして、それをなんとしても阻止しなくてはいけないと、カサブランカの脳が叫んでいるような気もした。
「ねえ、王子」
私は、自分が身につけている服に手をかけ、エディ王子に圧をかけるように囁きながらその服を脱ぎ捨てた。
「私と、セックスしましょう」
エディ王子の魔のおかげで。
そしてエディ王子はというと、私……というよりこれもやはりお約束だが……カサブランカの体を、これでもかという程丁寧に下ろした。
おかげで傷1つつかないどころか、まるで羽毛布団の上に寝かせられたような感覚すらした。
(自分の前世の体で、そんなことしてくれる人はいないんだろうな……)
何故かそんな虚しさが、急にした。
そしてエディ王子はと言えば、横になった途端お腹を抱えて苦しそうにうめき声をあげている。
「ううっ……」
「大丈夫!?」
あまりにも額から汗が滴り落ちているので、恐る恐る触れてみると、やっぱり熱かった。
(これ、本気でまずいんじゃね……?)
急いで私は、自分の服の布を破り取り、布切れにしたものを湖の水で濡らした。
エディ王子の体温が少しでもこれで冷やせれば、と思ったものの焼石に水的な状況を、今エディ王子の体で実際に体験している状況だ。
どんなに冷やそうとしても、あっという間に布の方が熱を持ってしまう。
(どうする……?)
息がますます荒くなっていく。
エディ王子から聞こえてくる心臓の音も、どんどん激しくなっている。
(一体、彼にこの後何が起きてしまうのだろう)
自分は病気で死ぬ側だったから分からなかった。
私は、死にゆく人を見るという経験をしたことがない。
でも、この状況がそれに近しいことであることは、本能で分かった。
そして、それをなんとしても阻止しなくてはいけないと、カサブランカの脳が叫んでいるような気もした。
「ねえ、王子」
私は、自分が身につけている服に手をかけ、エディ王子に圧をかけるように囁きながらその服を脱ぎ捨てた。
「私と、セックスしましょう」
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