PrettyGirls(可愛い少女達)ーレディースバンドの物語ー【学生時代とセミプロ時代】

本庄 太鳳

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地獄の冬休み

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葉月達が帰ってから、1人で3時間練習をしていて。
やっと出てきたのは、午後4時だった。

「おつかれ  今日の日課は? やったのか?」

「一応やりましたので、休憩をしに出てきました。」

「10分休憩な。それからボイトレ1時間やってから、またギターな。」

「はい、わかりました。」

5人の男性と優は、リビングで飲んでいたので。 
少し隅で、水を持ってきて飲んでいた。
優が近づいて来て、麗奈の横に座り。

「うちの人ってしょうがないわね。まぁ、今日は許してあげてね。お正月で昔の仲間としばらくぶりに集まって、飲んじゃってるから。」

「はい 全く気にしてないですよ。自宅での練習よりも少し緊張してできてますし、環境がいいですから。」

麗奈と優は、スタジオに入って行き。
1時間のボイストレーニングをした。
まだ、姿勢と低音でのロングボイスしかやってなかった。
ボイトレが終わると、優は出ていき。
再びギター練習に、励んでいた。
7時を過ぎた頃、スタジオから出てきて。
練習の終わりを報告すると、自宅に戻っていた。

風呂に入り、着替えてダイニングに行くと。
田中家も、御節だった。
御節と、焼餅を食べて部屋に籠もると練習を始めていた。
姉の茉莉子は、受験生なので正月とかはなかった。
練習に夢中になり、0時になったが。
勉強を、1時間してから寝た。
今日は色々なことがあったなと、思っていた。
あんな素晴らしい演奏ができたらいいなと、思っていた。

冬休みも、後半に差し掛かっていた。
2週間のこの休み中、どれだけ練習できるだろうか。
翌日から、再び普段の様な練習が再開されていた。
休み中は、ずっとこの練習が続いていた。 
1音の大切さと、完全に押さえきる練習だった。
ボイトレは、2日すると。
1音上げての、ロングボイスのトレーニングだった。
葉月が新垣の家に来たのは、4日の昼過ぎだった。
ちょうど、みんなで軽い昼食をしている最中にチャイムが鳴り入ってきた。

「両親の許可を貰ってきました。時間かかりましたけど、よろしくおねがいします。」

「あら、1人で説得できたのね。お名前は?」

「浅井葉月です。よろしくおねがいします。」

「葉月ちゃんね。ご飯食べる? って、この時間じゃ食べてきたかしら?」

「はい 食べてきました。」

「休日は、8時から6~7時までよ。途中休憩10分が2回と昼食の休憩の30分が1回ね。慣れないと大変だけど、麗奈もやってるから大丈夫よ。家でも練習するのよ。学校終わったら、そのままでもいいし着替えてきてもいいわよ。そのまま8時まで練習ね。麗奈ちゃんみたいに、泣かないでね。」

「そ そんな 泣いてませんから」

「家が少し離れているので、迎えだけ来てもらいます。」

「そうね、ここのおじさんみたいに変質者いるかもしれないからね。気を付けないとね。」

「優。だれが変質者だって? 変なこと言うなよ。」

「あんた麗奈ちゃんに夢中になって、学校に電話して無理矢理自宅の電話番号聞いて、麗奈ちゃん喫茶店に呼び出したじゃないの。」

「まぁな、しょうがないだろう。接点はなかったんだからな。」

「私が麗奈ちゃんのボイトレやってる時は、葉月ちゃんは出した課題をクリアするように自分で練習してね。」

「じゃ、そろそろ始めるかな。行こうか。」

シンセは移動が面倒なので、いつも麗奈が練習してる場所で行った。
麗奈は、吾郎についていくと小さなブースに入った。

「まぁ、防音だけの部屋だからな。ここで十分だろう。音量は控えめにな。」

こうして、葉月も新垣家に通うようになった。

一方、ドラムのあすかは。
商店街が、2日から始まるので。
2日には、楽器店に行っていた。

「店長、よろしくおねがいします。」

「おお 早速来たな。 3に入って。メトロと練習用パット持っていくからな。スティックは持ってきてるだろ?」

「はい あります。」

あすかは練習用の3番ブースに入った。  
ドラムのスペースではなかった。

「名前は、なんていうのかな?」

「加藤あすかです よろしくおねがいします。」

「じゃ、あすかちゃん。自宅にメトロあるのかな?」

「いいえ 持ってないです。いるんですか?」

「ドラマーでメトロ持ってないなんて致命的だな。身体にメトロの音を叩き込むんだよ。お金に余裕ができたら、買いなさいね。今日はずっと、メトロの音だけ聞いててもらうからね。」

あすかは、何日もメトロの音を聞き続けさせ続けされていた。
頭の中は、メトロの音が寝ても駆け巡っていた。
毎日、9時の開店から8時までメトロを聞かされていた。
叩く場所などないので、メトロに合わせて手で足を叩いていた。

「ほら、足叩いているなら。最初は4ビートだけだからね。」

店長は、あすかに言うと再びブースを後にしていた。

彩香は、かなり親に反対されたが。
親に、頼み込んで許してもらった。
3が日を過ぎて、4日の日に電話をかけて講師の元を訪れていた。
基礎から、ミッチリと叩き込まれていた。
リッケンバッカーは、楽器屋で調整するのだが。
少しネックが反ってきてきているのか、開放弦の音も金属音がでていた。
1時間の休憩をして、車で商店街の楽器屋に行くと調整してもらった。
最初は、色々な説明を受けていた。 
ピックとフィンガーの演奏の違い。
ベースは低音担当で、縁の下の力持ちであるとも言われた。
しかし、上手くなればベースのソロで脚光を浴びれるようになるとも。
それには、並大抵の努力では辿り着けない事も言い伝えた。
今の現状において、バンドの中で酷ではあるがドラムとベースが悪いとも言われた。
これをギターやシンセに追いつく為に、1年かけて頑張ろうと言った。
2人が10時間練習するなら13時間練習して、しかも質がよくなければいけないと。
麗奈は特別な聴力を兼ね備えているが、だれでもコピーはできると。
この1年でコピーを100曲目指そうと。
多分、麗奈はすでに1000曲はコピーしてるとも言った。
コピーは、やればやるほどそのスピードも上がるので心配ないと言った。

「先生、そう言えば学校で1回ですけど、知らない曲弾いてくれと言われて。麗奈がスマフォの音を1回聞いて、完璧に弾いちゃったのを偶然見ましたけど。本人は4箇所くらい間違えたって言ってましたけどね。」

「まぁ、やってれば彩香ちゃんもそうなるから心配しなくていいよ。バンドってのは、みんなが上手くないと成り立たないからな。1人がサボると、みんなに迷惑かかるんだよ。努力は自信に繋がり、自分の宝になるからな。さて、練習再開しようか。」

4人は、それぞれ目標を持って練習に励んでいた。
新学期も始まり、部活も再開されていた。

「麗奈達は、練習してて、勉強とかしてないの?」

あすかが不安気に、麗奈と葉月に聞いてきていた。

「私は、帰ったら家庭教師に2時間教えてもらってるわよ。その後、練習するけどね。」

「凄いわね。うちはそんなお金ないから、1人で勉強を1~2時間毎日してるわよ。あすかちゃん、やってないの?」

「まるでやってないかな。どうしよう。」

「これも、練習と一緒で癖にしちゃえばいいだけだよ。4人受からないと高校でバンド組めないからね、授業ちゃんと聞いてれば大体わかるし。復習しとけば忘れないわよ。」

「今日から、やってみるね。ありがとう、一緒の高校行きたいものね。」

その頃、麗奈は更に身長が伸びていて156くらいだった。
胸も、又大きくなってきた気がして。
乳首の周りの乳輪が少し大きくなって、陰毛は少しパーマをかけたようにカールしていた。
他人に聞くことも出来ず、1人この事には頭を抱えていた。


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