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第28回夏祭
しおりを挟む普段は優しい4人だが、音に関しては妥協してなかった。
あの頃からだろうか、お互いの文句を言い合い喧嘩とも受け取れるやり取りを練習中もしていたのだった。
部活でも、レッスンでも自宅練習でも各自集中していた。
また、4人はレコーディングを始めていたのだった。
新垣は、夏祭の実行委員と話し合い。
CDを売るブースを、設けていたのだった。
まぁ、ここで売れば27%くらいのショップ売上はこちらに入ってくるのだった。
レコード会社・プレス会社も自主制作なので70%入ってくる。
アーティストの彼女達は、4人で1%の割合だった。
ただ、全曲作詞・作曲の麗奈にはプラス2%入ってくるがまるで気にしてなかった。
まぁ、それでも各自の貯金とグループ活動費を新垣は貯めていた。
レコード会社も無く、プレスも実費なので取られることもなかった。
麗奈が、1番苦労していた。
ボーカルと、2本のギターのレコーディングだった。
しかし、正確さを余技されるレコーディングは腕も上げていっていた。
毎日のボイトレやギター練習も、欠かさなかった。
7月に入ると、夏祭の準備と期末の準備だったが。
彼女らは、テスト勉強はしてなかった。
毎日欠かさずやっているので、ほとんど普段と同じ生活だった。
麗奈も体力がついてきて、みんなに遅れずに校庭を回れる様になってきていた。
7月上旬には、2枚目のCDのプレスも出来上がってきていた。
1枚目が完売してるので、1万枚プレスをして。
同時に、2枚目は2万プレスしていた。
残れば、店頭に夏祭の後日に発売される予定だった。
今度のジャケットもシンプルで PrettyGirls2と書かれていた。
文字色は、今度は緑だったのが違いだろうか。
夏休みに入り、4人は過密なスケジュールを熟していた。
麗奈は、レコーディングでは吾郎の黒のレスポールを使っていた。
Gibsonの1959年製だった。
高価なので、触るのも怖いくらいだった。
多分、買ったら1000万は超えるだろうと思っていた。
香織は、吾郎に美穂の演奏を聴かせたが吾郎はまるで納得してなかった。
今年は、部活から高校生ブースで2組が参加した。
勿論、美穂もだった。
まぁ、高校生にしては上手い演奏だったのでそれなりにできると思った。
麗奈達は、メインで初日は正午からであり。
2日目は初日の様子で、順番は決まられる。
CDの曲は春の歌なので、歌う事にはしなかったが。
2枚目は夏バージョンなので、それは披露することにしていた。
前日までレッスンをして、家に帰りいつもの練習と勉強をしていた。
当然ながら、脇毛の処理も怠らなかったのは当然だった。
早めに弦を張り替えて、就寝していた。
5時に起き、ランニングをすると。
慌ててシャワーを浴びて食事を済ませると、6時半にあすかの家の車に乗り込んでいた。
9時から、高校生ブースでの出場なのでメインブースから歩いて行った。
部活の他の器材は、他の親が運んできていた。
全員37人が輪になって、あすかが言った。
「夏祭初日です。みんながんばって練習したので、楽しんでいきましょう。出られない部員も、今回は縁の下の力持ちとなり頑張ってください。私達のセッティングは早くて有名ですからね。それでは、恒例の声出しいくわよーーーーーーー」
いつもの様に、円陣を組み。
「桜花ーーーーーーーーーー ファイト!!」
みんな高らかに右手の人差し指を、天に向けていた。
周りでは、この様子を写真に撮ってる人もいた。
セッティング・チューニングなどをしてあげていた。
この時、新一年生はチューナー使わずにチューニングしてる麗奈に驚いていた。
まだ人気もまばらな高校生ブースに、部員の位置をあすかは支持していた。
4人以外は、前の組の中間頃でステージの脇で待機していた。
4人は、空いている前の方で座って見ていた。
香織は、ミキサーの位置にいた。
部員達は、セッティングをすると一旦客席に戻り所定の位置にバラバラに座っていた。
ステージにあがってくる5人を、部員達は拍手で出迎えていた。
手拍子をしたり、拍手をしたりしてバンドを盛り上げていった。
盛り上がりで、客の少なかったブースにも次第に人が集まりだしていた。
この時間で、100人集まれば上出来だった。
無事ステージも終了して、初めてにしては上出来だった。
部員はステージ袖から入場すると手際よく片付けを始めて、車に器材を詰め込んでいた。
麗奈達は、見終わると。
メインブースへと、向かっていた。
車から器材を降ろし、ゆっくりと準備を始めていた。
後、2時間弱になるので4人は余裕でいた。
1時間を切ると、次第に慌ただしくなってきた。
麗奈は、一度髪の毛を解きヘッドマイクを装着していつものポニーテールにしていた。
この頃では、葉月の手を借りずに出来るようになりチェックだけしてもらっていた。
4人は円陣を組んで再び、気合を入れて叫んだ。
イヤモニも装着し、チューニングも全て完了していた。
所定の位置に4人はついたが、ほとんどバレていた。
メインスタジオは、もう満員だった。
セッティングが終わると。
中央の花道を、部員が作ってくれていた。
もう、登場する前から拍手や歓声が湧き上がっていた。
500人を収容できる客席も、満席だった中をあすかが登場して歓声が湧き上がった。
驚いていたのは、新一年生だった。
力強いドラムの音が、会場に鳴り響いていた。
ドラムソロの次は、ベースの彩香が右から登場し拍手と歓声が起こった。
右から頭の上で手拍子をして、葉月が登場しシンセを弾き拍手が巻き起こった。
もう、観客は会場の後ろを見ていた。
人混みの中、麗奈が中央から登場し演奏を始めていた。
ゆっくりと歩み始めて、演奏をしていると。
「いくよーーーーーーーーーーーーーーーーー」
掛け声と共に、イントロがスタートしていた。
大歓声があがり、麗奈は左右を向いてギターを弾きながらゆっくりと歩きながら歌い出した。
間奏では、お客さんの目の前で速弾きをして魅了してしまった。
1曲目終わる直前に、ステージに登っていた。
お辞儀をして、振り返り。
水を飲んで、Ovationに持ち替えていた。
「今年も夏になりましたーーーーーーーーーーーーーーーーー
元気でしたかーーーーーーーーーーーーーーーーー
私達も、今年は自主制作のCDを作ってたのしかったでーーーーーーーーーーーーーーす」
「かったよーーーーーーーーーー」
「ありがとうーーーーーーーーーーーーーーー
NEWシングルもできましたーーーーーーーーーーーーーー
みんなで昨年はいっぱい演奏できました-------------
もっと もっと ライブやりたいでーーーーーーーーーーす
午後になって暑くなるので、熱中症には注意してねーーーーーーーーー
【Kiss Kiss Kiss】【真夏の出来事】いくよーーーーーーーーーーー」
1年前とは、比べ物にならないアコースティックの弾き方だった。
そして、軽やかなリズムと軽いサウンドをドラムもベースもシンセも奏でていた。
毎年技術が進歩してる彼女らに、会場は驚き圧倒されていた。
そして、麗奈の歌声にも磨きがかかっていて。
感情豊かな表現と、綺麗で透き通った声が響いていた。
他のブースは、殆ど客がいないので。
この時間は、休演となっていた。
「ありがとーーーーーーーーーーーーーーーーー
Pretty Girlsでーーーーーーーーーーーーーーーーーす
毎回出場できて、みんなに感謝してまーーーーーーーーーーす
それでは、恒例のメンバー紹介でーーーーーーーーーーーーーす
我らがリーダー ドラム 姉御ことASUKAーーーーーーーーーーー よろしくーー
軽快なリズムで盛りたてます ナイスなベース AYAーーーーーーーー よろしくーー
ピアノからシンセに大変身 華麗なシンセ HAZUKIーーーーーーー よろしくーーー
ボーカル兼ギターのREIでーーーす よろしくねーーーーーーーー
もう、結成4年になりました。仲良し4人組でーーーーーーーす
そして、鬼教官 美人女教師 ミキサー担当 佐藤香織ーーーーーー よろしくーーー
中学から高校と、素敵な部員にも恵まれて感謝してまーーーーーーす
そして、こうして聞いてくれてるお客様にも感謝してまーーーーーーーーーす
【夏の少女】【君にKiss】 いきまーーーーーーーーーーーーーす」
レスポールに持ち帰ると、水を口に含むと客席に残った水を撒いていた。
軽快なリズムで麗奈は、ステージを左右に移動して演奏して歌っていた。
ベースも小刻みに音を奏でて、ドラムはパンチを効かせていた。
シンセも、ノリに乗っていた。
麗奈は、目で彩香に合図した。
間奏は、麗奈のソロでいった。
麗奈は、ステージから客席に足を伸ばして腰掛けて演奏していた。
途中から立ち上がると再び、速弾きを始めアレンジしていた。
1曲終わると、麗奈と彩香はステージに仰向けに寝ていた。
観客は、どよめいていた。
そんな中、シンセの音が軽やかに鳴り響いていた。
2分ほどすると、麗奈は立ち上がり客席に向けて大きく手拍子をしていた。
右に左に動き回り、手拍子の催促をしていた。
客席の手拍子は高まると、ギターを弾き始めていた。
シンセのバックで、ギターソロだった。
彩香は起き上がり、左右を見渡す素振りをしベースを弾き始めた。
ドラムも加わり、やっと2曲目がスタートしていた。
全部で8曲を演奏し終えると、4人は恒例の挨拶をして袖に手を振って下がった。
アンコールの拍手と歓声が鳴り響き、4人は姿を現すと歓声が巻き起こった。
「ありがとーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
さいこうでーーーーーーーーーーーーーーーーーーす」
ストラトに持ち換えると。
「今日は、他のバンドもこの後演奏するのでーーーーー
次がラストの曲でーーーーーーーーーーーーーす
明日も演奏しますのでよろしくねーーーーーーーーーーーーー
本当に、いつもありがとうねーーーーーーーーーーーーーー
やっぱりお客様の前で歌うのが最高ですよねーーーーーーーーーー
最後いきまーーーーーーす 【夏祭り】 たのしんでねーーーーーーーーー」
トレモロ・チョーキング・ハンマリング・タッピングなどの奏法でイントロから突っ走っていた。
高音域の声も難なく歌い上げ、澄み切った綺麗な声は青空に届くようだった。
間奏では、いつものように両サイドで両膝をつけて演奏していた。
演奏が終わると部員達を全員ステージに立たせ、4人を真ん中に挨拶をしていた。
そして、4人は袖に下がり。
部員達は、そのまま片付けに入っていた。
ギターを終い、器材を車に詰め込んでいた。
木陰で、みんなで昼食にしていた。
麗奈達の影響で14時スタートの次のステージは、15時に変更と言われていた。
入り口付近のブースでは、CDが発売されていたが麗奈達は知らなかった。
新垣達が、売りさばいていた。
ブースには、列ができていた。
まぁ、祭りで財布の紐が緩んでいて。
今聞いた演奏を、家でも聞きたいと思ったのだろう。
2組目も無事16時に終了して、部員は集まると解散した。
麗奈は、レスポールだけ担いで家路に着いていた。
家に帰り、シャワーを浴びて着替えると、5時過ぎに新垣の家に行ったが、優だけだった。
その頃、新垣はCDの販売をまだしていたが、麗奈は知らなかった。
ボイトレを1時間すると、個人練習をさせられていた。
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