詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~

Gaku

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第1章:転生と魔法の目覚め

第4話:匠の壁とメイドの絶叫~直そうとしたんだ、ほんとうに~

翌朝のアルベイン家の庭は、絵画のように美しく、そして戦場のように騒がしかった。

東の空から昇りきったばかりの朝の太陽が、庭園の芝生に降りた朝露を乱反射させ、無数のダイヤモンドを撒き散らしたようにキラキラと輝かせている 。
澄み切った空気の中を、ひんやりとした朝の風が通り抜けていく。風に撫でられた庭木たちが「サワサワ……」と心地よい衣擦れのような音を立て、青々とした若葉が朝日に透けて、眩しいほどの生命力を放っていた。遠くの森からは、名前も知らない小鳥たちの甲高く澄んださえずりが、幾重にも重なって降り注いでくる。

しかし、その穏やかで完璧な朝の風景を、無骨で暴力的な音の連なりが容赦なく踏みにじっていた。

「そっちの茂みも探せ! 魔法の残留痕跡がないか徹底的に調べるんだ!」
「はっ! 直ちに!」

ガシャ、ガシャ、ガシャッ。
硬い金属製のブーツが、美しく手入れされた砂利道を無遠慮に踏み荒らす音。分厚いプレートアーマー同士がぶつかり合う、ガチャリ、ガチャリという重く冷たい金属音。
昨夜の「謎の爆発」の原因を究明するため、父親が要請した屈強な騎士団員たちが、血走った目で庭中を駆け回っているのだ 。
それに混じって、使用人たちがパニック状態で走り回る「バタバタバタッ」という足音と、「奥様がお倒れに!」「早く気付け薬を!」という悲鳴にも似た怒号が、屋敷のあちこちでこだましている。

その大混乱の渦の中心から少し離れた、庭の片隅にある生垣の陰。
そこに、三歳半の幼児——ガクは、膝を抱えて丸くなり、息を潜めていた。

(……やばい。マジでやばい。思っていたよりも騒ぎがでかいぞ、これ)

ガクの小さな背中を、ツーッと一筋の冷や汗が流れ落ちていく。
朝の冷たい風がパジャマの襟元から入り込み、その冷や汗を撫でるたびに、背筋がゾクゾクと粟立った。
生垣の隙間から覗き見る視線の先には、昨夜、彼が放った「規格外の極太プラズマビーム」によって、見事なまでに円形にくり抜かれた屋敷の外壁がある 。
その巨大な風穴の縁は、昨夜の赤熱状態からは冷めたものの、いまだに黒々と焦げ付き、周囲にはツンと鼻を突くような焦げた石と土の匂いが漂っていた。
そして、その風穴の周りを、何人もの騎士たちが深刻な顔で取り囲み、あーでもない、こーでもないと議論を交わしている。

(どう見てもテロの跡地だ。俺のせいだとは誰も思っていないだろうけど……もしバレたら? もし『三歳の息子が魔法で壁を吹き飛ばしました』なんてことが知れ渡ったら?)

ガクの脳裏に、最悪のシミュレーションが展開される。
「未知の脅威」として王都の研究施設に幽閉される未来。あるいは「危険分子」として地下牢に繋がれる未来。
前世で三十年間、病室のベッドの上で我慢し続け、せっかく手に入れた健康で自由な異世界スローライフ。それを、あんな一瞬の魔法への好奇心だけで失うわけにはいかない。

彼の心の中に、強烈な「日常への執着」がドス黒く渦巻き始めた。
(絶対にバレるわけにはいかない。この平和な日々を、俺の健康ライフを、絶対に手放したくない……!)
この過剰なこだわりが、彼をさらなる泥沼へと引きずり込もうとしていることに、彼はまだ気づいていなかった。

騎士たちの一団が、別の痕跡を探すために風穴の前から移動していった。
「よし……今だ」

皆が調査で右往左往しているその一瞬の隙を突き、ガクは生垣の陰から音もなく飛び出した。一歳半から毎日庭を爆走して鍛え上げた健脚は、枯れ枝一本踏むことなく、まるで忍者のように彼を風穴の真ん前へと運んだ 。

ガクは、風穴の前に立ち、大きく深呼吸をした。
朝の冷たい空気が肺を満たし、心臓が早鐘のように「ドクン、ドクン」と鳴っている。耳が痛くなるほどの静寂が、彼の周囲一メートルだけを切り取ったかのように訪れていた。

(直すんだ。俺の魔法で、この穴を塞ぐ。昨日は『熱を出して圧縮して放つ』イメージだったから大爆発したんだ 。だから、今度は違う。放出じゃない。コントロールだ)

ガクはじっと、風穴の足元にある黒く焦げた地面の土を見つめた 。
(土魔法ならうまく直せるはずだ 。地面の土を隆起させ、穴の形に合わせて『固める』。そして、元の石壁と同じ質感に『形づくる』。それだけだ。ただの、四角い石の壁。シンプルなイメージだ)

目を閉じ、意識を丹田——おへその少し下——へと集中させる。
体内にある温かく痺れるようなエネルギーの泉を、今度は乱暴に引き出すのではなく、まるで細い糸を紡ぐように、ゆっくりと、ゆっくりと足元の地面へと流し込んでいく 。

「……こい」

ゴゴゴゴゴ……。

ガクの足の裏から、重く、低く、腹の底を揺らすような地鳴りが響き始めた。
目を開けると、彼の視線の先で、地面の土がまるで生き物のようにうごめいていた。
土が、泥のようにドロドロと液状化し、そして次の瞬間、重力に逆らってズズズッ!と上方へ向かって盛り上がり始めたのだ 。
それは、風穴の空間を埋めるように、周囲の石壁に絡みつきながら、どんどん高く、厚く成長していく。

(よし! いける! 土が動いた! 穴が埋まっていくぞ! )
ガクは心の中でガッツポーズをした。魔法の成功に、再び歓喜が湧き上がる。

(あとは、これを石のように固めて、元の壁と同じ『ただの平らな壁』の形にするだけだ……!)
彼は、脳内に「完成予想図」を強烈に思い描こうとした。
ただの、のっぺりとした、灰色の、味気ない石の壁。

しかし、ここで彼の「前世のオタク知識」という名の厄介な執着が、完全に裏目に出た。

彼が脳内で「石の壁」をイメージしようとした瞬間。前世で高画質のドキュメンタリー番組やファンタジー映画で散々見漁ってきた、無駄に解像度の高い記憶の数々が、彼の脳細胞を勝手にハッキングし始めたのだ。
(石の壁……石の壁といえば、やっぱり中世ヨーロッパの古城だよな。ただの平らな壁じゃ、構造的に脆いかもしれない。補強のために梁を入れて、いや、せっかくなら装飾も……)

「あっ、違う! やめろ俺の脳! ただの平らな壁でいいんだよ!」
ガクは必死に思考を修正しようとした。しかし、一度暴走し始めたクリエイター魂(ただのオタクのこだわり)は止まらない。
彼が流し込んだ魔力は、彼の脳内の「鮮明すぎるイメージ」を、恐ろしいほどの忠実さで現実の世界に出力し始めたのだ 。

盛り上がった土砂が、一瞬にしてカチカチの石材へと変質(硬化)していく。
そして、その表面が、見えない無数のノミとハンマーで削り取られるように、パラパラと細かい粉塵を立てながら、複雑怪奇な形へと変化し始めた。

シュルルルルッ! カンッ! カンカンッ!
まるで早送りを見ているかのような速度で、ただの石の塊だった表面に、滑らかな曲線が浮かび上がる。
それは、一枚の巨大なレリーフ彫刻だった。
中心には、天高く咆哮を上げる巨大な龍の姿。その龍の鱗の一枚一枚までもが、狂気的なまでの緻密さで彫り込まれている。そして、その龍の体に絡みつくように、無数の薔薇や百合の花々が咲き乱れ、花びらの葉脈すらも浮き彫りにされているのだ。

時間にして、わずか十秒。

「……」

土埃が風に流されて晴れた後。
ガクの目の前には、どう見ても国宝級の職人が人生を懸けて数ヶ月、いや数年かけて彫り上げたような、超絶技巧の芸術作品——『花と龍が絡み合う大レリーフ彫刻の壁』が、突如として誕生していた 。
朝日の斜光を受け、龍の鱗と薔薇の花びらが、信じられないほど立体的で美しい陰影を作り出している。

圧倒的な、静寂。
鳥のさえずりすら聞こえない。風の音も止まった。
ガクは、その見事すぎる芸術作品を前に、口をポカンと開けたまま、完全に魂が抜けたように立ち尽くした。

(……直った。直ったよ。風穴は完全に塞がった。でも……)

ガクの口から、ヒュッと息が漏れた。

(原型が、微塵も、ない……ッ! )

「ただの壁」に戻して証拠隠滅するはずだったのに。
彼の「どうせなら強くてかっこいい壁」という無意識の執着が、世界で最も目立つ、明らかに人工的で、しかも魔法でしかあり得ないオーパーツを生み出してしまったのだ。

「……あははっ」

ガクは、自分のやらかしたことのあまりの滑稽さに、またしても乾いた笑いを漏らした。
隠そうとして、逆に全宇宙に「ここに異常があります!」と大声で宣伝するようなモニュメントを建ててしまった自分。
思い通りにコントロールしようと執着すればするほど、事態は明後日の方向へと爆走していく。
その圧倒的な「ままならなさ」を前に、彼はすべてを諦めた。

「もう……知らん。俺は三歳の幼児だ。壁のことなんて、何も知らない」
ガクは、美しい龍のレリーフに背を向け、過剰なこだわりを完全に手放した清々しい顔で、スキップをしながら自分の部屋へと戻っていった。

***

それから数日後 。
屋敷の混乱が少しだけ落ち着きを取り戻し、日常の清掃業務が再開された、あるよく晴れた午後のこと。

「あーあ、昨日の雨で生垣の葉っぱが結構落ちちゃって……ん?」

その場所——かつて風穴が開き、今は大レリーフが鎮座している庭の片隅——の清掃を担当する若手メイドのアンナは、竹箒を持ったまま、ピタリと足を止めた 。
彼女の視線の先には、庭の景観から完全に浮きまくっている、荘厳にして華麗すぎる『花と龍のレリーフ壁』があった。
その日の強い日差しを受け、龍の眼光がまるで生きているように鋭く光っている。

アンナの竹箒が、カラン、と乾いた音を立てて地面に落ちた。
彼女の瞳孔が限界まで開き、顔面から一気に血の気が引いていく。

「えっ……?」

彼女の喉の奥から、空気が絞り出されるような音が漏れた。
そして、次の瞬間。

「え、ちょっ、これっ!! い、いつの間にィィィィッ!? 誰が!? 何故ェェェェェッ!!?」

アンナの、鼓膜を突き破るような鼓間限界突破の絶叫が、平和なアルベイン家の庭園に響き渡った 。
鳥たちが一斉に木立から飛び立ち、バサバサと羽音を立てて逃げていく。

「どうした!?」「何事だ!」
アンナの尋常ではない悲鳴を聞きつけ、庭師、他のメイドたち、そして屋敷の中から父親やロイド先生までが、血相を変えてワラワラと駆けつけてきた 。
しかし、彼らはアンナの指差す先——その巨大なレリーフ壁——を見た瞬間、全員がピタリと口を閉ざし、言葉を失った 。

「……なん、だこれは」
父親が、震える手で龍の鱗に触れる。冷たく、硬い、本物の石の感触。
「魔法……いや、しかしこれほどの質量を瞬時に変成し、かつこれほど精緻な造形を施すなど……宮廷の筆頭魔導師でも不可能だ……」
ロイド先生が、信じられないものを見る目でメガネを押し上げた。

誰も、答えを持っていなかった。
昨日までただの焦げた大穴だった場所が、一晩で国宝級のレリーフに変わっている。犯人の足跡もなく、工事の音も一切なかった。
「神の奇跡か……」「いや、古代の霊の仕業では……」
使用人たちの間で、ヒソヒソと恐怖と畏敬の混じった囁きが広がり始める。

その騒ぎの輪のずっと外側。
ガクは、日傘を差した母親に手を引かれながら、遠巻きにその光景を眺めていた。

「まあ、綺麗……。でも、本当に不思議ねえ。一体誰が、あんな見事なものを……」
母親が、小首を傾げて呟く。

ガクは、ただ黙っていた。
心拍数は完全に落ち着いており、冷や汗の一滴も流れていない。
「証拠隠滅に失敗した」という執着を完全に捨て去った今の彼は、自分が作った巨大なオーパーツを前にしても、まるで他人の家の出来事のように、清々しいほどフラットな心境だった。

「ねえ、ガク。あなた、何か知らない?」
母親が、ふと視線を落として彼に尋ねた。

ガクは、三歳半の幼児らしい、無垢で純真な瞳で母親を見上げ、そして、満面の笑みで首を横に振った。

「わかんない!」

こうして、誰にも解明されることのないまま、この『突如現れた花と龍のレリーフ壁』は、家族および使用人公認の超常現象として、「アルベイン屋敷の七不思議・第一号」という不名誉にして偉大な称号を与えられることとなったのである 。

ガクは何も言えなかった。いや、何も言うつもりはなかった 。
ただ、心の中でそっと呟いた。

(ごめん、みんな。俺の『中二病』と『オタクのこだわり』が、具現化しちゃっただけなんだ……)
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