詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~

Gaku

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第4章:王女と腐敗の王国

第36話:馬車に潜む家出姫 〜私も外の世界を、見てみたかった〜

夕暮れが近づく王都の出口。
巨大な石造りの城門を抜けた瞬間、それまで視界を遮っていた高い壁が途切れ、傾きかけた太陽の強烈な逆光が乗合馬車の小さな窓から暴力的なまでに差し込んできた。
ガクは思わず目を細めた。車輪が乾燥した未舗装の街道を削り取るたびに巻き上がる細かい土埃が、オレンジ色の光の粒子を乱反射して、まるで車内に黄金の吹雪が舞っているかのようにキラキラと輝いている。網膜には、焼けるような強烈な夕陽の残像がじわりと張り付き、目を閉じてもその温かい光が瞼の裏で脈打っていた。

「ゴトゴト、ガタガタ」という、油の切れた車輪の軋み。馬の硬い蹄が、王都周辺に敷き詰められた古い石畳から、踏み固められた土の道へと変わる瞬間の、音の硬度の変化。「カツン、カツン」という硬質な反響から、「ドスッ、ドスッ」という重く鈍い響きへ。
窓の外を見やれば、街道沿いにどこまでも続く草原が、夕方の風を受けて生き物のようにうねっていた。吹き抜ける風が青々とした草の海を波打たせ、葉と葉が擦れ合う「カサカサ」という乾いた音が、微かに開いた窓の隙間から車内へと滑り込んでくる。遠くで、王都の市場の喧騒がフェードアウトし、代わりに虫の音と風のささやきが世界を満たし始めていた。

「今、ここ」にある風景。五感のすべてが、自分が生きているという圧倒的な事実を実感させてくれる。
前世の病室で、天井の染みだけを数えていた日々には決して味わえなかった、むせ返るような土の匂いと、吹き抜ける風の冷たさ。
ガクは深く息を吸い込み、この静かで美しい時間に身を委ねようとした。
しかし。
人生というものは、いつだって「思い通りにいかない状況」から幕を開ける。

「ボリッ、ボリッ、バリバリバリィッ!」
ガクの対面の席で、赤ら顔の大男――ハガンが、王都の露店で買い込んだ謎の揚げ菓子を、親の仇でも討つかのような勢いで粉砕していた。揚げ菓子の破片が黄金の光を浴びながら、雪のように車内の床へと降り注ぐ。
「おいハガン! 貴様、少しは静かに食えんのか! わしのローブに油の飛沫が飛んだではないか!」
隣に座る白髭の老人――ドルセンが、神経質そうに杖で床を叩きながら怒鳴り散らす。
「しょうがないだろ! これ、固えんだよ! 噛まないと飲み込めないだろ!」
「なら食うな! というか、なぜ五袋も買っている! 馬車の中が香辛料と油の匂いで充満しておるわ!」
「王都の飯は最高だ! お前も食うか!?」
「いらん!!」
美しい夕暮れの静寂は、開始三分で木端微塵に粉砕された。
ガクの隣に座る赤毛の女性――サラは、額に青筋を立てながら、両手でこめかみを強く揉みほぐしている。彼女の「平穏で静かな旅をしたい」という強烈なこだわりは、このパーティを組んだ時点ですでに破綻しているのだが、彼女はいまだにその執着を捨てきれずに、日々無駄な苦しみを生み出していた。
「あなたたち……」サラの声が、地を這うような低いトーンで響く。「次に大きな音を立てたら、その揚げ菓子を鼻の穴から胃袋に直行させるわよ」
「ヒッ」とハガンが息を呑み、食べる速度を落とした。しかし、口の中に入っている分を噛むたびに「ムシャァ……」という妙に生々しい音が響き、それが余計にサラの神経を逆撫でする。
ガクは微かに苦笑しながら、再び窓の外に視線を向けた。
完璧な状況などない。思い通りにいかないことばかりだ。だが、この騒がしさすらも、彼にとっては愛おしいノイズだった。

馬車が街道の窪みにハマり、大きく「ガタン!」と揺れた。
その直後だった。
「……ん?」
サラが、ふと顔を上げ、馬車の後部にある荷物棚を指差した。
「あそこ、荷物が動いてませんか」
全員の視線が一斉に荷物棚へと向かう。
そこには、一行の着替えや野営具を詰め込んだ麻袋の隣に、見覚えのない「異様に大きなズタ袋」が置かれていた。穀物でも入れるような粗末な袋だが、パンパンに膨れ上がっている。
そして、その袋が、今、明らかに「もぞっ」と蠢いたのだ。

車内に、氷のような沈黙が落ちた。
ハガンの咀嚼音がピタリと止まる。ドルセンがゆっくりと杖を握り直す。サラの右手が、腰の短剣の柄に滑る。
(魔物か? いや、王都の停留所で積み込んだはずだ。盗賊の罠か?)
ガクは五感を研ぎ澄ませた。耳を澄ますと、袋の中から「スゥ……ピー……」という、妙に規則正しい寝息のような音が聞こえる。時折、「ううん……」という、明らかに人間の、しかも若い女性のような寝言まで聞こえてきた。

サラがガクに目配せをした。「開けて」という無言の指示だ。
ガクは小さく頷き、袋の前に立った。
「……出てきてください」
ガクが静かに声をかける。
しかし、袋は反応しない。ただ「もぞもぞ」と蠢くだけだ。
「聞こえていますよね。包み隠さず言いますが、怪しい袋が蠢いている時点で、こちらはいつでも攻撃できる態勢にあります。カウントダウンします。三、二……」
「ひゃ、ひゃい!!」
袋の中から、裏返ったような悲鳴が上がった。
直後、袋の口を縛っていた紐が内側から必死に解かれようとする。しかし、持ち主はよほど焦っているのか、それとも極度の緊張状態にあるのか、紐はガチガチの固結びになっており、一向に解ける気配がない。
「あ、あれ? 開かない……どうして、ここで、こんな……」
袋の中で、何かが暴れる音がする。バタバタ、ゴソゴソ。
「ちょっと待ってください! 今出ます! 今出ますから! あ、痛っ、足が、足が攣りまし……!」
ズドンッ!
袋がバランスを崩し、荷物棚から馬車の床へと見事に転げ落ちた。
「ピチャン」という、床のわずかな水たまりを叩く音が響く。
そして、床に落ちた衝撃でついに紐が解け、袋の口がガバッと開いた。

中から飛び出してきたのは――乱れに乱れた淡い金髪。
埃まみれの高級な外套。
そして、涙目で鼻の頭に麻袋の繊維をくっつけた、見覚えのある少女。
「……アリシア……さん?」
ガクが思わず素っ気ない声を出した。
袋の中から這い出してきたのは、間違いなく、数日前に彼らに腐敗貴族の調査を依頼した張本人、王女アリシア・フォン・ラインハルトその人であった。
彼女は、貴族らしい豪奢なドレスの上に、明らかにサイズが合っていない大きめの旅用外套を羽織り、さらにはなぜか右手に「干し肉」を握りしめていた。
アリシアは、床に四つん這いになったまま、ゆっくりと顔を上げた。
ガクたち四人と、完全に目が合う。

沈黙。
馬車の車輪の音だけが、無慈悲に響き続ける。
アリシアは、顔を真っ赤に染め上げながら、それでも「王女としての威厳」という最後のプライドにしがみつくように、コホンと一つ咳払いをした。
「……やはり、気づきましたか」
「いや、気づくも何も、さっきから丸見えというか、袋ごと落ちてきましたけど」
ガクが冷静にツッコミを入れると、アリシアはプルプルと震えながら立ち上がろうとした。
「あ、足が……! 麻袋の中で三時間も体育座りをしていたせいで、完全に感覚が……!」
生まれたての小鹿のように足がプルプルと震え、次の瞬間、彼女は再び床に「ベチャッ」と倒れ込んだ。
「……もう少し早く気づいてあげられなくて申し訳なかったです。狭かったでしょう」
ガクが心底同情するような声で言うと、アリシアは床に顔を押し付けたまま、うめき声で答えた。
「……かなり」

サラが、天を仰ぎ、額に手を当てて深く、深く目を閉じた。
彼女の「トラブルのない平穏な旅」という理想像が、音を立てて崩れ去っていく音が聞こえるようだった。王族。それも、現在進行形で国政のど真ん中にいる王女が、なぜか自分たちの馬車に密航している。これ以上の厄介事があるだろうか。いや、ない。
「……王女殿下が、なぜ」
サラの声は、もはや怒りを通り越して、どこか悟りを開いたような響きを持っていた。
アリシアは、ガクに助け起こされてなんとか座席に座ると、衣服についた埃と麻袋の繊維をパンパンと払いながら、精一杯の澄ました顔を作った。
「信頼できる侍女に書置きを預けてきました。王城への連絡は彼女がしてくれます。正式な手続きを経た上での外出、という形にはなっています」
「体裁は整えてきたんですね」
「最低限は」
アリシアがキリッとした顔で言うが、彼女の髪にはまだ麻袋の切れ端が絡まっており、威厳は完全にゼロだった。

しばらく沈黙が続いた後、サラが深いため息をついた。その息に乗せて、彼女は自分の過剰なこだわりを一つ、空の彼方へ手放した。
「……危険です。外の世界は王城とは違う。護衛もなしに」
「護衛は……いると思いますが」
アリシアはそう言いながら、チラリとガクを見た。
その視線には、明らかな「期待」という強烈な執着が張り付いていた。
ガクは、自分の置かれた状況を正確に理解した。ここで拒否すれば、彼女は一人で王都に帰ることになる。それは事実上、死を意味するかもしれない。
「……まあ、一緒にいる以上、そうなりますね」
ガクが頷くと、アリシアの顔がパッと明るくなった。
「勝手に決めないでください」
サラがガクを鋭く睨みつけ、再び溜め息をつく。「一応聞きますが、王女殿下が外に出たかった理由は? 腐敗貴族の件は、一応の決着を見たはずですが」
アリシアは、手にした干し肉をそっとポケットにしまい込み、少し間を置いた。
「……腐敗貴族の件が一段落したことで、私の立場が王城内で微妙になりました。証拠を集めさせた張本人だと知っている人間が複数いる。今は少し離れた方が、王城にとっても私にとっても都合がいい」
論理的な説明だ。政治的な判断としては、間違っていない。
しかし、彼女の目は、それだけではない何かを物語っていた。
「政治的な理由もある、と」ガクが促す。
「それと……」
アリシアは、ガクたち四人を順番に見渡した。
「昨日、あなたたちを見ていて思ったんです。ああいう旅を、私は一度もしたことがないと」

それは、あまりにも純粋で、無防備な告白だった。
王女としての義務、宮廷の陰謀、完璧な振る舞い。それらの「執着」に縛り付けられて生きてきた彼女が、初めて見せた「自分自身の意志」だった。彼女は、ガクたちの自由でドタバタとした関係性に、どうしようもなく惹かれてしまったのだ。その強烈な憧れが、彼女を「麻袋に入って密航する」という極端な奇行へと走らせた根本的な原因であった。

誰も何も言わなかった。
車内には、馬車の揺れる音と、窓から吹き込む風の音だけが響いていた。
その静寂を破ったのは、やはりこの男だった。
「俺は賛成です!!」
ハガンが、口の周りに揚げ菓子の粉をつけながら、力強く右手を挙げた。
「王女様がいれば、行く先々で美味いもんが食えるかもしれないだろ!」
「あなたは黙ってて」
サラが氷点下の声でハガンを一刀両断する。ハガンはシュンとして手を下ろした。
サラはもう一度、深く、深く息を吐き出した。理想の旅は終わった。これからは、家出姫の護衛という最悪のミッションが始まる。思い通りにいかない現実。しかし、それを嘆き続けても苦しみが増すだけだ。
過剰なこだわりを捨てた時、人は不思議なほど清々しい気分になるものだ。
「……わかりました」
サラが、憑き物が落ちたような顔で言った。
「ただし、目立つ行動は控えること。王族だと知られたら面倒になる。それと、自分の身の回りのことは自分ですること。ここでは誰もあなたを『殿下』とは呼びません」
アリシアの顔に、驚きと、そして隠しきれない喜びが広がった。
「……わかりました」
アリシアは、麻袋の埃まみれになった服のまま、真剣な顔で深く頷いた。その姿は滑稽であったが、同時に、新しい世界へ踏み出そうとする清々しさに満ちていた。

馬車が大きく揺れた。
アリシアが、窓の外を見た。
街道の両側に広がる景色。延々と続く緑の草原。その上を撫でるように吹き抜ける風が、草の波を作り出している。空には、燃えるようなオレンジ色の夕陽が沈みかけ、雲の端を紫色に染め上げていた。
「ピチャン」という水たまりを跳ねる音。車輪が土を噛む音。それらすべての音が、彼女にとっては「外の世界」の生きた音楽だった。
王城の分厚い壁の中では、決して見ることのできなかった景色。
アリシアの横顔は、夕陽の光を受けてオレンジ色に輝いていた。王城で見せていた、冷たくて賢い「仮面」のような表情とは全く違う。
それは、初めて本物の世界に触れた、ただの少女の顔だった。

ガクは、その横顔を見ながら、ふと自分の胸の奥に温かいものが広がるのを感じた。
(前の世界では、何もできなかった。でも今は、この動ける体がある)
思い通りにいかないことばかりのドタバタな日常。だが、それがいい。それが「生きている」ということだからだ。

完璧な夕暮れの中、完璧ではない一行を乗せた馬車は、土煙を上げて進んでいく。
これからどんな厄介事が待っているのか、誰にもわからない。
しかし、ガクは確信していた。
この過剰なまでに個性の強い仲間たちと一緒なら、どんな困難も最終的には大爆笑のドタバタ劇に変わるだろう、と。

馬車が丘を越え、次の街の灯りが見え始めたその時。
ガクの耳に、かすかな、しかし確実に「普通ではない音」が届いた。
遠くの空から響く、空気を引き裂くような鋭い風切り音。
「……なんだ、今の音?」
ガクが窓から顔を出して空を見上げると、夕闇が迫る空の彼方から、巨大な黒い影が、猛スピードでこちらに向かって急降下してくるのが見えた。
「ガク、どうしたの?」サラが不思議そうに尋ねる。
「……いや、サラさん。さっき『トラブルのない旅』を諦めたばかりで申し訳ないんですが」
黒い影が、月明かりを背にしてその巨大な翼を広げる。
「どうやら、外の世界は、姫様の想像以上にスリリングみたいです」

ズドォォォォン!!
馬車の数メートル先に、その巨体が地響きを立てて降り立った。

――えっ、次はどうなるの?
誰もがそう思う間もなく、ガクたちの新たなドタバタ劇が、強制的に幕を開けようとしていた。
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