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旅立ち編
第66話 イブキとの野宿。
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日も傾いてき、そろそろ夕暮れという頃、俺達はようやく下山することが出来た。
しかし、麓の街まではまだ距離もあり、そこへ着く頃には恐らく真っ暗となっているだろう。
普段であれば速度強化薬を使用しているため、家から街まで往復しても十分時間が余るのだが……薬の数も有限だ。
家に居たころは畑から栽培している速度強化の原料となる薬草を採取して作ればよかったが、今はそうもいかない。
それに……今はイブキもいる。彼女を見捨てていくことも出来ないだろう。
「あと……どのくらいかしら」
彼女の声に疲労を感じる。
魔界から飛び出して俺の家に来るまでほとんど飲まず食わず、そして不眠不休だっただろう。
多少俺の家で休むことは出来たとは思うが……見た目は疲れを見せないが恐らく相当に疲弊しているに違いない。
「もうすぐ暗くなる。……今日はこの辺で野宿にしようか」
幸いにも近くには川がある。
食べるものは……家からいくらか持ってきている。
ここで一晩過ごすくらいなら何とかなりそうだ。
「え!?こ、ここで寝るの?貴方と?」
彼女は何故かあたふたしていた。
「あぁ、普段通り慣れていないからか足が疲れてね。近くに川もあることだし、ここで一晩過ごそうと思う。……いいか?」
そう問うと彼女はコクコク首を縦に動かす。
「か、構わないわ」
イブキは何やら緊張しているようだ。
とりあえず野宿の準備をしよう。
そう提案し、先導して川へ向かおうとすると後ろからクゥという音が聞こえた。
俺は思わず振り向く。
「私じゃないわ」
彼女は真剣な眼差しで否定した。
頬はほんのりと赤い。
「え?……だったら誰「私じゃないわ!」……うん」
彼女の剣幕に俺は思わず言葉を引っ込める。
腹が減ったら誰だって腹の虫くらいなるだろうに。
そう言おうと思ったが……後悔しそうだったからやめておこう。
川は思っていたよりも流れが穏やかだった。
俺は近くの石が密集しているところに腰かけ、石で野宿をする為の竈づくりを始める。
前世で野宿はしたことがなかったが……この世界に転生してからは遠くへ薬を売りに行くときや、速度強化薬が尽きていたときなんかに何回かしたことがある。
まだ慣れてはいないが……まぁなんとかなるだろう。
イブキはそんな俺をじっと見ていた。大分お疲れの様だ。
「そういえばイブキ、君は野宿の経験とかあるのか?」
いびつな形だがなんとか竈を作ることに成功した俺は、離れたところにある大きな石に腰かけ、自身の肩をトントンと叩いているイブキに声を掛ける。
すると彼女は自嘲的な笑みを浮かべた。
「この魔界を出て……この国の兵士たちに追われながら……岩陰に隠れながら恐怖で寝ることも出来ずただじっと時間が過ぎるのを待っていたことを野宿と言うのであれば……経験があるわね」
何故かは分からないが冷や汗が噴き出る。
どうやら彼女にとって今の質問は地雷だったようだ。
「ま、まぁつまりは野宿はしたことがない、と」
なんとかそんな言葉をひねり出す。
俺は近くの森から持ってきていた乾いた葉を着火剤にして火を点ける。
しばらくすると同じく持ってきていた枝へと火が移り、次第に炎が大きくなる。
火が点いて気づいたのだが……辺りは既に暗くなり始めていた。少々肌寒い。
イブキは相変わらず遠くからこちらを見ているだけだった。
なぜこっちに来ないのか……たぶん俺に腹の虫が聞こえない様にするためだろう。
「そんなとこにいないでこっちに来なよ」
そう呼びかけると彼女はしばらく何か考え込んだ後、結審したかのように身体を重たそうに動かし、竈の近くにしゃがみ込み手をかざす。
「暖かい……。見事な手つきね」
彼女がチラリとこちらを見る。
その顔は暗闇の中にある火で幻想的に照らされ、彼女の端正な顔つきが一層に際立っている。
思わずドキリとしてしまう。
「……どうしたの?」
俺の異変に気付いたイブキが首を傾げる。
その顔もまた美貌に満ちていた。
俺は何でもないと首を横に振ると、鞄から調理道具一式に食料を取り出す。
「さぁ、夕飯にしようか」
どこかからクゥという音とと唾液を飲む音が聞こえたが……聞こえていないふりをした。
川から水を汲み、鍋へと移し、火にかける。
その横では網の上にパンを置いている。
しばらくするとパンに焦げ目がついてくるので、その上にすりおろした果実を乗せる。
この果物は非常に甘く、砂糖の代用として用いている。
その甘さがこのパンによく合うのだ。
俺はそのパンを今にも涎をたらしそうな様子で見つめていたイブキに手渡す。
「熱いから気を付けてな」
彼女は小さく俺に礼をいうとアチチと呟きながらパンを頬張る。
……実に幸せそうな顔をしていた。
「……美味しい!人の世界の食べ物ってこんなにも美味しいのね!」
彼女はパンの味を絶賛する。
魔界の食べ物ってどんなものなのだろう。
少し気になった。
水が沸騰してきたため、その中に干し肉や野菜、そして香辛料代わりになる薬草をたっぷり入れていく。俺は具材たっぷりの汁ものが好きなのだ。
味噌があればベストなのだが……あいにくこの世界に味噌は存在しないらしい。
醤油も欲しいのだけれども……。
まぁないものねだりをしても仕方がない。
干し肉からは良い塩味の出汁がでるし香辛料もある。
しばらく煮立たせると一口味見する。……いい感じだ。
俺は椀を取り出し、汁を椀に盛り、スプーンと共に彼女に手渡す。
イブキはそれを受け取ると匂いを嗅ぎ、嬉しそうな顔で口にした。
「これも凄く美味しい!貴方って天才なんじゃないの!?魔界に帰ったら私のコックにならない!?」
どうやら凄くお気に召したようだ。
無言で食べ続け、瞬く間汁が減っていく。
空になった容器を残念そうな表情で見る彼女。
俺は思わず苦笑を漏らし、その椀を受け取ると再び汁をその中に盛る。
「……いいの?」
彼女は申し訳なさそうな顔をする。
このままでは俺の取り分がなくなるのことを心配しているようだった。
「いいんだ。……イブキがそんなに美味しそうに食べてくれるだけで満足だよ。俺のことは気にしないで、明日からまた忙しいんだからしっかり食べなよ」
そう言うと彼女は礼を言い、再び汁を平らげていく。
俺はその間に焦げそうになっていたパンを食べる。
……うん、美味しい。
しかし、麓の街まではまだ距離もあり、そこへ着く頃には恐らく真っ暗となっているだろう。
普段であれば速度強化薬を使用しているため、家から街まで往復しても十分時間が余るのだが……薬の数も有限だ。
家に居たころは畑から栽培している速度強化の原料となる薬草を採取して作ればよかったが、今はそうもいかない。
それに……今はイブキもいる。彼女を見捨てていくことも出来ないだろう。
「あと……どのくらいかしら」
彼女の声に疲労を感じる。
魔界から飛び出して俺の家に来るまでほとんど飲まず食わず、そして不眠不休だっただろう。
多少俺の家で休むことは出来たとは思うが……見た目は疲れを見せないが恐らく相当に疲弊しているに違いない。
「もうすぐ暗くなる。……今日はこの辺で野宿にしようか」
幸いにも近くには川がある。
食べるものは……家からいくらか持ってきている。
ここで一晩過ごすくらいなら何とかなりそうだ。
「え!?こ、ここで寝るの?貴方と?」
彼女は何故かあたふたしていた。
「あぁ、普段通り慣れていないからか足が疲れてね。近くに川もあることだし、ここで一晩過ごそうと思う。……いいか?」
そう問うと彼女はコクコク首を縦に動かす。
「か、構わないわ」
イブキは何やら緊張しているようだ。
とりあえず野宿の準備をしよう。
そう提案し、先導して川へ向かおうとすると後ろからクゥという音が聞こえた。
俺は思わず振り向く。
「私じゃないわ」
彼女は真剣な眼差しで否定した。
頬はほんのりと赤い。
「え?……だったら誰「私じゃないわ!」……うん」
彼女の剣幕に俺は思わず言葉を引っ込める。
腹が減ったら誰だって腹の虫くらいなるだろうに。
そう言おうと思ったが……後悔しそうだったからやめておこう。
川は思っていたよりも流れが穏やかだった。
俺は近くの石が密集しているところに腰かけ、石で野宿をする為の竈づくりを始める。
前世で野宿はしたことがなかったが……この世界に転生してからは遠くへ薬を売りに行くときや、速度強化薬が尽きていたときなんかに何回かしたことがある。
まだ慣れてはいないが……まぁなんとかなるだろう。
イブキはそんな俺をじっと見ていた。大分お疲れの様だ。
「そういえばイブキ、君は野宿の経験とかあるのか?」
いびつな形だがなんとか竈を作ることに成功した俺は、離れたところにある大きな石に腰かけ、自身の肩をトントンと叩いているイブキに声を掛ける。
すると彼女は自嘲的な笑みを浮かべた。
「この魔界を出て……この国の兵士たちに追われながら……岩陰に隠れながら恐怖で寝ることも出来ずただじっと時間が過ぎるのを待っていたことを野宿と言うのであれば……経験があるわね」
何故かは分からないが冷や汗が噴き出る。
どうやら彼女にとって今の質問は地雷だったようだ。
「ま、まぁつまりは野宿はしたことがない、と」
なんとかそんな言葉をひねり出す。
俺は近くの森から持ってきていた乾いた葉を着火剤にして火を点ける。
しばらくすると同じく持ってきていた枝へと火が移り、次第に炎が大きくなる。
火が点いて気づいたのだが……辺りは既に暗くなり始めていた。少々肌寒い。
イブキは相変わらず遠くからこちらを見ているだけだった。
なぜこっちに来ないのか……たぶん俺に腹の虫が聞こえない様にするためだろう。
「そんなとこにいないでこっちに来なよ」
そう呼びかけると彼女はしばらく何か考え込んだ後、結審したかのように身体を重たそうに動かし、竈の近くにしゃがみ込み手をかざす。
「暖かい……。見事な手つきね」
彼女がチラリとこちらを見る。
その顔は暗闇の中にある火で幻想的に照らされ、彼女の端正な顔つきが一層に際立っている。
思わずドキリとしてしまう。
「……どうしたの?」
俺の異変に気付いたイブキが首を傾げる。
その顔もまた美貌に満ちていた。
俺は何でもないと首を横に振ると、鞄から調理道具一式に食料を取り出す。
「さぁ、夕飯にしようか」
どこかからクゥという音とと唾液を飲む音が聞こえたが……聞こえていないふりをした。
川から水を汲み、鍋へと移し、火にかける。
その横では網の上にパンを置いている。
しばらくするとパンに焦げ目がついてくるので、その上にすりおろした果実を乗せる。
この果物は非常に甘く、砂糖の代用として用いている。
その甘さがこのパンによく合うのだ。
俺はそのパンを今にも涎をたらしそうな様子で見つめていたイブキに手渡す。
「熱いから気を付けてな」
彼女は小さく俺に礼をいうとアチチと呟きながらパンを頬張る。
……実に幸せそうな顔をしていた。
「……美味しい!人の世界の食べ物ってこんなにも美味しいのね!」
彼女はパンの味を絶賛する。
魔界の食べ物ってどんなものなのだろう。
少し気になった。
水が沸騰してきたため、その中に干し肉や野菜、そして香辛料代わりになる薬草をたっぷり入れていく。俺は具材たっぷりの汁ものが好きなのだ。
味噌があればベストなのだが……あいにくこの世界に味噌は存在しないらしい。
醤油も欲しいのだけれども……。
まぁないものねだりをしても仕方がない。
干し肉からは良い塩味の出汁がでるし香辛料もある。
しばらく煮立たせると一口味見する。……いい感じだ。
俺は椀を取り出し、汁を椀に盛り、スプーンと共に彼女に手渡す。
イブキはそれを受け取ると匂いを嗅ぎ、嬉しそうな顔で口にした。
「これも凄く美味しい!貴方って天才なんじゃないの!?魔界に帰ったら私のコックにならない!?」
どうやら凄くお気に召したようだ。
無言で食べ続け、瞬く間汁が減っていく。
空になった容器を残念そうな表情で見る彼女。
俺は思わず苦笑を漏らし、その椀を受け取ると再び汁をその中に盛る。
「……いいの?」
彼女は申し訳なさそうな顔をする。
このままでは俺の取り分がなくなるのことを心配しているようだった。
「いいんだ。……イブキがそんなに美味しそうに食べてくれるだけで満足だよ。俺のことは気にしないで、明日からまた忙しいんだからしっかり食べなよ」
そう言うと彼女は礼を言い、再び汁を平らげていく。
俺はその間に焦げそうになっていたパンを食べる。
……うん、美味しい。
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