世界が滅亡したので、獣人世界で幸せになります!〜番が三人いるんですが、女神様どういう事ですか!?〜

玉石 トマト

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本編

2 転生と最初の召喚


「いってらっしゃ~い」

話がまとまったので、「じゃあ早速♪」と女神様に陽気に送り出される。


体の周りを覆っていた光が収束し、足が地に着く感覚があった。

爽やかな微風が私の身体を撫でていく。

朝露の匂いがした。

恐る恐る眼を開けてみると、前方には葉が生い茂った木々が立ち並び、その隙間から木漏れ日が差し込んでいる。

「森の中?かな」

私の周囲50m位は所々苔があったり土が剥き出しになっていたりと開けている。

後ろを振り返ると断崖絶壁が空高く聳え立ち、ちょうど私の目の前にぽっかりと口を開けた洞窟があった。

その洞窟の奥は暗くて見る事ができない。

「いきなり森の中だし意味深な洞窟もあるけど…中に熊とかいないよね?」

(女神様がそんな危険なところに初めから飛ばす訳はないよね)

と思い直したが、念のため洞窟からは離れてみた。


これからどうするかとか問題はあるけれど、少し落ち着いたので一番気になっていた自分の体を見てみる。

私が着ているのは上質な綿の貫頭衣のような服だった。

足は裸足だったが、平地であるし石がないのか痛くはない。

「うわ、腕が細い…お腹が出てない!手触りが違う!」
「胸はちっちゃくなったけど、ちょうどいいサイズかも、何より邪魔じゃない!」
「顔はどうなってるんだろう、鏡がないから見れないよー、でもお肌すべすべになってて気持ちいい♪」
「というかスラッとしてないのが私らしいな、細くなったけどお肉ぷにぷに」
「お尻はやっぱりちょっと大きめなんだね、お尻も太もももちょっとムチムチしすぎ?」

でも太ももの間にちゃんと隙間があって「これで股擦れから解放される♪」と喜んだ。

顔は見られないけれど、襟から服の下を見たり、さすさすペタペタと自分の体を触りまくった。

胸は大体Cカップくらいになっていた。

小さすぎるでもなく大きすぎるでもなく、邪魔にもならないしちょうど良いサイズな気がする。

その胸を覆うブラも、さらにはショーツも着けていなくて、主に下半身がスースーして心許ない。

まぁでも家ではノーブラでいる事もあったし、とりあえず気にしない事にした。

髪は転生前と同じく腰まであって緩くウェーブが掛かっている。

毛先まで傷んでは無さそうだが、元々細く猫っ毛のため指先で掬うとふわふわと軽い。

(前は無理なダイエットのしすぎで髪の毛が薄くなっちゃって、頭のてっぺんの地肌が見えるくらいだったのに)

頭を触ってみると、髪が豊かに生えているのが分かった。






この世界に転生する前に、女神様にお願いしていた事があった。

それは『前世の自分の体で転生したい』という事。

同じ年齢で、暴飲暴食の影響のない、自然に成長した体にしてくれるように言葉を尽くしてお願いした。

『転移』ではなく『転生』だから、もしかしたら望んだ姿になれるかもしれないと思ったから。

前世で、私は妊娠をした事もないのに胸やお腹や太ももには妊娠線があって、一重の目は肉のまぶたで埋もれていた。

無理なダイエットとリバウンドを繰り返した私の顔の皮は、まだ10代だというのに垂れていた。

8歳から18歳までの時期に太ると脂肪細胞が増えて、その後も太りやすく痩せにくい体のままらしいから、もう手遅れだったのだと思う。

いくら痩せても綺麗にはならなかったから。

だから、出来る事なら、普通の家庭に生まれていたらきっと得ていただろう自分を見たかった。

「絶世の美女にも出来るのに良いのですか?」と女神様に聞かれたけれど、私は「それで良いんです」と答えた。






一通り自分の体を検分した後、ふとした考えが浮かぶ。

もしかしたら、同じような境遇の人でも前を向いて幸せに生きる人もいたかもしれない。

(でも、私には出来なかった…)

結果、前世の体を捨ててきてしまった。

心に降り積もる暗い気持ちに、自然と顔が俯いていく。

「だめ」

咄嗟に声に出して顔を上げた。

(折角女神様がくれた二度目の人生なんだから!)

と気持ちを奮い立たせ、虚空を真っ直ぐに見つめる。

「ありがとうございます、女神様」

そして静かに、感謝の言葉を口にした。


ヒュゥ、とどこからか吹いてきた優しい風がその言葉を彼方へと運び去る。

「ふふ、幸せになってね~♪」

同時に、短い間に耳に染み付いた優しい声が聞こえた気がした。



―――――――――――――――――――――――――



感謝の祈りを捧げた後、今度は女神様に貰った能力を確認しようと思い立つ。

異世界転生小説は好んで読んでいたから、なんとなく目の前の空間をタップしてみた。

ちなみに女神様も異世界転生小説は読み漁っていたらしい。

ブンッ

と手応えのある音を立てて、目の前に小説ではお馴染みのボードが出てくる。

反対側が透けて見えた。

ボードは真ん中の線で左右に分かれており、左側は人体図、右側はスキル欄になっている。

人体図の方には図だけで、他に何も描かれていない。

スキル欄には、

『無限倉庫』『ナビマップ』『召喚』『なんかいい匂い』『元気』

と書いてある。

「『なんかいい匂い』とか『元気』ってスキルなの?」

思わずツッコむ。

くんくんと体の匂いを嗅いでみるが、特にいい匂いなんてしなかった。

(いい匂いなんてしないけど…前世と比べれば今は確かに元気と言えば元気、でも体調は普通に良いくらいかなぁ)

『なんかいい匂い』『元気』スキルの事はよく分からない。

その他のスキルが気になったので一旦置いておく。


ボードの左端には上からインデックスのように『持ち物』『地図』『召喚』の順に並んでいて、スキルと関係があるようだ。

『持ち物』をタッチしてみるとページが変わった。

ゲームのアイテム欄のように四角い枠がページの端から端まで埋まっていて、合計50個の枠があり、どれも空白だ。

次に『地図』を開くとナビマップのように自分が矢印になっていて、その周囲は森と断崖絶壁を表示している。

スクロールもできる素晴らしい仕様だ。

早速スクロールしてみると近くに川があるようだった。

喉が乾いて来たしサバイバルには水の確保が大事だという。

(『召喚』を調べたら後で行ってみよう)
(結構スクロールしたけど、街らしいのないもんね、異世界の街とか憧れてたんだけど)
(女神様は、「最初はサバイバルになるから、役立つものを召喚できるようにしときましたね~」って言ってたな)

そのための『召喚』だろう。

異世界の街をまだ見られないのは残念だけれど、『召喚』というわくわくするスキルがすごく気になった。

『召喚』ページには、それらしく右側に魔法陣(たぶん召喚魔法陣)があり、左側は空白になっている。

「どうやって召喚するのかな…?」

魔法陣は複雑な模様を幾つも重ねて円形を作ったような形をしている。

魔法陣はページの中で波打つように淡く光っていた。

(きれい…)

しばらく魔法陣を見つめていたが、ふと喉の渇きからサイダーを思い浮かべた。

もう滅んでしまった世界の飲み物。

体に悪いのは分かっているが、今飲んだら最高だろう。

(サイダー飲みたい…もう二度と飲めないんだ…)


ぽんっ


「うわっ」


小気味いい音と共に、目の前に某有名飲料メーカーのペットボトルが現れ浮かんでいる。

(えぇと…サイダー召喚できるのね、しかもペットボトルに入ってるし)
(この世界にペットボトルってあるのかな?)
(召喚しちゃったみたいだけど、これでサイダー飲むの最後にしよう…)

そう思いながらペットボトルを手に取り蓋に力を入れると、プゥシッと子気味良い音を立ててそれが開いた。

中身を飲んだらペットボトルはどうなるのかとか、前の世界はプラスチックが問題になっていたなとか、SDGsをもっと早くにやってたらどうなっていたのかとか考えながらサイダーを飲む。

「うん、美味しいっ」

(喉が乾いた時のサイダーは間違いない!)

冷えたそれは乾いた体に染み渡るようで、前世から合わせて久しぶりのその喉越しは最高だ。

半分ほど飲んだところで喉も潤うが、全部飲みきれなかった。

そこで『持ち物』ページを開き、サイダーを入れたいと念じながらボードに押しつけてみた。

すると思惑通りに、『持ち物』ページのひと枠に収まった。

枠の下側に『サイダーの入ったペットボトル』と表示されている。

『持ち物』ページの使い方は想像通りだ。

「サバイバル本も召喚できるかな」

再び『召喚』ページを開くと、淡く光っていたはずの魔法陣が虹色に力強く輝いていた。

「何これ?」

そっと魔法陣に触れてみる。

触れた瞬間、ボードがフッと消えた。

足元から2mくらいの位置に、先程までボードにあった魔法陣が、虹色に煌々と輝きながら周囲の空気を吸い込むようにその光を集約させていく。

目が眩む程の光と横薙ぎの強い風に眼を開けていられない。

倒れないように踏ん張る。

ふと風が止んだ。

先程が嘘のように周囲も静かだ。




「おい、お前…」

聞こえて来た声に、びくりと体が震えた。

その声はハスキーで蕩けるような良い声だが、威圧的だ。

顔を覆っていた両腕を恐る恐る下げ、声の主を見る。

その人物はとても背の高い男だった。

均整のとれた体で、胸元が開いた白いシャツにトラウザーズを履いている。

胸元から鍛えられているだろう胸板が見える。

堀が深く切長の目に通った鼻筋、薄い唇は酷薄そうだが顔の全てが完璧な配置で置かれている。

こちらを尊大に見つめてくる瞳は黄金色だ。

灰色がかった髪の毛は肩口まであり、陽の光で銀色に見える。

彼はどこかの海外の俳優の様に格好良い。

さらに頭の上に、2つの三角形の耳が鎮座している。

足の間からは同じ色の尻尾らしきものが見え隠れしていた。

(本当に獣人だ…うわぁ、かっこいい…耳可愛い…尻尾ふさふさ…)
(なんか、心臓が痛い…)

私が思い描いていた獣人が、目の前に存在していることに感動したが、いかんせん万年コミュ障で拗らせ女子の心臓はバクバクと痛いくらい脈打っていて苦しい。

まさか獣人を召喚できるとは思っていなかった。

いきなり過ぎる。

「お前は誰だ?」
「俺を喚んだ、お前は何なんだ?」

男が話す度にチラチラと覗く鋭い犬歯。

(なんだか、色と牙的に狼獣人みたい)

混乱していて現実逃避をしていた私は、男の問いかけにすぐに答えられない。

男は怒るでもなくしばらく私を観察した後、

「望みは?」

と聞いて来た。

自分が答えられそうな質問に、うるさい心臓を抑え、意を決して意思疎通を図ることにする。

「あの…私はみのりと言います」

(望み…望み?)

「ぇ、と、あなたにあの洞窟が安全か確かめてほしいんですが…」

強そうな獣人に、しばらくの間住処になるかもしれないと眼をつけていた洞窟を指差しながら、恐る恐るお願いする。

少し声が震えてしまった。

男は私が指差した先の暗い洞窟をちらりと見て、ふんと鼻を鳴らす。

「安全だ、魔物の気配はしない」

すぐに答えが返ってきてびっくりする。

こちらの言葉も通じたようだし、何よりさすが獣人なのだろう、聴覚や嗅覚が鋭く一瞬で分かるようだ。

(というか魔物がいるんだ…)

転生前、女神様との話し合いの中で前の世界を教訓に、あらかじめ知的生命体に天敵を用意すると話していたが、多分魔物の事だろうと思い至る。

愛のスパイスになるのだと女神様は最初興奮して言っていたが、その後、真剣に知的生命体の数が増え過ぎないようにという側面もあると言っていた。

話を聞いた時はしょうがないのかなと思ったけれど、被害に遭う獣人もいるだろうと思うと胸が痛む。

(そういえば、さっきまで実は私危なかったんじゃないの?)

魔物の徘徊する世界で広大な森の中、何がいるかわからない洞窟が直ぐそばにある。

今更思い当たった事実に、スプラッターな想像をして恐怖でふるりと身震いする。

「ぇぇと……」

先程から黙ったままじっと探るように見つめてくる男の視線に、居た堪れなく思う。

(望み叶ったんだけど帰らないのかな?どうやって還すんだろう、ていうかどこから来たのかな?)
(『召喚』って物とか人とか『喚び出す』わけだから、『無から生み出す』とは違う筈だよね?無から生み出すのは『生成』とか『創造』とか言うんじゃないのかな?)
(でもこのままだと、魔物に見つかったら終わりだよね。何も抵抗できずに嬲り殺しにされる自信しかない…)


「…望みは?」

思考の渦にはまっていると、再び男から同じ問い掛けをされる。

まだ望みを叶えてくれるのだと、この危険な場所に1人取り残される不安をひしと感じていた私は安堵する。

「えと、じゃあ、あの洞窟の中が住めるか見てくるので、その間見張りをお願いしましゅ……す」

女神様以外の相手に、こんなに喋るのは前世でも年単位で無かった事だから噛んでしまった。

恥ずかしくて俯く。

顔が熱いからきっと真っ赤になっているだろうと思う。

何も言わない男の様子が気になって、俯いたままチラリと伺う。

男はやや眼を見張ったあと、口元を片手で覆って瞳を揺らす。

若干顔が赤い気がする。

「見張ってやるから早く来い!」

男は何かを振り切るように体を翻し、洞窟の方へ歩いていく。

私は詰めていた息を小さく吐いて、男の後を追った。
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