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スピンオフ「デュインズ」
神と世界と魔王
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ヴァルナル・バックストームとは、可哀想な男である。
この世界〝デュインズ〟を揺るがし、世界を掌握し、愛する女を手に入れた最凶最悪の魔王であるヴァルナルが、どうして可哀想なのか。
それは更に上位の存在であるアリス・ヴェル・トレラントに目をつけられたことではない。
生みの親である神に生み落とされた時点で、彼の悲しい未来は決まっていたようなものだった。
ヴァルナルは神によって作られた存在だ。
この世界と、この世界に最初に存在した生命も、神の手により生み出されたものではあるが――命を育み、生と死、出会いと別れを繰り返してきた人類や生命とは違う。
ヴァルナルは最初から最後までずっと存在していて、魔王として君臨するためだけに作り出された都合の良い――〝ストーリー〟のピース。
勇者と対峙して、どちらかが生き残れば、新たな戦いが生まれる。そうして世界の均衡を保ち、世界は回っていく。
通例であれば、世界が腐らぬよう滅びぬように、神が手を加えて破壊と創造を繰り返す。
ヴァルナルは本来ならば、新たな勇者と戦って敗北し、消えるはずだった。
そして新たな勇者はつかの間の平和を楽しみ、神が次の魔王を創造するまで平穏に過ごす――というのが、本来の流れだ。
ヴァルナルは一時の勝利を手にしたが、神が彼を、この世界を見捨てたことは世界の終わりを示していた。
神が管理するこの世界は、時折かき混ぜてやらねば固まる混沌の材料達だ。
基本的にはその場所に生きとし生けるもの達が回していくのだが、天災であったり、天啓であったりと稀に手を加える必要があった。
だがこの世界を創った神は、責任感というものが存在しなかった。
彼女の名誉のために言うのであれば、神の中で流行っていた〝世界を管理する遊び〟に乗っただけだ。
飽き性である彼女は、ヴァルナルが勝利するのも見届けることもなく管理から手を引いた。
彼女いわく――
「思っていたよりめんどくさかった!」
――らしい。
時々慈悲を与えるだけでいいと聞いていたのだが、あまりの長期管理に煩わしさを感じてしまった。
元々彼女は気まぐれな神だ。ふらふらとして、気分で慈悲を与えるような神だった。
彼女に向いていなかったとはいえ、世界は創られてしまった。
創造主であり管理者がいなくなった世界だけが残された。
こうなってしまえば、可哀想なのはヴァルナルだけではない。
この世界・デュインズ自体も見捨てられ、滅びの一途を辿っている。それは、誰かが管理をして修正を施さなければ、緩やかに世界が崩壊を迎える。
◇
「ってわけでさ、フルスくん! あたしの代わりにお願いねっ!」
「はあ……」
フルスは知人の女神に呼び出されたと思えば、耳を疑うような頼み事をされて呆れていた。
自分が〝ノリ〟で創った世界の管理が出来なくなったから、フルスに任せたいのだという。
――神の中には世界の管理を複数している者も多くおり、まだトラッシュだけの管理者であるフルスには、なんの問題は無い頼みだ。
問題があるとすれば、彼女の態度だろう。
同じ神という立場でありながら、責任感の欠片もない。神の権利を得ていれば世界の創造は好き勝手にできるが、罪も何も無い生命を弄ぶようなもの。
人を殺す世界を管理しているフルスだとしても、彼女の行動は不愉快だった。
「あの方にも許可は取ってあるから!」
「許可云々の話ではありません。始める前に神々の〝配信〟を見て確認するべきでした。丁寧な方によっては、やる事を事細かに説明してくださっています」
「うー、そうだけど~、その時のノリっていうか? ほらぁ、流行りのものには飛びつきたいでしょう? フルスくんだって~――」
「私はあの方や他の方々が〝処分〟に困っていらしたから、ゴミ捨て場を作成しただけに過ぎません。貴女は少し無鉄砲なところが多すぎます。我々にとっては矮小な存在でしょうが、定命の者の命がかかっているのですよ。 以前も大掛かりな計画を練っては――」
「だあぁあ!! 分かった、分かったから!」
フルスのお小言にも似たお叱りは、彼女にとってもう幾度となく経験してきたこと。これから余計に長い説教に入るのは、目に見えて分かっている。
自分に非があるのも理解しているし、フルスの言っていることが正しいのはよく分かっている。
だとしてもそんな長ったらしい正論をただただ聞いていられるほど、彼女は出来た性格ではない。
それができていれば、そもそも今回の出来事は起きなかっただろう。
「それにもうこれは、二度と無いはずだから」
「そのような言葉は何度も聞いてきました。今更信じられ――」
「――現人神になるの」
「なんですって?」
「あの方が管理されている〝地球〟があるでしょ。そこで現人神として転々とすることになったの」
「それは……」
彼らにとって、どこかの世界で〝人と直接〟触れ合って〝神として働くこと〟は、地位を下げられたも同然のことだった。
本来であれば定命の者とは直接関わらず、間接的に助けている。〝神〟と形容しているものの、実際は創造者にすぎないから。
神託を下すのであれば、地上にて働いている部下――つまり聖女や神官、場合によっては魔王などに伝えている。彼女はそれと同じ立場になるのだという。
だから神である彼女が人と関わり合う仕事に就くということは、〝あの方〟も手が負えず、創造主としての働きを出来ないと判断されたからだろう。
指示を出す側ではなく、上からの命令を受け取り、その通りに働くだけの者になってしまうのだ。
あの方も〝死亡事故〟や〝死亡ミス〟は多いものの、世界の管理を捨てたわけじゃない。結果的に部下が管理する世界へ放つことで、ある種の教育にもなっている。
「大丈夫! あの方の決定に文句を言うつもりはないし、あたしも納得してる」
「……」
「それにいいニュースだってあんのよ? はい!」
「……これは」
「あんたのとこの魔王さんの、神格化の許可証」
神になるためには、幾つか方法がある。
すべての創造主である〝あの方〟から創っていただくか、それ相応の行いをした存在を神とするか、など。
フルスや彼女は前者であり、大元の神から創造された存在だ。最初からずっと神として生きている。
アリスに今回の許可証が降りてきたのは、〝ゴミの処理〟という他者からの迷惑を被っていたということと、デュインズを統治すれば二つ目の世界を手に入れたということになるから。
フルスという上司がありながらも、王として君臨して支配をしている。それだけでも神になり得る素質があった。
「それに神にならないと、世界間の行き来が大変でしょ」
「許可の理由として、そこが一番大きい理由でしょう」
現在のアリスのトラッシュとデュインズの移動は、フルスが設置した転移門を介している。
同じ世界ではないため、そういった特殊なゲートが必須となるのだ。
しかし神格化を経て神となれば、そういった世界での制約が撤廃される。
「これからも〝廃棄場〟として活動するなら、神格化でもしないと魔王さんが死ぬかもしれないし。いつまでも送り込まれる勇者が、弱いとは限らないから」
「確かにその通りです」
神々の管理する世界は、バランスを一定にするためにも破壊と創造が繰り返される。
だからいずれアリス・ヴェル・トレラントという存在も、〝破壊〟される可能性があった。
まだトラッシュが運営されるためには、アリスをそのまま殺して新たな魔王を生み出すか、アリスを殺さない方法を探すしかなかった。
神となったのであればアリスが死ねない理由の一つにもなり、他の神も軽率に手を出すことはない。
「……これは園様にまたご迷惑を……」
「大丈夫だって! あれだけ強い魔王さんなんだから、神格化の試験なんて楽勝でしょ!」
「いいえ。難易度の問題ではなく、彼女の趣味嗜好です。万が一試験の相手が相手が勇者であった場合に、ご不快な思いをさせるかと」
「そういうことね。そこはフルスくんの手腕だよ!」
「貴女に言われると腹が立ちます」
ごめんごめん、と笑いながら豪快に謝る彼女。
いつもならばここでまたフルスが小言を入れるのだが、今回ばかりは違った。同僚でもあった彼女は、自業自得とはいえ遥かに下の地位まで落とされる。
この会話も最後になるのかもしれないと思うと、いつもの調子がでなかった。
「それじゃあ、あたしはそろそろ行くよ」
「……ええ。またいつか」
フルスがそう言うと、彼女は苦笑いを遺して去っていった。
自分の性格を理解しているがゆえに、もう二度と同じ立場に戻れないことを分かっていたのだろう。
次に会う頃には、今のような軽い喋り方もなくなっているかもしれない。
同僚が減ってしまったことを嘆きつつも、そろそろデュインズも〝頃合い〟だったと思い出す。
アリスの夢枕に立つ準備でもしますか、とフルスは作業に取り掛かった。
この世界〝デュインズ〟を揺るがし、世界を掌握し、愛する女を手に入れた最凶最悪の魔王であるヴァルナルが、どうして可哀想なのか。
それは更に上位の存在であるアリス・ヴェル・トレラントに目をつけられたことではない。
生みの親である神に生み落とされた時点で、彼の悲しい未来は決まっていたようなものだった。
ヴァルナルは神によって作られた存在だ。
この世界と、この世界に最初に存在した生命も、神の手により生み出されたものではあるが――命を育み、生と死、出会いと別れを繰り返してきた人類や生命とは違う。
ヴァルナルは最初から最後までずっと存在していて、魔王として君臨するためだけに作り出された都合の良い――〝ストーリー〟のピース。
勇者と対峙して、どちらかが生き残れば、新たな戦いが生まれる。そうして世界の均衡を保ち、世界は回っていく。
通例であれば、世界が腐らぬよう滅びぬように、神が手を加えて破壊と創造を繰り返す。
ヴァルナルは本来ならば、新たな勇者と戦って敗北し、消えるはずだった。
そして新たな勇者はつかの間の平和を楽しみ、神が次の魔王を創造するまで平穏に過ごす――というのが、本来の流れだ。
ヴァルナルは一時の勝利を手にしたが、神が彼を、この世界を見捨てたことは世界の終わりを示していた。
神が管理するこの世界は、時折かき混ぜてやらねば固まる混沌の材料達だ。
基本的にはその場所に生きとし生けるもの達が回していくのだが、天災であったり、天啓であったりと稀に手を加える必要があった。
だがこの世界を創った神は、責任感というものが存在しなかった。
彼女の名誉のために言うのであれば、神の中で流行っていた〝世界を管理する遊び〟に乗っただけだ。
飽き性である彼女は、ヴァルナルが勝利するのも見届けることもなく管理から手を引いた。
彼女いわく――
「思っていたよりめんどくさかった!」
――らしい。
時々慈悲を与えるだけでいいと聞いていたのだが、あまりの長期管理に煩わしさを感じてしまった。
元々彼女は気まぐれな神だ。ふらふらとして、気分で慈悲を与えるような神だった。
彼女に向いていなかったとはいえ、世界は創られてしまった。
創造主であり管理者がいなくなった世界だけが残された。
こうなってしまえば、可哀想なのはヴァルナルだけではない。
この世界・デュインズ自体も見捨てられ、滅びの一途を辿っている。それは、誰かが管理をして修正を施さなければ、緩やかに世界が崩壊を迎える。
◇
「ってわけでさ、フルスくん! あたしの代わりにお願いねっ!」
「はあ……」
フルスは知人の女神に呼び出されたと思えば、耳を疑うような頼み事をされて呆れていた。
自分が〝ノリ〟で創った世界の管理が出来なくなったから、フルスに任せたいのだという。
――神の中には世界の管理を複数している者も多くおり、まだトラッシュだけの管理者であるフルスには、なんの問題は無い頼みだ。
問題があるとすれば、彼女の態度だろう。
同じ神という立場でありながら、責任感の欠片もない。神の権利を得ていれば世界の創造は好き勝手にできるが、罪も何も無い生命を弄ぶようなもの。
人を殺す世界を管理しているフルスだとしても、彼女の行動は不愉快だった。
「あの方にも許可は取ってあるから!」
「許可云々の話ではありません。始める前に神々の〝配信〟を見て確認するべきでした。丁寧な方によっては、やる事を事細かに説明してくださっています」
「うー、そうだけど~、その時のノリっていうか? ほらぁ、流行りのものには飛びつきたいでしょう? フルスくんだって~――」
「私はあの方や他の方々が〝処分〟に困っていらしたから、ゴミ捨て場を作成しただけに過ぎません。貴女は少し無鉄砲なところが多すぎます。我々にとっては矮小な存在でしょうが、定命の者の命がかかっているのですよ。 以前も大掛かりな計画を練っては――」
「だあぁあ!! 分かった、分かったから!」
フルスのお小言にも似たお叱りは、彼女にとってもう幾度となく経験してきたこと。これから余計に長い説教に入るのは、目に見えて分かっている。
自分に非があるのも理解しているし、フルスの言っていることが正しいのはよく分かっている。
だとしてもそんな長ったらしい正論をただただ聞いていられるほど、彼女は出来た性格ではない。
それができていれば、そもそも今回の出来事は起きなかっただろう。
「それにもうこれは、二度と無いはずだから」
「そのような言葉は何度も聞いてきました。今更信じられ――」
「――現人神になるの」
「なんですって?」
「あの方が管理されている〝地球〟があるでしょ。そこで現人神として転々とすることになったの」
「それは……」
彼らにとって、どこかの世界で〝人と直接〟触れ合って〝神として働くこと〟は、地位を下げられたも同然のことだった。
本来であれば定命の者とは直接関わらず、間接的に助けている。〝神〟と形容しているものの、実際は創造者にすぎないから。
神託を下すのであれば、地上にて働いている部下――つまり聖女や神官、場合によっては魔王などに伝えている。彼女はそれと同じ立場になるのだという。
だから神である彼女が人と関わり合う仕事に就くということは、〝あの方〟も手が負えず、創造主としての働きを出来ないと判断されたからだろう。
指示を出す側ではなく、上からの命令を受け取り、その通りに働くだけの者になってしまうのだ。
あの方も〝死亡事故〟や〝死亡ミス〟は多いものの、世界の管理を捨てたわけじゃない。結果的に部下が管理する世界へ放つことで、ある種の教育にもなっている。
「大丈夫! あの方の決定に文句を言うつもりはないし、あたしも納得してる」
「……」
「それにいいニュースだってあんのよ? はい!」
「……これは」
「あんたのとこの魔王さんの、神格化の許可証」
神になるためには、幾つか方法がある。
すべての創造主である〝あの方〟から創っていただくか、それ相応の行いをした存在を神とするか、など。
フルスや彼女は前者であり、大元の神から創造された存在だ。最初からずっと神として生きている。
アリスに今回の許可証が降りてきたのは、〝ゴミの処理〟という他者からの迷惑を被っていたということと、デュインズを統治すれば二つ目の世界を手に入れたということになるから。
フルスという上司がありながらも、王として君臨して支配をしている。それだけでも神になり得る素質があった。
「それに神にならないと、世界間の行き来が大変でしょ」
「許可の理由として、そこが一番大きい理由でしょう」
現在のアリスのトラッシュとデュインズの移動は、フルスが設置した転移門を介している。
同じ世界ではないため、そういった特殊なゲートが必須となるのだ。
しかし神格化を経て神となれば、そういった世界での制約が撤廃される。
「これからも〝廃棄場〟として活動するなら、神格化でもしないと魔王さんが死ぬかもしれないし。いつまでも送り込まれる勇者が、弱いとは限らないから」
「確かにその通りです」
神々の管理する世界は、バランスを一定にするためにも破壊と創造が繰り返される。
だからいずれアリス・ヴェル・トレラントという存在も、〝破壊〟される可能性があった。
まだトラッシュが運営されるためには、アリスをそのまま殺して新たな魔王を生み出すか、アリスを殺さない方法を探すしかなかった。
神となったのであればアリスが死ねない理由の一つにもなり、他の神も軽率に手を出すことはない。
「……これは園様にまたご迷惑を……」
「大丈夫だって! あれだけ強い魔王さんなんだから、神格化の試験なんて楽勝でしょ!」
「いいえ。難易度の問題ではなく、彼女の趣味嗜好です。万が一試験の相手が相手が勇者であった場合に、ご不快な思いをさせるかと」
「そういうことね。そこはフルスくんの手腕だよ!」
「貴女に言われると腹が立ちます」
ごめんごめん、と笑いながら豪快に謝る彼女。
いつもならばここでまたフルスが小言を入れるのだが、今回ばかりは違った。同僚でもあった彼女は、自業自得とはいえ遥かに下の地位まで落とされる。
この会話も最後になるのかもしれないと思うと、いつもの調子がでなかった。
「それじゃあ、あたしはそろそろ行くよ」
「……ええ。またいつか」
フルスがそう言うと、彼女は苦笑いを遺して去っていった。
自分の性格を理解しているがゆえに、もう二度と同じ立場に戻れないことを分かっていたのだろう。
次に会う頃には、今のような軽い喋り方もなくなっているかもしれない。
同僚が減ってしまったことを嘆きつつも、そろそろデュインズも〝頃合い〟だったと思い出す。
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