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後編 第二章「化け物たちの恋」
愛嬌
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パルドウィン、エキドナに与えられた書斎。
部屋の中はきちんと片付けられていたが、デスクの上は大量の書類で溢れていた。
エキドナが着任してからまだ一ヶ月も経過していない。しかし彼女は毎日、仕事に追われているのだ。
この書斎には現在エキドナだけではなく、派手な衣装に身を包む大柄の人物も、一緒に詰めていた。
「そういうわけで、パルドウィンで一緒に働くことになった――マザー・フリルよっ! よろしくね、エキドナちゃん!」
「まぁ、まぁ……」
彼女、マザー・フリルは、完全な人間相手を想定されて作成された幹部である。
ヒール高も含めて、180センチはあるだろう身長。これだけならば、高身長のエキドナと並んでも大したインパクトにはならないだろう。
しかし、彼女――彼は、女形である。カラフルなドラァグクイーンのような化粧。派手なピンクとパープルのツートンカラーの、ボリュームのあるアップヘア。
家政婦が纏うようなドレスは、酷く奇抜だ。エプロンまでもがギラギラとしている。
縞模様のタイツに、これまた色の濃いパンプス。
まるでおとぎの国から飛び出してきたような格好だった。
流石のエキドナもインパクトに動揺を隠せていない。
「よろしくお願い致します……」
「早速だけど、アタクシのやることを説明してもいいかしら!?」
「はい、是非……」
フリルはエキドナへ、アリスの考えを説明した。
もちろん、人に接することが最も優れている幹部が送られてくる、ということはさらなる人間との信頼関係を築くためである。
上層部は貴族の件もあり、力でねじ伏せたものの――問題は大半を占める一般市民だ。
冒険者組合はあの調子で、心をひらいてくれる様子が見られない。アリスは説得のために献身的に通いつめるほど、健気じゃない。
普通の人間達が駄目なのであれば、もっと下層へ目を向ければいい。
悪魔だろうが天使だろうが、手を差し伸べねば死ぬかもしれない人たちへ。
そんなわけで、アリスの目的はスラムや孤児へと向いた。
パルドウィンに施設を建設し、保護出来るものは保護。独り立ちできそうなのであれば、それまでの援助を。
家族をなくしたのであれば、それに変わる場所、もしくは里親を。
マザー・フリルはそれのための運営者だ。
「なるほど……施設の運営……。平民が話を聞いてくれないので……弱者に目をつけたのですね……」
「そうなのよん。それにあたって、アタクシは人材を選定したいの」
「場所の御用意を致しますね……」
「助かるわぁ!」
フリルは満面の笑みで、エキドナに感謝を述べた。
エキドナは器用な返事も出来ずに、ただ静かに微笑むだけだった。
ルーシーのようなタイプの明るい人物を相手したことはあるが、それとはまた別のタイプ。慣れない彼女は、まだまだやりづらいのだ。
「あぁ、あと。インキュバスちゃんとかサキュバスちゃんたちも、送り込まれると思うの」
「サキュバスですか……」
「正確には〝あの子たちの基準では性的不能なコ〟ね」
「……?」
「戦いにも、性行為にも、諜報にも向いていない子を、子守にするわけ」
サキュバスとインキュバスは、最初期に仲間にした魔族のひとつ。
同族内でもレベルや教養、技術的な面でも〝使える〟ものは、作戦を渡されて活用されている。
しかし、サキュバスとインキュバス自体が魔族全体で見て、強い種族ではない。
だから必然的に、その中で更に弱い個体となれば、割り振られる仕事も限られてくる。アリスとて扱うのに困るのだ。
低レベルで弱いサキュバスは、魔王城のメイドのような仕事を頼まれているばかりだ。
せっかく魅力的な容姿と技術を有しているのだから、もっと有効活用出来る場面があるのではないかと、常々思っていた。
それに城には、ヴァルデマルが支配していた時代から尽くしているゴブリンがいる。アリスやパラケルススが、新たに生成したホムンクルスだっている。
わざわざサキュバスが働く必要なんてないのだ。もちろん、本人たちが望みさえすれば、置いておくことも可能だ。
「それは……アリス様のご提案でしょうか……」
「だいたいそうねぇ。あの御方が可愛がっている――ガブリエラちゃんっていう、サキュバスの提案もあるでしょうけどっ」
「あぁ、なるほど……」
「素晴らしいお考えよね! みんながハッピーになれるんじゃない!? アタクシとしても大賛成だわ。流石はアリス様ねっ」
「えぇ、えぇ……」
エキドナはここでようやく、困惑を捨てて微笑んだ。
アリスの狙いを聞いたからだ。
人間の弱き者にも手を差し伸べて、魔族の弱き者にも救いの手を伸ばす。やはり優しい方なのだと、彼女の中で結論付けた。
「それじゃあアタクシは、街を見て回るわ。どんな救済が必要なのか、計画を立てたくって」
「畏まりました……その、誰かを案内にお付けしましょうか……?」
「いいのかしら!? ぜひっ!」
「お待ち下さい、お待ち下さい……」
エキドナは書斎の扉を開けて外に出る。
廊下には護衛のパルドウィン兵士が待機していた。世界の常識を超える強さを持ったエキドナに対して、護衛など不要なのだが――パルドウィンの国からの敬意と思って、彼女はそのままにしている。
兵士は急に部屋から出てきたエキドナに対して驚いていた。
エキドナはその様子を気にすること無く、彼を部屋の中へと連れる。
「彼女は新しく魔王城より来た方です……。ともにパルドウィンの事業に携わることになります……。街の案内を頼みたいのです、頼みたいのです……」
「わ、わかりました! よ、よろしくお願いします……」
「ハァイ! アタクシはマザー・フリルよ。フリルと呼んで頂戴!」
「ふ、フリル様……」
「んもうっ、そんなに怖がらないでっ! 化け物じゃないんだから!」
フリルがそう言っていても、ある意味彼女は化け物である。
濃い化粧に派手なドレス。背の高い男が更にヒールを履いているのだ。直接的な化け物でなくても、恐ろしいと思ってしまうだろう。
そもそもこの世界には、〝そっちの人間〟の知識すらないのだ。
挨拶も済み、案内人を得たことで、フリルは部屋にいる理由を失った。
仕事が山積みのエキドナのもとに、これ以上滞在するのは邪魔になるだろう。そう判断した彼女は、とっとと立ち去ることを決める。
「それじゃ、アタクシは行くわね!」
「はい……。お戻りになるまでに、話を進めておきますね……」
「ありがたいわ!」
「そんなに怯えないでくれる? 大丈夫よっ」
「……も、申し訳ありません……」
街の重要拠点を数軒ほど案内されたが、兵士の態度は変わりなかった。
これだけ怯えている理由は、あの戦争の生き残りだからだ。
アリスから受けた仕打ちを思い出せば、その仲間がどれだけ残忍で恐ろしい存在なのか、痛感している。
相手がどんな力を持っているか知らない以上、更に恐ろしく感じるだろう。
「アリス様は恐ろしい方だけれど、こうして生きているのよ?」
「……」
「幸運ね。これからあの方に尽くせば、きっといいことがあるわ」
「そう、なんでしょうか……」
「そうよ! あの御方は怖いところも多いけど、根は優しいわっ。私だって今回、ホームレスや孤児を救うために派遣されたのよ?」
「えっ」
ここでようやっと、兵士は恐怖以外の顔を見せた。
驚きに染まった顔を上げてフリルを見つめる。本当にそんなこと、有り得るのだろうか。そう問いただすような表情だった。
フリルも、初めて違う表情を見せた兵士を見て、ふっと微笑んだ。フリルの中心はアリスだが、人間に寄り添うために作られた幹部だ。
こうして少しでも人間が心を開いてくれることは、フリルにとってもいいことだった。
「だからそういった場所を見て回りたいの。案内を頼みたいのよ」
「……はい」
「じゃ、今度は腹ごしらえね!」
「自分の心配でしょうか。食事でしたら、問題ありません」
「何言ってるの! お腹ペコペコって顔よ!?」
「……うっ」
「あははっ、ささ、いきましょ!」
「ふっ、はい!」
フリルがここまで寄り添えるのは、フリルのコミュニケーションスキルということもあるが、一番大きく働いているのはアリスから与えられたスキルだ。
〈愛嬌〉。
その名の通り、誰とでも打ち解けられるスキルだ。
彼女の言うポジティブな発言は、微量ながらもバフがかかり、より相手に届きやすくなるのだ。
とはいえ、酷く心に傷を負っている場合や、塞ぎ込んでしまったり、壊れてしまっていると通用しない。
なんにせよ、魔王軍の幹部が持っているはずのないスキルなのは確かだ。
だがアリスがわざわざ、神から許された〝新たな幹部枠〟を利用してまで作ったのだ。
今後、マザー・フリルという存在は、パルドウィンで大きな役割を果たすことに、期待されているのだろう。
部屋の中はきちんと片付けられていたが、デスクの上は大量の書類で溢れていた。
エキドナが着任してからまだ一ヶ月も経過していない。しかし彼女は毎日、仕事に追われているのだ。
この書斎には現在エキドナだけではなく、派手な衣装に身を包む大柄の人物も、一緒に詰めていた。
「そういうわけで、パルドウィンで一緒に働くことになった――マザー・フリルよっ! よろしくね、エキドナちゃん!」
「まぁ、まぁ……」
彼女、マザー・フリルは、完全な人間相手を想定されて作成された幹部である。
ヒール高も含めて、180センチはあるだろう身長。これだけならば、高身長のエキドナと並んでも大したインパクトにはならないだろう。
しかし、彼女――彼は、女形である。カラフルなドラァグクイーンのような化粧。派手なピンクとパープルのツートンカラーの、ボリュームのあるアップヘア。
家政婦が纏うようなドレスは、酷く奇抜だ。エプロンまでもがギラギラとしている。
縞模様のタイツに、これまた色の濃いパンプス。
まるでおとぎの国から飛び出してきたような格好だった。
流石のエキドナもインパクトに動揺を隠せていない。
「よろしくお願い致します……」
「早速だけど、アタクシのやることを説明してもいいかしら!?」
「はい、是非……」
フリルはエキドナへ、アリスの考えを説明した。
もちろん、人に接することが最も優れている幹部が送られてくる、ということはさらなる人間との信頼関係を築くためである。
上層部は貴族の件もあり、力でねじ伏せたものの――問題は大半を占める一般市民だ。
冒険者組合はあの調子で、心をひらいてくれる様子が見られない。アリスは説得のために献身的に通いつめるほど、健気じゃない。
普通の人間達が駄目なのであれば、もっと下層へ目を向ければいい。
悪魔だろうが天使だろうが、手を差し伸べねば死ぬかもしれない人たちへ。
そんなわけで、アリスの目的はスラムや孤児へと向いた。
パルドウィンに施設を建設し、保護出来るものは保護。独り立ちできそうなのであれば、それまでの援助を。
家族をなくしたのであれば、それに変わる場所、もしくは里親を。
マザー・フリルはそれのための運営者だ。
「なるほど……施設の運営……。平民が話を聞いてくれないので……弱者に目をつけたのですね……」
「そうなのよん。それにあたって、アタクシは人材を選定したいの」
「場所の御用意を致しますね……」
「助かるわぁ!」
フリルは満面の笑みで、エキドナに感謝を述べた。
エキドナは器用な返事も出来ずに、ただ静かに微笑むだけだった。
ルーシーのようなタイプの明るい人物を相手したことはあるが、それとはまた別のタイプ。慣れない彼女は、まだまだやりづらいのだ。
「あぁ、あと。インキュバスちゃんとかサキュバスちゃんたちも、送り込まれると思うの」
「サキュバスですか……」
「正確には〝あの子たちの基準では性的不能なコ〟ね」
「……?」
「戦いにも、性行為にも、諜報にも向いていない子を、子守にするわけ」
サキュバスとインキュバスは、最初期に仲間にした魔族のひとつ。
同族内でもレベルや教養、技術的な面でも〝使える〟ものは、作戦を渡されて活用されている。
しかし、サキュバスとインキュバス自体が魔族全体で見て、強い種族ではない。
だから必然的に、その中で更に弱い個体となれば、割り振られる仕事も限られてくる。アリスとて扱うのに困るのだ。
低レベルで弱いサキュバスは、魔王城のメイドのような仕事を頼まれているばかりだ。
せっかく魅力的な容姿と技術を有しているのだから、もっと有効活用出来る場面があるのではないかと、常々思っていた。
それに城には、ヴァルデマルが支配していた時代から尽くしているゴブリンがいる。アリスやパラケルススが、新たに生成したホムンクルスだっている。
わざわざサキュバスが働く必要なんてないのだ。もちろん、本人たちが望みさえすれば、置いておくことも可能だ。
「それは……アリス様のご提案でしょうか……」
「だいたいそうねぇ。あの御方が可愛がっている――ガブリエラちゃんっていう、サキュバスの提案もあるでしょうけどっ」
「あぁ、なるほど……」
「素晴らしいお考えよね! みんながハッピーになれるんじゃない!? アタクシとしても大賛成だわ。流石はアリス様ねっ」
「えぇ、えぇ……」
エキドナはここでようやく、困惑を捨てて微笑んだ。
アリスの狙いを聞いたからだ。
人間の弱き者にも手を差し伸べて、魔族の弱き者にも救いの手を伸ばす。やはり優しい方なのだと、彼女の中で結論付けた。
「それじゃあアタクシは、街を見て回るわ。どんな救済が必要なのか、計画を立てたくって」
「畏まりました……その、誰かを案内にお付けしましょうか……?」
「いいのかしら!? ぜひっ!」
「お待ち下さい、お待ち下さい……」
エキドナは書斎の扉を開けて外に出る。
廊下には護衛のパルドウィン兵士が待機していた。世界の常識を超える強さを持ったエキドナに対して、護衛など不要なのだが――パルドウィンの国からの敬意と思って、彼女はそのままにしている。
兵士は急に部屋から出てきたエキドナに対して驚いていた。
エキドナはその様子を気にすること無く、彼を部屋の中へと連れる。
「彼女は新しく魔王城より来た方です……。ともにパルドウィンの事業に携わることになります……。街の案内を頼みたいのです、頼みたいのです……」
「わ、わかりました! よ、よろしくお願いします……」
「ハァイ! アタクシはマザー・フリルよ。フリルと呼んで頂戴!」
「ふ、フリル様……」
「んもうっ、そんなに怖がらないでっ! 化け物じゃないんだから!」
フリルがそう言っていても、ある意味彼女は化け物である。
濃い化粧に派手なドレス。背の高い男が更にヒールを履いているのだ。直接的な化け物でなくても、恐ろしいと思ってしまうだろう。
そもそもこの世界には、〝そっちの人間〟の知識すらないのだ。
挨拶も済み、案内人を得たことで、フリルは部屋にいる理由を失った。
仕事が山積みのエキドナのもとに、これ以上滞在するのは邪魔になるだろう。そう判断した彼女は、とっとと立ち去ることを決める。
「それじゃ、アタクシは行くわね!」
「はい……。お戻りになるまでに、話を進めておきますね……」
「ありがたいわ!」
「そんなに怯えないでくれる? 大丈夫よっ」
「……も、申し訳ありません……」
街の重要拠点を数軒ほど案内されたが、兵士の態度は変わりなかった。
これだけ怯えている理由は、あの戦争の生き残りだからだ。
アリスから受けた仕打ちを思い出せば、その仲間がどれだけ残忍で恐ろしい存在なのか、痛感している。
相手がどんな力を持っているか知らない以上、更に恐ろしく感じるだろう。
「アリス様は恐ろしい方だけれど、こうして生きているのよ?」
「……」
「幸運ね。これからあの方に尽くせば、きっといいことがあるわ」
「そう、なんでしょうか……」
「そうよ! あの御方は怖いところも多いけど、根は優しいわっ。私だって今回、ホームレスや孤児を救うために派遣されたのよ?」
「えっ」
ここでようやっと、兵士は恐怖以外の顔を見せた。
驚きに染まった顔を上げてフリルを見つめる。本当にそんなこと、有り得るのだろうか。そう問いただすような表情だった。
フリルも、初めて違う表情を見せた兵士を見て、ふっと微笑んだ。フリルの中心はアリスだが、人間に寄り添うために作られた幹部だ。
こうして少しでも人間が心を開いてくれることは、フリルにとってもいいことだった。
「だからそういった場所を見て回りたいの。案内を頼みたいのよ」
「……はい」
「じゃ、今度は腹ごしらえね!」
「自分の心配でしょうか。食事でしたら、問題ありません」
「何言ってるの! お腹ペコペコって顔よ!?」
「……うっ」
「あははっ、ささ、いきましょ!」
「ふっ、はい!」
フリルがここまで寄り添えるのは、フリルのコミュニケーションスキルということもあるが、一番大きく働いているのはアリスから与えられたスキルだ。
〈愛嬌〉。
その名の通り、誰とでも打ち解けられるスキルだ。
彼女の言うポジティブな発言は、微量ながらもバフがかかり、より相手に届きやすくなるのだ。
とはいえ、酷く心に傷を負っている場合や、塞ぎ込んでしまったり、壊れてしまっていると通用しない。
なんにせよ、魔王軍の幹部が持っているはずのないスキルなのは確かだ。
だがアリスがわざわざ、神から許された〝新たな幹部枠〟を利用してまで作ったのだ。
今後、マザー・フリルという存在は、パルドウィンで大きな役割を果たすことに、期待されているのだろう。
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