初戀

槙野 シオ

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第十九話 恋し恋しと鳴く蝉よりも

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店に入ると、やっぱりスポットライトを浴びているようにそこだけ輝いて見えた。もう何度か逢っているけど、毎回その姿を見つけるたびに心臓を鷲掴みにされる感覚を味わった。脚を組んで座っているだけなのに、まるで映画のワンシーンでも観ているようだ。早い話が、格好いい。

「ハル、身長何センチ?」
「えっ……184cmですけど」
「似たようなもんだな……スーツとかコート、要らない?」
「どうしたんですか?」
「引っ越しするときの荷物、減らしたくてさ」

それは、もしかして、以前宗さんが着ていた服を譲ってくれる、ということだろうか。宗さんが…着ていた服を……

「願ってもない話ですけど……スーツは無理じゃないですか?」
「そうかな、どうして?」
「多分、腰が入らないです」
「そんなサイズ変わらないだろ」
「スラックスはわかりませんけど、ジーンズのサイズは31インチです」
「お、確かに俺よりデカいか…」
「宗さん、身長何センチですか?」
「187だね、ジーンズは29インチ」
「細いですね…」
「じゃあコートは?AVIREXのN-3Bとか、着ない?」
「あ、それは欲しいかも…」

宗さんがフライトジャケットを着ていたなんて意外だった。ミリタリー系よりモード系のひとだと思っていただけに、勝手に作り上げたそのギャップに萌える。

もらってくれると助かる、と言いながらコーヒーカップを持った宗さんの手がきれいで、このひとは本当に完璧なんだな、と目が離せないでいるおれはいま、この世で一番正しく残酷なものを見つけてしまった。どうしていままで気付かなかったんだろう。

シルバーじゃなくて……プラチナかな。いきなり宗さんが "男" に見える。銀色の境界線に分断された「あっち」と「こっち」に、大きな隔たりと相違を感じて胸の内が寒くなった。

「……どうした?」
「あ、いえ……男のひとでも、結婚指輪って着けるんですね」
「…ああ……着けてないとモテてモテて困っちゃうから」
「なるほど…魔除けみたいなものですか」
「いや、そこはツッこめよ……言った俺が恥ずかしいだろ…」


その大きな手のひらと細く長い指で、そのきれいな手で、どんな風に触れてるんですか。

どんな声で名前を呼び、どんな顔で笑い掛けてるんですか。

どんな女性があなたの心を……


考えたって、無駄なことだ。


──


「悪いな、慌ただしくて」

少し輝度の低いカフェの落ち着いた灯りの下で、スーツに身を包んだ宗さんが片眉を下げて笑う。初めて見るスーツ姿の宗さんは、思わず言葉を失ってしまうくらい大人に見えた。立派な大人に対する感想としては不相応だけど、いつもの宗さんは大学生くらいにしか見えないのだから、それも致し方ない。

緩めたネクタイと額に垂れる前髪に少し疲れた様子をうかがわせながら、オーダーを取りに来た店員には笑顔を見せる。はい、いまの笑顔とその囁くような甘い声であの店員はもう宗さんが気になって仕方ない。

「……どうした? さっきから黙ったままで」
「あ、いえ……格好いいな、と思って」
「俺が?」
「はい…スーツ着てるの、初めて見るので」
「ふ……可愛いこと言うねえ。くたびれたおっさん相手に」

宗さんがくたびれたおっさんなら、この世のリーマンは全員しなびて枯れてクタクタに煮詰まったおっさんになるじゃないか……黒いスーツの袖口から覗く白いシャツと腕時計。短く整えられた爪の形でさえきれいな指と……指輪。

「この前の参考書、どうだった?」
「あ、解説が丁寧でわかりやすかったです。ありがとうございます」
「結局、理一じゃなくて理二にするの?」
「そうですね、進振り考えたら理一のほうがいいんでしょうけど…」
「…理二のほうが女の子多いしね」

あー、うん……同じクラスの女の子が三人から六人になったところで、それを多いと言うかどうかは個人差だと思うけど、仮にそれが二十人になったとしてもまったく心に響かないし琴線にも触れないし食指も動かない。

「合格しないことには、女の子の数を気にする資格さえないです」
「そうだね、青学とかフェリスの子と合コンしたほうが捗るし」
「どうでした? 合コン」
「あんまり呼ばれた記憶がないんだよね」
「それは、まあ……そうでしょうね」
「…なんで?」
「全員、宗さんにお持ち帰りされてしまうので」
「身体はひとつしかないよ……」
「そういう問題でもないと思います」
「……ハルも総取りしそうだけどね」
「そうですか?」
「自分が格好いいって自覚、ないの?」
「……格好いいと思われたい相手から思われなければ、何の意味もないですから」
「えっ……いるの? 思われたい相手」

宗さんの弾んだ声に、みぞおちの奥が鉛を飲み込んだように重くなった。わかっているつもりなのに、こうして不意を突かれるとさすがに堪える……おれに好きな女の子がいたら嬉しいんだろうか。いや嬉しいんだろうな……他人の恋愛の話なんて、楽しいだけだろうし。


いますよ、思われたい相手。そのひとは、仕事の途中だというのにわざわざおれのために時間を作ってくれる優しいひとで、いつだって思わせぶりな笑顔を振り撒いてはおれの心臓を鷲掴みにする……

自称 "くたびれたおっさん" ですよチクショウ。


──


仕事が忙しく終電に間に合わないのと、真夜中に家に帰ることが申し訳ないという理由から、宗さんは一週間ほど会社のそばにあるビジネスホテルで暮らしていた。

普段はカフェで勉強を見てもらっているおれも、今日は宗さんの部屋に呼ばれた。わかってる、勉強以外のことを期待してはいけない。オートロックが掛からないよう扉に新聞紙の挟んである部屋に入ると、宗さんの姿はなくシャワーの水音が響いていた。

ベッドに脱ぎ散らかされたスーツとワイシャツ……と、アンダーシャツと下着の類に、一瞬で鼓動が加速する。いかん、勉強以外のことを期待してはいけない、と自分を戒めたのはつい数秒前だ。お高いスーツなんだろうな、と上着をハンガーに掛け、ワイシャツはクリーニングに出してるのかな、と手に取った。

……宗さんのにおいに心が挫けそうになる。

体温で薄まったトワレの香りと、それに混ざる汗のにおい。こんなに近くで感じたことのない宗さんのにおいに、加速していた心臓が止まりそうになる。はあ……このワイシャツだけでも連れて帰れないものだろうか…

その時、ユニットバスの扉が音を立てて開き、「あ、来てたんだ」と宗さんが無防備な声を出す。いかにも、いま片付けている最中を装い「シャツってクリーニングに出してます?」と振り返ったおれは、そのまま生物としての生命活動一切を止めた。


……ポタポタと水滴のこぼれる濡れた髪。少し胸のはだけたバスローブ。シャンプーの香り。素足。


跳満なんかとっくに通り越して数え役満だよどうしてくれるんだよ!!



宗さんはそのまま冷蔵庫からウーロン茶とビールを取り出し、おれにウーロン茶を渡すとベッドの上であぐらをかいてビールを開けた。わかってる、勉強以外のことを期待してはいけないし、大人の男が高校生相手に危機感と慎みを持て、なんておかしな話で、無防備であることが当たり前なのだ。

「…ハル、具合悪い?」
「え……」

ベッドから降りた宗さんは、椅子に座っていたおれの額に手を当てた。

「顔赤いけど……ちょっと熱いかな」

勉強以外のことを期待してはいけないし、宗さんが無防備なのも当たり前だし、いまは受験に専念しなくちゃいけない時期だし、宗さんだって毎日仕事で忙しいし、額に触れた手のひらの感触と、目の前にある鎖骨と、シャンプーの香りと、もう駄目だ。


「…っ……ん…」


宗さんの腕を掴んで思いきり引き寄せた。その勢いで胸に倒れ込んだ宗さんを抱き締め、驚いた口唇にキスをした。もう、何も考えられなかった。


「…んっ…ハル…くるし…い」
「っ…!! すみません!!!!!」

慌てて宗さんを解放したおれは、ただ死刑宣告を待つだけだった。


「あの……」
「うん」
「せめて入試が終わるまでは、と思っていたのですが」
「うん」
「……すみません」
「謝るのかよ」

もう……最悪だ……


入試が終われば、こうして逢う理由もなくなる。宗さんは既婚者で、おれには万に一つの可能性も残されてはいない。だからこそ、入試までの時間を、逢える時間を大切にしたかった。恋だと気付いたからこそ、最後の最後までこの気持ちを後悔したくなかった。のに。

俯いてうなだれていると、宗さんに胸ぐらを掴まれ上体を引き起こされた。殴られることを覚悟して目を閉じたおれは、口唇に触れた柔らかな感触に目を見開いた。

なんで…宗さんの顔が……こんな、近くに……


口唇の触れ合う部分が明らかに熱を帯びて、まるで心臓がそこにあるかのようにトクン、と脈を打つ。あり得ない出来事に、もしかしたら夢かもしれない、と思った途端、宗さんの舌先がおれの口唇をこじ開けた。

「力……抜いて」

至近距離で囁く宗さんの低い声が身体に響く。絡ませた舌の温度に気が遠くなる。舌先で上顎をくすぐられ、口唇を甘く噛まれると、すべての感覚を奪われ息をするのも忘れた。宗さん……おれは宗さんみたいに大人じゃないから……こんなキスをされて割り切れるほど大人じゃない……

口唇が離れてもなお残る感触に泣きそうになっていると、宗さんがぼそっとつぶやいた。

「……我慢してたのは俺のほうだよ」


えっ……聞き返すように見ると、宗さんは片手で口を覆いながら小さな溜息を吐いた。

「キスされて謝られるなんて……忘れてくれって言われてるようなもんだろ……」
「そんなつもりは……なかったんですけど……」
「本気じゃないって言われてるようなもんだよ」
「あの、おれは宗さんが嫌だったんじゃないかって……」
「謝って、なかったことにしたいのか、って」
「宗さん!」

勢いで宗さんをベッドに押し倒し……おれを見上げる宗さんを見て息が詰まった。いつだって冷静で優しくて大人の余裕を窺わせる宗さんの目が……真っ赤だ。なぜこのひとはいま……こんなに傷付いた顔をしているんだろう。

「あの…脱がせても……いいですか」
「いまの一連の流れで、どうやったらそこに行き着くのか教えてくれるか」


宗さんの生殺与奪を握っているバスローブの腰紐をそっと解いた。

スリムなひとだと思ってたけど……骨ばった肩は広く、想像以上にしっかりとした胸筋に心臓が縮んだ。こんなに男らしい身体してたんだ……スポーツとかしてたんだろうか…それにしても腰が細くて……下着を身に着けていないことはさすがに予測不可能だった…………

邪念を振り払いたくとも、もう邪念と煩悩で構成されていると言っても過言ではないおれは、そのまま宗さんの首筋に口唇を押し当てた。どこまで赦されるんだろう。

き止めていた愛しさが溢れ出し、心が決壊する。


「ハル……ひとつ訊いていいか」
「あ、はい」
「……どっちが……上?」
「え、あ……ええっ!?」
「おまえ、どっちの経験あるの……」
「えっと…どっちも……ないです……」
「奇遇だな……俺も、どっちもないわ……」
「あの、女性なら……なくはないんですけど…」
「うん、俺も女なら……わかるけど……」

笑いが込み上げた。さっきまでのヒリヒリした空気が嘘のように、ふたりで大笑いした。

「やっぱ年功序列だろ」
「腕相撲で決めるとか」
「おまえ、それは俺が不利だろうよ」
「じゃあ握力で……」
「身体能力にもの言わせんなよ」
「あみだくじで決めますか?」
「そうだな、ここは公平にジャンケンで」

自分史上最高に白熱したジャンケンは……おれが負けた。

「宗さん……なんで受け側が罰ゲームみたいになってるんですか」
「そりゃおまえ……未知の扉開けるのが怖いからだろ……」
「こういうのって、自然とそうなるものなんですかね」
「他のヤツら、どうやって決めてんだろうな」
「宗さん、ジャンケンなかったことにして体重で決めませんか」
「身長でなら考えないこともない」
「じゃあウエストのサイズで」
「TOEICの点数で」
「ジーンズのサイズで」
「いままで食ったパンの枚数で」
「宗さん、それ覚えてるんですか」
「ジャンケン負けたんだからおとなしくそのケツ差し出せや!」

淫靡なムードもへったくれもなく、おれたちは笑いながら抱き合い、キスをして、そしてまた抱き合って笑った。


うまくはぐらかされたのかな、と思った。入試を控えたおれのために、思い詰めた衝動を笑いに昇華して何事もなかった顔をしてくれたのかな。やっぱり宗さんは大人で、太刀打ちできなかった。この日のことを……宗さんに奥さんを裏切らせたりしなくてよかった、と思える日が来るだろうか。


宗さん……おれ、入試頑張ります ──


***


「……は?」
「うちの学校の……三年生……」
「えーと、ハルの話だよな?」
「うん、桜庭さん……以前階段から落ちそうなところ、助けてもらったことある…」
「マジかよ…」
「モテモテでファンクラブまであるよ」
「祥子の話した時……おまえわかってたんだ…?」
「う、うん…」
「言えよ! その場で! 俺なんかマズいこと言った!? 言ってない!?」
「言ってない…と、思う……重いから考えないようにしてるって話だった」
「セーフ……まあ、でも、アレだ」
「どれ?」
「入試終わったら……一緒に暮らそうと思ってる」
「……ほんと!?」
「絶対……姉ちゃんに言うなよ…」

……宗さんはどれだけお母さんのことが怖いんだろう。


「押し倒されちゃった♥」と宗さんが笑ったので、情報解禁の時期かな、と思い桜庭HALさんが同じ学校だということを告げた。宗さんは、こっちが憐れになるくらい慌てたけど、その姿にさえ僕は喜びを感じた。

早く入試が終わるといいな、と心の底から思った。桜庭さんの恋が宗さんの手で大切に育てられ、きっと春には満開の桜が咲くだろう。


握った宗さんの弱味で何を買ってもらおうか、考えておこう。
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