初戀

槙野 シオ

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第六十八話 溺れる者は藁をも掴む

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「最初に気付いたのは織田先生だったんだが」

生後半年で言葉を解していると考えられた兄弟は、正確な知能検査を受けられるようになるまでの間、さまざまな身体検査を定期的に行うことになった。とはいえ、内容は一般的な健康診断とほぼ変わらない。主な項目は血液検査と尿検査、脳波の測定と心電図測定。

心理検査や知能検査を受けられるようになった頃にはもう、医師やコ・メディカルの興味の対象は「検査結果の正常性」より「どれだけ異常な数値を叩き出すのか」に移行していた。高いIQを叩き出すのはわかっていたから、それが "どこまで特別なギフトなのか" を知りたいという、まあ研究者の異常性を浮き彫りにして行ったわけだ。

狐森 欅きつねもり けやきは……おまえの母親はふたりの息子がギフテッドであることを歓迎してはいなかった。そうじゃなくても、ひっそり暮らすことを余儀なくされた身の上だ。一般的な家庭で育てられないなら、せめて心身の負担は軽くしたい。それもあって渡米の話を前倒しにしたらしいが、厄介なことにひとつかせを着けられてしまったんだ。

知っての通り、MGC(メディカルゲノムセンター)は久御山くみやま財閥の巨額な出資と寄付によって成り立っていた。当然、久御山はMGCでの研究成果の恩恵を、筆頭株主である製薬会社の海外進出や自社の成長なんかから受けていた。MGCと久御山財閥は切っても切れない関係だったわけだ。

その久御山から養育費という形で経済援助を受けていた欅は、渡米しても双子のデータをMGCへ送るよう約束させられてしまう。まあ、恩を仇で返すような真似はできなかっただろうから、これはある意味欅から冬慈とうじへの恩返しみたいなものだな。

「……それ、トウジが言わはったん?」
「まさか……言い方は悪いが、久御山 冬慈は傀儡くぐつだよ」
魑魅魍魎ちみもうりょうの仲間やのうて安心やわ」
「キレ者で仕事はできるんだが、如何せん一族の繁栄に興味がないらしいな」
「それより桐嶋、なんでそないかしこまって話してんの? こうがいてるから?」
「……帰っていいか?」
「あほう、肝心なとこまだ聞いてないわ」

まあ、なんだ……欅から送られて来たデータのひとつに脳のMRI画像があったんだが……織田先生が再検査を依頼したんだ。何か確信があったわけじゃなく、「違和感が拭えない」という理由で。再検査の結果を診ても、違和感がある、というだけで何かが明らかになることはなかった。

勿論、その画像は織田先生以外の臨床医や研究医も確認したんだが、別段おかしなところはない、と口を揃えた。その時は他の検査結果に異常は見られないということで話は終わったんだ。

しかしその半年後に送られて来たデータを見て、織田先生が覚えた違和感の正体が明らかになった ──


***


「……どないしたん、こんな時間に」

面会終了時間をとうに過ぎた二十三時頃、白檀びゃくだんは静かに黒檀こくたんの病室の扉を開けた。夜間救急の入口は開いているため院内に入ることは可能だが、いままでそんな風に訪れたことのない白檀に、黒檀の胸は騒めいた。

「お別れを、ゆわんとな、思て」
「……さよか」

桐嶋に聞いた話が頭の中でひしめく。白檀の落ち着いた声が、なおさら黒檀の不安を煽った。白檀はすでに心を決めてしまっているだろう。きっと、ひとりでひっそり消えてしまう白檀の、そうせざるを得ない弱さと優しさを憂いてみても何も変わらないことを黒檀は知っていた。

「ケンソーに助けてもうたんやから、大事にせなあかんえ」
「ぼくが……頼んだわけちゃうわ」
「コーセイと紅のこと……捨てたあかんえ」
「紅には桐嶋がいてるし、コーセイは……ぼくよりシロのほうがええやん」
「……うちは間に合わへんさかい、クロに託すわ」
「止めても無駄なん?」
「止めるて……何を?」
「もう一緒にいたない?」
「それをクロがゆうん?」
「もうぼくと一緒にいたない?」
「先にうちを捨てたんはクロやろ? もう要らんかったんやろ? そやから」
「要らんかったんちゃうわ、邪魔したなかっただけや」
「邪魔てなんなん? なんで邪魔なん?」
「ぼくは……」
「当てにされて信用されて、いっつも頼られるのはクロのほうで」
「白檀」
「どうせ壊れてダメんなるうちのことなんか……お荷物程度にしか思われてへんのに」
「白檀、上乗って」
「……は?」
「最後ならそうでもええ、上乗って」
「あほなこと言いな、身体中の骨折れてんねんで?」
「最後なら気にする必要ないやん」
「わざわざ痛い思いせんでも」
「乗って」

普段、自分の希望を口に出したり、ましてや押し通そうとすることのない黒檀の強めな口調に、白檀は少々気後れしながらも従った。黒檀の身体をまたぎ、体重が掛からないよう膝立ちで自分の身体を支えながら、白檀は黒檀を見下ろした。首や腰を固定するコルセットがやはり痛々しく、白檀はか細い声で訊く。

「……痛ない?」
「ん……この眺め、久々」
「あんまりサカらへんもんなあ…」
「その貴重な発情期、有効活用しよ」
「…は? いま? 有効活用てナニ?」
めて…」

こんなこと、いままでゆうたこともないのに……白檀は複雑な心境で身体を少し後ろへずらし、病衣の上から黒檀の脚の間に触れてみた。硬く張り詰めた手応えに、白檀の心臓が跳ね上がる。何度も繰り返したはずの行為が、まるで初めてのような感触で白檀の理性のたがを緩めた。

「ん、う…っ…ん…」
「…なんでこないなってんの?」
「わか…らへん…んっ…」
「いつもより敏感やんなあ…クロ…」
「はっ…あ、う…ん…っ…」
「もう果てそうなってるやん」
「ふ…あ、挿れたい」
「そやから身体中の骨折れてるゆうのに」
「上で動いて…」

また無茶苦茶なこと言いよる……白檀はぎこちなく黒檀の腰の位置まで身体をずらすと、黒檀の硬く脈打つ茎をさすりながら恐るおそる自分の腰を落とす。これだけ濡れていればすんなり挿入はいるだろうが、何せ相手は重症を負っているのだ。白檀はそれだけが気掛かりで仕方なかった。

「んあっ…久々過ぎて、キツ…」
「……動いてもええ?」
「あかん……骨ズレたらどないすんの…」
「…ほな白檀のしごくとこ見せて」
「クロ、なんで今日そんなやらしいん!?」
「見納めなんやろ? 最後のわがままゆうヤツや」

最後のわがまま、と言われてしまうと白檀は何も言い返せなかった。これから自分のすることを黒檀はわかっている。そのうえで核心には触れずまったく関係ないと思われることを要求するのは、黒檀なりの決別の儀式なのかもしれない。……にしては、要求してること、おかしない!?

とはいえ白檀は逆らうこともなく黒檀を飲み込んだまま、微妙に起ち上がりの弱い自分のモノを握った。


「あ…っ…ん…ん……ふ…」
「白檀が両手で扱くの、いやらしくてほんま好き…」
「言わんとって…ん…んあ…っ…」
「腹の上出してええよ」
「はっ…あ……ん、くっ…」
「果てる時の顔も好き」
「言わ…ん…っ…んぁ、あ、あ」

予想より早く達したのは仕方ないとして、中途半端にめくり上げた病衣に飛ばしてしまったことについて、白檀は少々後ろめたい気持ちになった。その思いとは裏腹に黒檀は指先で腹の上を確かめ、付着した粘度の高い体液を舐めニヤっと笑って見せる。

「動いてええ?」
「あか…ん…」
「気やったあとの声、掠れてほんまエロいな」
「く、う…あっ、あああかんて…」
「辛抱できひん」
「あほう…あっ……ひ…うっ…」
「白檀……体内なか、めっちゃええ…」
「ん、あ、ふっ…んん…」

そやから骨折れてるてゆうてるのに! 白檀の心の叫びはそのまま湿度の高い吐息へと変換され、黒檀の強行を止めるに至らなかった。なんで、今日に限ってこんな……

「こ…くた……黒檀…も、あかん…あ…」
「…どっち?」
「や、あ…ふ…っ…うし…ろ…」
「ええよ、やらしい顔見せて」
「はっ…あ…んんっ…ふ…あ、こくた…あ…」




「……続けてええ?」
「あかん、も、堪忍して…」
「ぼくまだ終わってへんし」
「あかん……」
「ほな明日続きしてくれる?」
「わか、わかったから…いまはもう…」


── ほな、また明日な…


***


「それで?」
「どないしたらええんや…」
「断ればいーじゃねーか」
「断れるんならとっくに断ってるわ」

久御山の家のソファでグッタリと横になったシロくんは、悲痛な声で久御山に助言を求めた。けど、どちらかというと……

「シロくん、久御山もクロくん側っていうか際限ないっていうか限度を知らないっていうか」
「ひとを好き者みたいに言うの、やめてもらっていいですか」
「あんたほどの好き者もいてへんやろ…」
「オレは好き者なんじゃなくて、ひとより少しだけ性欲旺盛なだけだ」
「……湊、あんたようこない剛の者と付きうてられるなあ」
「は? 湊の性欲はオレなんて軽く凌駕してんぞ?」
「やめろ、久御山……」
「湊、我関せずて顔して実は絶倫なん…?」
「待って、違うから!」

どういう心境の変化か、クロくんはシロくんたちに記憶が戻った…というかそもそも記憶が失われてなかったことを打ち明けたみたいだ。そしてシロくん曰く、なぜかその日からクロくんは性欲の権化と化し、毎日シロくんを求めてる、らしい。

そもそもシロくんとクロくんはスコポフィリア(瞠視症どうししょう)という特殊な性癖を持っていて、他人が服を脱ぐところや他人同士がイタしてるところを覗くことで性的興奮を覚えるそうだ。裸体はだかそのものに興味はなく、即物的な行為にも興味はないことから、早い話が誰かとエッチがしたいとは思わないらしい。

そのスコポフィリアのクロくんが、毎日シロくんを求めるとは是如何これいかに。

「そもそも自分とセックスしようって思えるのが不思議だ…同じ顔なのに」
「自分ちゃうわ、れっきとした別人や」
「クロ以外の人間とまぐわったことないの?」
「ないことはないけど、こっちからゆうのはないなあ」
「あんまヨくなかった?」
「うーん、クロとのほうがお気楽やし、ええとこ知り尽くしてるし」
「いままでどれくらいの頻度だったのよ」
「月イチくらいやなあ…あとはひとりで充分やったし…」
「月イチ…!? 湊なんて月に四十回以上ヤってんのに!?」
「おい、久御山」
「ケンソーは月六十回くらいしてはんの?」
「誤解を招くような発言はやめてもらおうか」
「ともかくやな」

シロくんは大きな溜息を吐いて……クロくんの心配をした。その月イチの行為でさえ求めるのはいつだってシロくんで、クロくんに求められたことはほとんどなかったそうだ。あんなに淡白だったクロくんが昼といわず夜といわず、とにかくシロくんと絡みたがるなんて何か病気なんじゃないか、とシロくんはうなだれた。

「……そもそも、なんでおまえらそんな特殊な世界の扉を開いたんだ?」
「身潜めてることが多かったからちゃう?」

誰にも見つからないよう、家から出ることもなく育ったシロくんとクロくん。母親の欅さん以外は、月に一度逢いに来る冬慈さんとMGCの担当者のみが "外の世界のひと" だったらしく、同じ年頃の子と触れ合ったこともなかったそうだ。アメリカに行ってからもしばらくは、外に出られなかったって話だけど。

「小さい頃からお互いの身体触ったりもしてたし」
「性的な意味で?」
「そらそうやろ…ちょっと度が過ぎたお医者さんごっこみたいな」
「高IQで世の中の理解が早いと、成熟も早いのか」
「ゆうて耳年増ゆうやつちゃう? 知識ばっかりようさん蓄えて」
「それならなおさら、他人との実践に興味移りそうだけどな」
「ふたりしかいてへん小さい世界で生きてると、広い世界は怖いねん」
「んー…湊とかオレのことも怖い? 桐嶋とか宗弥さんとか橘さんとか綾ちゃんとかは?」
「湊と澄晴は可愛い、宗弥と真光は神々しい、ケンソーは犬みたいで桐嶋は下僕や」
「おう、途中から形容詞じゃなくなってんじゃねえか」
「クロは……全部やねん」

── 可愛かいらしくて神々しくて…強くて賢くて、そやけど繊細で傷付きやすい。冷静に見えるけど実は感情の沸点低くて、優しくて逞しくて感受性豊かで感情移入しやすくて……クロは、兄で弟で父で母で、友達で恋人で我が子で犬で下僕やねん。

「失えるなんて……あり得へんのに…」
「まだ失う要素、残ってんの?」
「……うちはそのうち…あかんようなる」
「あかん、て……何が?」
「脳が縮んで壊れて細胞死んで、ダメんなってくんやて」
「……は?」
「文字も言葉も、歩き方もわからんようなって、なんもできひんくなる」
「シロ? もう少しわかるように話してくれないか?」
「クロのことも、自分のこともわからんようなって……全部…なくなる…」
「シロ、いまはまだなくなってないだろ?」
「クロはギフテッドやけど…うちはちゃうねん」

── うちは天才やのうて、脳の機能を前倒しで使てる状態やねんて。平たくゆうたら百年分の機能を二十年くらいに凝縮して動かしてるようなもんや。最初は脳が肥大して必要以上に稼働して……二十年くらいで細胞使い果たして、一気に萎縮するんやて。萎縮し始めたらもう止められへん、て。

「…認知症、とも違うのか?」
「若年性アルツハイマーも疑われたけど、症状がちゃうらしいで」
「あれは? プリオン病だっけ」
「それも調べたけど、細胞性プリオンタンパクの変形は見られへんとかで」
「治療法ないの? 化学療法とか」
「対症療法だけやな」
「このことクロは……」
「クロの記憶が戻った日に、成り行きで…」

久御山はシロくんの頭をポンポンと優しく叩き、「なるほどねえ」と笑った。

僕はシロくんの淡々とした口調と、それに反して時折裏返りそうになる頼りない声に、掛ける言葉を探そうと必死だった。
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