初戀

槙野 シオ

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第八十八話 席暖まるに暇あらず

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新幹線の運転士をしばき上げることはなかったが、京都駅から東京駅、そこから家に向かうまでの間、みなとにどう連絡すればいいか悩み続け、結局悩んでるうちに最寄り駅に着いてしまった。


他人より少し脳の構造が特殊なこともあって、大抵の物事は一度見聞きすれば頭に入る。ただ、定期テストや模試のたびに満点叩き出そうもんなら、周囲の目も変わって来るし煩わしいことも増える。対等な人間として扱ってもらえない居心地の悪さ、普通じゃないものを見るような目付き ──

自分に関わるすべてに落胆し、諦め、背負わされたものをかなぐり捨て、無責任でお気楽な生き方を選んだ……と言えば聞こえはいいが、結局は逃げただけだ。高校受験の時でさえ、解答の正解率が九割を超えないように意識した。当然、定期テストもイイ感じに手を抜いた。

でもあの時オレは ──


「受験終わったらな」と言った湊を「普通の人間なんだな」と思った。いつもなら、自分が異色なんだ、とわきまえて納得したはずなのに、まさか湊のことを、身を粉にして受験に取り組み疲れた顔をする湊を、「普通の人間なんだな」と、「羨ましいな」と思ってしまった自分の浅ましさに吐き気がした。

性別や種族がなんだっていうんだ、オレなんか化け物か人間かも怪しい、と言いながら……湊との間に境界線を引いた自分の身勝手さが手に負えなくなった。

オレがあの場にいることは毒にはなっても薬にはならんだろう、と気付いたら出て行くこと以外思い付かなくて、じゃあ、同じく「人間以上化け物未満」の生き物はどう折り合いを付けて生きてんだろうな、と洸征こうせいのところに行ったのが運の尽きっつーか。

あそこまでこじらせてるとは思ってなかったからな……


結局、どう切り出せばいいのかまとまらず、湊に連絡しないまま家に着いてしまった。


───


玄関の扉を開けると、部屋には灯りがいていた。こんな時間まで勉強してるのか、それともオレのことが心配で待っててくれたのか。

突然部屋から出て行ったこと、そのあと連絡しなかったこと、こんな時間まで待たせてしまったこと……そのどれもが赦されないような気持ちになりながら、リビングを覗き込んだ。

「……湊?」

あれ、もしかして寝室で寝てるとか? トイレやシャワーってわけじゃなさそうだけど、リビングに湊の姿はなかった。寝室を覗いてみてもやっぱり湊の姿はなく ── リビングのテーブルの上には、湊のスマホが置きっぱなしだった。

……スマホがあるってことは、コンビニにでも行ってるのか……家に帰るならたとえ電気は消し忘れても、スマホを忘れたりはしないだろうし……でもこれで、連絡が付かないことだけは確定した。

十分待って帰って来なかったら探しに行こうと思いつつ、連絡手段がないことを考えるとおとなしく待ってたほうがいいのかな……という自問自答をもう三回繰り返した。ちょっと飲み物を買いに出ただけならとっくに帰って来てるはずだし、湊に限ってコンビニで立ち読みをしてるとは考え難い。

はるかさんに連絡してみようか……とスマホを手に取り、画面に表示される時計を見て思い留まった。夜中の一時に「湊、家に帰ってますか」なんて、もし帰ってなかったら遥さんにまで心配を掛けることになる。とはいえ、れんさんは家にいないことも多いし、宗弥むねひささんも一緒に暮らしてるわけじゃないから、湊の居場所なんて知らないだろうし……


── ダメだ、とにかく探しに行こう。このまま待ってても何ひとつ事態は変わらない。


帰って来たら連絡してくれ、と湊にLINEを送り、目の前でそれを受信する湊のスマホをうなだれながら見届け部屋を出た。階段を駆け降り、マンションを出たところで話し声に気付き、咄嗟に隠れてしまった。見られて困ることもないが、真夜中にご近所さんと出くわすのもバツが悪い。

話し声の主が通り過ぎるのを待って、まず一番近くのコンビニに行こうと思っていたが、声の主が湊であることに気付き、猛烈に安堵した……けど…スマホを持ってない湊が話してるってことは、電話をしてるわけじゃないことは明らかなわけで、そこには当然話し相手がいる。

隣の建物との隙間から、気付かれないようにそっと声が聞こえて来る方向を確かめた。


── 桜庭さくらば


おいおい、ちょっと待て。桜庭っていま宗弥さんと浅草に住んでるんじゃなかったか? こんな時間にこんな場所で、湊と桜庭が一緒にいるって、どう考えても不自然極まりなくないか? 偶然逢う可能性なんて限りなくゼロに近いこのロケーションを考えるに、ちゃんと連絡を取り合って逢ったってことだよな?

「あの……わざわざすみませんでした」
「いや、他にできることもないからな」
「あ、タクシー代……」
「要らないよ、必要経費だ」


湊は桜庭の後姿をなんとも言えない表情で見送ったあと、ポケットの鍵を探りながらマンションの入口へと歩いて来た。

「……こんな時間に桜庭と密会?」

物陰から声を掛けると、こっちがドン引くくらい湊は目を見開いて驚き、硬直した。


───


ちょっと頭冷やしてくる、つって昼前に部屋を飛び出し、そのままなんの連絡をすることもなく、日付けが変わってから帰宅した自分をタワマンくらいの高さの棚に上げオレは、複雑な顔でソファに腰をおろす湊を見下ろしていた。受験勉強忙しくても桜庭に逢う時間はあるのか、桜庭と何をしてたのか、なんで相手が桜庭なのか ── 煮えたぎはらわたは事情や道理など考慮しない、が。


「今日はごめん」

湊の足元で正座ののち、揃えた指先と額を床に押し付けジャパニーズ土下座を披露すると、湊は大慌てでオレの肩に手を掛け「何してんだよ!」と身体からだを起こそうと力を込めた。

どれだけ自分に非があろうとも、人間という生き物の感情ってヤツは簡単に筋道や理屈を飛び越え、理不尽極まりない立場の転換をいとわない。自分が浮気をしてたとしても、相手の浮気は絶対に赦せない、みたいな、自分の浮気の正当性を主張しながら、相手の浮気は徹底的に断罪しないと気が済まない、みたいな。でもさ。

「湊が何かに巻き込まれたり、危ない目に遭ったりしてなくてよかったよ」

肩を掴まれソファに座ることを促されたオレは、湊の隣に腰をおろし笑って見せた。

……どんだけはらわたが煮えくり返ってても、どす黒い感情の源が理不尽なものだったとしても、いまのオレに湊を責めるなんてことはできるはずもなかった。それは、今日一日のオレの行動もることながら、それに至った思いが決して赦されるものなんかじゃない、という自分の罪深さを思い知ったからかもしれない。

「こんな時間だけど、まだ勉強続けたりする?」
「……賢颯けんそう?」
「するなら、紅茶かなんか用意しようか?」

立ち上がってキッチンに向かおうとしたオレの腕を、湊は勢いよく掴んだ。

「ああ、その前にどこで何してたか説明するほうが先か」
「洸征くんと実家に戻って、お父さんたちにクローンの話したことも、燠嗣おきつぐさんとのことも聴いてる」
「え、あ、そうなんだ?」
「シロくんから連絡あったから……僕が事情を知らなくて心配してるかも、って」
「ああ、うん、そっか……ごめんな、なんか成り行きで」

さすがシロ……オレが湊に連絡してないかも、ってことを見越してキッチリその辺押さえてたのか。

「なんか、シロクロ返せ!って、おまえが父親を焚き付けたせいだ!ってすげー怒っててさ」
「なんでそれがおまえのせいなんだよ」
「自分だけぼっちでツライって言うから、シロクロに逢わせてやろうかな、って」
「ふうん……で、はなさんでも都築つづきさんでもなく、燠嗣さんに白羽の矢が立ったわけか」
「ギフテッドっつーの? IQ高くて同じ歳のヤツらと価値観合わなくて周りから弾かれてたから、ずっとシロクロとしか交流なかったみたいでさ、だからフツーの友達って意味でも燠嗣がよかったんじゃね? 間違っても薫はオススメできないし」
「まあ……一応話が解決したんならよかったけど」
「ちょっと頭冷やすつもりが、えらい時間掛かってしまったけどな」

さて、と立ち上がってもう一度キッチンに向かおうとすると、やっぱり湊はオレの腕を掴んで引き留めた。

「なんでそんな、平気な顔しようとするんだよ」
「平気な顔、とは?」
「桜庭さんのこと……普段のおまえなら絶対詰めて来るだろ」
「……そこはさ、黙って飛び出したオレにそんな権利ないっつーか」
「だったら、おまえが出て行くのを引き留める権利も僕にはないけど」
「……湊、もしかしてご機嫌悪い?」
「ちゃんと伝わってるようで何よりだよ」
「だから、今日のことは本当に悪かったって」
「そこはいいよ、シロくんからもクロくんからも、言い出したら華さんと都築さんからも連絡もらってたし」
「おまえはどれだけみんなに愛されてんだよ……」
「ほら、これで桜庭さんのこと問い詰められる立場になったけど?」
「……詰めて欲しいわけ?」
「僕がそんな物好きに見えるか? 詰めて来ない理由を訊いてることくらいわかってるだろ?」

そうだな、いつから一緒にいたのか、ずっとふたりきりだったのか、こんな時間までどこで何やってたのか、どっちから連絡したのか、桜庭でなくちゃいけない理由があったのか、訊きたいことはいろいろある。

「宗弥さん以外のヤツを、無機物か何かだとしか思ってない桜庭が、湊に手出したりしないでしょ」
「あっそ、じゃあ桜庭さんとふたりで逢うの、解禁なんだね」
「……まあ、単なる先輩っつーか友達だからな」

それを聴いた湊は掴んでいたオレの腕を放し、ガラステーブルの上に所狭しと広げられていた参考書や問題集、教科書に筆記用具すべてを自分のリュックの口を開き、雑に放り込んで行った。煮え切らないオレとの会話を続けても無駄だ、と帰る準備をしてるんだろうが、もう電車は走ってねえぞ……

乱暴に荷物を詰め込んだリュックを手に立ち上がった湊は、何も言わずオレの顔をしばらく正視したあと、おもむろにベランダの扉を開け ── 持っていたリュックを思い切り窓の外へ放り投げた。

「湊!? おまえ、何やって」

驚くな、と言うほうが無理な状況に当然ビックリして焦るオレの襟元を掴んだ湊は、そのままオレを引きずり寝室の扉を開け、ベッドにオレを転がした。待て、一体何が起こってるんだ。そして、その怒涛の展開に置き去りにされ、言葉を発することさえ躊躇ためらうオレを見下ろしながら、湊はひと言吐き捨てた。

「……脱げよ」


いや、脱ぐこと自体はやぶさかではない。しかし、その真意がまったくわからない。桜庭のことを詰めなかったからといって、受験生が勉強道具一式を外に投げ捨てるのは、どう考えても不自然というか、不法投棄もよくないというか……これ以上、得体の知れない何かを刺激しないためにも、とりあえず脱いだほうが……?

あからさまに戸惑うオレのカラダにまたがった湊は、耳元で吐息混じりに囁いた。

久御山くみやまの大きくて硬いソレ、僕の内側なかしごいてイかせたい」
「願ってもない申し出だが、ちょっと待」

言い終わるが早いか、湊はオレの上着やらシャツやらを剥ぎ取り、ジーンズもパンツも靴下に至るまですべてを手際よく脱がせたあと、あらためて腰の辺りで膝立ちになりオレを眺めた。

「相変わらず格好いいね、久御山」
「……おまえにとっていまオレは、久御山なわけ?」
「桜庭さんのこと、気にならないくらいの間柄なんだろ?」
「そんなこと、ひとっ言も言った憶えねえぞ」
「単なる先輩っていうか、友達って言ったじゃん」

── それは……確かに言ったけど……

「…っ……」

複雑な気持ちを余所に、湊の口唇くちびるで覆われ濡れた舌を巻き付けられただけで、カラダ中の血液がその一点に流れ込み、しおれていたはずのモノは湊の熱い口の中でいとも簡単に勃ち上がった。口唇で扱きながら舌先で器用に裏筋を攻め……って、ヤバいヤバい湊ヤバいって!

れる前にイくだろが…」
「……いいよ、出して」

もうこの状況で拒む理由もないんだが、湊が不機嫌な理由も、リュックを放り投げた理由も、唐突にしゃくられてる理由も、何もかもわから…あ…ちょっ……

「みな…っ…」

湊が頭を動かせないように押さえようと伸ばしたはずの腕は、なぜか湊の髪を優しく掴み、そのままオレは湊の顔に腰を押し付け、言葉どおり秒殺されて浅い呼吸を繰り返した。この速さ、新記録なんじゃねえか……

湊はペロッと口唇を舐めたあと、オレの顔を見上げながら「脱がせて」とつぶやいた。ファルセット気味の低く掠れた声……下級生たちに「色気のあるイケボ」と騒がれてただけはあるな……オレが聴いてもゾクッとする。

カラダを起こし、湊を抱き寄せ膝の上に乗せた。カーディガンのボタンを外し、その中に着ているシャツのボタンを外したあと、袖口を掴んで腕を引き抜く。Tシャツを首から抜き取ると、に晒されてない白い肌があらわになり、胸の奥のほうで何かがぎゅっと音を立てた気がした。


「……電気、消さなくていいの?」
「消したいなら消せば?」

消したいわけあるかよ……明るい中で湊の裸体はだかを見ることも早々ないってのに、受験終わるまで、つって二か月近く我慢してたオレの貞淑さなんざもう 一欠ひとかけらも残ってねえわ。

首筋から鎖骨に舌先を這わせ、そのまま胸筋をなぞり小さく尖った乳首に歯を立てると、湊の腰がビクッと跳ねる。何度も見てわかってはいても、この感度の良さには毎回興奮した。慣れるでも飽きるでもなく、清浄無垢な湊が淫らに堕ちて行くさまたかぶり、卑しく求めて来る声に高揚した。

両膝を立て、小さな尻を細く長い指で左右に押し広げ、湊が声を震わせる。

「久御山……めて…」

……オレに吮められ、恥ずかしがることはあっても、嫌がることはなくなった。けど、湊が自分から、しかも素面シラフでそういうことを口にするのって、初めてなんじゃないか…? 心境の変化か、受験勉強の反動か、オレを試したいのか……どういう形にせよこれに桜庭が絡んでるとしたら、いますぐ桜庭を東京湾に沈めに行くんだが。

腰を抱え上げ、はしたなくヒク付かせている小さな窪みに一筋唾液を垂らすと、たったそれだけのことで湊の鳴き声が部屋に響いた。舌先でなでるようにその卑猥な入口を濡らして行く。同時に、湊の淫乱なムスコが垂れ流すヨダレが、湊の腹からしたたり落ちた。

「すげえな、よがり汁…あふれまくってるけど」
「……僕が…平気だとでも…っ…思ってたのか…」
「我慢させてたの、おまえだろ」
「ふ…っ…あ…だから……やめる…あ…」
「セックス解禁? もう我慢するのやめる?」
「……受験…やめる…ん、あ…っ…」
「……は?」


湊の腹から滴る体液が、細く糸を引きながらシーツを濡らし続けた。
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