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番外編 クボタさんの魔物図鑑
クボタさんの魔物図鑑 その1 スライムガブリ
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※これは二章の一話公開後に投稿されたお話です。
なのでクボタさんが下記のような事を喋っています。
一話の次がいきなり番外編?
しかも、俺は闘技場に向かっていたのではなかったのか?
やめてくれ……俺はそういう話題は苦手なんだ……
さっき、自分が何か言っていたような気がするが、どうにも思い出せない。
まあ良いか、きっと夢でも見ていたんだろう。
さて、そんな俺は今。自宅にて魔物メモの書き出しを考えている真っ最中だ。
しかし、普段のように必要に迫られてメモっているワケではない。
と言うのも先日、来訪した客人の誰かにこのメモを読まれてしまったらしく、そしてその誰かさんに推薦された俺へと何とと国から一つの依頼が回って来たのだ。
それは『魔物の生態、特徴等を他の人々にも広く周知させたいので、其方の書いた物を我々にも送付して頂きたい』と言うようなものだった。
勿論、俺はこの依頼を快諾した。
(まあ、今書こうとしているのだから分かるとは思うが)
報酬はしっかりともらえるらしいし、俺自身も魔物についてより詳しくなれる。まさに一石二鳥の副業……
うん、素晴らしい響きだな。
誰かさんに感謝しなければならない。
まあそう言うワケだから、無駄口はここまでにして書き始めるとしよう。
No.20 スライムガブリ
魔獣類シシナシクンピラ科
主な生息地はカムラ地方。
全長3.5m、体重70~100kgだ。
これは体色は淡い青色で、同科目の生物よりもやや大きく丸みを帯びた顔をしているのが特徴の蛇のような魔物だ。
コイツはカムラ地方の中でも奥地よりかは人里に近い場所で発見される事が多い。
と言うのもこのスライムガブリ、人間から見れば充分恐しいサイズではあるのだが。
ただ他の蛇型魔物の中では小さく、非力である。そのため縄張り争いに敗れてしまい、前述したような所でしか生活出来ないような個体も少なくないのだ。
しかし、そこは弱肉強食の世界……文句など垂れている前に餌を集めなければ飢え死にしてしまうだろう。
そんな彼等が取った生存戦略はそこにある物……つまり、〝スライムを食べる〟という方法だった。
体色を似せ、とぐろを巻いて獲物に近付き、同種だと誤認したスライムが追い返そうと攻撃してきた所を横幅のある口で丸呑みにする……まさしく名前通り、スライム捕食に特化した生物だ。
また、長年スライムをそうやって主食にして来たためかコイツは毒にも耐性があり……いや、そればかりか溜め込んでもいるようで。
自身に危険が迫ると、溜め込んでいた体内の毒素を外分泌させて全身を覆い尽くし、それで身を守るのだと言う。
ところでだが。こんな猛毒生物が身近にいて人間達はよく平気で生活できるなぁ、と思った方もいるかもしれない。
しかし、その心配は無用なのだ。
何故ならばスライムガブリは、丸っこくて尚且つ自分に危害を加えようとする者しか捕食しないからだ。
そう、狙いはスライムただ一つなのだ。
と言うか……眼球を少しでも見えにくくして擬態のクオリティを上げるためか、コイツらの目は常に瞬膜という鳥や爬虫類の持つ第三の瞼のような物で覆われており。
それが視界の邪魔をしているので、その他の獲物は取り逃す事が多いのだ。
と、そこからも分かるように……
正確に言えばコイツ、スライムしか狙わないというよりも『スライムしか狙えない』のである。
なのでまあ、我々人間は剃り上げた頭頂部をこれ見よがしにスライムガブリの前で見せびらかすような事でもしなければ、絶対に彼等の餌食になる可能性は無いと断言出来るだろう。
いやむしろ、そんな事をするアホがもしいるのならば、ソイツは一度食われた方が良い……と、俺は思う。
なのでクボタさんが下記のような事を喋っています。
一話の次がいきなり番外編?
しかも、俺は闘技場に向かっていたのではなかったのか?
やめてくれ……俺はそういう話題は苦手なんだ……
さっき、自分が何か言っていたような気がするが、どうにも思い出せない。
まあ良いか、きっと夢でも見ていたんだろう。
さて、そんな俺は今。自宅にて魔物メモの書き出しを考えている真っ最中だ。
しかし、普段のように必要に迫られてメモっているワケではない。
と言うのも先日、来訪した客人の誰かにこのメモを読まれてしまったらしく、そしてその誰かさんに推薦された俺へと何とと国から一つの依頼が回って来たのだ。
それは『魔物の生態、特徴等を他の人々にも広く周知させたいので、其方の書いた物を我々にも送付して頂きたい』と言うようなものだった。
勿論、俺はこの依頼を快諾した。
(まあ、今書こうとしているのだから分かるとは思うが)
報酬はしっかりともらえるらしいし、俺自身も魔物についてより詳しくなれる。まさに一石二鳥の副業……
うん、素晴らしい響きだな。
誰かさんに感謝しなければならない。
まあそう言うワケだから、無駄口はここまでにして書き始めるとしよう。
No.20 スライムガブリ
魔獣類シシナシクンピラ科
主な生息地はカムラ地方。
全長3.5m、体重70~100kgだ。
これは体色は淡い青色で、同科目の生物よりもやや大きく丸みを帯びた顔をしているのが特徴の蛇のような魔物だ。
コイツはカムラ地方の中でも奥地よりかは人里に近い場所で発見される事が多い。
と言うのもこのスライムガブリ、人間から見れば充分恐しいサイズではあるのだが。
ただ他の蛇型魔物の中では小さく、非力である。そのため縄張り争いに敗れてしまい、前述したような所でしか生活出来ないような個体も少なくないのだ。
しかし、そこは弱肉強食の世界……文句など垂れている前に餌を集めなければ飢え死にしてしまうだろう。
そんな彼等が取った生存戦略はそこにある物……つまり、〝スライムを食べる〟という方法だった。
体色を似せ、とぐろを巻いて獲物に近付き、同種だと誤認したスライムが追い返そうと攻撃してきた所を横幅のある口で丸呑みにする……まさしく名前通り、スライム捕食に特化した生物だ。
また、長年スライムをそうやって主食にして来たためかコイツは毒にも耐性があり……いや、そればかりか溜め込んでもいるようで。
自身に危険が迫ると、溜め込んでいた体内の毒素を外分泌させて全身を覆い尽くし、それで身を守るのだと言う。
ところでだが。こんな猛毒生物が身近にいて人間達はよく平気で生活できるなぁ、と思った方もいるかもしれない。
しかし、その心配は無用なのだ。
何故ならばスライムガブリは、丸っこくて尚且つ自分に危害を加えようとする者しか捕食しないからだ。
そう、狙いはスライムただ一つなのだ。
と言うか……眼球を少しでも見えにくくして擬態のクオリティを上げるためか、コイツらの目は常に瞬膜という鳥や爬虫類の持つ第三の瞼のような物で覆われており。
それが視界の邪魔をしているので、その他の獲物は取り逃す事が多いのだ。
と、そこからも分かるように……
正確に言えばコイツ、スライムしか狙わないというよりも『スライムしか狙えない』のである。
なのでまあ、我々人間は剃り上げた頭頂部をこれ見よがしにスライムガブリの前で見せびらかすような事でもしなければ、絶対に彼等の餌食になる可能性は無いと断言出来るだろう。
いやむしろ、そんな事をするアホがもしいるのならば、ソイツは一度食われた方が良い……と、俺は思う。
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